目次日本郵便ヤマト運輸佐川急便DHLFedExUPS結局どのサービスが良い?商品によって異なるので見極める必要があるオープンロジで実現できること 越境ECを始めたいという方の中には、配送手段をどのように決めたら良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、配送会社各社のサービスを簡単にまとめてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 日本郵便 日本郵便はもともと国営だったこともあり、世界の郵政省などが所属する万国郵便連合に加盟し、国際郵便サービスを提供している会社です。 日本郵政では以下のサービスが利用できます。 EMS(Express Mail Service) 万国郵便連合に所属する世界の郵便事業を展開する組織が提供しているサービスです。世界120カ国以上の国に荷物を送ることができます。また東京からアメリカのニューヨーク州まで荷物を運ぶ場合でも3日程度で送ることができます。最大200万円までの損害賠償制度もあるほか、国は限定されますが低温のまま荷物を配送してくれる『クールEMS』の利用も可能です。ただし、30kgまでの重量制限があるので注意してください。 参考:日本郵便「EMS」 国際eパケット 2kgまでの小型物品をEMSや航空便などよりも安く送ることができるサービスです。一部の国では追跡もでき、6,000円までの補償制度もあります。東京からアメリカのニューヨーク州まで荷物を運ぶ場合の所要時間は3日程度です。また、サイズや形状にもかなり制限はありますので、注意する必要があるでしょう。 参考:日本郵便「国際eパケット」 国際eパケットライト 国際eパケットと同じ形状・重さのものが、より安く送ることができるのは国際eパケットライトです。国際eパケットとの違いは、配送スピードが遅い(東京からアメリカのニューヨーク州まで荷物を運ぶ場合の所要時間は2週間前後)、一部用意する書類が違う、補償制度がないなどの点です。 参考:日本郵便「国際eパケットライト」 航空便 その名の通り航空機を利用した輸送手段です。後述する船便やSAL便よりもスピードが早く配送が可能です。東京からアメリカのニューヨーク州まで荷物を運ぶ場合の所要時間は7日程度です。 参考:日本郵便「発送方法の比較」 エコノミー航空便(SAL便) 日本国内と到着国内では船便扱いで、両国間の輸送のみ航空機を利用する輸送手段です。スピードは船便より速く、料金は航空便よりも安いサービスとなります。東京からアメリカのニューヨーク州まで荷物を運ぶ場合の所要時間は2週間前後です。 参考:日本郵便「エコノミー航空(SAL)便」 船便 船で輸送する手段で、航空便やSAL便よりも安く済みますが、配送完了までに1~3ヶ月程度の時間を要します。東京からアメリカのニューヨーク州まで荷物を運ぶ場合の所要時間は2ヶ月前後です。 参考:日本郵便「発送方法の比較」 UGX(ゆうグローバルエクスプレス) このサービスは、前述したEMSでできなかった関税の元払いができるサービスです。越境ECにかかる関税は購入者が支払うことが通常です。しかし、Amazon社が運営するFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用する場合や、BtoBでの取引の場合、関税の元払いをしたいという方もいるでしょう。そういった方は、こちらのサービスが適していると思われます。 参考:日本郵便「UGX(ゆうグローバルエクスプレス)」 ヤマト運輸 日本ではクロネコヤマトの愛称で知られる同社ですが、国際宅急便として世界200カ国を超える地域にも輸送可能です。荷物の三辺合計が160cm以内で、重量25kgまでの物を配送することができます。しかし、発送者か受取人のいずれかが個人の場合、取り扱いができない国がいくつかありますので、注意が必要です。 参考:ヤマト運輸「国際宅急便」 佐川急便 飛脚国際宅急便として、世界220カ国を超える地域に輸送が可能です。しかしヤマト運輸と同様、個人へ配送できる地域が限られていますので注意してください。取り扱い可能なのは、三辺260cm以内で重量50kg以内の荷物です。 参考:佐川急便「飛脚国際宅急便」 DHL ドイツの国際貨物輸送の大手企業です。いくつかのソリューションがあるので、以下にて簡単にご紹介します。 DHL SAME DAY JETLINE 荷物を集荷した時点で利用可能な最も早い便で輸送をするプランです。 参考:DHL「SAME DAY JETLINE」 DHL エクスプレス(9:00, 10:30, 12:00) 到着時間の指定ができるプランで、9:00、10:30、12:00のいずれかを選択できます。また、返金保証というものがあり、配達が保証時間を過ぎた場合は一定条件のもとで返金がなされるという内容になっています。