「社内の物流業務を安心して任せることができた」オープンロジを選択したポイントとは

株式会社TBM

「社内の物流業務を安心して任せることができた」オープンロジを選択したポイントとは

中野 俊男 様 酒井 菜摘 様

中野 俊男 様 酒井 菜摘 様

この記事のPOINT

  • 1

    Shopifyは越境ECの実績が豊富

  • 2

    オープンロジは大量の受注にも対応可能

  • 3

    オープンロジはサービス提供だけでなくサポート体制も充実している

自社で開発されたプラスチックや紙の代替となる新素材である「LIMEX」や、植物由来のプラスチック素材「ポリ乳酸(PLA繊維)」など「サステナブルな素材」を使った商品を販売するECストア「ZAIMA」を運営されている株式会社TBM様。同社は約6000社との取引実績があり、ネクストユニコーン企業として注目されている会社様のひとつです。

以前より、自社ECストアにて商品を販売されていたTBM様ですが、本格的にtoC事業へと力を入れるにあたって課題となったのが、ストア構築と物流でした。

今回は株式会社TBMの中野様と酒井様に、Shopifyを選んだ理由や物流外注のきっかけ、今後の事業展開などを詳しくお聞かせいただきました。

サスティナビリティ分野において
リーディングカンパニーでありたい

貴社やブランドについてご紹介をお願いします

【酒井様】株式会社TBMは2011年にスタートした会社であり、今年でちょうど10周年を迎えます。

弊社の主力事業は石灰石を主原料とした素材「LIMEX」と、使用済みのプラスチックを原料とした素材「CirculeX」の展開です。主力商品はLIMEX製の袋などですが、現在はコロナの影響もあり、植物由来のプラスチック素材「ポリ乳酸(PLA繊維)」で作られたマスクやLIMEX製の抗菌マスクケースが人気を博しています。

起業の起源は、創業者である代表取締役CEO・山﨑が会社立ち上げ前にヨーロッパへと赴いた際、現地の歴史ある建造物に触れたことです。100年以上経つ現在でも当たり前のようにその場に残る建物たちに心を惹かれた山﨑は「私もこのように世界に残り続けるものを作る仕事をしていきたい」と強く思ったそうです。

当時、山﨑は台湾のストーンペーパーの輸入を生業としておりましたが、品質にやや難があり、台湾のメーカーに向けて改善を要求しておりました。しかし、なかなか良い方向に向かわなかったのです。そこで「それなら自分たちで会社を立ち上げて作ってしまおう」と思い立った山﨑は、知人より紹介いただいた日本製紙株式会社・元専務取締役である角と共に株式会社TBMを立ち上げるに至りました。

そのような経緯で設立された弊社は「サスティナビリティ分野においてリーディングカンパニーでありたい」という確固たる目標があります。その目標を遂行するべく、この度立ち上げたのがECストア「ZAIMA」です。

Shopifyには高いカスタマイズ性がある

なぜECという販路を選ばれましたか?

  【酒井様】実は、ZAIMAを立ち上げる以前にも自社でECストアを運営していたという経緯があります。現状よりもさらにtoCへの販売を強化していき事業の幅を拡げていくための戦略として、私たちは思い切って既存の自社ECストアをクローズし、Shopifyへ移行して「ZAIMA」というECストアを新たに立ち上げたのです。

ECプラットフォームとしてShopifyを選択した理由をお聞かせください

 【中野様】大きな理由のひとつは高いカスタマイズ性です。Shopifyは他のどのECプラットフォームと比較しても群を抜いてカスタマイズ性が高いものでした。ECストアをリニューアルするにあたり、柔軟なカスタマイズ性は妥協のできない点でした。

また連携の面でもShopifyは優れていると思います。特に配送部分のシステムは、外注業者とスムーズに自動連携できるのかというところが重要項目でした。

さらにShopifyは「海外販売の実績が豊富にある」ところも魅力でしたね。弊社は国内だけでなく国外もターゲットに据えて事業を行っていきたいと考えているため、グローバル展開の実績がしっかりある部分は、導入にあたり安心できるポイントとなりました。

Shopifyを利用して感じたメリットは何ですか?

【中野様】先ほどお話したカスタマイズ性は実際に使ってみたことで、本当に拡張性の高さを感じることができました。Shopifyにはアプリが豊富にあり、さまざまな機能をストアに付加することが可能です。その中でもデザイン性を補助するものや、クーポンを配信するアプリは大変役に立っております。

弊社の提供する商品の良さを伝えるためには、デザインをイチからこだわって作っていく必要がありました。ストアの運営自体をスムーズに行える環境を作ることも重要ですが、お客様の目に触れる部分を納得いくまでカスタムできるShopifyの拡張性の高さは、大きなメリットであると思います。

半日かかっていた業務が
15分で完結できるように

物流の外注を検討しはじめたきっかけを教えてください

【中野様】物流の課題が顕在化したことが物流外注を検討し始めたきっかけです。

ZAIMAを立ち上げる以前から物流業務のリソースは、結構なキャパシティーを占めておりました。また在庫を保管するスペースも限られており、置けるスペースが無くなりつつあったため、ECストアリニューアル前から物流外注は必須事項でした。

自社で物流業務を行っていた時には、多い日に1日5名ほどのメンバーで商品をピックアップし、封筒に入れ、配送のラベルを貼る、といったことを午後からずっと行うといった状況が発生していました。

昨年6月に私たちの商品がメディアで取り上げて頂いた事があり、そのとき爆発的に受注数が増えた事があり、このときは社内の人員で対応を行いましたが、物量を長期的に自社内で対応するのは難しいと判断し、物流外注の検討を始めました。

物流アウトソーシング先を選ぶ際に重視した点はありますか?

