Shopify plusとは|プランの詳細や機能、メリットやハードルについてご紹介

2020年10月7日

Shopify plusとは|プランの詳細や機能、メリットやハードルについてご紹介

EC事業を始める際、Shopifyを選択肢に入れる事業者様は多くいます。Shopifyについてのリサーチを深めていくと、Shopify plusというプランにたどり着いた人も多いのではないでしょうか。Shopify plusには通常プランにはない機能や魅力がたくさんあります。

今回はShopify plusについて、プランの詳細や利用できる機能、メリットやハードルについて詳しくご紹介します。EC事業をスタート・またはリプレイスするときの参考にしてください。

Shopify plusの詳細

ここではShopify plusの概要について解説します。

 

Shopify plusとは|Shopifyの最上位プラン

Shopify plusとは、Shopifyが提供する通常のプランよりも更にサービスや機能が充実したいわゆる最上位プランです。

通常のShopifyのプランはベーシックプラン29米ドル~とリーズナブルな価格帯のプランから用意されており、小規模から中規模の事業者まで幅広いユーザーが利用可能です。またサービス内容もEC事業が初めての事業者でも気軽にチャレンジできる仕様が整えられており、スムーズにECをスタートさせることができます。

一方Shopify plusはエンタープライズ、つまり大規模の事業者がメインターゲットとして据えられています。Shopifyの通常プランでもEC事業はスタート可能です。しかし大規模になるほどにサーバーの負荷や人員の強化、サービス内容の充実など通常プランではカバーしきれない規模の対策が必要になってきます。

Shopify plusは、これらのエンタープライズならではの課題を解決できる機能を数多く有していることが、通常のShopifyプランとの大きな違いと言えます。

 

Shopify plusの料金

Shopify plusの利用に関して最も気になるポイントが料金でしょう。Shopify plusの料金はそのサービス内容に比例して月額使用料は2,000米ドル~と、通常のShopify料金(プレミアムプラン299米ドル~)よりもかなり高く設定されていることが分かります。

しかし手数料は日本のオンラインクレジットカード取引手数料3.15%、海外/AMEXのオンラインクレジットカード手数料3.75%、Shopifyペイメントの取引手数料無料、Shopifyペイメント以外の決済サービス追加料金0.15%と、Shopifyの通常プランのどれよりも安く設定されています。

ECの規模が大規模になるほど嵩むのが手数料です。この設定から見てもShopify plusはエンタープライズ向けのプランであると言えるでしょう。

関連記事:Shopifyの手数料とは|気になるShopify手数料の詳細や決済方法など詳しくご紹介

Shopify plusだけの機能

Shopify plusには通常プランにはない機能が備わっています。

 

スタッフアカウント数に制限なく利用可能

ECの運営をしていると規模が拡大していくにつれてストアの管理業務につくメンバーが増えていきます。ひとつのアカウントで管理している会社もありますが、大規模になると受注や発送以外にサイトの管理や更新など、並行してさまざまな作業をしなければいけないことも増えてくるでしょう。そんな時にアカウント作成に制限があっては、作業に支障をきたしてしまう恐れがあります。

Shopify plusでは、スタッフアカウントを数に制限なく作成し利用することが可能です。EC運営に携わるスタッフそれぞれにアカウントを付与しておけば、同時に複数の作業をすることが可能になり、他のメンバーの作業を滞らせる心配がありません。スタッフアカウントが無制限なことは、無駄なリソースを削り効率の良い運営をすることにも繋がります。

 

無制限にカスタマイズ可能なサイトデザイン

Shopifyはカスタマイズ性の高さも人気のひとつです。しかし通常プランではカスタム出来ない部分も一部あり、フルカスタマイズできるわけではありません。Shopify plusでは、通常のShopifyのプランではカスタマイズできないチェックアウトページのカスタマイズも可能です。

チェックアウトページがアンロックされることにより、住所入力フォームに新たな項目を追加したり、配送先の国によって詳細項目をカスタマイズすることができるようになります。広く、多くの消費者へ販売を行うエンタープライズの事業者にとって、細部までデザインや項目にこだわれることは大きなメリットであると言えるでしょう。

 

Launchpadの利用で時限設定もできる

Shopifyの通常プランでも、商品の変更やブログの更新など一部では時間の予約設定が可能です。しかし同時に商品価格を変更したり、元に戻すなどの時限設定はできません。

Shopify plusでは一定の期間を設定してサイトのデザイン・価格・バナーなどを変更することが可能になります。手動で切り替える必要がないためスムーズに切替ができるので、自社独自のセールやキャンペーンを開催するときに大いに役立つでしょう。

