海外発送の手段を徹底解説|料金やかかる日数など詳しくご紹介

2021年4月27日

海外発送の手段を徹底解説|料金やかかる日数など詳しくご紹介

海外に荷物を発送したいと考えたとき、どのような発送方法を思い浮かべるでしょうか。日本郵便や国内の運送会社、海外に拠点がある運送会社など、さまざまな事業者が海外発送サービスを取り扱っています。

サービス内容や配送にかかる期間、価格なども事業者によって大きく異なるので、各サービスについて知っておくと比較する際に便利です。そこで今回は、海外発送の手段や料金、到着にかかる日数などについて分かりやすく解説します。

日本郵便

日本郵便が取り扱っている代表的な海外発送の手段には、EMS、国際eパケットライト、ゆうグローバルエクスプレス(UGX)の3種類があります。それぞれ価格やスピード、発送できる国などが異なるので、順番に特徴をご紹介します。

EMS

EMSは国際郵便の中でも発送が速いサービスであり、対象の国が幅広く、扱える荷物の重量も比較的余裕があるのが特徴です。EMSの発送対象国は120以上の国と地域であり、アジア、ヨーロッパ、北中米、南米などの主要な国々はもちろん、日本で過ごしていると普段はあまり耳にしないような国や地域への発送にも対応しています。

発送できる荷物は最大30kgまでであり、小包や書類などのさまざまなサイズに対応しています。一般的なダンボールであれば問題なく送れるケースが多いでしょう。価格はアジア圏の場合、2kgまでの荷物で3,300円です。

EMSの特徴は基本料金内で補償が付帯している点で、2万円以上の価値がある荷物については、配送事故などで荷物に何らかの不利な影響が起こった際に最大200万円まで補償が適用されます。クーリエなどの民間事業者の補償は重さに対して金額が決められているケースが多く、全額補償は難しいことも多いので、金銭的価値が高い荷物を送る際はEMSを選ぶと安心です。

日本郵便のホームページから荷物の状況を常に確認できるので、差し出した荷物が現在どこにあるのかも簡単に把握できます。アジアやヨーロッパなどの一部の国と地域では「クールEMS」というクール便も取り扱っています。

国際eパケットライト

国際eパケットライトは、同社が扱う「国際eパケット」よりも安価に荷物を送れるサービスです。2kgまでの小型の荷物を送るのに適しており、SAL便扱いの小形包装物が対象です。

配達の際は配達員が対面で荷物を手渡すのではなく、受取人の郵便ポストに入れる形で配達するのが他のサービスとは異なる特徴のひとつです。EMSや国際eパケットと同様に配達状況は日本郵便のホームページから追跡可能ですが、ポストへの配達なので受領印はありません。

配達できるのは48の国と地域であり、EMSに比べるとかなり限定されるので、発送先が国際eパケットライトの対象地域に入っているかどうかは事前に十分確認を取る必要があります。

例として100gの荷物を中国に送る場合、EMSは1,400円、国際eパケットは580円ですが、国際eパケットライトは530円で送れます。EMSに比べて1/2以下になることを考えると、コスト面では非常に有利な配送方法です。

ただし、荷物が到着するまでの期間はEMSや国際eパケットと比べると比較的長い傾向にあり、2~3週間程度かかる場合もよくあります。そのため、到着を急いでいない小形の荷物でコストを抑えたい場合に向いている配送方法といえるでしょう。

ゆうグローバルエクスプレス(UGX)

ゆうグローバルエクスプレスは「UGX」とも呼ばれており、これまでの国際郵便サービスを保管してさまざまな機能を付加した国際宅配サービスのことです。海外ビジネスのサポートに特化しており、海外の物流事業者と提携しているのが特徴です。

EMSでは配送料金を発送者が、関税を受取人が支払わなければならないという決まりがありますが、UGXでは関税を元払いできるのがビジネス上の大きなメリットとなるでしょう。規定外のサイズや重量でも取り扱えるので、EMSでは送れない荷物を海外に差し出したい時に向いています。

UGXの対象地域は51の国と地域で、EMSに比べると範囲は少し狭まりますが、世界の主要な国々は概ねカバーしています。運送状やインボイスの作成は国際郵便マイページサービスのオンラインシッピングツールから行えるので、面倒な手続きをインターネット上から簡単に完結できるというメリットもあります。

