EC・ネットショップの運営が軌道に乗り、経営の規模が大きくなるにつれて課題となるのが発送業務です。発送業務の量が増えることでほかの業務に手が回らなくなり、発送代行サービスの導入を検討する事業者様も多いかと思います。
今回は、発送代行サービスについて、料金内訳や相場、利用までの流れをご紹介します。
目次
発送代行をお探しならオープンロジへ
弊社は全国に倉庫ネットワークを所有する、物流フルフィルメントプラットフォームを運営しております。全国の倉庫をネットワーク化することで、EC事業者様に拡張性と柔軟性の高いフルフィルメントサービスを提供しており、「フィジカル・インターネット」という次世代の物流インフラの実現にチャレンジしています。
オープンロジの特徴
①初期固定費ゼロの従量課金
②連携するだけ自動出荷
③多様な商品ジャンル、ニーズに対応
>>発送代行をお探しの事業者様は、ぜひお気軽にご相談ください
発送代行とは?
発送代行とはEC販売などで発生する物流業務を、専門業者に委託することを指します。
EC事業の規模が小さいうちはスムーズにいく発送業務も、売上が上昇し事業規模が拡大していくと必然的に発送作業も比重が重くなります。発送代行サービスはそんな物流業務を一括で委託することにより、手間や時間を削減できます。
発送代行サービスの3つのメリット
発送代行サービスは、発送業務に懸念を持っている事業者様の悩みを解決します。ここでは発送代行サービスの大きなメリットである「ラク、安い、高品質」なポイントについて解説します。
1. 「手間も時間」もかかる発送作業から開放
発送作業は想像以上に時間と手間がかかります。下記の例のようにかける工数は複数にわたり、一日の中で半分は発送作業をしているという事業者様も多いのではないでしょうか?
- 在庫の管理・商品の梱包
- 伝票の作成
- 配送業者の手配
発送代行は、そんな日々の面倒な作業を、プロに安心しておまかせできます。発送業務は委託で効率化し、売上を伸ばすための基幹業務に集中できます
2.「少ないコスト」ですぐにスタートできる
「発送代行には、かなりの初期費用がかかるのではないか…」「導入に数ヶ月かかるらしく、先送りに…」
このように発送代行には、「初期コスト」と「導入のスピード感」に懸念を持ち、選定を先送りにする事業者様もいらっしゃいます。
ですが、発送代行業者の中には、初期固定費がかからなく、導入も1週間ほどで可能なサービスもあります。導入を迷われている事業者様は、一度発送代行業者にコスト見積もりを依頼した上で、検討するのもおすすめです。
3.「配送ミス」を減少できる
商品の誤配送や破損は、EC事業者にとって避けたいトラブルです。お客様のクレームにも繋がり、ミスが多ければ売上低下にも繋がってしまいます。
事業が小規模な時は全ての業務に目が行き届くため、誤発送などの人的ミスは起こりにくいです。しかし業務が拡大していけば比例してミスも増えがちです。発送代行は、物流業務を専門に行なっているプロに任せるため、自社での発送よりも各段にミスを減らせるでしょう。
発送代行サービスの委託内容・料金の内訳
発送代行サービスの料金相場を理解するにあたって、押さえておきたいのが「サービスのどの部分に料金が発生するのか」です。企業によって内訳は様々ですが、ここでは代表的な6つの料金内訳について解説します。
1. 基本費用(初期、固定費)
発送代行サービスを利用するにあたって初期費用や、定額的に発生する費用です。企業によっては初期固定費無料で提供しているサービスもあります。
2. 入庫費
商品を保管するために倉庫で荷受けをすることを「入庫」といいます。商品が届いた際に、倉庫側で受け取る作業に対しての費用を指します。
3. 検品費
入庫の際、数量やカラー、傷がないかなど商品の状態や個数を確認する「検品」に対してかかる費用です。商品の個数に対して費用を割り出します。
4. 保管費
検品後、商品を所定の場所に収める「棚入れ」をし、保管します。保管費には「坪単価」と「商品単価」の2種類の費用形態があります。
- 坪単価:倉庫の坪数(=倉庫のスペースの単位)の利用単位をもとに割り出す
