ECカートシステムおすすめ7社を徹底比較!種類や選び方についても解説

openlogi2023年12月14日  
openlogi2020年10月1日

ECカートシステムおすすめ7社を徹底比較!種類や選び方についても解説

EC事業を検討している方が調べていく中で、出てくるのが「ECカート」の選定です。

一つにECカートといっても種類は多種多様で、事業の形態や規模、そして今後の計画によって全く選択のポイントは異なります。
今回は、これからEC事業を始めようとされている方や現在ECカートを探している方たちに対して、ECカートの詳細やメリットやデメリットなどをこの記事でご紹介していきます。

ECカートの概要

 

ECカートとは|ECサイトでの商品販売に必要なシステム

ECカートとは、ECサイトで商品を販売するときに必要なシステムソフトウェアを指す言葉です。

具体的に言うと、商品を購入しようとするときに、「カートに入れる」ボタンを押すと、商品がカートに入れることができ、その後カートに入れた商品の購入手続きができますが、そのシステムを担っているのがこのECカートです。他にも「ショッピングカート」や「カートシステム」「カートASP」などと呼ばれることもあります。

つまり、ECサイトを運営する上でECカートは、必要不可欠な機能なのです。

ECカートの機能

具体的なECカートの機能ですが、実際お客様が購入するときの流れに沿ってご説明すると下記のようになります。

①商品購入ページに情報や画像を表示する
②購入したい商品を「カート」に入れ、記録する
③配送先住所や配送方法、決済方法を指定する
④決済手続きを行う
⑤お客様情報や販売情報の管理・分析機能
⑥お客様へのフォロー連絡機能(注文確認メールなど)

機能を詳しくご説明すると①は、ECカートの「入り口」を作るスタート地点になります。販売者側が商品の詳細や値段や商品写真を登録するだけではなく、サイト上のデザインの設定します。そのような手順で、インターネット上にECサイトを開設することができます。

②は「カート」という名の通り、購入前に買い物かごに入れるための機能です。しかしただカートに入れるだけでなく、ECサイトでまだ買うかどうか悩んでいる時に、一旦商品を「お気に入り登録」をしたりすることがありますよね。これもこの②の記録する機能に該当します。

③は、個人情報等を入力してもらうページです。そのため、通信を暗号化するSSL化など、セキュリティ面が安全なのかは念入りに確認しましょう。各サービスから提供されているカートは、ある程度セキュリティが担保されています。しかしオープンソース型のECカートで一から構築する場合は、セキュリティも自社で設定する必要があります。情報が漏れると自社の信用に大きく傷がつくので、しっかりとした対策を行いましょう。

また入力漏れを防止したり、郵便番号の住所自動入力に対応できるEFO(エントリーフォーム最適化)対策も、この個人情報を入力するページで活躍する機能です。③の入力画面は、お客様にとってストレスを感じやすく、一定数の方がサイトを離脱してしまう箇所でもあります。スムーズに購入まで進んでもらえるよう、有効な機能を設置しましょう。

④は、お金を支払ってもらうための機能です。決済手続きで注意すべきなのは、ECカートによって対応している決済代行会社が違うことです。現在はECカートそのものの機能の一つとして、決済機能もあらかじめ包括しているものもありますが、ECカートによっては、別途決済代行会社と契約をしなければいけない場合もあります。

また、決済手段もすべてのECカードが同じではありません。もし決済方法に取り入れたいものがある場合は、導入するECカート・決済代行会社が対応しているかどうかも確認しましょう。

⑤はお客様情報をリスト化・様々な分析をする機能で、カートによって細かな仕様は異なりますが、アクセス履歴や購買履歴などECサイトの運営・販売状況を把握することができます。

⑥は、商品を購入したお客様に連絡をする機能です。ECサイトで購入した後にサイトから購入確認や発送連絡がくることがありますが、その役割をECカートが担っています。

ECカートの種類

 

パッケージ型

パッケージ型は、最初にある程度ベースとなる機能が搭載されており、自社が希望する機能やデザインに合わせてカスタマイズができるソフトウェアのことです。

土台となるシステムはある程度準備されているものの、デザインなどは構築をする必要があります。そのため、リリースするまでの時間は長くなり、導入には初期費用に数百万円からと多額の費用がかかってしまいます。

