ささげ業務とは|詳細や外注のメリットについてご紹介

2020年12月28日

ささげ業務とは|詳細や外注のメリットについてご紹介

ECサイトを運営するにあたって、「ささげ業務」は避けて通れない大切な仕事のひとつです。しかし、ささげ業務とは具体的にどのような業務を表すのかよく分からないという方もいるのではないでしょうか。

「撮影・採寸・原稿」を表すささげ業務のクオリティ次第でECサイトの売上やクレーム数は大きく左右されるため、力を入れて取り組むことが大切です。そこで今回はささげ業務の基礎知識や重要性、外注のメリットなどについて解説します。

ささげ業務の概要

そもそも「ささげ」とは何を意味する言葉なのでしょうか。ささげが重要な理由について解説する前に、まずは言葉の意味や由来について簡単に解説します。

ささげとは|撮影・採寸・原稿の略称

ささげとは「撮影・採寸・原稿」のそれぞれの頭文字からとった略称で、ECサイトを運営するうえで重要な3つの業務のことを指しています。商品の「写真を撮影する」「サイズを測る」「紹介文を制作する」作業にあたります。

ECサイト上の商品情報には撮影した商品写真や採寸済みのサイズ、魅力を伝えるためのアピール文などを掲載する必要があり、どの要素が欠けてもユーザーが十分な購入判断をすることはできません。ささげの良し悪しが売上を大きく変える場合も少なくないため、魅力的な商品を用意するのと同じくらい重要な業務のひとつといえるでしょう。

ささげの由来

「ささげ」という言葉が使われ始めたのは2005年のことで、その歴史は15年程度とまだ比較的新しい言葉といえます。

当時大手アパレルECサイトを展開する企業に所属していた石井陽子氏が、撮影・採寸・原稿制作の3つの業務をまとめて「ささげ」と呼ぶようになったことから同社内で浸透し始め、やがて業界内外で広く使われるようになったといわれています。

ECでささげが重要な理由

ECにおいて、ささげが重要な理由について詳しく解説します。

理由1:商品画像は商品の売上を左右する重要な項目のため

ユーザーがECサイトで購入する商品を探す際は検索機能を利用することが多く、検索結果にはありとあらゆる商品が表示されます。一つひとつの商品を全て確認すると膨大な時間がかかるため、どの詳細ページを閲覧するのか情報の取捨選択をしなければなりません。そこでユーザーが参考にするのが「サムネイル画像」や「商品名」です。

ひと目見ただけで「この商品は良さそうだ」「気になるから詳しく見てみよう」と思ってもらうためには、表示されるサムネイル画像を魅力的に仕上げなければ難しいでしょう。例えば写真が暗くて商品がよく見えなかったり、商品が切れていて全体像が映っていなかったりすると、なかなか興味を持ちにくいといえます。

人間は取り入れる情報の80%以上を視覚に頼っていると言われていることからも、検索結果の段階において、ユーザーの関心を引くための情報は「画像」が大半を占めているといえます。数ある商品の中からユーザーの目に留まるためには、「撮影」にこだわることが大切です。

商品を撮影する際には、最も商品が魅力的に見える構図を的確に計算し、商品が映える適度な明るさを保つように注意しなければなりません。また、実物と写真があまりにも異なるとクレームの原因になりやすいため、できるだけ実物に近づけることも重要です。

理由2:返品やクレームを防ぐため

商品のサイズはユーザーが自分に合った商品を購入するために重要な判断材料のひとつです。特にアパレルにおいては同じサイズ表記であっても商品によって実寸が異なる場合が少なくないため、できるだけ正確なサイズを計測してユーザーに伝える必要があります。中には「国内A社のLLサイズ=海外B社のMサイズ」などの例もあることを考えると、採寸の重要性が分かるのではないでしょうか。

購入した商品のサイズ感が想定していたものと大きく異なると、返品やクレームが増加して売上やお店の評価に響くだけでなく、対応に時間を取られてコア業務が圧迫される可能性もあります。なるべくユーザーとのやり取りを最小限に抑えて満足度の高い取引を進めるためにも、採寸は慎重を期して行いましょう。

商品が入荷した際、タグなどにあらかじめ寸法が記載されているものも少なくありません。しかし、必ずしもその表記が正しいとは限らないため、あらためて採寸を行うことをおすすめします。特に海外メーカーやブランドでは国内製の製品に比べて表記が正しくないケースも多く、表記を信用して販売するのはリスクが高くなりやすいといえます。

