Shopifyが越境ECに強い理由とは|Shopifyの特徴や事例を詳しくご紹介

2021年5月13日

Shopifyが越境ECに強い理由とは|Shopifyの特徴や事例を詳しくご紹介

Shopifyは、カナダ発の越境ECサイトプラットフォームです。2017年に日本向けにローカライズされたあとは、日本国内での導入実績も増加傾向にあり、現在注目されているプラットフォームの一つといえます。

人気の理由として低コストで簡単に導入できる点もありますが、実際に日本国内での導入事例を見てみると、外向けの越境ECサイトとして展開しているところも多く、越境ECに強いプラットフォームとして認識されているのも特徴です。

今回はShopifyの特徴や事例に加え、Shopifyが越境ECに強いとされる理由について詳しくご紹介したいと思います。

Shopifyが越境ECに強い理由

理由1:決済方法が100種類以上あり豊富

これまで越境ECを運営してきた事業者様の中には、お客様の望む決済方法がストアに対応していないため、お客様が買い物できないという販売機会の損失が発生することが課題となっている方も多いのではないでしょうか。

それに加えて、ECサイトで買い物をするときにセキュリティ上の理由で「クレジットカードを利用したくない」というお客様も一定数いらっしゃいます。中でも海外の越境ECサイトであれば、セキュリティーの観点から一層不安に思うお客様もいらっしゃることが想定されます。

Shopifyでは100種類以上の決済方法を準備しております。日本に拠点を置いている事業者の方には2020年10月時点で29種類の決済方法が利用可能です。

通常、これらの決済方法を自分で準備する場合には、それぞれ決済会社との契約や審査が必要です。しかしShopifyにてECサイトを作成する場合には。登録するだけで複数の決済システムをすぐに自社ECサイトに導入することができます。

決済方法の中に海外で多くのユーザーが利用している電子決済サービス「PayPal」が含まれているだけでなく、「Shopify ペイメント」というShopify独自の決済システムではVisaやMastercardはもちろんのこと、海外で利用者が多いAmerican Expressのカードまで対応しているのも、越境ECサイトを運営する上では心強いサービス設計となっています。

また海外で買い物するときに気になるレートに関しても、自動レートで換算できるように設計されており、お客様はすぐに自分の国の通貨での金額が把握できます。このような点からも、Shopifyは越境ECにも活用できる有効なプラットフォームといえるでしょう。

理由2:カスタマイズ性が高い

Shopifyの導入を決めた事業者の方の意見として「Shopifyのデザイン性やカスタマイズ性が高い」という理由が散見されます。

ECサイトにおいて、デザインはブランドのイメージを大きく左右するポイントです。ストアのデザインはお客様がブランドの印象を決める上でも重要な要素のひとつであり、ため、自社サイトのデザインがイマイチですとお客様から購入対象にも入らない可能性あります。

それだけでなく、お客様の離脱を防ぐためにストレスなく決済まで進めるようなサイト内の細かい導線設計はEC事業を成功させるためのポイントのひとつですので、ストアのカスタマイズ性は重要視しておきたい箇所のひとつといえるのです。もあります。

低コストで導入できるASP型カートシステムの多くは「WEBデザインやコーディングの知識がなくても簡単にECサイトが開くことができる」というメリットがある一方で、カスタマイズ性が物足りない場合が多く見受けられます。

ですがShopifyの場合は、公式テンプレートが70種類以上と豊富に提供されており、かつテンプレート自体のデザイン性やカスタマイズ性が高いことが特徴です。。機能の拡張もShopifyアプリを導入することで、簡単に行う事が可能であるのも嬉しいポイントでしょう。

また知識は必要ですが提供されているテンプレートのコードを自ら編集できることもShopifyのカスタマイズ性が高いと言われている理由です。このように、低コストでありながらカスタマイズ性の自由度が高いところはもShopifyの魅力の一つです。

理由3:マーケティング機能などサイト機能が充実

越境ECだけでなく、ECサイトを運営する上で苦労するポイントのひとつがどどのようにお客様を集客するのかといった、いわゆる集客施策です。

Shopifyではマーケティング機能やサイト機能が充実しています。

具体的な機能としては、自社サイトがGoogleの検索エンジン上位に表出させるためのSEO対策機能だけでなく、Googleアナリティクスの設定やECサイトのストア分析機能も基本的な機能として装備されています。プランによっては、販売や利益、顧客などの個別のレポートも見ることも可能です。

