ECサイト構築にかかるコスト・特徴を方法別に解説

2021年6月7日

ECサイト構築にかかるコスト・特徴を方法別に解説

初めてECサイトを運用しようと考えた時、最初に立ちはだかるのは「どのように構築するのか」という問題です。ECサイトの構築方法は複数あるため、どれを選べば良いのか分からないという方もいるのではないでしょうか。

ECサイトを構築する際は、コストやカスタマイズの自由度、制作期間など、複数のポイントに注目することが大切です。そこで今回は、ECサイト構築にかかるコストや各構築方法の特徴について、方法別に詳しく解説します。

ASP型

ASP型とは、システム開発ベンダーなどがECサイトを運営するための基本機能を作り込み、完成した機能をインターネットを介して利用者に提供するタイプの構築方法です。既に完成済みの機能を利用することから、手軽に導入できるという特徴があります。

低コストで作成可能

ASP型は既に完成済みのシステムに対してログインIDとパスワードを発行してもらい、ユーザーとしてログインした上で機能を利用するため、システム改修が必要ないというメリットがあります。このことから、月額費用や販売金額に応じた手数料などを支払うだけでECショップを構築・運営でき、比較的低コストに抑えやすいのが特徴です

後述するパッケージ型やフルスクラッチは少なからず開発が必要であり、システムの利用料金の他に開発費用が発生します。初期投資コストをできる限り抑えて運用したいと考えるなら、ASPサービスは適した構築方法です。

パッケージ型やフルスクラッチは中規模~大規模の事業者を想定してサービスが提供されているケースが多いものの、ASP型は小規模事業者であっても使いやすいことも特徴のひとつといえます。既にシステムが完成した状態で提供されるため、利用開始までにかかる期間が短いのもメリットです。

カスタマイズ性は限られる場合も

すぐに使い始められて特別なカスタマイズも必要としない点がASP型のメリットではありますが、一方でカスタマイズ性が限られる場合が多いというデメリットもあります

ASP型はログインIDやパスワードを発行してインターネット越しに運用するという都合上、複数の事業者に対してサービスを提供しています。そのため、システムをカスタマイズしてしまうとすべての事業者に影響を及ぼすことから、あらかじめシステムで定義されている設定を変更しながら運用するのが一般的です。

一部の事業者ではごく簡単なカスタマイズであれば対応しているケースもあるものの、基本的には機能を追加・変更できません。APS型を選ぶのであれば、自社の運用をシステムに合わせなければならないという点を意識する必要があるでしょう。

扱っている商品の性質に応じて特別な運用を行わなければならないなど、特殊な事情がある場合はASP型で対応しきれない場合もあります。そのような事例では、パッケージ型やフルスクラッチを選ばなければならない可能性もあるでしょう。

主なASPサービスをご紹介

ここでは、国内でもよく使われている2種類のASPサービスをご紹介します。

Shopify

https://www.shopify.jp/

カナダ発のサービスであるShopifyは世界でシェアNo.1を獲得しており、多くの人から支持を集めているASPです。世界175ヶ国に利用者がおり、サービス開始当初から現在に至るまで、Shopifyで構築したECサイトを通じて購入された商品の総額は7兆円を超えるともいわれています。

日本でも2017年のサービスインから人気を博しており、100種類以上の豊富なテンプレートの中から気に入ったものを選ぶだけで簡単に機能性もデザイン性も高いECサイトを構築できる手軽さも魅力です。

国内外の大手運送会社と提携しているので、国内向けの発送にも海外発送にも対応できるのがメリットといえるでしょう。現在は国内のみで事業を展開している場合でも、スムーズに越境ECへの進出を勧められる身軽さを備えています。

コストはベーシックプランを選択すると1ヶ月あたり29ドル~です。日本円に換算すると月額3,000円程度とリーズナブルな価格設定であり、できる限り出費を抑えながら機能性の高いサイトを構築したいのであれば重宝するでしょう

