通販物流の委託について解説|委託できる作業内容や物流委託会社についてご紹介

2021年4月26日

通販物流の委託について解説|委託できる作業内容や物流委託会社についてご紹介

日々の注文を滞りなく処理しながら基幹業務にも集中するためには、ECサイトで注文を受けてから目的地へ配送するまでの業務を指す「通販物流」の委託を検討することも大切です。実は、物流委託会社は想像以上に多様な業務を委託できることをご存知でしょうか。

入出庫業務や梱包・配送業務の他にも、海外発送手続きや流通加工、ECサイトの運用に至るまで、物流委託会社によって請け負っている業務はさまざまです。そこで今回は、通販物流で委託できる作業内容や物流委託会社をご紹介します。

通販物流の委託会社をご紹介

最近では、通販物流を委託できるさまざまな会社が登場しています。まずは、代表的な通販物流の委託会社についてご紹介します。

オープンロジ

https://service.openlogi.com/

オープンロジは国内でも最大級のフルフィルメントサービスを提供する委託会社です。8,000ユーザー以上との取引実績があり、さまざまな業種・業態の企業による豊富な導入事例をホームページ上で参照できます。

物流全般の業務を委託できますが、発送代行サービスだけの利用も可能なので、個々の事業者の状況に応じたオリジナルの物流体制を構築できるのが魅力です。

「従量課金制」を採用しているため、毎月の請求は利用した分だけであり、使わなくても支払わなければならない初期費用や固定費用は発生しません。「季節によってはまったく使わない月がある」「まだ注文の量は多くないけど外注したい」といった要望をお持ちの事業者様でも便利です。

三温帯倉庫とも提携していることから冷凍・冷蔵が必要な商品も取り扱えるので、コールドチェーンを実現できる倉庫をお探しの方にもおすすめです。

在庫の状況はオープンロジが提供するクラウド型ASPでリアルタイムに把握できるので、予期せぬトラブルにも迅速に対応可能です。システム利用料も無料で特別なカスタマイズも必要ないため、登録するだけでスムーズに利用開始できるのも嬉しいポイントだといえます。

倉庫利用料は0.2円〜で1点からでも利用できます。配送料は370円〜/1個口で、扱う荷物のサイズによって変わります。220ヵ国以上の海外発送にも対応しており、EMSや国際eパケット、DHL(クーリエ)などを使えるので、越境ECに進出を検討されている方でも扱いやすいサービスです。

イー・ロジット

https://www.e-logit.com/

イー・ロジットは通販物流代行全般を扱っており、豊富な委託サービスを用意しているのが特徴です。基本的な発送代行サービスだけでなく、カスタマーサポートや写真撮影などにも対応しています。東京、埼玉、千葉、大阪に6箇所のセンターを擁しており、東西で保管場所を分けることによってリードタイムの短縮を図れるのも魅力のひとつといえるでしょう。

他にはあまり見られない独特のサービスとしては、薬事法に対応した商品の個別対応が挙げられます。コンタクトレンズやサプリメント、化粧品などは薬事法の対象になるものもありますが、イー・ロジットが各種製造業の資格を取得していることから、事業者側が独自に資格を取得しなくても該当の商品を扱えます。

出荷は土日祝日を問わず365日可能なので、「少しでも早く商品を受け取りたい」というユーザーの要望にも応えられるでしょう。いつでも当日出荷が可能なので、配送リードタイムを短縮して他社との差別化を図れます。

冷凍・冷蔵品などの温度管理が必要な商品にも対応可能です。システムはイー・ロジットが開発したクラウド型のASPサービスを使うことになるので、リアルタイムに在庫状況を把握できます。

標準価格は明記されていないので、利用を検討する際はホームページから資料請求と見積もり依頼が必要です。

NEOlogi

https://neologi.jp/

NEOlogiは世界150ヵ国へ発送できる、海外発送に強い委託会社のひとつです。越境ECをメインに事業を展開していたり、ゆくゆくは越境ECに参入したいと考えていたりする方にはおすすめです。案件管理はNEOlogiが独自開発・提供しているASPサービスを利用するので、出荷指示や発送作業も手軽に完了できます。