そして広告に関しても、これまで各プラットフォームごとに管理が必要だったGoogleやInstagram、Facebookと連携した広告もShopifyで作成できるだけでなく、管理・追跡もShopifyで可能です。もちろんSNS向けの広告だけでなく、メルマガなどのメールマーケティング、バナー広告や有料の広告キャンペーンまでShopify一つでカバーできます。

理由4:シンプルで分かりやすい操作性

海外発のプラットフォームを利用する際に、日本語対応していない管理画面や独特な操作感などにストレスを感じた経験がある事業者様も多いのではないでしょうか。

Shopifyでは管理画面を日本語で利用できるだけでなく、サポートセンターも日本語対応しているため、分からないところがあれば安心して質問できる体制が整っています。

越境ECを自社事業の一つとして運用をしていく場合には、ECサイトの管理画面は一日の多くの時間触れることになるツールであるため、操作性は重要なポイントとして必ず確認しておきたいポイントだといえるでしょう。

理由5:最新のEC状況にも素早く対応

EC市場は世界的に見ても現在成長速度が著しい市場であるだけでなく、変化も大きい市場です。自社サイト開設当時は他のサイトと遜色ないものだったとしても、1年後には世界のトレンドから見ると少し古くさい印象を持たれてしまうといった可能性も考えられます。

Shopifyは世界175ヶ国以上、100万以上の店舗で利用されている世界最大級のECサイトプラットフォームです。Shopifyでは世界中のトレンドや最新ツールの開発を常に行っており、常にトレンドの最先端をすぐさまサービス利用者に提供しています。

自社のみで世界の最新EC事情を常に追いかけ続けるだけでなく、それにあわせて対応していくのも労力とコストが必要です。そのためShopifyが提供している最新トレンドを反映した技術やツールなどを活用することで、いち早く、そして簡単に最新の情報を取り入れられるのも嬉しいポイントだといえるでしょう。

理由6:物流も自動化可能

越境ECを運営するにあたって、多くのリソースが必要となるのが物流業務です。海外発送は国内発送とは異なり、送料設定や関税などの計算、そして送付に必要な送り状やインボイスなどの海外発送ならではの業務が発生します。

そしてこれらの手続きは世界情勢や各国・地域によって条件や法律、提出書類が異なります。その上法律改正や世界情勢の状況に伴い、突如変更されることも日常茶飯事です。そのため、海外発送に関する最新情報に常にアンテナを張っておく必要があります。

このような面倒な海外発送に関しても、Shopifyでは業務を簡潔にできるように設計されています。例えば、税率や関税に関しても料金を購入金額を入力されるだけでお客様が支払う金額を自動的に算出してくれるだけでなく、重さやサイズなどを入力すると送付関連資料の発行だけでなく、各運送業者の料金比較まで表示してくれるのです。

そして語学が苦手な方にも嬉しい機能として、Shopifyでは発送通知メールなども初期設定で20言語まで対応可能です。つまりShopifyを利用することで日本国内発送とほとんど変わらないリソースで海外発送が運用でき、越境ECを運営する事業者の負担を大きく軽減することができるのです。

【コラム】ShopifyとオープンロジはAPI連携可能

簡単に物流を自動化

物流アウトソーシングサービスを提供しているオープンロジはShopifyとAPI連携(アプリによる自動連携)が可能です。オープンロジと自動連携を行うことによって、これまでの物流アウトソーシングサービスには必要だった出庫の指示などが不要になるだけでなく、全て自社で発送作業を行っていた場合は、その作業自体をすべてを自動化することができます。

オープンロジは越境ECにも対応しており、Shopifyで受注処理されるとすぐに自動的に発送手配まで行ってくれるため、海外への発送作業に不安がある方も安心です。

それだけでなく、オープンロジの指定倉庫に入庫された商品や出荷後の商品の増減もアプリと連携されていることで自動連携されます。つまり、自社で一つ一つ確認作業をする必要がなくなるため、在庫確認間違いなどの人的ミスなどが軽減されるのです。

これらのサービスはインターネット環境さえあれば、WEB上でリアルタイムでどこでも確認することができます。

利用にはオープンロジの利用登録が必要です。これまで多くのリソースと手間が必要だった物流作業をアウトソーシングすることで大幅な作業の軽減だけでなく、時間短縮やミスの軽減が実現可能です。。

事業規模拡大にも柔軟に対応

オープンロジのサービスは、EC立ち上げ初期段階の方から大手企業ECサイトまで、お客様のフェーズに合わせて利用が可能です。

小規模から始めた事業でも、SNSがバズったりテレビや雑誌に取り上げられるなどして一気に需要が加速する可能性があります。あらかじめオープンロジを登録しておくことで物量の急激な変化に対しても慌てることなく安定した物流サービスを提供できます。

