LINEスタンプでおなじみのウサギのウーを扱うデザイン事務所のNIKUQ WORKS株式会社様。ウサギのウーのLINE公式アカウントの友達数は3万8000人に到達し、その人気ぶりが伺えます。
数々の大手企業とコラボもされていますが、LINEスタンプだけでなくECを活用してオリジナルグッズも販売されています。
今回は、NIKUQ WORKS株式会社の代表であるおおねだ さとこ様に、創業の理由やEC事業を始めたきっかけ、物流の課題や外注に至った経緯などを詳しくお聞かせいただきました。
自分が作ったキャラクターをグッズにして
販売することが長年の夢だった
貴社並びにブランドのご紹介をお願いします
NIKUQ WORKS株式会社のおおねだと申します。弊社はウサギのウーというキャラクターを私が作り、そのキャラクターのために立ち上げた会社です。
もともと子供のころから絵を描くのが好きで、キャラクターを学生時代から創作していました。2001年にウサギのウーというキャラクターを作ってから現在まで活動を続けていて、かれこれ19年くらい経ちます。
2001年当時はSNSがまだ発展しておらず、キャラクターができたと言いましても、公に発表できる場所が少ないものでした。
しかし、自分で作ったキャラクターを有名にしたいという想いは変わらず、そのためにまずは上京し、専門学校に行き、グラフィックデザイナーになりました。新聞、雑誌などの媒体のデザイナーをやりつつ、一時的にキャラクターデザインからは離れていましたが、ウサギのウーというキャラクターをいつか発信できたらいいなとずっと思っておりました。
2010年くらいにTwitterを始め、キャラクターのことを呟いたりなど、オンライン上で細々と活動を開始しました。また、グッズを自作してデザインフェスタに出展したりもしました。2014年にはLINEのクリエイターズスタンプという、個人・法人問わず誰でもスタンプを製作して販売できるサービスが始まり、私はキャラクターを世に広めるチャンスだと思い、すぐに発売を始めました。すると、当時のランキングで7位を記録し、これがきっかけで私の作ったキャラクターが人の目に映り、周知されるようになったと思います。
なので、会社の創立は、ウサギのウーありきで個人事業主から法人にしたという感じです。現在はLINEスタンプ販売の他に、ライセンスやグッズの企画・販売などを中心に行っています。
EC事業をスタートしたきっかけは何ですか?
STORESで販売を始めたのは2013年のことです。
自分が作ったキャラクターをグッズにして販売することが長年の夢でした。しかし人気が無い時点では、実店舗においてもらうのはハードルが高いことは分かっていたので、始めはECを利用しようと決めていました。
デザイン会社で働いていた時代に紙媒体に加えECサイトの案件も増えていき、既に経験や知識がある程度あったので、抵抗感無く始めることができました。
他ECプラットフォームとの比較はされましたか?
他ECプラットフォームにも登録はしたのですが、最初に登録したSTORESでサイトの立ち上げがスムーズに進み、不満な点も特になかったため、STORESに絞りました。
STORESのサイトに最短2分でできると書いてあり、本当にそうなのかなと最初は疑っていましたが、実際利用してみると、オシャレなサイトを簡単に作ることができました。
STORESは簡単にサイトを立ち上げることができるだけでなく、デザインがシンプルなところが魅力でした。私がサイトを立ち上げたときは、シンプルなサイトを作れる場所が少なかったのです。
また、月額費用などのランニングコストが低く抑えられるのもメリットでした。デザイン性・操作性・コスト、全ての面でSTORESは条件を満たしていました。
発送件数が100件を超えると
自分だけではどうにもならなかった
最初自社で物流を行っていたとのことですが、どのような作業をしていましたか?
個人で立ち上げた会社だったので最初は梱包から発送まで全部自分でやっていました。
その時は発送数がそんなに無かったので、できたことかもしれません。
梱包や発送準備など全ての作業が終わった後、追跡番号をSTORESでお客様に送って作業終了という流れでした。最初は一日あたり4~5件と少なかったのですが、それでも作業に慣れていないこともあり、半日使う日もありました。
倉庫サービスを利用を決断したタイミングはいつでしたか?