支払う料金は出荷数に応じて決まる「完全従量制」を採用しており、それ以外の初期費用や固定費用はかかりません。出荷量の少ない事業者でも利用しやすい委託会社といえるでしょう。

海外発送に特化しているという強みから、インボイスの作成や通関手続きなどの手間のかかる手続きは一気通貫で代行が可能です。また、発送方法が豊富に用意されているのが魅力であり、EMS、DHL、FedEx、SAL、AIRMAILの5種類の配送方法に対応しています。取り扱っている荷物の種類やサイズに合わせて柔軟に選べます。

一般的な倉庫業務全般を代行する「検品出荷」と、梱包まで自社で済ませてインボイスの作成や通関手続きなどの海外発送業務のみ代行を依頼する「転送出荷」の2種類のプランが用意されています。

国内出荷よりも海外出荷の方が安価なめずらしい委託会社であり、倉庫利用料は0.2円〜/1点、国内出荷料金は370円〜/1個口(メール便)、海外出荷料金は300円~(Sサイズ)で利用できます。

日新ECパートナーズ

http://www.ns-w.jp/

日新ECパートナーズは、倉庫業務の代行費用や配送料がすべてセットになったコミコミの価格設定が特徴の委託会社です。一般的な委託会社では倉庫の保管料やピッキング作業費などが個別に設定されており、配送料は別途支払うケースが多いといえます。しかし、同社では「荷物1個あたり730円(税別)~」という単純明快な価格設定になっています

着払い運賃の立て替えや返品入庫検品、シール貼付け、特殊検品などの特別な庫内作業が発生したときのみ作業料金が追加され、それ以外は配送料も含めて一律に設定されていることから、上手く活用するとコストを削減できる可能性もあるでしょう。

一坪、1パレット単位で保管が可能なので、小規模事業者でも利用できる委託会社です。ただし、冷凍・冷蔵商品には対応できず、常温のみの取り扱いとなる点については注意が必要です。

国内発送はヤマト運輸・佐川急便・西濃運輸に対応しており、海外発送はEMSのみ利用できます。通関手続きの代行には対応しておらず、業者の紹介のみとなるので、海外発送よりは国内発送をメインにしている事業者向けの委託会社といえるでしょう。

通販物流会社へ外注できる作業とは

通販物流会社に外注できる作業は、単に商品の保管だけでなくさまざまなものがあります。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

入庫・保管

物流サービスを受ける上で最も基本となるのが商品の入庫・保管です。入庫とは「入荷した商品を倉庫に保管する前の作業全般」のことで、入荷した商品の種類や数量が正しいかどうか検品したり、初期傷や不良品が混じっていないかどうかを確認したりする作業を行います。

確認した上で間違いや問題点がなければ商品を保管場所の棚に納めますが、この作業を終えることで入庫が完了します。

入庫の際に商品を取り出しやすいように新しい商品を棚の奥に、古い商品が棚の手前に来るように並べる「先入れ先出し」を徹底したり、ピッキング作業を行いやすいように商品を効率的な導線で保管する「ロケーション管理」を行ったりするのも入庫作業のひとつといえるでしょう。

保管業務は文字どおり「入荷した商品を在庫として倉庫に保管しておく業務」のことです。商品にはさまざまな種類があるため、劣化や故障が起こらないように個々の商品にとって最適な環境で保管しなければなりません。