ただし、金額がEMSよりもかなり高額になる点はデメリットになり得るでしょう。東アジアへ発送する荷物の場合は500g以内で4,600円であり、基本的には定型外や重量がオーバーしている荷物、関税元払いを適用したい荷物などの発送に使われることが多いといえます。

その他海外発送方法

その他の海外発送方法として、国内のヤマト運輸が取り扱っている国際宅急便や海外配送会社のDHL、UPS、FedExなどを使う方法もあります。

国際宅急便(ヤマト運輸)

ヤマト運輸では「国際宅急便」という国際配送サービスを展開しています。海外の運送会社や複数の協力会社と提携しており、世界中の200以上の国と地域でドア・ツー・ドアの配送を実現しています。

世界を4つのゾーンに切り分けており、ゾーン別に配送料金が定められています。例えばゾーン1の中国へ60cm/2kg以内の荷物を送る場合、配送料金は2,050円です。集荷料、通関料、配達料がすべて含まれているので、関税やその他の手数料以外を気にかける必要がないというのもメリットのひとつです

ただし、一部の国では個人利用が認められていない点には注意が必要です。お互いに法人であれば問題ありませんが、発送者と受取人のどちらか一方でも個人だと適用外の国があるので、個人利用を考えているのであれば、事前に対象になっているかどうか確認しておきましょう。

配達にかかる日数はEMSと同じ程度で、他の海外の運送会社と比べると少し長めになるケースが多いようです。中国で3~5日程度、アメリカ、フランスで4~6日程度が標準とされています。EMS以外の国内の業者を利用したい場合はヤマト運輸を選ぶと良いでしょう。

DHL

DHLはドイツの運送会社で、迅速な配送を実現するためのさまざまなサービスを用意しています。220以上の国と地域に対応しており、世界のほとんどの目的地に配達できるでしょう。

エクスプレス便で時間指定が細かく可能な点が特徴で、Express 9:00(アメリカのみ10:30到着)かExpress 12:00を選ぶと「配送可能な最短日付の9:00または12:00前まで」に荷物を届けられます。対応しているのは一部の国に限られますが、到着を急ぐ場合は利用すると便利なサービスです。

「DHL Express Worldwide」を利用すると配達可能な最短日付で到着するので、細かい時間の必要がない場合はこちらのサービスを選ぶと良いでしょう。DHLでは集荷、通関手続き、航空便の手配や配達まですべて自社でマネージメントしており、ドア・ツー・ドアを実現することでスピーディーな配送を実現しています。

プランが充実しているので、発送方法に細かくこだわりたい方にもおすすめです。梱包資材がない場合は、「DHL Express Easy」を選ぶとDHLが提供する梱包資材を無償で利用できます。価格は中国へ2kgの荷物を送る場合で9,340円など、UPSなどと比べると比較的安価になるケースが多いといえます。

UPS

UPSはアメリカに本社を置く運送会社です。世界的に有名な運送会社のひとつで、前述のDHLや後ほどご紹介するFedExと並ぶ世界最大規模のサービスを展開しており、1日の宅配便取り扱い個数は1,400万個以上になるともいわれています。

最も配送スピードの速い「UPSワールドワイド・エクスプレス・プラス」では最短1~3営業日の午前8:00に到着するなど、他社に負けないスピーディーな配送が魅力です。

同じく最短1~3営業日の当日中に荷物を届けてくれる「UPSワールドワイド・エクスプレス・フレート」や、安価に送りたい方のための「UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー」など、配送サービスの種類も充実しています。

ただし、価格は中国への2kgの荷物で13,100円などやや高めになる傾向にあります。

DHLやFedExと同様に220以上の国と地域に対応しているので、世界各国への荷物の発送も問題なく可能です。通知オプションが豊富で、最大5つまでのメールアドレス宛に出荷通知やエクセプション通知(配送が間に合わない場合の理由と再スケジュールの通知)、配達内容の確認通知の情報が1時間おきに更新されるため、自社の荷物の状況を細かく把握できるのは嬉しいポイントといえるでしょう。

FedEx

FedEx(フェデックス)はアメリカに本社を置く運送会社であり、220以上の国と地域でサービスを展開しています。配送スピードに応じてサービスが複数用意されており、荷物の到着が速いほど料金も高くなるのが特徴です。

大きく分けると「プライオリティサービス」と「エコノミーサービス」の2種類が用意されており、プライオリティサービスにはさらに区分された4つのサービスがあります。

「IF(フェデックス・インターナショナル・ファースト)」は配送時間指定が可能で、指定時間を厳守して1~3日程度のスピーディーな配送を実現します。その他の3つのサービスもアジア圏や米国を対象として2営業日以降に荷物が到着するので、急いでいる場合に便利です。