販売総額が増えてきたら、販売手数料を下げられる月額79ドル~のスタンダードプランに切り替えるのもおすすめです。

BASE

https://thebase.in/

2012年からサービスを開始したBASEは、国内産のECプラットフォームです。最大の特徴はECサイトを構築するだけなら初期費用や月額費用がかからないことであり、コストをかけずにECサイトの運用を始めたいという事業者から高い支持を獲得しています

無料で制作できるからといって機能性にも妥協はなく、HTMLやPHPなどの専門知識を持たない方であっても手軽にお洒落で高機能なサイトを制作できます。カスタマイズも自由自在なので、よりこだわり抜いたサイトを構築したいという希望がある場合でも対応可能です。

無料のテンプレートでも十分にクオリティの高い物が揃っていますが、気に入ったものがあればプロのデザイナーが制作した有料のテンプレートを購入することもできます。

BASEは初期費用と月額費用がかからない代わりに、販売手数料が少し高めに設定されているのが特徴です。クレジットカード決済であれば「販売手数料3%+決済手数料3.6%+40円」の手数料が設定されているので、ある程度の手数料がかかるという点は押さえておくと良いでしょう。

また、機能を追加する「Apps」は一部有料に設定されており、制作したECサイトから「BASE」のロゴ表示を消したい場合や、不正決済保証の追加は有料で購入しなければなりません。

モール型

モール型は自社ECのように自分たちでECサイトを構築するのではなく、企業が運営しているECモールに出店して商品を出品する方法のことです。国内にも複数の有名モールがあり、多くの企業が出店しています。

低コストで始められサポートも手厚い

モール型を選択する魅力は、低コストかつサポートが手厚いという点にあります。自社ECの場合、テンプレートを選択して簡単に構築できるASPタイプなどの例外もありますが、基本的にはある程度の開発やカスタマイズが必要になります。また、デザインの自由度が高いことから初期設定も複雑になりやすく、準備にかかるコストは比較的高くなるでしょう。

特に後述するフルスクラッチなどではイチからサイトを構築しなければならないことから、開発内容によっては膨大な工数が発生する可能性もあります。

それらと比較すると、モール型は企業があらかじめ用意しているプラットフォームに決まった形で出店するため、コストを抑えやすいのが特徴です。一般的にはモールごとに初期費用や月額費用のプランが設定されており、別途販売額に応じた販売手数料を支払う形式が取られています。

企業が運営しているプラットフォームなので、出店準備の際に分からないことがあれば気軽に問い合わせて質問できるというメリットもあります。

自社ECでは分からない点があっても自分たちで解決しなければならず、自社で対応しきれない場合は制作会社にコストをかけて依頼しなければならない場面もあるので、サポート体制が充実しているのはモールの魅力といえるでしょう。

モールの集客力はあるものの独自性は出しにくい

モールの魅力のひとつに、巨大企業が運営しているがゆえの集客力が挙げられます。ユーザーが商品を購入したいと考えた時に、必ず購入しているお気に入りのブランドなどがない場合は、「ECモールを訪問して商品を検索する」という行動を取るのはごく自然な流れとなっています。

商品の購入基準は人によって異なるものの、そのタイミングで購入したいと思える商品があるかどうか、さまざまな商品を一気にリサーチできるモールを訪問するのです。そのため、まだ事業を立ち上げたばかりでそれほど認知度が高くない企業であっても、モールの集客力を活かして商品を手に取ってもらえる可能性は高まります。

一方で、モールは同じプラットフォームで一律に商品が並べられることから、独自性を押し出しにくいというデメリットもあります。あらかじめ用意された形式の商品ページに当てはめる形で商品画像や商品説明などを入力していくため、コンセプトに沿った独自性のあるブランディングなどを行うのは難しいケースが多いでしょう。

結果的に他社との差別化を図れる部分が価格しかなくなってしまい、少しでも安価に提供することでユーザーの興味を引こうとするようになり、価格競争に巻き込まれてしまうリスクもあります。

主なモールをご紹介

国内の代表的なモールとして、Amazonと楽天の2社をご紹介します。

Amazon

https://www.amazon.co.jp/ref=nav_ya_signin?

