「自動連携がEC事業に与える影響は大きい」私たちがShopifyとオープンロジでEC事業を立ち上げた理由

株式会社丸紅フットウェア

「自動連携がEC事業に与える影響は大きい」私たちがShopifyとオープンロジでEC事業を立ち上げた理由

ECご担当者 様

ECご担当者 様

この記事のPOINT

  • 1

    Shopifyは拡張性が高いだけでなく標準機能のレベルが高い

  • 2

    オープンロジとShopifyが自動連携できることでリソースが大幅に削減可能

  • 3

    EC構築ベンダーを選定するタイミングで物流外注も検討するのがおすすめ

MERRELL」「 FILA」「IFME」の3ブランドのシューズを取り扱う丸紅フットウェア様。数多くの多彩なシューズを取り扱う同社の年商は128億に達し、現在も売上は伸び続けており、事業はますます加速の一途を辿っています。

同社にとって、EC事業を開始するにあたり物流の外注は必須条件でした。

今回は丸紅フットウェアのECご担当者様に、ECプラットフォームとしてShopifyを選択した理由やオープンロジ導入のメリット、そしてこれからの事業展開について詳しくお聞かせいただきました。

直営店舗とECで事業を展開

貴社とブランドについてお聞かせください

丸紅フットウェアと申します。1994年に設立した弊社は親会社が総合商社丸紅であり、グループ企業のひとつに位置しております。丸紅グループの中にはさまざまな会社があるのですが、私たちはグループの中でライフスタイルという消費財の部門に属しており「MERRELL」「 FILA」「IFME」の3ブランドのシューズをメインに取扱い、ホールセールをメインとし直営店舗とECでも販売しています。

倉庫に関しましてはMERRELL」にてオープンロジを使用しており、他ブランドに関しては別倉庫を利用するなど、要所要所で使い分けをしています。

Shopifyは全体的にレベルが高い

ECプラットフォームの中でShopifyを選択した理由は何ですか?

「Shopifyはスモールスタートで本格的なストアを立ち上げられる」ということがECプラットフォームとして選択した大きな理由です。

この度Shopifyを利用して立ち上げた「MERRELL」のECに関しましては、長年toBをメインに販売を行っておりましたが、コロナ禍の影響や昨今のECの急速な成長も鑑みてECをやってみようということになり、昨年8月にローンチしたという経緯があります。

今回ECプラットフォームとして採用したShopifyは、スモールスタートでも本格的なECストアを立ち上げることができるので、この点が弊社にとって大きな魅力でした。

Shopify導入の決め手を教えてください

コスト的な面でミニマムに始められることはもちろんですが「他のECプラットフォームと比べてShopifyは拡張性が高い」ということが導入の決め手となりました。

Shopifyはアプリを入れることで、ストアに欲しい機能を付加することが可能です。必要な機能をいつでも取り入れられるという点は私たちにとって大変魅力的でした。しかし、アプリが豊富であるが故に、どのアプリを導入したら良いのか迷ってしまったり、実際にアプリを導入してもまだまだ完璧に使いこなせていなかったりするという部分があります。これらは弊社の課題として今後クリアしていきたいところです。

また利用前からShopifyは、マーケティングなどの標準装備された機能などの細かい部分が全体的にレベルが高く、ストアを立ち上げる時点からハイクオリティな場所からスタートできるイメージがあったことも導入の決め手のひとつとなっています。

実際に使ってみたところ、まさにイメージ通りなだけでなく、使いやすさも実感することができました。Shopifyはカナダ発のECプラットフォームであり国産のツールではありませんが、その点に関しても特に気になりませんでした。当時、弊社にはEC担当者が誰もいなかったのですが、Shopifyの基本的なクオリティの高さや使いやすさのおかげでスムーズにECを立ち上げられたのだと思います。

オープンロジとShopifyを連携することで
受注データの反映が自動化できる

オープンロジの導入はいつ頃から検討されましたか?