- 商品単価:商品の保管個数ごとに、単価をかけ合わせる
5. 梱包費・流通加工費
商品をピッキング(=保管場所から商品をピックすること)した後、梱包し、発送準備にかかる費用です。梱包の際、流通加工が必要な場合は、個別の対応は受け付けていない倉庫もあるのでしっかり確認しましょう。流通加工の内容は以下のようなものが挙げられます。
- 特別な資材で飾り付ける「ラッピング」
- 複数のパーツを組み合わせる「セット組」
- オリジナルデザインの資材で梱包する「独自資材」
- 商品の箱の上から「熨斗付け」
- 値札やバーコードの「貼り付け」
6. 配送費
商品をお客様にお届けするための配送費用です。発送代行サービスの料金は、運送会社と契約した料金に基づいて、料金設定がされています。発送代行業者によっては全国一律料金を設定しているところもありますが、近年では配送料が値上がりしているため少なくなっています。
発送代行の料金相場
発送代行の料金は、固定費用としてかかる「基本料金(月額費用)」物量によって異なる「変動費」の合計で算出されます。
発送代行を承っている会社によって初期費用が無料だったり、基本料金が高めだったりと、価格設定は異なります。以下表は発送代行サービスの平均と弊社の物流サービス「オープンロジ」との比較表です。
内訳 | 他社平均 | オープンロジ | |
基本費用 | システム料 | 1~3万 | 無料 |
事務手続き料 | 1~3万 | ||
変動費 | 保管費 | 1坪:4,500円~7,000円 | 1個:1日/円 |
入庫費 | 16~40円 | 18円 | |
検品費 | 10~30円 | 無料 | |
梱包費 | 150~400円 | 無料 | |
配送費 | 500~1,000円 | 700円 |
※上記の費用内訳は60サイズの場合
オープンロジでは初期固定費無料の従量課金制です。固定費がかからなく、使った分だけの請求となるため、発送代行のコストの無駄をなくせます。
>>サービスや料金がわかる!オープンロジへの資料請求はこちら
発送代行を利用するまで流れ
発送代行サービスは、選定〜稼働開始まで数ヶ月に及ぶ準備が必要となってきます。選定時に気をつけたいポイントについて解説しながら、手順について説明します。
1. 発送代行会社へ問い合わせ
まずは気になる発送代行業者に問い合わせをし、打ち合わせを設定しましょう。打ち合わせまでに以下の点をまとめておくと、双方でスムーズなコミュニケーションが取れるでしょう。
- 現在、今後の見込みの月間発送件数
- 商品の大きさ(発送サイズ)
- 梱包の際の流通加工(ラッピングやチラシ同封など)
また、問い合わせは1社だけでなく複数社と連絡を取るのがおすすめです。料金やサービス内容を比較して判断ができます。
2.打ち合わせで見積もりを確認
打ち合わせでは、自社の物流状況、依頼したい業務について伝えた上で、料金やサービス内容を確認しましょう。サービス内容では以下の点について確認することで、他社と比較しながら検討できます。
- ショップと連携して自動出荷できるか
- 流通加工への対応(オリジナル梱包資材、ラベル貼りなど)
- 売上拡大時、対応可能なキャパシティ
- 配送リードタイム(注文→商品がお客様に届くまでの時間)
- 配送ミスの割合、防止への取り組み
3.複数社と内容・料金を比較
目星を付けたサービスとの打ち合わせをしたら、「サービス内容、料金、ショップとの連携性」の3点を比較した上で自社の発送代行はどのサービスを選択すべき検討しましょう
①サービス内容
サービス内容で確認したい点は2つあります。「対応可能作業」「物流品質」です。
「対応可能作業」とは、商品の保管や梱包時に依頼したい要件に対して、対応可能な設備や受け入れ体制が整っているかなど「どこまで対応できるか」のことを指します。海外配送や冷凍保管など、自社での理想の物流網をイメージした上で、対応可否をしっかり確認しましょう。
「物流品質」とは、配送リードタイムは何日か、配送は丁寧な梱包であるか、誤配送はどの頻度で発生するかなど物流自体の品質を指します。物流品質はお客様の満足度を下げないためにも重要なチェックポイントです。