Amazonは世界でも有名なECモールで、本場のアメリカ以外にも日本を含めたさまざまな地域でローカライズが行われています。日本国内でも2019年時点で売上は1兆7,000億円を突破しており、今や世界の一大マーケットと呼べるECモールです。

Amazonへ商品を出品する際は「マーケットプレイス」というプラットフォームを利用します。このプラットフォームは所定の形式に沿って出店登録を行い、商品情報を入力するだけで簡単に出品が完了するので、販売までに手間がかかりにくいのがポイントです

FBA(フルフィルメント by Amazon)というAmazon独自の物流代行サービスもオプションで利用できるので、Amazonの倉庫に商品を納品するだけで配送やカスタマーサービスも対応してもらえるのも物流の省力化に貢献します。

契約プランには1点出品するごとに100円の手数料がかかる「小口出品」と、月額4,900円を支払って出品数が無制限の「大口出品」があり、1ヶ月に49点以上の商品を販売する場合は「大口出品」を選択するのが一般的です。

月額費用の他に販売手数料がかかりますが、料率は商品のカテゴリーに応じて大きく異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

楽天市場

https://www.rakuten.co.jp/

楽天市場は、国内でも大規模な登録人数を誇るECモールです。会員数は既に1億IDを突破しており、2020年の流通総額は前年比+20%の4.5兆円で、年々成長を続けています。日本国内では、Amazonと楽天のどちらかをメインに利用している方も多いのではないでしょうか。

ユーザーの囲い込み施策に力を入れており、楽天市場以外にも電子書籍やクレジットカード、旅行予約サイト、通信キャリアなど、幅広いサービスを手掛けています。すべての楽天のサービスでポイントシステムが統合されているので、自然と楽天のサービスを利用する頻度が高くなるという仕組みです

楽天市場の出店プランは「スタンダードプラン」「がんばれ!プラン」「メガショッププラン」の3種類が用意されています。プランによる違いは、月額費用やシステム手数料の料率、登録可能商品数、画像登録容量などです。

固定費用の支払いは6ヶ月に1回の年間2回、もしくは年間一括払いのどちらかを選択することになりますが、月額費用に換算するとスタンダードプランは月額50,000円、がんばれ!プランが月額19,500円、メガショッププランは月額100,000円です。この他にも、別途販売額とプランに応じたシステム手数料がかかります。

楽天ペイなどのオプションサービスを契約するのであれば、さらに手数料が上乗せとなるので、サービスの契約範囲をよく検討することが大切です。

オープンソース型

オープンソース型は、個人や企業が公開しているソースコードを利用してECサイトを構築する方法のことです。オープンソースは基本的に無料公開されており、自由にカスタマイズできるのが特徴です。

比較的低コストで自由度が高い

オープンソース型はソースコードを無料でダウンロードできるので、社内にプログラミングに詳しい人材がいるのであれば、コストを比較的抑えやすいのが特徴です。また、ソースコードは改変自由なので、元のコードを自由にカスタマイズして理想とするECサイトを構築できるのも魅力のひとつといえるでしょう

とはいえ、オープンソースを企業が提供している場合は、ソースコード自体は無料であってもクラウドタイプなどのプランが設定されているケースがあります。

「オンプレミス型」と呼ばれる自社にサーバーを立ててサイトを構築するタイプであれば無料で利用できますが、ソースコードを提供しているサーバーを自社で用意せず、提供元の用意しているサーバーを利用するクラウドタイプを利用するのであれば、サーバー利用料金などの形で支払いが生じる可能性があります。

また、導入支援や個別カスタマイズなどを依頼する場合にもオプション費用がかかるので、選んだプランによっては必ずしも完全無料で利用できるわけではないということも覚えておきましょう。

カスタマイズには専門知識が必要不可欠

オープンソースで提供されているソースコードを扱うには、専門的なプログラミングの知識を必要とします。ASPプラットフォームなどでは画面を操作して直感的にECサイトの見た目を編集できる場合もありますが、オープンソースでカスタマイズを行うのであれば、専門的な知識やスキルを有した人材を確保しなければなりません