また、服や靴などのサイズ表記が一般的に為されるものだけでなく、アクセサリーや鞄などの手回り品についても忘れずに採寸しましょう。例えば同じハンドバッグでもメーカーによっては意味合いが異なる場合も多く、お財布と携帯だけが入るサイズのものもあれば、A4の書類が入るサイズのものもあるからです。

理由3:商品の情報を的確に伝えるため

商品写真を忠実に撮影できれていれば、色や形・デザインなど、商品の特徴の大枠を視覚的に判断することは可能です。とはいえ質感や使われている素材など、「見るだけでは分からない細かい部分」については、原稿を用いて詳しく説明する必要があります

雑貨などの中には一見同じ見た目をしていても異なる用途のものもあるため、原稿が果たす役割はさらに大きいといえるでしょう。例えば電球はさまざまなワット数や持続時間のものがありますが、点灯していなければ見た目はほとんど同じです。そのため、細かい情報は言葉で説明しなければ伝わりません。

商品説明を書く際は、「誰が読んでも同じ認識を持てる、分かりやすい言葉」を使うように意識することが大切です。あいまいな表現を用いてしまうと人によって捉え方が異なるため、「想像していた商品と違った」という理由で返品やクレームの原因になりやすい傾向にあります。そのため、誰にでも伝わる言葉で表現することが重要になります。

例えば、「触り心地の良いハンカチです」ではなく、「綿100%で肌に優しく、タオル地なのでふわふわと柔らかい触り心地です」などのようなイメージです。ただし、事実と基づいた表現にとどめて、誇張しすぎたり事実ではない表現を記載したりするのは避けましょう。

ささげ業務外注のメリット・ハードル

ささげ業務の外注には大きなメリットもありますが、同時にハードルも存在します。両方の側面を知ったうえで、上手に自社に取り入れることが大切です。

メリット1:ささげにかけるリソースが軽減され他業務に注力できる

ささげにはまとまった時間がかかり、撮影や採寸の専門的な知識も必要になるため、スキルを持った人材を配置しなければならない場合も多いでしょう。特に撮影は商品の魅せ方が売上に直結するため、ある程度時間をかけて「その商品にとってベストな構図やライティング」などを精査する必要があるといえます。

採寸に関しても商品の正確なサイズを商品ごとに計測して記録し続けるには相当な手間と時間がかかるうえに、原稿制作は撮影や採寸とは異なるクリエイティブさが求められるため、全ての作業を限られた人数でこなすのは大変な労力を必要とします

扱っているアイテム数が増えれば増えるほどさらに時間を要するため、ささげにかけなければならないリソースが増えてしまい、本来の業務を圧迫する可能性も高まるでしょう。ささげ業務を外注することによって、これまでささげに割いていたリソースを他業務に回せるようになり、社内全体の業務効率化が図れます。

メリット2:プロならではのクオリティを導入・維持できる

社内にささげ業務に精通した人材がおらず外注もしない場合は、試行錯誤で撮影・採寸・原稿という3つの業務を同時に進めていかなければなりません。それぞれ異なるスキルが必要になるため、全ての作業を十分なクオリティでこなすことには高いハードルがあるといえるでしょう。

ささげ業務の専門業者は、商品を見栄え良く撮影する方法やなるべく実物に近いサイズを計測するための採寸のコツ、ユーザーに「買いたい」と思わせる効果的な原稿の作り方などのノウハウを持っており、3つの業務を高い水準でサービスとして提供しています。社内に十分なスキルを持った人材がいない場合でも、ささげ業務を外注することにより、プロならではのクオリティを手軽に導入できます

また、ささげ業務をこなせる人材が社内にいたとしても、他の業務と並行して一定のクオリティを維持し続けることには困難が生じます。プロの業者に任せることで常に高いクオリティを保ち続けられるため、質の高い商品情報を安定的にユーザーへ提供できます。

ハードル1:自社に合った業者を見つけるのが大変

ささげ業務を請け負っている業者はそれぞれプロの技術を持ってはいますが、撮影スキルやライティングの質はさまざまです。

ささげそのものの品質は高かったとしても、自社が求めているテイストとは異なる構図デザインや文章を得意としている場合もあり、「写真の技術はあるけど、なんとなく自社の求めているイメージと違う」「文章は上手いのに、訴求したいポイントがずれている」などの齟齬が発生してしまう場合もあるでしょう。