越境ECは国内ECに比べても作業量が多いということもあり、急激な事業の拡大が起こった場合は社内のリソースだけでは対応できない可能性が大いに考えられます。その結果、お客様への発送が遅れたりすることで、売上の減少や事業運営にまで大きな影響を及ぼすことが予想できます。そのようなリスクをあらかじめ解消するためにも、越境EC事業開始当初から物流のプロにお任せしておくことも方法のひとつです。

独自資材サービスも提供

近年、ブランディングと差別化の一環として自社のオリジナルの梱包資材を使うことによって、お客様へ特別なブランド体験を提供をしているEC事業者も増えてきました。

オープンロジでは2021年1月よりオープンロジ独自資材サービスを提供開始いたしました。

これはオープンロジが自社独自のオリジナル資材の制作から生産、そして納品管理まで一気通貫でオープンロジが行います。このサービスを利用することで、オリジナル資材が気軽に制作依頼できるいうだけでなく資材管理を含めた物流業務を一気にアウトソーシングできるため、さらなる物流作業の負担軽減が実現できるものになります。

Shopifyのプラン・利用料金

プラン・サービス内容

Shopifyを利用するときには3つのサービスと料金体系が提供されています。いずれのプランも初期費用は不要で、14日間の無料体験も可能です。

各プランの違いは商品が売れたときの手数料が異なるだけでなく、分析機能のサービスが異なります。またスタッフのアカウント数もプランによって異なるため、複数人で管理している場合など自社の規模に合わせたプラン選択が重要になります。

加えて月額料金とは別に、Shopifyの中で提供されているテンプレートやアプリは無料で提供されているものも多くありますが、一部は有料で提供されています。

これ以外にも大量販売を行う企業向けの”Shopify Plus”というサービスを提供しており、自社のフェーズに合わせて最適なプランを選べるだけでなく、途中でプラン変更ができるシステムとなっています。

料金

これからECサイトを始める方や個人でのストア運営を行う方は、最も料金が安いベーシックプランがおすすめです。月額料金は29ドルとなっており、スタッフアカウントは2つ発行されます。

徐々に売上が上がってきた方向けに最適なプランが月額79ドルのスタンダードプランです。こちらはアカウントが5つ発行されますので、複数人で業務を分担する必要がある方には最適です。

最後に、大企業や大規模なEC事業チームがある方向けにはアカウントが15つまで発行される月額299ドルのプレミアムプランが提供されています。こちらはすべてのShopifyの機能が制限無く利用可能です。

これらの各プランの費用は月額のクレジットカード払いとなっていますが、契約期間の縛りがはありません。その代わりに長期契約を行うことで、1年契約で10%、2年契約で20%の割引が適用されますので、あらかじめ長期間での運用を決めている企業の方は、年間契約の方がお得に利用ができます。

Shopifyの越境EC事例をご紹介

ここではShopifyを利用した越境ECの事例を詳しくご紹介します。

とらや

出典:とらや海外向けサイト https://global.toraya-group.co.jp/

室町時代後期に京都で創業し天皇に和菓子を献上して以来、皇室御用達の製菓業となったという歴史を持つ、老舗和菓子メーカー「とらや」。数ある和菓子の中でも「とらやの羊羹」は手土産の代表格として、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

とらやの海外向けサイトはShopifyで作成されており、英語だけでなく簡体中国語表記の2言語で制作されています。全体的にシンプルなデザインとなっており、日本語に切り替えると国内版のホームページにリンクが移動するなど、分かりやすい導線設計になっているのも特徴です。

メイン写真は国内向けホームページが商品単体であるのに対し、海外向けは和菓子職人が手元のアップの写真を採用するなど「日本の丁寧な手仕事」をしっかりと印象づける構成になっています。サイトカラーも黒、白、落ち着いた赤を使うことで、日本らしさを想像させるカラーを採用。

サイト内のコンテンツとしても日本の伝統行事をイラストと共に「どのような和菓子を食べるのか」などを紹介しており、和菓子のことに詳しくない外国人の方にも理解がしやすいような形となっているだけでなく、見ているだけでも日本文化への理解が深まるホームページとなっています。

キユーピー

出典:キユーピー海外向けサイトhttps://www.kewpieshop.com/

大正14年に国産初のマヨネーズを製造し、日本人なら誰もが知っているメーカーの一つである「キユーピー株式会社」のアメリカ向け越境ECサイトもShopifyで作られています。