もし社内にソースコードを扱える人材がいない場合は、制作会社やITベンダーなどに制作を依頼しなければならないので、ソースコード自体が無料であってもかえってコストがかかる可能性もあります。自社で人材を確保できそうかどうかを加味した上で、オープンソースを利用するかどうかを検討すると良いでしょう。

オープンソースを提供している企業は、そのソースコードについて知識を共有するコミュニティを設けていることがよくあります。開発中に困ったときは、そのようなコミュニティを利用して開発者同士でコミュニケーションを取り、事態の解決を図るのも有効な手段です。

専門知識があれば、デザインや機能が洗練されているものも多く、自由度の高さから自社が理想とするECサイトを構築しやすいのでおすすめです。

主なオープンソース提供企業をご紹介

ここでは、主なオープンソース提供企業をご紹介します。導入サポートを手厚く提供していたり、海外製だったりと特徴もさまざまなので、自社に合ったものを選ぶことが大切です。

Magento

https://magento.com/ja/home

Magentoは、IllustratorやPhotoshopを提供しているAdobeが開発したオンライン販売向けの拡張機能マーケットプレイスです。MagentoによるECサイト上の取引額は年間1,000億ドル以上ともいわれており、世界でも2位の高いシェアを獲得しています(2017年時点)。

ソースコードに使用されている言語はPHPで、Adobeらしく洗練されたデザインが特徴の、カスタマイズ性の高い機能が提供されています。世界のシェアは高いものの、残念ながら日本国内での浸透率はそれほど高くないのが現状です。英語がメインなので、海外向けのプラットフォームに抵抗がない方であればおすすめです。

Magentoはオープンソースなので基本的には無料ですが、有料版も用意されています。ライセンス費用は年間2万ドル~とされていますが、事業規模やドメインの数によっても異なります。

有料版では無料版で使えなかった一部の機能がすべて使えるようになることに加えて、開発者コミュニティではなくMagentoによるサポートが受けられるという違いがあります。

EC-CUBE

https://www.ec-cube.net/

株式会社イーシーキューブが提供しているEC-CUBEは、機能性が高いプラグインが数多く用意されているオープンソースです。ECサイトの運用に必要な基本システムは一揃いしており、ECカートや決済システムなども最低限のカスタマイズで実装できるなど、オープンソースでありながら比較的扱いやすいのが特徴です

基本的な構成であれば、高度なプログラミングスキルがなくても少々の応用ができれば公開可能なレベルには到達できるでしょう。任意のカスタマイズを行うにはある程度の開発力が備わっているのが理想ですが、オープンソースならではのカスタマイズ性の高さを存分に駆使して理想のショップを作れるのも魅力です。

オープンプラットフォームも設けられているので、開発中に不明点があれば他の開発者に相談できる環境も整っています。

EC-CUBEにはクラウド版とダウンロード版の2種類がありますが、オープンソースなのでダウンロード版については無料で利用できます(GPLライセンスの場合)。

クラウド版は自社でサーバーを用意せずに、自動アップデートやSSLの標準対応をEC-CUBEが代行してもらえるプランです。月額費用はライトプランが6,800円(販売額50万円以上の場合は超過分×1.3%を加算)、Standardプランが39,800~64,800円(販売額500万円以上の場合は超過分×0.5%を最大64,800円になるまで加算)かかります。

パッケージ型

パッケージ型は、ECサイトの運用に必要な機能をひと通り事業者が構築した状態でパッケージとして提供する構築方法です。基本機能が作り込まれた状態ではありますが、企業ごとに個別に提供されることから、ASP型とは異なり機能をある程度自由にカスタマイズできるのが特徴です。

500万からが平均相場であり中~大規模向けが多い

ASP型は小~中規模事業者向けの安価な価格帯に設定されているものが多く見受けられますが、パッケージ型のコストは500万円からが平均的な相場となります。500万円以上のコストを小規模事業者が支払うと費用対効果が見合わないケースが多いので、パッケージ型は中~大規模事業者に向いているといえるでしょう

パッケージを購入するだけであればそれほど高額にならない場合も多いものの、自社に合わせたカスタマイズを初期投資の際に同時に依頼する企業が多いために、500万円以上のコストが平均的にかかっています。