ですが、カスタマイズができるため自社のターゲットや運営形態に合わせて自由にデザインできるのは大きなメリットです。また、システムの提供元企業にサポート体制が整っているため、システムトラブルが起こってしまった時は安心です。

ハードルとしては、費用と開発までの時間がかかるのはもちろんのこと、導入後は自社で運用していく必要があるので、一定水準の専門性がある担当者が社内に必要など、運用面において自社の負担が大きくなることです。また、定期的に更新をしないと変化の激しいEC業界において、あっという間に時代遅れのシステムとなってしまいます。

ECサイトに独自性を持たせたい方や事業拡大などの先を見越して準備をしたい方は、自分でカスタマイズができるパッケージ型のECカートはお勧めです。

 

オープンソース型

オープンソース型は、無料でインターネット上に公開されているソフトをサーバーに入れて自分たちでカスタマイズして構築していきます。代表的なオープンソースとしては、EC-CUBEMagentoなどが挙げられます。

何より大きなメリットは無料であることです。パッケージ型と同じく、サイト構成の自由度が高いため、ソースコードなどの専門知識がある人がいれば、費用をかけずに思い通りの機能や、オリジナルのデザインのECカートを構築できます。また、現在無料で様々なプラグインも無料で開発されているため、新しい機能を気軽に追加することができます。

ハードルとしては、全て自社で構築することから、開発時間はパッケージ型と同じく時間がかかります。さらに無料であるためサポートなどがないことが多く、トラブルや問題が発生した時には、自社で責任もって対応をしなければなりません。

また、決済情報やお客様の住所など個人情報を扱うECカートでは、セキュリティ面について問題ないかを事前に調査が必要となります。あわせて運用に関しても、パッケージ型と同じく高い専門知識を持ったスタッフがいないと、結局自社では使いこなせなかった、という結果になってしまいます。

そのため、既に自社で高い専門知識を持った開発担当者がいて、なおかつ初期費用を抑えたい、という会社にとっては検討の余地のある方法になるでしょう。

 

フルスクラッチ

フルスクラッチとは、ECサイトの仕組み自体もゼロからすべて完全オリジナルのサイトを自社開発する方法です。一番のメリットは、なんといっても自由にカスタマイズができることです。自社のコンセプトやターゲットに対して、最適なデザインや機能のカスタマイズができるため、お客様が実際に見るサイトのデザインだけでなく、自社の管理画面のレイアウト、そして決済方法なども全て設計することができます。

また自社で使用しているシステムや他社のサービスの組み合わせなども可能です。これまで利用していたシステムの拡張性を強めることもできるので、EC業務だけでなく、自社のその他の業務との連携がとりやすく、業務の効率化などには最適です。

ハードルとしては、全て自社で開発から運用管理まで行うため、膨大な費用と時間、そして人員が必要となり、導入の難易度が一段と高いという点です。システム製作にかかる費用は数千万円から億単位でかかることも少なくなく、数年がかりで進めていくこともあります。

そして自社のシステム環境や、システム設計や運用などを行うシステムエンジニアのスキルにサイトのクオリティが大きく左右されます。使っているうちにシステムが古くなってしまった場合の更新にも、多額の費用と時間がかかります。

このような点から、主にこのフルクラッチ型のECサイトは、自社にエンジニアチームがあり、外部に委託できるだけの余裕のある一部の大企業や有名ECサイト向けの方法と言え、実際に大手ECモールはこのフルクラッチ型で開発をしています。

 

ASP型

最近のECカートの構築方法として主流なのが、インターネットのクラウドサービスを利用して構築するASP型です。ASP型の大きな特徴は、既にあるプラットフォームを通じて、提供されている標準の機能を低価格で使えるという点です。気軽に始められるので、ECサイトを初めて導入する様々な会社や個人に大変人気で、BASEやShopifyなどがこのサービスにあたります。