常温倉庫だけでなく、冷凍・冷蔵品を保管するための倉庫や高圧ガスなどの危険物を保管する倉庫など、預かる荷物に応じて多様な種類の倉庫が用意されています。

ピッキング・検品・梱包

ピッキング・検品・梱包も、通販物流会社への委託がよく検討されます。

倉庫に出荷指示が入ると、注文に基づいて倉庫から商品を取り出すピッキング作業が行われます。あらかじめ印刷しておいたり、タブレット端末で表示させておいたりしたピッキングリストに従って倉庫の保管場所から商品を過不足なく取り出し、出荷する商品を揃える作業です。

ピッキングを効率よく行うためには、長期的に動かない商品を出荷場から遠い場所に、よく出荷される商品を近い場所に配置するなどの工夫が必要になります

注文があった商品をすべて揃えたら、商品の種類や数量に間違いがないかどうか、品質に問題がないかどうかなどを確認する出荷検品を行います。手作業やバーコード読み取りなどさまざまな形で行いますが、出荷検品を怠ると誤配送の原因となるため、特に慎重に確認しなければならない作業です。

内容に問題がないことを確かめたら、商品に適した資材を使って梱包します。ダンボールなどがよく使われますが、ガラス製品など割れやすいものは緩衝材などを用いて配送中に壊れないための処理を施します。

在庫管理

倉庫内にどの商品が何個あるかを把握するための在庫管理も、通販物流会社へ委託できる業務のひとつです。

通常は在庫の引き落としが入出庫業務と紐づいているため、在庫管理単体で委託することはそれほど多くありません。入庫や保管、ピッキング、梱包、検品などの一連の業務と同時に委託されるケースが多いでしょう。

ただし、棚卸に限って言えば、倉庫内の在庫を数える作業を定期的に外部業者に委託することはあります。手作業とバーコード読み取りのどちらであっても棚卸にはまとまった時間を取られるケースが多いので、通常業務に集中する目的で棚卸業務のみを委託するのも業務効率化に効果的な場面は多いといえます。

在庫管理を徹底することは、欠品や過剰在庫を防止して販売機会の損失や廃棄リスクを減らす上で重要です。物流業務全般を委託する場合は在庫管理も同時に委託となるケースが一般的ですが、自社で倉庫管理を行っている場合でも棚卸業務などに外注を活用できないか検討してみると良いでしょう。

発送作業

倉庫から商品をピッキングし、検品・梱包を終えた後の発送作業も通販物流会社へ委託可能です。倉庫の入庫・保管やピッキング・検品・梱包と併せて委託するケースが多いものの、梱包まで自社で行い、発送作業のみを委託することもできます。

自社でトラックや航空便などの配送手段の手配を行うことが難しかったり、海外発送のためのインボイスの作成や通関手続きが負担になっていたりする場合は、発送作業のみの委託を検討すると効果的です。

発送作業では、各通販物流会社が用意している輸配送手段を用いて梱包した商品を注文のあったユーザーへ届けます。自社便を利用する際は、効率的な配送を行うために輸配送管理システムなどを活用することもよくあります。

販促のサポート

事業を進めるにあたって、販促活動は重要な業務のひとつです。通販物流会社は物流業務を中心とした業務委託がメインですが、中には販促活動のサポートを行っている場合もあります。

例えば、EC事業を新規に立ち上げたいとお考えの事業者様が理想とするECサイトの構築を請け負ったり、写真撮影、採寸、商品の紹介文といったいわゆる「ささげ業務」を代行したり、ECサイトの運用を代行したりするサポート業務が代表的です。

ヒアリングを通じてサポートが必要な業務を一つひとつ洗い出し、通販物流会社が扱っているサービスの中から独自のサポート体制を構築するのが一般的です。ECサイトの運用から販促活動、物流業務まで一気通貫で任せられるので、商品の企画や生産に集中できるのがポイントです。

他にもSNSの運用やECサイトの価値を高めるためのSEO対策など、通販物流会社によって取り扱っているサービスはさまざまなので、自社に必要なノウハウを柔軟に取り入れると良いでしょう