また、ASP型は特別なカスタマイズが無ければ一定周期でシステムの提供側が自動的にシステムをアップデートするために更新費用がかからなかったり、更新費用がかかる場合でも比較的少額に収まる例が多い傾向にありますが、パッケージ型はカスタマイズなどを施してここに提供するケースがほとんどであることからシステムのリニューアル時にもまとまったコストがかかります。

基本的機能が装備されているため構築のハードルが低い

パッケージ型はあらかじめ基本機能が作り込まれているため、カスタマイズを行う場合でも基本機能がベースになります。そのため、後述するフルスクラッチに比べると構築のハードルは低く、中~大規模の企業には多く選ばれている手段です。

開発を行う場合でもピンポイントで自社の運用に合わせて機能追加を行うなど、開発範囲を限定することによって利用開始までの期間を短縮できます。ASP型は自由なカスタマイズが難しい面がありますが、パッケージ型はカスタマイズの自由度が高くなるので、ある程度自社の運用に合わせた機能を用意できるのがポイントです

「事業規模から見てASP型では処理しきれないものの、1から機能を構築するほど予算はかけられない」「独自の運用が少しあり、カスタマイズを行いたい部分がある」などの場合はパッケージ型を選ぶと良いでしょう。

どうしてもカスタマイズしなければならない部分は開発コストをかけてでも変更を加えて、その他の部分はパッケージの基本機能に運用を合わせるなど、予算感に応じてコストを調整しやすいのもパッケージ型の魅力のひとつです。

主なパッケージ型提供企業をご紹介

ここでは、パッケージ型を提供している主な企業を2つご紹介します。

ebisumart

https://www.ebisumart.com/

クラウドコマースプラットフォームであるebisumartは、パッケージ型の豊富な導入実績があります。650サイト以上が利用しており、国内の有力企業にも採用されていて信頼感がある企業だといえるでしょう。

カート機能や在庫管理機能など、ECサイトを運営するために用意しなければならない基本機能は網羅されており、BtoBやBtoCなど企業の特徴に合わせて柔軟なカスタマイズ荷も対応しています

週に一度はアップデートが行われており、常に最新の状態が維持されるのも特徴のひとつです。システムのリニューアル費用がかからないことから、コストを抑えられるのがメリットといえます。クラウド型なので、サーバーを自社で運用する必要がないのも嬉しいポイントです。

料金プランは「従量課金プラン」「固定料金プラン」「レベニューシェアプラン」の3種類があります。従量課金プランはサイトにどれだけのアクセスがあったかによって料金が変動する仕組みとなっており、初期費用は300万円~が相場です。

固定料金プランはアクセス量に関係なく料金が一定となるプランで、コストを一定に維持したい場合におすすめです。こちらも初期費用は300万円~が想定されています。

レベニューシェアプランは毎月のECサイトの販売額に応じて、事前に契約した料率の手数料を支払うプランです。初期費用は1,000万円~が想定されており、比較的大規模な企業向けのプランといえるでしょう。手数料は2.5%~が相場です。

ecbeing

https://www.ecbeing.net/

ecbeingはパッケージシェア12年連続No.1を獲得している、多くの企業からの支持を集めるパッケージ型ECサイト構築サービスです。ユーザーに寄り添った構築を実現でき、支援実績も豊富です。

ECサイト構築サービスの中では老舗の企業で、創業から34年の歴史を誇ります。長い年月の中で蓄積したノウハウをもとに、各企業に合わせた的確な提案を行ってくれます。

抱えているエンジニアは400人を超えており、国内では最大規模のエンジニア集団でもあります。カスタマイズにスピード感をもって対応してくれるので、導入までの流れもスムーズです。マーケティング支援も行っているので、運用支援を併せて依頼したい方にもおすすめです。

導入費用はホームページ上に公開されていないので、導入の際はあらかじめ問い合わせて見積もりを依頼しましょう。中規模事業者向けのサービスなので、事業規模が拡大してきたECサイトがASPから乗り換える場合にも選択肢のひとつとして有効です。