メリットとしては、他の構築方法より圧倒的な低価格で始められるということと、最初からある程度テンプレートが備わっているため、プログラミングの専門知識を有さなくても簡単にECカートの構築ができるということです。

費用は無料のものもありますが、有料のものでも月数千円から高くても数万円となり、他の物と比較すると、圧倒的にコストで差がついてきます。

システムの構築についても、すでにあるプラットフォーム上で設定をしていくものになるので、早いと登録から運用開始まで1日で終えてしまうことも可能です。移り変わりの早いEC業界のトレンドに対応するために、セキュリティやパグ対応、新しいサービスの提供などは、サービス側から頻繁にアップデートをされるため、その点も安心できます。

ハードルとしては、他の構築方法と比べてカスタマイズ性やデザインの自由度が低いため、ECサイトの独自性が出しづらいという点です。また、自社のシステムとの連携や、その他外部システムとの連携はプラットフォーム側が提携しているところでないと難しい場合も多いので、最初にきちんと確認した方が良いでしょう。

初めてECカートの導入を考えられている事業者の方にとっては、最初に検討すべき構築方法です。

 

ECカートのメリット・ハードル

 

メリット1:コストを安く抑えることができる

特に先ほどご紹介したASP型は、通常ECカートを運営する時に必要な、サーバーのレンタル費用、保守費用などに必要な費用が必要ありません。また、初期費用を無料のものもあり、月額費用も数千円から数万円とコストをかなり安く抑えることができます

またパッケージ型やその他方法でサイトを構築した場合は、システム構築に費用がかかるだけではなく、アップデートするには追加費用が必要です。ASP型の場合はシステムのアップデートや新しい機能の追加などはサービスを提供している会社が随時提供してくれます。常に最新の機能を追加費用なしで利用できるのは、ECカートに費やす時間も少なくて済み、事業に集中できるのは大きなポイントになります。

ですが、そもそものECサイトの売り上げ規模が大きくなり、ECサイトが次第に成長するにあたって、フルパッケージ型の方がコストを抑えられる場合もあるので、注意が必要です。ですが、小さい規模でECサイトをこれから始めていくという方には、ASP型のECカートは初期費用や固定費などのコストが安く抑えられるのは、魅力の一つです。

 

メリット2:基本的な機能が備わっているためすぐに事業をスタートできる

ASP型のプラットフォームには、EC事業を始める上で必要な基本的なシステムが備えられ、テンプレートも多く用意されています。登録したら、早いと当日中から数週間という短時間で事業をスタートすることができます。

また、サポート体制も整っているところが多いため、疑問点や操作をして困ったことがあればすぐに解決できるので、事業スピードを止めることなく進めることができます。

多くの人がスマートフォンからECサイトを利用する今の時代は、スマートフォンで表示された時にキレイに見えるようにレスポンシブ対応も必要です。ですが、ECカートの場合は通常であれば、自分で設定する必要のある対応も踏まえたテンプレートを準備している場合も多くみられます。

通常、全て一から構築するフルスクラッチ型や専門知識が必要なオープンソース型、パッケージ型などは半年から年単位で制作に時間がかかるのも稀ではありません。ですが、実店舗で一からお店を開く場合は、土地の購入や店の改装、インテリアの購入などとてつもない費用と時間がかかりますよね。そういった点で見ると、ECサイトでの販売は全般的に、スピード感を持って事業を展開したい方にはとてもおすすめです。

 

ハードル1:利用するカートにより制限・規約がある

簡単にEC事業が始めやすいASP型であると、すでにシステムの形が決まっているため、制限や規約があるのはハードルの一つです。利用しているうちに「あの機能を追加したい!」となっても思っても、できないことも多くあります。

その点、ASP型はスピード感はあるものの、どうしてもすべて思い通りのデザインに構築できるフルフラット型やパッケージ型などと比べると、ASP型はサイト構築の自由度が低いため、ある素材の中からベストの形でしか構築ができないのはハードルの一つです。

また、決済方法や言語対応はECカートだと提供会社ごとで、大きく異なります。将来的に越境ECの進出を視野に入れている事業者の方は、海外の通貨を対応できるかどうか、言語サービスが多様かどうかは必ず確認しておく必要があるでしょう。