取り扱い可能の荷物に少し違いがあり、9:00または10:30の指定の場合は、最大寸法が120×80×80で、重量は30kgまで。12:00指定の場合は最大寸法は同様ですが、重量は70kgまでとなっています。 DHL エクスプレス ワールドワイド 一辺の寸法が最大300cm、重量300kgまでの大型荷物まで取り扱い可能なプランです。 DHL エクスプレス エンベロープ A4サイズ40枚程度が入る専用封筒で、重量300gまでの小型荷物を送るプランです。書類のみが取り扱い可能ですので注意してください。 DHL EXPRESS JUMBO(ジャンボボックス) 10kgまで、または25kgまでの重量に耐える専用のボックスで送るプランです。テープ不要の専用ボックスは無償で提供されます。 DHL EXPRESS EASY 荷物に合わせたサイズの無償の専用ボックスに入れて送るプランです。DHL EXPRESS EASYを取り扱うサービスポイント(店舗)に持ち込みが必要ですので注意してください。 参考:DHL「Time Definite」 FedEx アメリカに本社をおく、世界最大手の総合貨物輸送会社です。FedExで提供しているソリューションは以下になります。 フェデックス・インターナショナル・ファースト(IF) 世界各地へ1営業日〜3営業日で配達が完了する、時間厳守のドア・ツー・ドアサービスで、FedExの中で最も配送スピードの速いプランです。取り扱い可能な荷物は、最大幅が274cmもしくは三辺合計が330cm以内、重量が68kg以内です。 参考:FedEx「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP)」 フェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP) インターナショナル・ファースト(IF)と同様、通常1営業日〜3営業日で配達を完了するプランです。取り扱い可能な荷物のサイズと重量も、インターナショナル・ファーストと同じになります。 参考:FedEx「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ(IP)」 フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・フレイト(IPF) インターナショナル・ファースト(IF)やインターナショナル・プライオリティ(IP)で取り扱いができない大型の荷物を取り扱うプランです。世界各地へ、通常1営業日〜3営業日で配達を完了します。 参考:FedEx「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・フレイト(IPF)」 フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・ダイレクトディストリビューション(IPD) 複数の場所での集荷や配達が必要な場合に便利なプランです。多数の小口を一つのユニットとして取り扱い輸送してもらえます。世界各地へ、通常2営業日〜4営業日で配達を完了します。 参考:FedEx「フェデックス・インターナショナル・プライオリティ・ダイレクトディストリビューション(IPD)」 フェデックス・インターナショナル・エコノミー(IE) 世界各地へ2営業日〜4営業日で配達が完了するプランです。取り扱い可能な荷物は、最大幅が274cmもしくは三辺合計が330cm以内、重量が68kg以内です。FedExの10 / 25kgボックスを使用する場合はインターナショナル・プライオリティ(IP)として発送し請求されますので注意しましょう。 参考:FedEx「フェデックス・インターナショナル・エコノミー(IE)」 フェデックス・インターナショナル・エコノミー・フレイト(IEF) インターナショナル・エコノミー(IE)で取り扱いができない大型の荷物を取り扱うプランです。世界各地へ、2営業日〜4営業日で配達が完了します。 参考:FedEx「フェデックス・インターナショナル・エコノミー・フレイト(IEF)」 UPS アメリカの国際貨物輸送の大手企業です。以下がUPSが提供しているサービスです。 UPSワールドワイド・エクスプレス・プラス 最短1営業日〜3営業日の午前中(最速午前8:00)までに配達が完了する、UPSの中で最速のプランです。取り扱い可能な荷物は、最大幅が274cmまたは三辺合計が400cm以内、重量が70kg以内です。ただし、対象国がGDP上位20カ国に限られますので注意しましょう。 参考:UPS「UPSワールドワイド・エクスプレス・プラス」 UPSワールドワイド・エクスプレス 最短1営業日〜3営業日の午前中(午前10:30または正午12:00)までに配達が完了するプランです。