AmazonFBAへの納品方法|FBAの基礎知識から納品方法まで詳しくご紹介

openlogi2023年11月9日  
openlogi2020年2月28日

AmazonFBAへの納品方法|FBAの基礎知識から納品方法まで詳しくご紹介

AmazonでEC事業を既にしている、もしくはAmazonを利用してEC事業を開始しようとしている事業者様のなかにはFBAの利用を検討している人も多くいます。EC事業で負担となりやすい業務は物流業務全般です。物流業務は事業の規模が小さい段階では負担となりにくいですが、事業規模が大きくなれば比例して業務負担が大きくなります。

そこで活用していきたいのがFBAです。今回はAmazonが提供するFBAについてサービスの概要や納品方法、納品時のポイントやFBAのメリット・ハードルなどAmazonFBAについて詳しくご紹介します。

Amazonを利用したEC事業を考えている事業者様は参考にしてください。

AmazonFBAとは|物流からカスタマー対応まで手がけるサービス

そもそもAmazonFBAとはどのようなサービスなのか詳しく知る必要があります。便利なものでもサービス内容が自社と合っていなければ余計なコストとなりかねません。ここでは、AmazonFBAについて詳しくご紹介します。

Amazonが提供する物流サービス

FBA(Fulfillment By Amazon)とは、Amazonが提供する物流サービスのことを指します。商品をAmazonに納品すれば、そのあとの梱包や発送業務などすべての物流業務をAmazonが代行してくれます。

発送業務を含めた物流業務はシンプルですが工数が多いため、時間や人員などのコストが多くかかるという側面があります。FBAを利用することによってそのコストを大幅に削減し、日々の業務負担を軽減することが望めるでしょう。

また自社でEC事業を始めたばかりの時期はお客様からの信頼を得にくいです。しかしFBAを利用すればAmazonから商品が発送されるため、お客様からの信頼を得やすいところもFBA利用のメリットといえます。

カスタマーサービスも対応

AmazonのFBAは物流業務だけでなくカスタマーサービスも請け負っています。商品のトラブル対応はイレギュラーで発生するため、どうしても他の業務を圧迫してしまいます。しかしFBAを利用することでカスタマー対応もAmazonに一任することが可能です。

お客様への対応はひとりひとり異なる対応が必要であり手間も時間もかかります。FBAを活用することでカスタマー対応分のコスト削減にも繋がります。このような側面からも、FBAはEC事業者様にとって検討しておきたい対象のひとつだといえるでしょう。

FBAの納品方法

FBAの利用を検討するとき実際どのように商品を納入するのか具体例が知りたいところです。実際の納入の工程を知ることで自社でFBAを活用したときのイメージを掴むこともできるでしょう。

ここでは、FBAの納品方法を詳しくご説明します。

商品を登録する

まずはじめに商品の登録を行います。この作業はAmazonを利用した場合の自社発送でも同じです。

Amazonのトップページから商品を検索します。このときJANコードを利用して検索すると商品に間違いが無く安心です。該当商品が見つかったら「マーケットプレイスに出品する
をクリックして商品登録画面に進みましょう。

商品登録画面にたどり着いたら必要な情報を入力していきます。最低限必要な情報は価格、コンディション、コンディション説明です。もし中古品を販売したい場合は写真も必要になります。

FBAでの納品を行うためにはフルフィルメントチャネルの項目である(FBA在庫)を選択することを忘れないようにしましょう。

商品の登録手続き後、規制された商品ではないか電池を使用した商品ではないかを確認する画面に遷移します。必要な情報を入力しましょう。最後に数量を入力すれば登録は完了です。

商品ラベルを印刷し商品のバーコード上に貼付する

商品登録が完了したら次は商品ラベルの貼付です。ラベルを自社で貼付する場合は自身でラベルを印刷する必要があります。

商品ラベルは貼ってはがせるタイプのシールでしたら商品に直接貼付しても良いです。しかし商品がデリケートであったりラベルがはがしにくい素材の場合は、商品をビニールや緩衝材で保護し、その上から商品ラベルを貼付するようにしましょう。

商品ラベル貼付作業はAmazonに委託することも可能です。しかし、商品にバーコードが付いていない場合は委託することが難しいため注意が必要です。

商品にラベルを貼付したあとはラベルを発行した画面に戻り続けるを押下します。次の画面で「納品を続ける」というボタンが表示されるので押下し、ラベル貼付作業は完了です。

段ボールに商品を梱包する

商品へのラベル貼付が終わったら梱包作業です。梱包といってもAmazonに送付するだけなので綺麗な段ボールでなくても大丈夫です。使い古しの段ボールなど余っているものを活用しましょう。

ただしAmazonに商品が届くまでに中の商品が破損してしまうのは避けたいところです。しっかりと商品が保護されるように緩衝材などを入れてきちんと梱包することが大切です。

送り状を作成して貼付し発送する

商品を段ボールに梱包したら送り状を作成して貼付し発送します。

送り状を発行するときに配送キャリアを選定する必要があります。FBAパートナーキャリアは日本郵便ですが、その他の配送業者を選択することも可能です。

FBAパートナーキャリアを選んだときには、送り状発行の際に荷物の寸法など情報を入力します。配送料金はアカウントから後日引き落としされるため、現時点での支払は不要です。

他の配送キャリアを使用する場合は配送料金は元払いになるため注意しましょう。

 