予約販売・受注生産を始めたタイミングです。
徐々にキャラクターが認知され始め、新商品を出した時などにたくさんの注文が入るようになったので、そのときは外注スタッフに手伝って貰って丸一日物流作業を行っていました。
最初のうちはなんとか乗り越えられた物流業務ですが、次第に売上が伸びていき、販売個数も増えたことで、発送作業に割く時間が増えていきました。
キャラクターを世に広めたいし、お客様にグッズを届けたい。けれど、いつの間にか物流がネックとなり身動きが取れないような状況になっていました。そこでSTORESの倉庫サービスの利用を検討し始めたのです。
以前からSTORESに倉庫サービスがあることは知っていたのですが、高そうだし、自分でやろうと思えばできるし……と思っていたのです。しかし、発送件数が100件を超え始めたころから通常の業務をかなり圧迫するようになり、もう自分だけではどうにもならなかったため、思い切って倉庫サービスの利用を決断しました。
発送作業はスマホで対応可能
倉庫サービスを利用するにあたって不安はありましたか?
不安点は利用量によるコストの増加です。
また、倉庫に預けたり発送依頼したりと、業務が複雑になることも懸念していました。
実際に倉庫サービスを利用してみていかがでしたか?
コストの増加はもちろんありましたが、それ以上に、安心して発送業務を任せることができるようになったことで、驚くくらいに今まで費やしていたリソースを減らすことができ、大変満足しています。
不安視していた「業務が複雑になること」も、逆にとてもシンプルになりました。
倉庫に入庫した後は発送依頼を選択し、数クリックで伝票番号を含めた発送完了メールを送ることができるので、本当に便利です。
現在物流にかけている時間はどのくらいになりましたか?
「売れました」というメールが来て、内容を確認して、STORESのサイトに行って発送ボタンを押すくらいなので、1~2分程度しかかかっていません。
しかも発送作業はスマホでできるので、移動中など空き時間にでも対応可能になりました。パソコンに向かわなくても良いのは助かっています。
他にも、お客様が入力された住所が間違っていたらエラーが出て知らせてくれるのがとても良いです。注文時に住所が間違って入力されていることが結構あるので助かっています。自分で発送業務をやっていた頃はその間違いに気付けず、そのまま送付してしまい、後で間違いに気付くということもありました。
また、検品も丁寧に行ってくださるのもありがたいです。自分でも気づけなかった商品の細かい汚れなど、私やお客様でさえ気付かないようなちょっとしたことでも気付いてくれるので、信頼できると思いました。
STORESの倉庫サービスは
予約商品との相性が抜群
貴社の今後の事業展開についてお聞かせください
3つ挑戦したいことがあります。
1つめは実店舗の販売を拡大していくことです。
以前LINEさん主導の下、ロフトで販売をして貰ったことがあったのですが、そのときはあまり売上が振るわなかったのです。今は他で実店舗の販売をして頂いているんですが、さらに店舗数を増やしていき、ECだけではない、キャラクターが露出する場を増やしたいです。
2つめはウサギのウーをガチャガチャ(カプセルトイ)の商品にすることです。
これは私の昔から抱いている夢のひとつなので、実現させたいです。
3つめは台湾を対象国とした越境ECへの挑戦です。
私のキャラクターは台湾にファンがいてくださり、この国へスムーズに出荷することができたらいいなと考えています。 現在SNSで台湾の人からメッセージをもらうことが多く、商品を購入したいと要望を頂くことが多く、とても嬉しく思っています。
倉庫サービスのご利用を検討されている方にメッセージをお願いします
STORESの倉庫サービスは予約商品と相性がいいと思います。
予約商品は発送時期が決まっているので、一気に発送の量が増します。その時だけでも倉庫サービスを利用すると良いのではないかと思っています。
STORESの場合、導入費がかからないので、利用したい時だけ使ってかかった分だけ実費を払えば良いので、余計なコストもかかりません。
私のサイトでは予約商品をいくつか扱っているので、本当に重宝しています。
商品は業者から直接倉庫へ送ることも可能なので、一度自宅に商品を受ける必要がないのもメリットのひとつです。在庫を抱えることなくお客様の元に商品を届けることができ、検品も丁寧にやってくれるので、安心してECでの予約販売ができるようになりました。
ランニングコストがかからずスポット利用ができるところは、STORES倉庫サービスの一番の魅力だと思います。
物流のお悩み、お気軽に
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オープンロジについて疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。自社で導入できるかどうかのご相談も可能です。
各種お役立ち資料もご用意していますので、物流の構築を検討中の方はぜひお役立てください。