コストを抑えたい場合はエコノミーサービスを選ぶことになりますが、こちらは2種類用意されています。エコノミーというと非常に時間がかかるように想像されるかもしれませんが、実際にはどちらも2~5営業日程度で商品が到着するため、日本郵便のEMSと同じ程度か若干早いといったイメージです。

料金はエコノミーサービスを選んだ場合、中国への2kgの荷物で10,570円であり、DHLとUPSの中間といった価格帯です。

基本的にはエコノミーサービスを、緊急時はプライオリティサービスを選ぶなどの使い分けをすると良いでしょう

【ご紹介】オープンロジでは海外発送も代行可能

オープンロジでは国内発送だけでなく、海外発送も代行をお引き受けしています。ここでは、当社のサービスについて簡単にご紹介します。

120ヵ国への海外発送に対応

オープンロジでは120ヵ国への海外発送に対応しています。越境ECなどで諸外国へ荷物を発送しなければならない事業者様であっても、海外発送のみ社内で取り扱うなどの特別な対応は必要ありません。オプションで通関手続きも代行いたしますので「越境ECに挑戦してみたいけど、海外の発送手続きが難しそう」と感じている方でも安心です。

EMS、国際eパケット、DHL(クーリエ)の3つの海外発送に対応しているので、事業者様のご都合の良い方法を選べるのも魅力のひとつです。価格とコストのバランスが良いEMSなら、サンフランシスコに2日程度で比較的割安に荷物を届けられます。

発送する荷物の重量が軽く、到着までに少し時間がかかっても問題ないという方は、国際eパケットをご利用頂くことでコストを大きく抑えられます。お急ぎの方はクーリエをご利用いただくと、サンフランシスコまで最短1日で荷物を届けられるので便利です。

このように、複数の発送方法をご都合に使い分けられるのもオープンロジの海外発送の魅力です。海外への発送依頼もオープンロジが提供するクラウド型のWMSから簡単にご依頼いただけるので、面倒な手続きは必要ありません。

料金は使った分だけの従量課金制

オープンロジの料金体系では、国内外を問わず使った分だけの従量課金制を採用しています。海外発送だからといって国内への発送とは別に月額費用がかかったり、急激に保管料が上昇したりといったことはありません

料金は「海外発送手数料+各種配送料金」で計算され、例えばSSサイズ(500g以内)の荷物をアジアに向けてEMSで発送する場合は「海外発送手数料300円+EMS発送料金1,400円=1,700円」となります。

海外発送手数料には海外発送に対応した緩衝材や梱包資材の費用、インボイス出力印刷費、検品費、梱包作業費などが含まれているので、追加の費用がかからないのもメリットのひっとつです(関税立替費用は別途)。

シンプルで分かりやすい料金設計なので、海外発送が初めての方でも安心してご利用いただけます。国際eパケットやDHLをご利用の場合もお問い合わせいただければ詳細をご案内いたします。「EMS以外の発送方法に興味があるけど、料金が心配」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

国内と同じオペレーションで自動化を実現

海外発送は通関手続きやインボイスの作成があるから難しそう、面倒な処理が増えるので海外進出をためらっている、という方も多いでしょう。オープンロジではインボイスの出力費用が海外発送手数料の中に含まれており、通常のオペレーションの中で当社が印刷・発行いたしますので、事業者様側で特別に対応いただくことなく海外への荷物を発送できます。

EMSであれば20万円以上の荷物は発送者が自分で通関手続きを行わなければなりませんが、ご不安な場合はオプションサービスをご利用頂くことでオープンロジがすべて代行いたしますので、国内と同じオペレーションで自動化を実現できるという安心感があります。

DHL(クーリエ)をお使いの場合も業者の専属通関士が通関業務をすべて行うため、事業者様が通関業務を意識して荷物を発送する必要はありません。

海外への発送であっても基本的な出荷依頼のオペレーションは国内発送と同様で、当社が提供するクラウド型WMSから海外発送として出庫指示を作成していただくだけです。

難しい作業を行うことなく世界120ヵ国へ海外発送できるので、これまで社内のリソースの問題やノウハウの不足が原因で海外進出を諦めていた方でも、気軽に越境ECに挑戦できます。