商品を納品するときのポイント

AmazonのFBAに商品を納品するときにはいくつかの押さえておきたいポイントがあります。しっかりとポイントを押さえておくことでトラブルなく商品を納品することに繋がります。工数を減らそうと知識がないままFBAを利用しても、作業にもたついて逆に工数が増えてしまうでしょう。

ここでは商品を納品するときのポイントについて詳しくご紹介します。大切な要所をしっかりと押さえておきましょう。

ポイント1:商品ラベルはバーコードを隠すように貼る

商品を納品するときのポイント1つめは、商品ラベルをバーコードが隠れるように貼ることです。

しっかりと元のバーコードが隠れるように貼りましょう。貼り方に不備があると納品がうまくいかない可能性もあります。また、商品ラベルの印刷にも気を付けましょう。インクのかすれやラベルの大きさが異なるとこれも不備に繋がる場合があります。

商品ラベルの発行や貼付作業に不安がある方は、Amazonにラベル貼付を任せてしまうのもひとつの方法です。

ポイント2:梱包要件を満たしているか要確認

商品を納品するときのポイント2つめは、梱包要件を満たしているかしっかりと確認することです。一見商品を梱包するだけの簡単な作業ですが、ただ梱包するだけではなくいくつかの要件があります。

改造段ボールの使用は不可

大きな商品や大量に商品を配送するとき、使用を考えていた段ボールが小さいと上部を他の段ボールを活用して塞いだり段ボールを繋ぎ合わせて使用したくなるものです。しかし、このように段ボールを改造して商品を納品発送することはAmazonFBAでは禁止されています。

改造した段ボールで発送してしまうと最悪Amazonから商品を返送されてしまう恐れがあります。段ボールは改造せずそのままの状態で使用し発送しましょう。

ちなみに古い段ボールなどを利用して発送することは問題ありません。Amazonから商品が発送されるときにはAmazonの新しい段ボールを利用してお客様に商品が送られます。

梱包資材の種類には注意

Amazonでは梱包資材について規制があります。使用してはいけない梱包資材を使用して商品を発送すると改造段ボールを使用してしまった時と同様、商品が返送されてしまう可能性があります。

梱包資材に関しての詳細はAmazon公式サイトに記載があります。梱包を始める前に今一度良く目を通して確認しておきましょう。

ポイント3:「出荷済みとしてチェック」を押下し忘れない

商品を納品するときのポイント3つめは「出荷済みとしてチェック」ボタンを押下し忘れないことです。

納品作業をすべて行ったとしても「出荷済みとしてチェック」ボタンを押さなければ納品は完了しません。商品が手元から離れてしまうとつい完了した気持ちになってしまいますが、最後の「出荷済みとしてチェック」ボタンを押す作業を忘れないように気を付けましょう。

FBAのメリット・ハードル

Amazonが提供するFBAにはメリットもあればハードルも存在します。プラスとマイナスの面を両方知ることで自社で採用することによって利益を得ることができるか否かの判断材料にすることもできます。

ここではFBAのメリットやハードルについて詳しくご紹介します。

業務のクオリティ維持はできるがコストが高く付く可能性がある

FBAを利用することで物流業務が自社の手から離れます。物流業務は数が増える程に作業が煩雑になりがちです。ですが、物流業務はお客様に直接関わる大切な業務です。決して疎かにしてはいけません。

FBAなどの専門の業者に任せることで業務自体のクオリティをそのまま維持できます。

業務の質は維持できますがその分コストがかかってきます。この点は事業者様によってはハードルになると言えるでしょう。事業規模が小さい場合、自社で物流業務を行うよりもFBAに任せた方がかえってコストがかかってしまう可能性もあります。

FBAを利用するときには、自社の状況とFBA利用時にかかるコストとの比較が重要です。

業務負担の軽減は望めるが流通加工の柔軟性が低い

FBAを利用することで物流業務だけでなくカスタマーサポート業務も一任することができるため、大幅に業務負担を軽減することが可能です。実際、物流やカスタマーサポートを外部に委託したいがためにFBAの利用を検討している事業者様もいるでしょう。

しかし、FBAでは流通加工の柔軟性が低いところがハードルとして挙げられます。発送商品にきめ細やかな流通加工を施したい事業者様は多いです。梱包時に自社の宣伝資材を同梱するなどの特別な対応がAmazonのFBAでは難しいです。

FBAでは商品の発送や梱包はしてくれますが、このような流通加工の柔軟性が低い面があるため自社の商品によってはミスマッチが起きる可能性があります。FBAの利用を考えるときには自社との相性をしっかりと見極めましょう。

FBAを利用して物流業務の負担を軽減!オープンロジではFBA納品も対応可能

FBAを利用することで物流業務を大幅に軽減できます。しかしFBAにはコストや柔軟性といったハードルも存在します。オープンロジではFBA納品も対応することが可能です。

Amazon以外のECサイトを利用して事業を行っている事業者様も多いのではないでしょうか。複数のECサイトを利用している場合、FBAを利用しても他の物流業務の負担軽減が難しいでしょう。オープンロジを利用して一元化することで物流業務をすべて自動化することができます。

またこまごまとした同梱物にもオープンロジでは対応することが可能です。流通加工を自社独自にカスタマイズしたい場合はオープンロジの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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オープンロジマガジン 編集部

物流プラットフォーム「オープンロジ」のマーケティングメンバーにて編成。物流のことはもちろん、ネットショップやマーケティングのことなど、EC事業者に役に立つ情報を幅広く発信していきます。

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