Makuakeの利用方法を解説|概要や申込手順・発送代行サービスを詳しくご紹介

Makuakeの利用方法を解説|概要や申込手順・発送代行サービスを詳しくご紹介

Makuake(マクアケ)は、日本国内でも高い人気をクラウドファンディングサービスです。認知度も比較的高く大手企業も活用しているプラットフォームなので、Makuakeを通じて資金調達を検討している方もいるのではないでしょうか。

集客力の高さはメリットですが、購入型に限られるなどの注意点もあります。そこで今回は、Makuakeの概要や申込手順、発送代行サービスなど、Makuakeの利用方法について詳しくご紹介します。

Makuakeの概要

まずは、Makuakeの概要について簡単にご紹介します。

Makuakeとは|クラウドファンディングサービスの一種

Makuakeとは、ユーザーに支援を募って企業や個人が製品開発などの資金調達をするためのクラウドファンディングサービスの一種です。ビジネスや教育、スポーツ、音楽などをはじめとして、あらゆるジャンルのプロジェクトで支援を募ることができます。

クラウドファンディングは近年注目されている手法であり、資金面で実用化が難しかった製品を支援者の力を借りて製品化できる可能性が高まるというメリットがあります。

Makuakeの特徴|「購入型」のみの取り扱い

クラウドファンディングにはさまざまな形式がありますが、Makuakeでは「購入型」のみを取り扱っています。

購入型とは支援を募る側があらかじめ商品やサービスを用意して金額を設定し、支援者が各プランを購入するとその商品やサービスを支援の御礼として受け取れるシステムです。

Makuakeの利用料金・手数料

Makuakeはプロジェクトを掲載するだけであれば特別な利用料金はかかりません。しかし、掲載したプロジェクトに対して支援があると、支援を受けた金額に対して20%(うち、決済手数料5%)の手数料がかかります

例えば100万円の支援金が集まったとき、実際に手元に入るのは80万円です。

Makuake利用手順

ここからは、実際にMakuakeを利用する際の手順を見ていきましょう。プロジェクトが開始されるまではある程度時間がかかるケースも多いので、利用を考えている場合は期間に余裕を持って準備を進めることが大切です。

プロジェクトページ掲載の相談をする

まずはMakuakeのプロジェクト相談フォーム(https://www.makuake.com/apply/form/)から、プロジェクトの掲載を相談する必要があります。

企業名やメールアドレス、電話番号などの基本情報を登録して、下部にある「相談内容」の項をできるだけ具体的に埋めましょう。フォームに入力する際に戸惑わないように、事前にどのような内容を入力する必要があるのか調べておくとスムーズです。

すべての項目を入力後、「確認して送信」をクリックすると確認画面が表示されるので、間違いがなければ情報を送信します。

申し込み完了から3営業日以内を目安に担当のキュレーターから連絡があるので、情報の送信が完了したら連絡を待ちましょう。

プロジェクトページの初回申請を行う

キュレーターから連絡があったら、プロジェクトの初回申請を行います。この後担当キュレーターと直接Makuakeに掲載する内容について打ち合わせを行うことになるので、スムーズに進められるようにできるだけ現時点で決まっている情報を詳しく入力することが大切です。

初回申請が完了したら、担当キュレーターと相談する際の媒体や日時などを調整します。電話やテレビ会議、直接面談して打ち合わせるなど状況に応じてさまざまな手段に対応しています。

担当キュレーターと打ち合わせ

担当キュレーターと掲載内容について具体的に打ち合わせを行います。どのような目的でクラウドファンディングを行いたいのか、集めたい金額の希望などをあらためて伝えましょう。

他にも疑問点があれば、打ち合わせの際に質問して解消しておくと良いでしょう。事前に質問したいことをまとめておくと、後から追加で質問せずに済みます。

申込書類を提出する

担当から申込書類について案内があるので、指定された様式に従って内容を記入したり必要書類を収集したりして準備を整え、過不足のないように提出します。

プロジェクト審査

Makuakeのガイドラインに従ってプロジェクトの掲載可否に関する審査が行われます。内容によっては最初の掲載相談の段階で一次審査が行われるケースもありますが、その他の場合はここで初めての審査が行われることになります。