海外発送を外注するメリットとは

海外発送には国内発送とは異なる手続きが発生するため、面倒な手続きを含めて外注することをおすすめします。なぜ外注を利用すべきなのか、3つのメリットを挙げて解説します。

メリット1:海外発送で発生する手続きを任せられる

海外発送のために発生する国内発送とは異なる多くの手続きは、物流に割り当てなければならないリソースをさらに増大させる原因になります。発送する荷物の詳細を一覧にして添付するインボイスの作成や、航空便に荷物を載せる前には税関を通過するための通関手続きなど、とても自社だけでは対応しきれないという事業者様は多いでしょう。

特に通関手続きは、複数の国に対して商品を発送する場合にさらに煩雑になります。関税は商品によっても異なりますが、同じ商品であっても国によって異なる場合があるので、自社が扱っている商品をそれぞれの国に輸出する際にどのくらいの利率の関税を支払わなければならないのか計算する手間は、非常に膨大になる傾向にあります。

例えば、商品Aをアメリカに対して発送する場合の関税は5%であっても、中国に発送すると20%の関税がかかるケースがあるのです。これらのコストを一つひとつ詳細に計算して支払わなければならない手間は大きいので、ただでさえ手間がかかる物流の負担はさらに増すことになります。

思い切って海外発送に関わる物流業務を外注すると、このような煩雑な手続きをすべて代行してもらえるので海外発送の手間を大幅に削減できます。自社で複雑な計算を行わなくても処理された明細を確認するだけで詳細な料金を把握できるので、経理業務の負担も軽減できるというメリットもあります。

メリット2:サイト運営などの基幹業務に注力できる

海外発送だけには限りませんが、物流業務は企業にとって非常に負担になりやすい業務のひとつです。特に従業員が少ない小規模事業者やスタートアップ企業にとっては、注文が増えてくると物流業務に時間を取られすぎてしまい、サイト運営や商品開発、マーケティングなどの基幹業務が疎かになることもよくあります。

さらに最近ではSNSの発達も手伝って、話題になった商品が一時的に急激な売上の伸びを見せる「波動」が突発的に起こることもあり、的確な需要予測は非常に難しくなっているといえます。

十分な物流体制が整っていない状態で急激な注文の増加に対応するのは難しく、忙しさから誤配送などのミスが増えたり、配送遅延を引き起こしたりしてクレームの原因になる可能性もあるでしょう。海外発送では国内発送に加えてさらに複数の手続きを必要とする場合が多いことから、配送事故が起こるリスクはより高まると考えられます。

物流の外注を利用することで、受注量の変化に関わらず安定的に高品質な物流業務を提供できるようになり、自社の物流に割くリソースも大幅に削減できます。物流業務に追われて対応しきれなくなっていたサイト運営などの基幹業務に注力できるようになり、業務効率や生産性が向上します。

メリット3:外注業者の専門的なノウハウを自社の物流に導入できる

安定的な物流体制を構築するためには、物流業務に関する専門的なノウハウが必要です。しかし、事業を始めたばかりの事業者にとっては物流業務に精通した従業員の確保は難しく、社内の物流体制を万全の状態に整えるのは難しいといえるでしょう。

「注文が多いわけではないので、基幹業務の片手間になんとか対応している」というケースもよくあり、想像以上に非効率な業務のやり方になっている可能性があります。物流は充実したノウハウを持った従業員がいるかどうかで効率が大きく左右されるので、できる限り知識を持った人材を抱えておきたいところです。

外注業者に委託することにより物流のプロが持つ専門的なノウハウを自社の物流に導入でき、自社で人材を探さなくても品質の高い物流を提供できます。品質の担保だけでなく採用コストや教育コストの削減にもつながるので、目に見えない部分のメリットも大きいといえます。

海外発送の手段について知り越境ECを成功させよう

海外発送の手段は豊富に用意されているので、発送先の国や配送日数、料金などのさまざまな条件を加味した上で適切な手段を選ぶことが大切です。補償の面ではEMSの利用が安心ですが、配送を急ぐのであればクーリエを利用すると大幅にリードタイムを短縮できます。

物流業務を外注する場合は、外注先によっても用意している海外発送の手段が異なります。場合によっては対応できないケースもあるので、どのような発送方法に対応しているかも必ず確認しておきましょう。

インボイスの作成や通関手続きなど面倒な業務が多い海外発送は、外注を利用して手間がかからない運用を構築するのも手段のひとつです。基幹業務に集中できる環境を整えて、生産性を高めましょう。

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