日本向けサイトと比べてみると、海外にあわせたポップなデザインの雰囲気となっています。

サイトでは、単に商品の販売だけでなくキユーピーの商品を使ったレシピを紹介を行っていたり、競合のマヨネーズと具体的になにが異なるかを丁寧に紹介しています。

MUSUBI

出典:MUSUBI海外向けサイト https://www.musubi-furoshiki.com/

京都の風呂敷・和雑貨メーカーとして風呂敷をメインに販売を行う山田繊維株式会社が展開している風呂敷専門ブランドの「むす美」もShopifyを活用して海外向けのサイト「MUSUBI」を開設しています。

海外向けのサイトとして大きく特徴的なのは、トップページやロゴなど目に入りやすいところに「Kyoto, since 1937」と記載することで、日本の伝統文化に興味がある方に対して「日本のことである京都の歴史ある店舗である」ということが一発で分かるような工夫を行っています。

また「サスティナブル」というワードと共に、風呂敷がエコに最適な商品であることを紹介することで、SDGsや環境意識の高い方に訴求するページもページとして制作している点も日本国内向けサイトとは少しターゲットが見えてきます。

サイト内で商品を購入できるだけでなく、風呂敷の包み方や開発の裏側などを動画で紹介。それだけでなくShopifyの機能の一つであるブログも定期的に英語で更新するなど、積極的なコンテンツマーケティング施策を行っています。

山本山

出典:山本山海外向けサイト https://yamamotoyama.com/

お茶と海苔の販売で有名な「山本山」も海外向けにサイトを制作しています。Shopifyで制作された海外向けサイトを開いてみると、全体的な文字やバナーなどが緑茶の色を思わせる落ち着いた緑であったり、ロゴを海苔をイメージさせるデザインで構成されているなど、オシャレさの中にも大変遊び心があるデザインとなっています。

またレイアウトも日本国内向けサイトと比べてみると、日本国内向けは洗練されたデザインの中にもフォントやライティング、写真の中に「老舗感」を感じられるものになっているのに対し、海外向けサイトは、オシャレに見えるような俯瞰で撮影した写真を採用したり、その他の細かい箇所でもトレンドを意識したデザインを取り入れるなど、日本とは異なるレイアウトとなっているのが特徴的です。

サイトの中ではお茶の入れ方や海苔そのものに馴染みのない文化圏向けの方に、お茶の入れ方を説明する動画やイラストなどで分かりやすく説明を行ったり、海苔が収穫されるまでの動画では、ドキュメンタリー風の番組を制作して紹介を行っています。

Fake Food Japan

出典:Fake Food Japanホームページ https://fakefoodjapan.com/

日本発祥の伝統的な産業であり文化でもある「食品サンプル」は、海外からの観光客の方が驚く文化の一つでもあります。食品サンプルの販売・制作を手がける「Fake Food Japan」は日本在住のアメリカ人であるハナス・ジャスティンさんが立ち上げた会社で、国内向けと海外向けホームページのどちらもShopifyで制作しています。

日本語版と英語版の構成は大きく変わりませんが、英語版のトップページには過去に取り上げられたニュース番組の動画リンクを埋め込み、「どのように食品サンプルが作られているか」が簡単に理解ができるように紹介されています。

商品項目もスマートフォンケースやマグネット、そしてアクセサリー類まで細かく分類されており、大変探しやすいサイトデザインとなっています。ホームページの下部にはさまざまな支払いに対応している旨が一発で分かるようにロゴを配置しており、海外からのお客様にも安心して買い物できるように工夫も垣間見れます。

越境ECに挑戦するならShopifyは有力な選択肢のひとつ

日本国内でのShopify自体の知名度は海外に比べてまだ発展途上ではあるものの、ご紹介したような有名企業が越境ECプラットフォームとしてShopifyでストアを構築する事例も増えてきました。

ご紹介した通り、Shopifyは越境ECは日本向けECを行うよりもリソースを軽減してくれるなど越境ECに挑戦しやすい環境が揃ったプラットフォームになります。

越境ECは国内ECとは異なり多くの手間とリソースはかかりますが、一気に事業拡大を狙えるチャンスとなる事業です。参入する際には、事前準備が必要不可欠です。Shopifyの利用なども含めて越境EC事業を始める前の段階からアウトソーシングできるサービスを検討したり、より業務効率を上げるためにもリソースが削減できる便利なツールを探すなど、越境ECに集中できる環境をしっかりと整えることをおすすめします。

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