審査結果が出るまでには、通常3~5営業日程度かかることが多いようです。

プロジェクトページの再申請・掲載内容の確定

無事に審査を通過するとプロジェクトページを作成するためのURLが案内されるので、そこからプロジェクトページを申請者自身で編集し、再申請を行う必要があります。内容については随時担当キュレーターがチェックやアドバイスを行ってくれるので、不明点があれば相談しましょう。

審査通過からプロジェクトページの公開までは10営業日程度の準備期間が設定されており、公開3営業日前までには掲載内容が確定していなければなりません。再申請が行われるとプロジェクトページの公開前審査が実施され、2営業日程度で結果が通知されます。

プロジェクトページの告知準備と公開

担当のキュレーターから公開手順の案内を受けたら、申請者自身で公開ボタンをクリックしてプロジェクトページを公開します。支援者に広く周知するためにも、自社のWebページやSNSなどさまざまな媒体を駆使して告知準備も並行で行いましょう。

プロジェクトの公開期間は通常2~3ヶ月程度が一般的です。

終了後の活動報告・リターン準備

プロジェクトの更改が終了した翌日以降になると、管理画面を通じて支援者の配送情報等をダウンロードできるようになります。忘れずにダウンロードして、商品やサービスを届けるための準備を行いましょう。

また、Makuakeには活動レポートやメッセージ機能が用意されているので、終了後にはプロジェクトの活動報告を行うことも重要です。プロジェクトの進行中にも状況は逐次支援者に知らせるように心がけましょう。

支援金の送金

プロジェクトの公開が終了した月末締め、翌々月3営業日目に所定の手数料を差し引いた支援金が入金されます。

ただし、「All or Nothing型」と呼ばれる「目標の支援金額に到達しなかった場合はプロジェクトを実施せず、支援者へのリターンも行わない」という形式を選んだ場合は入金は行われません。

商品の発送

プロジェクトページに「お届け予定月」が記載されているので、該当の予定月までに支援してくれたユーザーに対してリターンとなる商品やサービスを発送します。

活動報告

支援者に対してクラウドファンディングで集めた資金を利用したイベントや製品開発の活動報告を行います。集まった金額に対してどの項目に何円の資金を利用したのか詳細な内訳を報告しましょう。

Makuakeストアで出品

プロジェクトが成功した場合は、プロジェクトページをそのまま商品の販売ページとして利用できるようになります。ただし、出品可能な商品のジャンルには一部制限があるので、事前に確認しておくことが大切です。

売上は支援金の入金サイクルと同様、毎月末締め、翌々月3営業日目の入金となり、手数料も決済手数料5%を含む20%差し引かれます。

Makuake利用のメリット・デメリット

Makuakeは資金を調達する手段としてさまざまなメリットがあるサービスですが、デメリットもいくつか存在します。どちらの側面も確認した上で、利用するかどうかを検討しましょう。

メリット1:集客効果が高い

Makuakeは「サイバーエージェント」の子会社であり、サイバーエージェントが持つ強力なネットワークを通じてプロジェクトの宣伝を効果的に行ってくれます。

クラウドファンディングではどれだけ多くのユーザーにプロジェクトの存在を周知できるかが成功を左右するので、短期間で資金調達をしたいと考えているのであれば、集客力の高さは魅力的です。

仮に3,000円のコースを用意しているプロジェクトページを閲覧した人のうち5%が支援に参加してくれるとすると、閲覧者が1,000人なら支援金は15万円ですが、1万人であれば150万円の資金が集まります。このように、クラウドファンディングにおいて周知を拡大することは非常に重要な意味を持っています。

また、Amebaにも関連しているため、Amebaブログのログイン画面やブログ画面にMakuakeの情報が表示されることもあります。多くのコンテンツを通じて支援者を募れるので「プロジェクトが誰にも周知されず支援金が集まらない」というリスクは比較的少ないといえます。

加えてMakuakeというプラットフォームそのものがPR会社と業務提携を締結していることから、サイバーエージェントが関わっている場所以外においてもMakuakeの宣伝活動を行えるので、多くのユーザーの目に留まる可能性はさらに高まります。

メリット2:サポート体制が充実している

これまでクラウドファンディングを実施したことがないという企業は、敷居が高いと感じてプロジェクトの発足を思い留まってしまうことも多いでしょう。

しかし、Makuakeはプロジェクトの成功率を高めるためにプロジェクトページの書き方について相談に乗ってもらえたり、アドバイスを求めたりできるので、効果的なページを作成できます。