小規模のECなら手動でも消費者を混乱させることは少ないかもしれません。しかし大規模になり知名度や人気が上がれば手動での作業では限界があります。また同時に注文が殺到すれば予期せぬエラーが起こりうることも想定していなければいけません。

事前にセールやキャンペーンのページを用意しておけることで、他の部分にしっかりとリソースを割く事ができるだけでなく、運営スタッフの心にも余裕が生まれ余計なミスの発生を抑止することにも繋がります。

またLaunchpadが利用できることで事前に商品購入ページにロックをかけることも可能です。先に商品を閲覧できる状態にしておくことで、消費者の期待を高めることもできるでしょう。

通常のShopifyにはない機能が付加されていることにより、制限があってはできないストアの施策を打つことが可能です。これにより更なる売上が望め、事業拡大も期待できるでしょう。

 

拡張機能がさらに充実

Shopifyの通常プランでは利用できるAPIが制限されています。一方Shopify plusではAPIの制限が解除されるだけでなく、通常プランよりもや約5倍の容量・データ処理速度も同等のスペックを確保することが可能になります。

それだけでなくShopify plusでは専用のAPIを利用することができます。関連商品を商品ページ内に表示させる機能であるProduct Recommendationsや、Shopifyストアを別のストアを同じメールアドレスを利用して行き来可能にさせるMultipass/single sign-on and userなど、Shopify plus専用のAPIの呼び出しが利用可能になるため、更なる機能の拡張が望めます。

またShopify plusではShopifyストアを1アカウントで10個まで立ち上げることが可能です。大規模だからこそ幅広いジャンル・スタイルに応じたストアの立ち上げが求められることもあるでしょう。いちいち別アカウントを作るのは効率的ではありません。1アカウントで複数のストアを立ち上げられることで管理を統一し効率アップを図れるだけでなく事業事業拡大の一助ともなるでしょう。

 

専用アプリ「Shopify Flow」での業務自動化

Shopify plusでは専用のアプリ「Shopify Flow」によって運営業務の自動化を図ることも可能です。Shopify通常プランでは叶わなかった特定商品の注文を受けたときにのみ通知を受け取ることや、顧客を指定してタグ付けをし管理することなど、更なる細かいカスタマイズを可能にし、アプリで簡単な設定をするだけで業務を自動化することができるのです。

大規模の事業だからこそ、顧客一人一人、商品ひとつにしっかりと気を回さなければなりません。ひとつの綻びが大きなトラブルに繋がります。大規模ならではの課題に対応できる専用アプリがあるのは、Shopify plusのメリットのひとつです。

 

Googleタグマネージャーの利用

通常プランでは制限されていたGoogleタグマネージャーがShopify plusでは利用可能です。ストアへの流入や広告などのシステムにGoogleのものを利用している事業者様は多いのではないでしょうか。Shopify plusではこれらの機能を一括で管理すること後できるGoogleタグマネージャーを利用することができます。

機能を一元管理できるため、いちいちその機能にログインを繰り返す必要がありません。

大規模なECでは顧客の流入や広告での集客などは必須業務です。その業務ツールを一挙に管理できる体制が簡単に構築できるのもShopify plusならではの利点です。

Shopify plusのメリット・ハードル

ここではShopify plusのメリットとハードルをご紹介します。

 

メリット1:大量の注文にも対応可能なインフラ環境がある

Shopify plusのメリット1は、大量の注文にも対応可能なインフラ環境があることです。

大規模なECでは一度に大量の注文が同時に入ってくる場面も想定できます。特にセールやイベントがあるときには、一気にお客様がストアに集中するため余裕のあるインフラ環境が整っていることが必須です。

Shopify plusでは1分の間に1万回以上の決済を処理できるインフラが完備されています。小規模から始めたEC事業だけれど、アクセスが集中してしまって処理スピードが遅くなってしまったり、サーバーがダウンしてしまえばその分消費者は購入せずに離れていってしまいます。

カゴ落ちを防ぐためにもインフラ環境の強化は必須です。Shopify plusでははじめからしっかりとしたインフラ環境が整っているので安心してECに取り組むことができます。

 

メリット2:24時間サポート体制が整っている

Shopify plusのメリット2は、24時間サポート体制が整っていることです。

EC事業を運営していると、いつどのような問題や疑問点が発生するか分かりません。自分たちで解決できる問題であれば良いですが、難しい場合は他者の助けが必要です。そんな時すぐにサポートしてくれる体制がShopify plusには用意されています。

Shopify plusでは24時間いつでも問い合わせが可能です。トラブルの発生は時間が読めず、ストアの変更はユーザーのアクセスが少ない時間帯に行う事業者様も多いでしょう。真夜中や早朝など、いつでも24時間サポートが受けられる環境は嬉しいポイントです。