それに加えて、連携可能なシステムが制限されていることがほとんどです。既に自社で導入している別のシステムや広告で利用したいSNSと連携できるかどうかなど、最初に導入を検討する段階でどこまで対応しているか、細かい仕様などはしっかりと確認する必要がはあるでしょう。

 

ハードル2:集客力が低いため自社での対策が必要

EC事業で最も大事なのは、お客様をどう集客するかという点です。単に自社サイト内でECカートを整備しただけでお客様が来るわけではないので、売り上げを伸ばしていくまでにはお客様が自社ECサイトまでの導線をしっかりと確保する必要があります。

既に実店舗で人気があったり、企業として知名度を得ている商品であれば、大手ショッピングモールに頼らずとも、自社サイト内に直接お客様が流入することで、集客につながることも想定できます。その上、大手ショッピングモールで販売する時にとられる手数料などもほとんど発生しないので、メリットは大きいでしょう。

ですが「スニーカー」と検索した場合にも、検索上位に上がってくるのは、Amazonや楽天など既存の大手ECモールや、有名スポーツメーカーの専用サイトが表示されます。 つまり、自社サイトへ集客を誘導するには、直接自社サイト名や商品の名前を入力してもらわないと、自社ECサイトへ集客するのは非常に困難です。

ASP型のECカートの中には大手ECサイトに出品できる機能を備えているものや、noteやInstagramなどのSNSとの連携が可能なものもあります。またECカート独自のアプリもあり、そこのECカートで登録した商品が表示される仕組みになっているものもあります。が、しかし、あくまでもその他たくさんの出店店舗の中の一つになります。そこから確実な集客を期待するのは難しいでしょう。

このような点から、自社でECサイトを運営していく場合は集客戦略もあわせて最初から考える必要があるでしょう。

ECカートを選定するときのポイント

ポイント1:自社の規模に合っているか見極める

最初に、今後ECサイトで目標とする事業規模がどれぐらいなのかというのは想定しておく必要があります。長期的に規模をどんどん大きくしていきたいのであれば、利用したい機能も多くなります。ECサイトの年商が1億以上のサイトとして検討されているのであれば、さまざまな機能をカスタマイズができるパッケージ形のECカートを検討した方が良いでしょう。

小規模からのスタートを想定している場合は、ASP型がおすすめです。デザインなどが自由に変更しづらい、オリジナリティが出せないという点はありますが、コストが低く気軽にEC事業が始められるという点では、ECサイト運用に最低限必要な機能はほぼ網羅されています。

また、自社のビジネス業態が販売先が「企業」なのか「個人」なのかによって、ECカートに求めるシステムが変わってくるので注意が必要です。先ほどもご紹介したASP型のECカートは、顧客が個人であるBtoC向けに作られたものがほとんどです。

ですが、顧客が企業のBtoBに特化したECカートは企業情報管理だったり、掛け売り、割引率の表示をはじめとし、取引先ごとに決済方法を変更できたりなど企業間取引ならではの機能を搭載しているものもあります。そのため、自社のビジネス形態に合わせたカートシステムを選ぶ必要があります。

いずれにしろ、自社の規模と事業形態に加えて、ECカートにかけられるコストなども踏まえて、導入後も無理のなく運用が続けられて使いやすいECカートを選びましょう。

ポイント2:デザインや機能にカスタム性があるか調べる

自社の商品特性とあわせて、細かいデザインやカスタマイズができるかどうかは、必ず確認しておいた方がよいポイントになります。

例えば、アパレル商品を扱う会社であったら、商品を販売する際に、一つの商品に対してサイズや色のバリエーションなどをお客様が選択できるような画面を設計する必要があります。

また、プレゼント用として購入したいお客様もいることを想定するでしょう。そのためにはプレゼント用のオプション設定をできる熨斗や包装などのオプション設定が可能かどうかなど、細かいデザイン設計が必要になります。検討しているECカートが、自社が扱う商材と同様のカテゴリーや、モデルとするような店舗の利用実績があるかどうかを確認しましょう。