文章力に自信がなかったり相手に響く提案の方法が分からなかったりする方でも、充実したサポートを受けながらプロジェクトページの作成にチャレンジできるのはMakuakeのメリットといえるでしょう。

また、掲載するテキストだけでなく写真や動画などのコンテンツに関するアドバイスも受けられます。どのような見せ方がユーザーに響くかを熟知しているプロのスタッフの協力を得ることで、自分たちだけで準備を行うよりも成功率を上げられる可能性が高まります。 

デメリット1:成功率が見えない

Makuakeでは過去に成功したプロジェクトを閲覧でき、成功事例はさまざまなメディアに掲載されることもよくあります。どのようなプロジェクトが成功しているのかをリサーチしやすいという点では、他のクラウドファンディングサービスに比べて使い勝手の面で劣っているわけではありません。

しかし、他の大手クラウドファンディングサービスではプロジェクトの成功率がどの程度なのかを定期的に公表している一方で、Makuakeでは成功率の公開は行われていないという差があります。

アメリカにおいて、購入型を採用しているクラウドファンディングサービスの「Kicktarter」は成功率が35%だといわれており、日本国内でもそれに近い結果が出ると想定されていますが、公表されていない以上は正確な数値を知ることができません。

どの程度成功しているかが分かっていれば、プロジェクトを発足する際の心構えができると同時に、失敗したときのアクションをあらかじめ決めておくこともできます。

しかし、成功率が分からない状況では、いざプロジェクトを立ち上げて「成功すると思っていたが失敗してしまった」という事態が起こる可能性もあるでしょう。集客力の高さは魅力的ですが、成功率が見えないのはデメリットといえます。

デメリット2:購入型のため実施にはリスクがある

購入型で行われるクラウドファンディングは、支援の見返りに支援者に対して商品やサービスを提供しなければなりません。製品を製造しなければならず、リターンを発送する予定月も指定されていることからスケジュールもタイトになりやすいといえます。

商品やサービスを用意するということは、その商品の製造コストがかかるということでもあります。せっかく支援金が集まったとしても、支援者に提供する商品のコストが高額になりすぎると実際の支援金が思ったより手元に残らないという可能性もある点に注意して、慎重に運用しなければなりません。

「少しでも多くの支援を集めたい」という気持ちが選考してクラウドファンディングサービスの本来の目的を見失ってしまうと、高額なリターンを設定したり豪華なグッズを用意したりしてユーザーの興味を引こうとしがちになります。

Makuakeをはじめとしたクラウドファンディングサービスでは支援金に対して手数料の支払いも発生するので、コストをしっかりと管理しなければ資金調達を行うつもりが出費ばかり増えるということにもなりかねないので注意が必要です。

【コラム】クラウドファンディングの物流は外注がおすすめ|物流外注業者をご紹介

購入型でクラウドファンディングを行う際は、完了後に商品の発送業務が発生します。スケジュールがタイトになりやすく、プロジェクトと同時進行で物流業務を担うのは負担が大きいので、外注を利用するのがおすすめです。

物流にかかるリソースを軽減し他基幹業務に専念できる

前述のように、クラウドファンディングが完了した後は所定の発送予定月までに支援してくれたユーザーに対して商品を発送しなければなりません。

潤沢な資金調達を行うには多くのユーザーに支援してもらう必要がありますが、支援者が増えれば増えるほど発送するリターンも増加して物流業務は煩雑になっていきます

Makuakeではプロジェクトの完了後に初めてリターンを発送するユーザーの情報がダウンロードできるようになるため、発送業務はプロジェクトが完了してから行うことになるでしょう。

商品の性質にもよりますが、製造をプロジェクト完了後に行わなければならない商品であれば製造業務と発送業務を短期間の間にこなさなければならないという事情もあり、物流の負担は非常に重くなることが想定されます。

支援金額や支援者数はプロジェクトの進行中でも把握できるので、あらかじめ発送する数を想定して準備を進めることである程度負荷の分散は図れますが、小規模事業者が想定よりも多くの支援を受けて物流に手が回らないというケースもよくあります。

専門業者に外注すれば、物流にかかるリソースを軽減して他のメイン業務に専念できる環境を作り出せるので、積極的に活用することをおすすめします。

Makuakeでは出荷作業のサポートとして、配送代行サービス「オープンロジ」の紹介を行なっているので、こちらの利用を検討するのも良いでしょう。

参照:https://support.makuake.com/hc/ja/articles/115003182232

スポット利用可能な物流アウトソーシング会社をご紹介

クラウドファンディングの実施に備えて、一定の期間だけ物流をアウトソーシングしたいという方も多いでしょう。そこで、スポット利用が可能な4つの物流アウトソーシング会社をご紹介します。