フルスクラッチ

フルスクラッチは他の構築方法とは異なり、すべての機能をイチから制作する方法です。あらかじめ機能が用意されているわけではないので、各々の企業に合わせて必要な機能をヒアリングによって洗い出し、要件を決定した上で開発をスタートします。

ヒアリングや開発工程を挟むため、利用開始までには比較的長い時間がかかるという特徴がありますが、自社の運用に合わせて最適化したECサイトを構築できるのがメリットといえるでしょう。ASP型やパッケージ型に比べると、機能を決めるために現場の担当者なども積極的に参入する必要があるなど、工数がかかりやすい傾向にあります。

莫大な費用がかかるが自由度は最も高い

フルスクラッチはイチからプログラミングを行うという性質上、他の構築方法に比べると費用が莫大になる可能性が高いといえます。しかし、自社の運用に完全に合わせた機能を実装できるので、自由度は最も高く、特殊な運用を行っている企業などでは選ばれやすい方法です。

システムに合わせて運用体制を変更するのが難しい企業や、ASP型やパッケージ型では対応しきれない特別な運用を行っている企業ではフルスクラッチも選択肢のひとつとなるでしょう。

見積もり時の注意点

物流外注業者から見積もりを取る際は、いくつか注意したいポイントがあります。ここでは、代表的な3つの注意点についてご紹介します。

提案時の費用から変動がないか・信用できるか要確認

ECサイトの構築を検討する際は、あらかじめ業者と顔を合わせてヒアリングを行い、自社の現状の課題や悩み事などについて相談の上で提案を受けるのが一般的です。個々の業者が持っているサービスを活用して自社の課題を解決できるかどうかを見極めると同時に、その時点で概算の金額が判明することも多いでしょう。

正式な見積もりはヒアリングを前提とした提案書を確認し、その後で依頼するケースが多いといえますが、正式な見積書が提示された際には提案時の費用から大幅な変動がないかどうかを十分に確認することが大切です

「実際に計算してみるとこの部分に事前の提案よりも費用がかかってしまいそうだ」「要件が変わったので費用も上乗せになっている」など、諸々の事情で提案時よりも費用が高額になることは十分に考えられます。しかし、正当な理由なく費用が上がっていないかなどをよく確認し、相手の業者が信用に値するかどうかを見極めることも重要です。

見積金額が適切な水準にあるかどうかを確かめるには、複数社から見積もりを取って比較するのも有効な手段です。信頼できる相手に依頼するためにも、見積の取得は慎重に行いましょう。

構築時だけでなくリニューアル時の費用も忘れない

ECサイトの構築にかかるコストは初期費用や月額費用のみに注目しがちですが、実際にかかる費用はそれだけではありません。システムは数年に一度のサイクルで最新の状態にリニューアルするのが一般的であり、リニューアルにかかる構築費用も忘れずに検討に入れておくことが大切です

初期費用が非常に安価に設定されている代わりに、リニューアル時には高額な開発費用がかかる業者も中にはあります。初期費用の安さにばかり注目して数年後にコストが膨大になってしまう事態を防ぐためにも、コストの試算は中長期的な目線で行いましょう。

 

システムのリニューアル方法はさまざまですが、初期の開発範囲が広いほどリニューアル時の開発範囲も広くなる傾向にあります。例えばパッケージなら、部分的に修正した範囲をリニューアルすれば良いのですが、フルスクラッチなどの場合は1から作り直しになるケースもあるでしょう。

ASPサービスなどでまったくシステムの修正を行わずに使用している場合は、一斉更新の対象となってリニューアル時のアップデート費用がかからない場合もあります。自社の契約がどのような内容になっているのかをしっかりと確認しておくことが重要です。

セキュリティーや集客・物流など他コストも同時に検討する

ECサイト自体の構築費用がいくらかかるのかを押さえることは重要ですが、セキュリティや集客、物流などにかかるコストを並行して試算することも大切です。ECサイトの運営にはさまざまな費用がかかるので、あらかじめ広い範囲で想定しておかなければ予想外のコストがかさんでしまう恐れがあります