越境ECをお考えの方は、外国語や通貨の追加が可能かどうか、決済方法もPayPalや海外系クレジットカードの対応が可能かどうかなど、確認しておく必要があります。このような越境ECへの対応は、オプションとして機能に搭載されているところもありますので、将来的に越境ECも検討されている方は、この点も頭に入れて検討を重ねた方が、将来困らないECサイト運営ができるでしょう。

そのほかにも、定期購入が可能かどうかやスマートフォン対応の有無、広告出稿の機能、店舗運営に関してはお客様情報をCSVで出力できる機能があったり、大手運送会社の送り状を既存のソフトウエアと連携して管理送り状を作成ができるものなど、各社ECカートによって本当に様々なデザインや機能を備えています。

後ほど欲しい機能やカスタムがあっても、万が一変更が不可能な場合は、最悪他のECカートに移行しなければならない場合もあります。

そのため、まずどんな機能が必要なのかを洗い出し、それらの機能が最初から備わっているのか、オプションで利用できるのか、そして後々必要になった場合も想定し、独自機能のカスタマイズが可能なのかなどをしっかり確認しましょう。

ポイント3:困ったときのサポート体制の詳細について知っておく

ECカートも、無料のものと有料のものまで様々なものが存在しています。その時に検討の目安となるのは、サポート体制です。

多くのASP型のECカートサービスでは、サポート窓口が設けられています。無料のECカートでみると、サポート体制がサイト内でのやりとりや、メールやチャットでの対応に限定されているものが多い傾向があります。また、返信まで5〜7営業日かかると明記されているところもあるので、緊急時の場合は対応が遅れてしまいます。

ですが有料のECカートは、一緒に画面を見ながら電話で相談できるサポート体制があるところもあります。それだけでなく、経験豊富なアドバイザーが専任で担当してもらたり、運営のバックアップをしてくれるところもあります。また他のECカートからの引っ越しを検討する方に対してのサポートサービスを行っているところもあります。

「ECカートを作るのが初めてだから、ちょっと不安……」と思われる方は、このようにサポートが手厚い会社を基準に選ばれた方が、いざという時には安心ですね。

オススメのECカート5選

デザインのカスタム性が高い「Shopify」

出典:https://www.shopify.jp/

Shopifyはカナダ発の世界175ヵ国以上で使用されているプラットフォームです。2020年4月からは楽天市場との連携・販売がスタートし、楽天市場での販売だけではなく、在庫管理や発送処理、売上をShopifyの管理画面から簡単に一元管理できることもあり、現在大変勢いがあるECカートです。

Shopifyの大きな魅力の一つが、デザイン性が非常に高い点です。デザイナー目線で紹介しているShopifyで構築されたサイト公式ブログで紹介されていますが、とにかくスタイリッシュ!そして、様々な機能を追加するアプリも大変豊富で、無料・有料含めて数千にも及ぶ膨大な数のアプリが準備されています。単にサイトの外観を整備するアプリだけではなく、マーケティング対策や、データ集約アプリなど、使いこなせば使いこなすだけ、充実したサイトが作成でき、自社好みのサイトにカスタマイズできます。

また、海外発のプラットフォームということもあり、50の言語と130カ国以上の通貨に対応し、決済手段も100種類以上用意。また、海外発送も出荷管理システムで簡単に対応が可能です。こちら最低プランでも29USドル(約3,200円)とすべて有料のプランからになりますが、14日間の無料お試し期間もありますので、越境ECを視野に入れている方は一度試してみてもよいかもしれません。

初心者でも簡単にストア開設できる「BASE」

出典:https://thebase.in/

初期費用、月額費用共に無料で、初心者でも気軽にECカートの開設ができると人気なのが「BASE」です。すでに110万ものショップが開設されています。

手数料ですが、一回の注文に対して手数料が3.6%+40円が「BASEかんたん手数料」としてかかり、それにプラスして「サービス手数料」が各注文ごとに3%発生します。つまり合計で、6.6%+40円の手数料がかかります。

デザインテンプレートも豊富にあり、10種類の無料のテンプレートだけでなく、有料のテンプレートも豊富に取り揃えられています。それに加えて、HTMLを編集してデザインを編集することも可能なので、無料でありながらコーディングの知識があれば好きなようにデザインするのも魅力です。