取り扱い可能荷物はエクスプレス・プラスと同様となります。 参考:UPS「UPSワールドワイド・エクスプレス」 UPSワールドワイド・エクスプレス・フレート 70kgを超える、大型の荷物を取り扱うことのできるプランです。最短1営業日〜3営業日の終業時間までに配達が完了します。 参考:UPS「UPSワールドワイド・エクスプレス・フレート」 UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー 70kgを超える大型の荷物を取り扱うことのできるプランで、エクスプレス・フレートよりも価格を抑えて利用することが可能です。最短1営業日〜3営業日の終業時間までに配達が完了します。 参考:UPS「UPSワールドワイド・エクスプレス・セイバー」 UPSワールドワイド・エクスペダイテッド 最短3営業日〜5営業日の終業時間までに配達が完了する、UPSで最も経済的なプランです。 参考:UPS「UPSワールドワイド・エクスペダイテッド」 結局どのサービスが良い?商品によって異なるので見極める必要がある このようにたくさんのサービスがある中で取捨選択することはとても難しく、面倒かもしれません。しかし、商品の特性などによって適切な配送手段が異なるので、一概に「このサービスが良い!」ということはできません。ですので、やはり各社のサービス特性をしっかり理解し、自社の取扱商品にあう手段を見極める必要があります。 ぜひこの記事を参考にしながら、自社に合うサービスを選んでみてください。 オープンロジで実現できること オープンロジはECやネットショップ運営における、入荷作業、検品作業、在庫管理、発送作業の一連の物流業務を全て自動化するサービスです。「初期費用無料」「最短2分でWEBで簡単登録」「システム利用料・固定費なしの従量課金制」という、どんな事業者さまにも安心してご利用いただける料金やシステムを強みとし、すでに約5,000社のユーザー(2019年5月時点)に登録いただいておりています。 API連携している受注管理システムを利用すれば、受注〜在庫管理〜商品発送まで全て自動化することができ、日々の業務負担を軽減することができます。 在庫管理システムにお困りの方は、ぜひオープンロジのご利用をご検討ください。 サービスサイトはこちら 関連記事 越境ECの集客方法とは|越境ECのポイントや事例を踏まえてご紹介 中国越境ECとは|概要や市場規模、事業参入の方法など詳しく解説 越境ECのマーケティングはどうする?|越境ECの基本やマーケティングについて詳しく解説 記事タグ一覧 越境EC(13)Shopify(12)EC(11)ネットショップ(8)物流(7)BASE(6)STORES(5)ECサイト(5)Amazon(4)ECカート(4)ネクストエンジン(4)ささげ業務(4)発送代行(3)eBay(3)FBA(3)手数料(3)アパレル(3)在庫管理システム(2)棚卸(2)在庫管理(2)カート(2)物流会社(2)ECモール(2)食品(2)定期通販(2)サブスクリプション(2)決済(2)仕入れ(2)倉庫(2)オープンロジ(1)物流自動化(1)OPENLOGI(1)配送キャリア(1)配送手段(1)開業方法(1)3PL(1)STORES.jp(1)台湾(1)在庫回転率(1)仕入れ方法(1)決済方法(1)返品(1)韓国(1)納品方法(1)DtoC(1)D2C(1)物流アウトソーシング(1)ASP(1)集客方法(1)Shopify plus(1)パッケージ(1)マーケティング(1)事例(1)無料(1)メール(1)送料(1)カスタマイズ(1)開業届(1)ネクストエンジンオーダーメイド(1)使い方(1)補助金(1)STORESニュース(1)API(1)お問い合わせ(1)スピードキャッシュ(1)送料設定(1)WMS(1)選び方(1)検針(1)代行(1)サブスク通販(1)立ち上げ方(1)規制(1)冷凍冷蔵(1)システム(1)コスト(1)料金(1)単品通販(1)マテハン(1)波動対応(1)定期購入(1)出荷管理(1)物流管理(1)在庫分析(1)物流KPI(1)物流コスト(1)安全在庫(1)フリーロケーション(1)海外発送(1)OMS(1)フルフィルメント(1)物流代行(1)仕入れサイト(1)中国(1)集客(1)レイバーコントロール(1)販売(1)Eコマース(1)ロケーション(1)ライブコマース(1)ロット管理(1)リードタイム(1)運営代行(1)運営(1)オンライン接客(1)SEO対策(1)棚卸差異(1)発注点(1)Instagram(1)ショッピング機能(1)EC市場(1)誤出荷(1)物流システム(1)物流DX(1)温度帯(1)BtoB(1)先入れ先出し(1)ネット販売(1)OMO(1)WordPress(1)自社EC(1)費用(1)メディアEC(1)クラウドファンディング(1)コールドチェーン(1)Makuake(1)