自社に合った業者を見つけるためには、「実績が豊富であるかどうか」を見極めることが大切です。実績が豊富であれば、それだけ多くの企業の声を的確に聞き届けて満足度の高いサービスを提供してきた可能性が高まるため、実績が不明な業者に比べて失敗する確率は下がるでしょう。

また、「撮影する商品のイメージ」「重点的に訴求してほしい要素」など、「自社の要望を汲み取って積極的に取り入れてくれる会社かどうか」も重要なポイントです。プロとしてのアドバイスをしてもらえることも大切ではありますが、自社の意見を尊重したうえで、より質の高い商品情報を作り上げるためのサポートをしてくれる業者を選びましょう

ハードル2:コストが発生する

ささげ業務の外注コストは1つのアイテムごとにかかるケースが多く、商品撮影が1,500~2,000円、採寸が300~500円、原稿制作が500~800円程度が相場です。遠方からの出張対応やモデルを起用した撮影などであればさらに料金が上乗せされるため、スタートアップ企業や小規模なECサイトにとっては大きな出費になってしまうでしょう。

あらかじめ毎月外注するアイテム数を決めておいたり、ささげ業務の一部分だけを依頼したりするなど、予算に合わせた効果的な運用が必要になるといえます。

【ご紹介】オープンロジではささげ業務もサポート可能

お客様の物流をサポートするオープンロジでは、物流の自動化やささげ業務のサポートも可能です。オープンロジが提供するサービスについて、簡単にご紹介しましょう。

物流の自動化だけでなくささげ業務もサポート

オープンロジでは、入庫から出庫まで全ての作業をWEB上で完結できるクラウド型のサービスを提供しています。自社で倉庫を持つ必要がなくなり物流を自動化できるため、業務の大幅な効率化を図れます。

オープンロジがあらかじめ用意したシステムをご利用いただけるため新たなシステムを1から構築する手間や費用がかからない点も魅力のひとつで、メールアドレスがあればアカウント登録を済ませてすぐに利用を開始でき、面倒な調整は必要ありません。

また、ささげ業務もサポートしており、実績豊富なパートナーをご紹介することが可能です

利用した分のみの従量課金制を採用

オープンロジでは「固定料金なし・従量課金制」を採用しており、毎月の請求は「使った分のみ」を徹底しているため、スタートアップ企業でも導入しやすい点が魅力です。アパレル業界では季節商品も数多くありますが、「夏と冬では取扱量に大きく差がある」という場合でも、利用しない月に何らかの費用が発生することはありません。

自社の倉庫に専門スタッフを配置すると人数の増減が容易にできないため、閑散期でも固定費用がかかります。そのうえ新しいスタッフを採用したり、物流のクオリティを維持したりするためには教育コストも発生することから、大きなコスト削減は難しい場合が多いでしょう。

アウトソーシングであれば取扱量に応じてオープンロジが適宜スタッフの人数調整を行うため、閑散期でも繁忙期でも柔軟な対応が可能です。

アパレル業界の導入実績もあり

オープンロジではアパレル業界の導入実績もあり、ECカート「Shopify」で制作したECサイトの物流を一手に引き受けるなどの対応にもご好評を頂いています。他にもさまざまな有名ECカートに連携対応できるため、すでにお使いのシステムがあっても安心です。

お客様の運用に合わせた最適な物流をスピード感をもって構築するため、「なるべく早くスタートしたい」「急に開業が早まり、急いで物流の準備が必要になった」などの事情を抱えている方にもおすすめです。

システムにトラブルが起きた際にはスムーズに解決までのサポートを行い、日々機能の追加・改善を実施するなど、使いやすさも進化を重ねています。

業務効率化のためささげを外注するのも一つの手段

ささげ業務はライバルの多いECサイトにおいて、ユーザーの興味を引き付ける画像を撮影したり、商品に関する正しい情報を提供してクレームを減らしたりするために重要な役割を果たします。ユーザーが商品情報を得る手段が限られているからこそ、ささげ業務に注力してアピール力を高めることが大切です。

とはいえ、ささげ業務は商品を魅力的に見せる撮影や思わず買いたくなるライティングなどの専門知識も必要であり、アイテム数が増えれば増えるほど、かかる時間も手間も膨れ上がる一方です。業務効率化を図るためには、外注を活用するのもひとつの手段といえるでしょう。

オープンロジでは物流の自動化に加えて、ささげ業務のサポートも行っています。ECサイトの運営に関わる幅広い悩みに対応できるので、お困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

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