イギリスの会社が製作している知育玩具「Morphun」を取り扱っている水谷様。自社サイトだけでなく、AmazonやYahoo!などの大手モールでも商品を販売されています。
ECは副業として始められ、その際、物流も同タイミングで外部に委託されました。
今回は水谷様にECを始めたきっかけや、物流外注をECスタート時のタイミングで決めた理由・メリットなどについて、詳しくお聞かせいただきました。
個人にリーチする場合
必然的にECしか手段がなかった
貴社についてお聞かせください
現在、私はECサイトで「Morphun」というブランドの知育玩具を扱っております。これはイギリスの会社がデザインをしていまして、製造はポーランドでされているものです。
なぜ私が販売を始めたかというと、私は本業でITのコンサルティングをやっており、1989年から1999年までイギリスにいました。当時はコンサルティングの会社に駐在していたのですが、その時にMorphunという会社の商品を扱っている会社の社長と、縁あって仲良くなったのです。
暫く経ってから電話がかかってきて食事を共にすることがあったのですが、話のなかで「日本で売っているんだけどなかなか売れないんだよね」って言う話題が出まして。その流れで「じゃあ手伝おうか」と言って始めたのがMorphun商品の販売です。
弊社は販売チャネルとして保育園や幼稚園向けの卸売のチャネルと、オープンロジなどにお願いしているECサイトのチャネルの2本があります。
卸売の方はほとんど書類のやり取りだけなのですが、実際の輸入業者は別に委託し、コンテナ単位で取引するような形態にしています。
最初は卸売りのみの販売でしたが、ネットでMorphunの商品を検索すると、並行輸入で商品が扱われているのを多く見かけ、実際「幼稚園で使って子供が気に入ったんだけど、どこかで買えないの?」という問い合わせもありました。このことがきっかけで、私はECサイトを立ち上げることを決めました。
ECという手段を選んだ理由は何ですか?
はじめから実店舗を構えるつもりはありませんでした。
先ほど言ったように卸売で販売しているチャネルがあり、そこから小売に卸すつもりはなかったため、個人にリーチするとなると、必然的にECしか手段がありませんでした。
玩具の量販店などの実店舗での販売も一応は検討しました。しかし取引条件や値段の統制が困難だったのです。親会社であるイギリスの本社でも、そういった事はやりたくないという判断でしたので、結果的にECになりました。
ECサイト立ち上げ時には既に物流の外注を決められていたのですか?
そうですね。私は本業が別にあるので、細かい配送の作業等が自分ではできないと思いました。どこかに在庫を預けて配送業務をやって貰う必要があったので、インターネットで色々探していたところ、オープンロジの名前が出てきました。
本業では製造業や卸売業などの、サプライチェーンやロジスティクスのコンサルティングをしています。ですから発送・在庫管理の世界もある程度は知っていました。
物流は通常、固定費などがかかる場合が多いですよね。ですがオープンロジの料金体系は固定費が無く、サイトを拝見したときとても安いと思いました。他の会社さんと比べてもやはり安く、小口のお願いをする分にはある程度小回りが利くのもあって、ECを始めた当初から利用しています。
最初はオープンロジ以外にもヤマトや知り合いの倉庫会社の見積もりを取りました。しかし圧倒的にオープンロジが安かったのです。最初、出庫指示などは管理画面から行っていたのですが、分かりやすいインターフェースで指示も出しやすかったですね。
ネクストエンジンは
複数店舗を一箇所で管理できる
ネクストエンジンの利用を決めた理由を教えてください
オープンロジの利用を始めた時は、実はネクストエンジンとは違うシステムを使っていました。ECのWebサイトから直接注文が入り、そこから料金が決済されて受注に繋がり請求書が作られて、という一連の仕掛けがある他社のシステムを利用していたのです。
しばらくしてからWebサイトと並行してAmazonでも商品を流し始めました。つまりECで2つ店舗を構えたのです。ある日、とある理由でそのシステムが使えなくなる可能性が出てきてしまって……。ですので別のシステムに変える必要が出てきました。
まずはじめに、自社ECを構築するためのプラットフォームを探し始めました。ピンキリでいろいろある中、結果的にShopifyを選択しました。一方でAmazonと自社と2店舗ある状況は在庫管理が統合されていなければ、かなりの労力をかけないと配送品質が低下すると判断しました。そこで複数店舗を一箇所で管理できるネクストエンジンの利用を決断しました。
自動的に出荷指示や在庫バランス・連携機能がオープンロジとされているところも、ネクストエンジン利用の大きな決め手でしたね。
シンプルな仕掛けながらも
きちんとマルチテナントで運営されている
物流のアウトソーシング先を選ぶ時に重視したポイントは何ですか?
コストと使いやすさですね。
私はECを専業でやっているわけではないので、出庫指示や電話などをする時間がありません。ですので、しっかりとした仕掛け・システムがあることが必須条件でした。比較検討した他社ではシステムを持ってますと言っても、アナログなものだったり、設定するのに高い初期費用がかかるなどのハードルがありました。
オープンロジではそういうハードルが一切ありません。もちろん初期設定はやらなければいけなかったのですが、それ以外はハードルが低かったので、オープンロジの利用を決めました。
物流を外注して感じたメリットをお聞かせください
オープンロジについて評価が高かったのは、シンプルな仕掛けでありながら、きちんとオープンにマルチテナントで運営されているところです。これは倉庫内のオペレーションが標準化されていないとできないことでしょう。
私は現在自社サイト、Amazon、Yahoo!の3店舗をネクストエンジンを介してオープンロジのAPIで繋げているのですが、実際、受注があったときに私がやることはほとんどありません。今、発注依頼以外に保管のやり方として、外装箱で入ってきた商品をバラして発送していただいているのですが、そのバラしの指示を時々するくらいです。
ですので実質、普段の手間はゼロに近いですね。これが最大のメリットであると感じています。
オープンロジのサービスは費用対効果が高い
今後貴社で挑戦されていきたいことはありますか?
売上をさらに伸ばしていきたいなと思っています。
現在、集客としてGoogleとFacebookを時々利用しておりますが、広告を出すと対策をしていないときよりもアクセスが増えるのです。アクセスが増えれば比例して売上も伸びます。競争相手が多い分野なので、集客人数をもう一桁くらい上げていきたいですね。
最後にオープンロジの利用を検討されている方にメッセージをお願いします
私はサプライチェーンのコンサル経験があるので、物流が大変だというイメージが元々強くありました。自分でECサイトやるときは、どこかに頼まないとやれないと分かっていたのです。ですから全部セットで一気に準備しました。
一切人と会わずに物流倉庫が立ち上がるというのは、ある意味奇跡的なことかなと考えています。本来、イチから物流倉庫を立ち上げるのは結構大変なことです。
私の個人的な経験からすると、オープンロジはかなりオススメできると言えます。サービスを利用してから誤配送などのトラブルは今のところありません。
ECを運営する方だったら、誰しも物流業務の費用は節約したいと思うでしょう。しかしそこに余計なリソースを使うのであれば、もっと別のこと、例えばプロモーションなどに時間を使った方が事業成長も期待できますし、より効率的なEC運営ができるのではないでしょうか?
仮に自分で出荷していて誤出荷などをしてしまえば、その対応にも多くの時間がかかります。そのようなコストも考えると、オープンロジのサービスは費用対効果が高いと思います。
Morphun:https://www.morphun.jp/
物流のお悩み、お気軽に
ご相談ください
オープンロジについて疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。自社で導入できるかどうかのご相談も可能です。
各種お役立ち資料もご用意していますので、物流の構築を検討中の方はぜひお役立てください。