ストア構築時点で導入を検討しておりました。

前提として、まずShopifyでECを構築するにあたりベンダーを探しており、こちらは結果的に飛躍様に依頼することになったのですが、その際、オープンロジとの連携が強いということを知りまして、その流れでご紹介いただいたという経緯があります。

ですので構築ベンダーと物流外注を別々に探していたというわけではなく、構築ベンターと契約した際に物流外注先としてオープンロジが第一候補として上がってきたという形になります。

オープンロジ導入のメリットを教えてください

一番のメリットは「Shopifyと自動連携できる」というところです。

私自身、前職でもEC業務に携わっていたのですが、その時は受注データを委託先の倉庫に合わせて加工するのが当たり前でした。この作業はリソースの負担が大きかったのですが、現在では連携のおかがでその作業は自動的に行われています。

実質負担ゼロで受注データの反映が無加工で自動的に行われるのは、メリットとしてかなり大きいことであると実感しております。

オープンロジ導入前と導入後の印象にギャップはありましたか?

本来物流にかかるはずの工数が、Shopifyの連携によって大幅に削減できていると感じています。逆に言えば、今ではこのように効率化するのが当たり前なのかもしれません。しかし私は前職でアナログに行っていたという経験があるため、比較すると効率が断然違うなという印象を強く受けました。

削減できた分の時間はキャンペーンなどの中長期的な施策や、その他事業に関わる基幹業務に充てることができています。このように単純に手を動かす時間・ルーティンワークとしての時間が短縮できているというのは、EC事業において大きな利点であると思います。

今後オープンロジに期待されることはありますか?

今後、私たちはさらに事業を拡大し売上を5倍10倍と増やしていきたいと考えているのですが、事業を拡大するにあたり、支払方法も現在より充実させていこうと思っています。ですが支払方法の選択肢を増やすことで、必然的に物流の課題が生まれてしまうことが懸念事項です。

現在、弊社ECストアの支払方法としてはクレジットカードやAmazon Payといった即時決済により支払方法のみを採用しています。それにより商品の返品率は平均より低く保てておりますが、仮に代引きやコンビニ支払といった後払い決済を導入する場合、支払が後回しになることが原因でこの返品率が高まる恐れがあります。

オープンロジを利用していることで私たちは物流の自動化を導入できる代わりに、配送キャリアと直接連絡を取ることが叶いません。仮にキャリアと直接繋がっていれば、お客様都合のキャンセル連絡や長期に渡って荷物を受け取ってもらえない時などは、リマインドをダイレクトにいただくことができます。

返品が増えれば、その分処理作業も比例して増加するため、予測できないリソースの負荷も気になる部分のひとつです。ですので、この部分に関しての連携がきちんと取れるよう支払方法を増やす際には、しっかりと打ち合わせをして調整をさせて頂きたく思います。

EC事業にとって
物流外注の与える影響は大きい

これからの事業展開についてお聞かせください

私たちは昨年の8月にECストアでの販売へ本格的にローンチし、今やっと事業が本格的に回り始めたところです。今後はさらに売上を拡大していくと共に注文数も増やしていき、事業規模を全体的に拡大していきたいと考えています。

販売チャネルの拡大にも取り組んでいきます。

また、私たちの扱っているブランドは海外に本社があるだけでなく、世界各国に総合代理店がありますが、日本国内でしか販売していない限定商品もあるため、ゆくゆくはこのような日本限定の商品を海外のお客様にも手に取っていただけるストアの環境を整えようと、中長期的に検討している最中です。

最後に、オープンロジのご利用を検討されている方にメッセージをお願いします

ECに関連する実務をやっている人間から見れば、オープンロジとShopifyが自動連携できることは圧倒的なメリットです。この2つが連携していることで物流にかける工数が一日に何時間もかかるところを0分で済ませられるのは、EC事業においては与える影響が大きいと言えるでしょう。

物流作業を外部に委託することで、浮いたリソースは基幹業務へ充てることができます。規模に関係なく、物流外注はEC事業を立ち上げる前から検討することをおすすめしたいです。

株式会社 丸紅フットウェア:https://www.marubeni-footwear.com/

MERRELL:https://merrell.jp/

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オープンロジについて疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。自社で導入できるかどうかのご相談も可能です。
各種お役立ち資料もご用意していますので、物流の構築を検討中の方はぜひお役立てください。