また、Shopify plusを利用すると専任の担当者がついてくれます。Shopify plusの利用方法の詳細や自社に合った機能。使い方を教えてくれることはもちろん、ECの運営戦略のアドバイスも受けることが可能です。大規模にECを展開したいけれど、EC事業自体は初めてのエンタープライズ企業でも、安心してECを開始することができるでしょう。

 

ハードル1:通常プランに比べてコストがとても高い

Shopify plusのハードルは、通常プランに比べてコストがとても高いことです。

先述した通り、月額利用料が2000米ドルなことに加え、最低契約期間は12カ月からと決まっています。そのため大きな予算を組めるだけの余裕がなければ、Shopify plusの利用は難しいでしょう。

しかしShopify plusにはそれだけのコストをかけても申し分ないサービスと、クオリティの高いストア開設・運営ができるサポート体制が充分に整っています。クリアしなければいけないコストは高いですが、その分得られるメリットも十二分にあるプランですので、慎重かつ先を見据えた検討をする値があると言えます。

Shopify plusの利用に向いているEC事業者とは|中~大規模の事業者

では実際どのような事業者がShopify plusの利用に適しているのでしょうか。ここではShopify plusに向いているEC事業者について解説します。

 

EC事業に本格的に参入を考えている中~大規模の事業者

Shopify plusはEC事業に本格的な参入を考えていることはもちろんですが、小規模ではなあく中~大規模な展開を想定しており、はじめからその規模感でスタートを切ることのできる事業者様におすすめのサービス内容と言えます。

Shopify plusは通常のShopifyのプランよりもさらにカスタマイズ性が高く、自社のブランドイメージを全面に出してECを立ち上げることが可能です。サポートも充実しているためノウハウも事業成長と共に培っていくことができるはずです。

すでに人気商品を抱えている、または多くの消費者からのニーズがあることが確実に想定される場合はShopify plusの利用に向いています。他のプランと比較しながら慎重かつ前向きに検討をしてみましょう。

小規模でもEC事業に本気で挑みたい事業者様は多くいます。しかしスモールスタートをするにはShopify plusの選択はやや早計かもしれません。Shopify plusはコストの面だけでなく、サービス内容もエンタープライズ向けに考えられているため、小規模の事業者様が利用するとサービスを持てあましてしまう可能性があります。

まずはじめはShopifyの通常プランの中から自社の規模感に合うものを選定し、サービス内容に不足が出てくることが予想されるくらいの事業規模になってきてからShopify plusに移行を考えるのもおすすめです。

 

すでにEC事業を複数ブランドで展開し、カートの切り替えを検討している事業者

現時点で既に複数のECサイトを運営している事業者様もいるでしょう。複数のブランドを展開する場合、それぞれのジャンルを分別するためにもカートを分ける必要があります。また同時に管理やアカウントもその数だけ作らなければいけません。

別々のアカウントがあることで管理や運営が手間になり、大幅なリソースを消費してしまっていることが課題になっている事業者様もいるのではないでしょうか。

Shopify plusでは1アカウントで最大10ストアを作成することが可能です。ひとつのアカウントに集約することで管理の手間が省け、大幅なリソースの軽減が期待できます。さらにECプラットフォームやモールはそれぞれルールが異なりますが、Shopify plusで全てのストアを管理する体制を整えれば、ひとつのルール下で運営できるため余計な知識を入れる必要がありません。

現在複数のECサイトを運営しておりカートの切替を検討している事業者様は、Shopify plusへの移行はおすすめできると言えます。

大規模にEC事業を展開していくならShopify plusの利用を検討しよう

ECをスタートさせるときの規模はスモールからエンタープライズまでさまざまです。ECの始め方はたくさんの種類・方法がありますが、自社に合ったものを選択することが重要です。まずは自社がどの程度の規模でECをはじめようとしているのか、ターゲットは国内か国外か、ECに割く事のできる予算・人員はどのくらいかなど、詳細をきちんと煮詰めるところから始めましょう。

Shopify plusは通常のShopifyプランよりもエンタープライズ向けに特化したサービスとシステムが用意されています。ECは大規模になるほどコスト・手間・リソースが必要になってくる事業です。余計なコストを省くことは重要ですが、かけなければいけないところには躊躇せずにコストをかけることも大切です。

なお物流はECにおいて売上に直結するとも言われる業務のひとつです。自社で賄うことができればそれに越したことはありませんが、他の基幹業務に人員を割くと疎かになってしまう業務のひとつでもあります。

ECの運営に集中するためにも物流業務は外部に委託することをおすすめします。弊社オープンロジでは物流の自動化が可能です。またShopifyとのAPI連携も完備しているため、物流業務のリソースを大幅に軽減できるでしょう。物流外注を検討するときにはぜひオープンロジも選択肢に入れてみてください。

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