流通加工・独自資材サービス

商品にラベルを貼り付けたり、複数の部品からできている商品を組み立てたり、精密機器のセットアップを行ったりするのが流通加工サービスです。ギフトラッピングなど、通常の梱包の範囲に含まれないものも流通加工として扱われます。

物流業務全般を委託する場合、流通加工を扱っていない通販物流会社を選ぶとセット組みやギフトラッピングを必要とする商品については自社で対応しなければならないケースもあります。通常の梱包以外を必要とするのであれば、業者を選定する際に必ず流通加工サービスの内容を確認しておきましょう

また、オリジナルデザインを施したダンボールやラッピング袋を制作する独自資材サービスを請け負っている通販物流会社もあります。独自資材を利用すると他社との差別化が可能になり、ユーザーに新たな価値を提供できることから導入を検討する事業者も多いサービスのひとつです。

【ご紹介】オープンロジでは独自資材サービスも提供しています

オープンロジでは一般的な物流業務の他にも、独自資材サービスを提供してオリジナリティのある物流をサポートしています。最後に、当社の独自資材サービスについてご紹介します。

独自資材の作成から物流業務を一気通貫で代行可能

独自資材の作成に対応していない委託会社では、資材を作成するために他の専門業者と打ち合わせを行ったり、作成した資材を委託会社の倉庫に発送したりする業務が発生します。それに付随して各社との連携体制も複雑になり、結局物流業務に手間がかかってリソースをあまり削減できないケースもあるでしょう。

オープンロジでは独自資材の作成から物流業務を一気通貫で代行できるので、複数の企業とやり取りをする手間は発生しません。当社で作成した独自資材をそのまま倉庫で保管し、注文があった際には保管していた独自資材で梱包・出荷対応を行えるので、物流業務の一連の流れが非常にスムーズです。

「せっかく委託会社に業務を任せたのに、他の部分で手間がかかって負担を軽減できない」「複数の企業と連携が上手く行かず、誤配送や配送遅延が起こりやすくなった」などのお悩みを抱えている事業者様も、ぜひ一度ご相談ください。企業ロゴの印字をはじめとして、ご相談に応じてできる限りご要望を取り入れた独自資材を実現できるようサポートいたします。

小ロットからでも受付可能

一般的な物流委託会社では、独自資材の作成はまとまった荷量がないと難しい場合が多い傾向にあります。小規模事業者様においては、独自資材について相談したものの断られてしまった経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

オープンロジでは独自資材を扱う専用倉庫と提携を結ぶことにより、現在では小ロットからでも受付可能な体制を構築できているので、小規模の事業者様でも独自資材を導入することが可能です

これまで独自資材の作成を断られた経験がある方や、「興味はあるけどうちは小さな会社だから難しいだろう」と諦めていた方も、ぜひ一度オープンロジへご相談ください。他業者では対応が難しいロット数であっても、当社であればお手伝いできる可能性があります。

商品を受け取る際に一番最初に目にする部分だからこそ、こだわりをもって独自資材を活用した配送を実現したいという要望は数多くあります。これまでは規模の関係で断念せざるを得なかった事業者様にもオリジナリティあふれる配送にぜひトライして頂きたいという思いをもとに、一つひとつの事業者様に寄り添ったご提案をいたします。

物流は外注を利用すれば大幅なリソース確保に繋がる!

通販物流にはさまざまな業務があるため、自社だけですべての業務を抱えようとすればリソース不足に陥ってしまう可能性もあります。基幹業務に集中できる環境を作り出すためにも、必要に応じて外注を取り入れることでリソース確保を実現できるでしょう。

物流業務を丸ごと委託することで自動化を図るのもおすすめですが、状況によっては不足している部分だけ利用するのも効果的です。社内の現状を整理して、外注の活用方針を定めると良いでしょう。

オープンロジでも独自資材の作成から一気通貫で物流業務を代行しています。小ロットからでもオリジナリティのある資材を作成できるので、これまで独自資材の利用を諦めていた方もぜひ一度ご相談ください。

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