セキュリティであれば、ECサイト自体を安全に閲覧できる仕組みが整っているかどうかや、決済システムの安全性が保たれているかどうかなどが挙げられるでしょう。サイトの安全性が低いと安心して商品を選ぶことができず、新規顧客に敬遠されてしまったり、リピーターの離脱を招いてしまったりするかもしれません。

また、決済システムの安全性が保たれていないとクレジットカードなどの個人情報が外部に流出して、信用問題に発展するリスクもあります。

集客には複数の手段がありますが、広告の出稿などを行うのであればある程度まとまった予算を組む必要があるでしょう。物流体制を整えるには倉庫スペースや人材の確保などが必要になるため、ECサイト運営にかかるあらゆるコストを検討しておくことが求められます。

【コラム】物流外注はコスト削減に繋がる?

ECサイトの運営にはさまざまなコストがかかることをお伝えしましたが、物流を外注するとコストを削減できる可能性があります。なぜコスト削減につながる可能性があるのか、その理由を見ていきましょう。

物流業務内製よりも業務効率化を実現できる可能性

物流業務を内製で行うには、社内のリソースの多くを物流業務に割り振らなければなりません。物流には入出庫や検品、保管、梱包、配送などさまざまな業務があるため、スムーズに荷物をお客様の元へ届けるためには、十分なリソースを物流のために確保して物流業務を進行する必要があるといえるでしょう。

とはいえ、小規模事業者や少数精鋭の企業にとっては、物流業務に十分なリソースを割り当てるのが難しいという課題があります。事業が小規模な間はメイン業務と並行して物流業務を行うことも可能ですが、事業規模の拡大に伴って物流業務に終われるようになり、メイン業務がおろそかになってしまうという悩みを抱える事業者も少なくありません。

物流業務を外注することにより、物流を内製するよりも効率的に業務を進められる可能性が高まります。物流業務に追われる日々が常態化している事業者にとっては、大幅にリソースを軽減して社内の重要業務に注力できる環境を整えられるチャンスでもあります

無理に物流の内製化を計画するよりも、あらかじめ物流は外注化する心づもりで進めた方が、大幅に手間を削減して社内業務を効率化できる可能性が高いでしょう。

リソースの軽減だけでなくコスト削減の効果も期待できる

物流業務の外注化は、リソースの軽減以外にコスト削減効果も期待できます。物流を内製化しようとすると、運用にはさまざまなコストがかかります。倉庫スペースの確保や倉庫の光熱費、現場で働くスタッフの人件費など、順番に挙げていくとさまざまなコストが発生していることに気がつくでしょう。

また、設備投資費用は一定期間が経過すると劣化が進み、ある程度使用したところでリニューアルしなければなりません。定期的に設備の更新費用がかかることを考慮すると、さらに物流にかかるコストは大きくなるといえます。

事業規模が拡大するとともに必要な倉庫スペースは増大し、スタッフの数も増員していかなければなりませんが、繫忙期と閑散期で人員数を調整するのが難しく、一方的に人件費が増えてしまいやすいというリスクもあります。

思いきって外注化に切り替えることで、設備投資費用は外注先の倉庫を利用できるので初期費用や設備更新費用を支払う必要はなくなります。繫忙期と閑散期に合わせて外注先が柔軟に人員を調整して作業を行うので、シフトに頭を悩ませることも無くなり、常に最適な人件費で運用できるのもメリットのひとつです

EC構築時のコスト感を掴み自社に合った作成方法を選定しよう

ECサイト構築時は、各サイトの構築方法のコスト感を把握した上で、自社の事業規模や受注量なども加味して構築方法を選定することが大切です。どのくらいカスタマイズを行いたいのか、予算はいくらかけられるかなどによっても、選ぶべき構築方法は変わります。

業者から見積もりを取る際は、提案時の費用と相違が無いか確かめて内容を吟味し、相手が信頼できる業者かどうかを十分に検討しましょう。構築時だけでなくリニューアル時にも費用がかかることや、セキュリティが考慮されているかどうかも重要なポイントです。

ECサイトを構築する際は、物流体制の整備も同時に行うことが大切です。初期段階から外注を活用することで、内製よりも業務を効率化してコスト削減も実現できる可能性が高いでしょう。

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