またBASE独自のAppsを追加することで機能を充実することができ、InstagramやnoteなどのSNSとの連携機能や、英語や外貨対応などECカートにあったら嬉しい機能はもちろんのこと、オリジナルTシャツやスマートフォンケースをを作成して、販売できる面白い機能もあります。その他便利な機能がたくさんあるので、是非検討される方はこのAppsがどんなものがあるか確認してみてください。

簡単にオシャレなECストアを作成「STORES」

 

出典:https://stores.jp/

初期費用と月額費用がかからない人気のECカートです。こちらもショップ事例を見ると幅広い職種の出店例が業種別にわかりやすく紹介されています。

STORESとの大きな違いが無料プランと月額プランの二つのプランが用意されていることです。月額料金無料の場合は決済手数料5%と、BASEより少しお安く設定されています。また、有料プランは月額1,980円で手数料3.6%のプランがあり、クレジット払いの場合は初回料金が無料。つまり、売り上げが伸びれば伸びるほど、お得になるのが特徴です。

毎月ある程度の売り上げの目処がある方や、様々な機能を充実させたい方にはおすすめです。

またデザインテンプレートは、無料で48種類。ファッション系SNSの「WEAR」との連携や、決済手段も一部電子マネーやクレジットカードを持っていない学生さんなどは嬉しい代引きでの料金設定も利用できます。こちらのテンプレートは公式サイトで全て紹介してみますので、一度覗いてみるのはいかがでしょうか。

独自要素を生かしたいなら「EC-CUBE」

 

出典:https://www.ec-cube.net/

EC-CUBEは、日本発のオープンソース型のECカートです。

必要な機能はほぼ揃っているEC構築パッケージを無料ダウンロードすれば、誰でも利用・改変できます。カスタマイズをすれば、オンライン予約や定期購入、そしてBtoB向けのサイトなど様々な販売形態に対応できるのが大きな強みで、多くの導入事例が紹介されています。

拡張プログラムも無料と有料でそれぞれ充実しており、公式サイトからもその一覧を見ることができます。また開発者コミュニティでは、開発にまつわる様々なが公開されていたり、加えてECカートの制作会社の紹介も行っております。自由にカスタマイズできるEC-CUBEは、まさに「かゆいところに手が届く」形で、独自要素を十分に発揮できるECカートです。

アフターサービスも万全「カラーミーショップ」

出典:https://shop-pro.jp/

インターネット関連サービスを運営するGMOペパボ株式会社が提供する有料のASP型のECカートが「カラーミーショップ」です。2005年にサービスが提供されたカラーミーショップは、法人から個人まで様々な企業の利用実績があります。

一番のポイントは、アフターサービスがとても手厚いということ。メールやチャットでのサポートや、関連セミナーなどはもちろんのこと、ECカートをデザインするときや、商品登録する時など作業の方法がわからない時は、画面を見ながら電話やライブチャットでリアルタイムに質問することができます。しかも電話サポートは問い合わせを依頼してから、原則22営業日以内という迅速な対応!

プランは有料の月額900円から設定されており、「はじめてのECサイト運営で不安」「あまりパソコン操作などが得意じゃないので直接話しながら相談したい」という人にはうってつけのECカートです。

ECカートは自社の目的に合ったものを選択しよう!

ECカートは、様々な機能やオプションが実装されているサービスも多く、自社の目的をしっかり明確化した上で、自社に最適なECカートを選択しましょう。

また、オープンロジでは各種ECカートと連携した物流業務のアウトソーシングが可能です。これまで自社で行っていた出荷作業や在庫管理をアウトソーシングすることで、物流業務をよりスマートにすることができます。お客様の目的に合わせてご提案をいたしますので、是非一度お問い合わせください。

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オープンロジマガジン 編集部

物流プラットフォーム「オープンロジ」のマーケティングメンバーにて編成。物流のことはもちろん、ネットショップやマーケティングのことなど、EC事業者に役に立つ情報を幅広く発信していきます。

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