【中野様】3つあります。

1つめはコストです。全体的な費用感で初期費用やランニングコストがどれだけかかるのかというところは重要でした。この部分に関しては実際に導入する前に明確に知っておきたいと思いました。

2つめはShopifyとの連携です。アナログな業務を完全に無くしたかったということもありますが、スムーズに連携することが出来なければ余計な工数がかかるだけでなく、お客様へ商品を届けるまでのリードタイムも多くかかってしまいます。その事態は避けたいところでした。

3つめはサポート体制です。疑問点が出てきた時や万が一のトラブル時など、イレギュラーなことが起こった際にしっかりとサポートしてくれる体制が整っているのかという点は、本格的にECストアを運営していくためには必要不可欠なものでした。

オープンロジを導入されて感じたメリットはありますか?

【中野様】導入前に検品から配送まで全て自社で行っていたのですが、そこを全てオープンロジに依頼できたことによって社内のリソースが大幅に削減されたという点が一番のメリットです。

以前まで社内で半日以上かけて行っていた業務が、今では一人で1日15分程度、配送先エラーなどの確認・修正作業のみで済ませることができています。

また、社内で物流業務を行っていた際に発生していた商品間違いなどの人的ミスが無くなり、大量出庫のときでも確実にお客様へ商品を早く届けることができるようになったことは、物流をアウトソースすることで得られたもうひとつの大きなメリットであると言えます。

実は今回、私は初めて物流業務の担当をすることになったため、正直分からないことも多かったのですが、オープンロジの担当者の方に大変手厚いサポートをしていただいたことでスムーズな導入及び運営ができていると実感しております。導入当初だけでなく、現在に至るまで電話やメールできめ細やかなサポートをしていただけるのは、とてもありがたく助かっております。

オープンロジに期待されることはありますか?

【中野様】現在、私たちはSSサイズの梱包資材をメインとして使用しておりますが、それ以上大きな商品となると次のサイズは60サイズになってしまいます。ですので、その中間的なサイズがひとつまたは複数あると嬉しいです。

また、私たちは環境に配慮した素材を開発し、商品として取り扱っているため、梱包に関してもできる限り無駄のない状態でお客様に提供していきたいと考えております。

実際、お客様からも「箱をなるべく小さくして欲しい」といった要望をいただいているため、この気持ちにお応えできるようになれば、とてもありがたいです。

物流アウトソーシング先として
オープンロジはトータルで満足できる

貴社として今後挑戦されていきたいことはありますか?

【酒井様】私たちの運営しているECストアZAIMAでの主力商品はポリ乳酸(PLA繊維)を使用したマスクですが、今後はポリ乳酸を使ったタオルや靴下など他の製品も展開していきたいと考えています。

またLIMEXを生かした製品も、もっと増やしていきたいです。こちらは現在toBをメインにプロダクトを展開しておりますが、toC領域にも販路をさらに拡げていくために、商品開発などを進めている最中です。

そして海外での販売も視野に入れていく予定です。まだこちらは本格的に稼働しておりませんが、梱包資材は配送など物流の面は、オープンロジと連携して進めていきたいと考えています。

最後にオープンロジの導入を検討されている方へメッセージをお願いします

【中野様】既にShopifyを利用されていて、物流のアウトソーシングを検討されている事業者様は、まずオープンロジへ相談されることをオススメします。

オープンロジでは担当の方から物流業務に対しての改善点を提案してくれたり、不安・疑問点の解決方法や回答などを分かりやすく説明してくれるなど、手厚いサポート体制が整っております。物流の外注を利用していく上で、疑問点をすぐに解決することができ、安心して業務を任せられる環境があることは大きな利点ではないでしょうか。

また、オープンロジでは常にサービスの改善がされています。流れの早いEC業界において最新の物流サービスを取り入れることができる点は重要なポイントでしょう。サービス内容、サポート体制、どの面から見てもオープンロジは物流アウトソーシング先としてトータルで満足できるはずです。

株式会社TBM:https://tb-m.com/limex/
ZAIMA:https://zaima.in/

物流のお悩み、お気軽に
ご相談ください

オープンロジについて疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。自社で導入できるかどうかのご相談も可能です。
各種お役立ち資料もご用意していますので、物流の構築を検討中の方はぜひお役立てください。