②料金
物流業界の料金形態は様々で、自社の物流状況によって最適な料金プランが異なります。以下で、料金形態を加味した上で意識したい3ポイントについて確認してみて下さい。
【保管の料金換算は坪単価か、数量単価か】
商品在庫を所定の場所で管理する「保管料」は、料金単価の換算方法が「坪単価」か「数量単価」と大きく2種類あります。どちらの保管形態が良いかは、商品や出荷量によって異なるので、委託を検討している発送代行会社がどの費用形態を採用しているのか、確認しましょう。
【料金とサービス内容のバランスはどうであるか】
単に「料金が安いから」のみで会社を決めてしまうと、物流品質への課題により再度発送代行会社の変更を検討するということも発生してしまうかもしれません。①で確認した「対応可能作業」「物流品質」に対してどこまで理想の物流網にできるか踏まえた上で、料金とのバランスを加味して判断しましょう。
【初期、固定費は発生するか否か】
発送代行サービスの中には、初期費用や固定費が発生しない会社もあります。「継続的な利用はサービスを使ってみてから考えたい」「シーズンによって売れ行きが異なるため、月額固定費の出費は避けたい」など考えている場合は、初期固定費が発生しない会社を選択するのがおすすめです。
③ショップとの連携性
自社が商品を販売するショップと検討している発送代行サービスがどのくらい連携可能かも確認したいポイントです。運営人数が少ない事業者や発送件数が多い会社であれば、発送業務を極力自動化できるサービスを選択するのがおすすめです。自社の販売ショップと連携できるか否か、どの程度連携が可能か、などを確認するようにしましょう。
- 自社の利用している「ショップと連携」できるか
- 「注文情報の連携方法」はCSVアップか、自動で取り込みか
- キャンセルやお届け日時指定など「どこまで連携できるか」
4.契約締結、稼働スタート
委託会社を決め契約を締結したら、商品を倉庫に入庫しいよいよ稼働スタートです。問題なく稼働しているか発送代行会社と確認しながら、運用していきましょう。
また、商品を実際に購入する、購入体験を実施してみるのもおすすめです。商品が届くまでにどのくらいかかったか、梱包状態はどのような状態だったか、サンクスメールの印象はどうであるか、など実際に流れを体験することで、改善ポイントが判明することもあります。
オープンロジならすぐに従量課金でスタート可能!
ここからは、発送代行会社をお探しの事業者様におすすめな「オープンロジ」のサービスについてご紹介します。オープンロジでは、ECサイト、ネットショップで発生する一連の物流業務をすべて自動化することができるサービスを提供しています。
従量課金で初期固定費ゼロ
オープンロジでは。固定費なしの従量課金制を採用しています。シーズンで売れ行きが異なる事業者や、初期費用を抑えてスタートしたい事業者におすすめです。
最短1週間で稼働スタート
オープンロジでは、発送代行業務をすぐに委託したい事業者様にもおすすめです。オープンロジアカウントを作成後、審査が通ればすぐに利用可能です。お問い合わせ後、アカウント作成の案内をさせて頂きますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせ下さい。
利用手順:お問い合わせ→アカウント作成→利用開始
ショップ連携機能で自動出荷を実現
オープンロジでは、ShopifyやAmazonなどの各種販売モール・カートと自動連携が可能です。注文後自動で注文情報が倉庫に連携されるので、手間なくすぐに発送指示ができます。
事業成長後も物流パートナーとしてサポート
オープンロジでは「成長を支える物流パートナー」を目指しています。個社ごとに最適な物流網を構築できるような機能や倉庫改善を日々アップデートしております。
- 事業成長後のキャパシティ対応
- 専用サポーターによる物流網の改善提案
- 新規顧客やリピーターごとに同梱物を分ける機能
- 倉庫のシステム化による物流品質の向上
ぜひ発送代行サービスを検討中でしたら、一度お気軽にお問い合わせください。