オープンロジ

https://service.openlogi.com/

オープンロジは国内最大級の利用ユーザー数と8,000ユーザー以上の豊富な導入実績を持つ物流のアウトソーシング会社であり、物流業務全般を任せられるフルフィルメントサービスを提供しています。初期費用・固定費用0円で使った分だけ請求の従量課金制を採用しており、中小企業でも利用しやすい料金体系が魅力です

クラウドを通じてシステムを無料で提供しており、インターネットを利用できる環境であればどこからでも案件管理が可能です。倉庫は商品は1点から利用できるため、リターンとして発送する商品がそれほど多くない小規模のプロジェクトを立ち上げてクラウドファンディングを行う場合でも、低コストで物流の自動化を実現できます。

国内発送以外に海外発送向けのEMSや国際eパケット、クーリエにも対応していることから、海外ユーザーに支援を募る場合でもスムーズに対応可能です。

ティーツーケー

https://www.t2k.ne.jp/

ティーツーケーは「お客様の物流業務専属パートナー」として、物流にかかわる業務全般を代行してくれるアウトソーシング会社です。独自のシステムを通じて在庫の動きをリアルタイムに把握できるので、自社の荷物が現在どのような状況にあるのかがひと目で分かるのが特徴です

またオプションサービスが充実しており、ラッピングなどの一般的な加工サービスの他にプレゼントに同封するメッセージカードの作成代行やレーザー彫刻機による名入れ、アパレル用品の裾上げなども行っています。

保管料は1個あたり1日0.3円~に設定されていますが、運賃やピッキング料は詳細な料金が掲載されていないので、利用を検討している場合はリターン品の詳細を把握した上でお問い合わせが必要になります。

セカイロジ

https://sekailogi.com/

セカイロジは「物流でセカイのトビラをひらこう」をコンセプトに運営しているクロスボーダーロジスティクスで、全世界対応型の物流サービスなので海外配送に強い点が魅力です。海外の支援者にもリターンを発送する件数が多いのであれば、活躍の機会があるでしょう。

国際発送はEMS、国際eパケット、小型包装物 SAL便(書留つき)に対応しています。国内外どちらに対しても配送するなら、選択肢に入るサービスのひとつです。

初期費用と月額費用は0円で、請求は利用した分だけの従量課金制を採用しています。一定期間だけ利用するスポット利用の場合は初期費用や固定費が重い負担となるケースもよくあるので、請求は使った分だけというのは魅力といえるでしょう。

案件管理はクラウド型のシステムを通じて行い、オンライン上で業務が完結する仕組みになっています。

LogiMoPro

https://www.logimopro.jp/

LogiMoProは中小ECや少数事業者向けに特化したクラウド物流アウトソーシングです。個人利用も歓迎していることから、副業などでECサイトを運営している方でも利用可能です

初期費用や月額費用は他社サービス同様0円で従量課金制を採用しており、1商品から使えるのも魅力のひとつです。オンライン上で管理業務を完結できるクラウドサービスを無料会員登録するとすぐに使い始められるので、面倒な準備も必要ありません。

海外発送には対応していませんが、国内発送は宅配便の他にメール便も利用できます。宅配便のサイズに満たない小さな荷物を送る場合にも扱いやすいので、国内発送を中心にクラウドファンディングを行うのであればおすすめのアウトソーシング会社のひとつです。

Makuakeを効率よく利用して資金を集めよう

資金調達の手段として広まってきているクラウドファンディングの中でも、Makuakeは大手企業の後ろ盾もあり認知度や集客力が高いサービスです。開発費用などの資金調達を検討しているなら、Makuakeを効率よく利用して資金を集めましょう。

Makuakeは購入型のみに対応していることから、リターンにかかる製造コストなども事前によく検討した上でしっかりと準備を進めることが大切です。サポートの手厚さが魅力なので、プロジェクトページの作成に迷ったときは担当のキュレーターに相談してみましょう。

クラウドファンディングのリターン発送に関わる物流業務は、タイトなスケジュールの中で効率化を図るためにも外注を検討するのがおすすめです。今回ご紹介した業者なども参考にしながら、最適な運用を模索してみてください。

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