おすすめの定期通販のカートをご紹介|概要やメリット・ハードルまで

おすすめの定期通販のカートをご紹介|概要やメリット・ハードルまで

一定期間にわたって同じ商品を定期的に配送する定期通販は、企業に安定的な売上をもたらし、顧客にとっても利便性の高いビジネスモデルです。近年では定番の手法になりつつあるため、導入を検討している方もいるのではないでしょうか。

定期通販を導入する際は、メリットやハードルを十分に理解したうえで、自社に合ったカートの選定が重要になります。そこで今回は定期通販の概要やメリットとハードル、おすすめのカートなどについて徹底解説します。

定期通販の概要

まずは、定期通販の概要についてご紹介します。

定期通販とは|継続購入を目的とした販売方法

定期通販とは、顧客との契約に基づいて、一定の周期で同じ商品を継続して配送する販売方法のことです。例えば1ヶ月に1回、6ヶ月間にわたって自社ブランドのシャンプーを購入してもらったり、3ヶ月間にわたって農場で採れた野菜セットを届けたりするイメージです。

定期的に商品が届く、というと「サブスクリプション」を思い浮かべる方も多いものの、似ているようで二つの言葉の意味は大きく異なります。定期購入は「特定の期間にわたって商品を購入してもらう販売形式」であり、サブスクリプションは「指定期間の利用料を払ってもらい、サービスを提供する販売形式」です。

サブスクリプションの代表例としては、動画視聴サービスの「Netflix」や音楽配信サービスの「Apple Music」などが挙げられます。

毎月必ず購入する商品の買い忘れがあると事業者側にとっては機会損失であり、顧客にとってはあらためて買い直す手間がかかるなど不便を強いられます。定期通販を契約することで事業者側は定期的な売上につながり、顧客は毎回購入しなくても商品が手元に届くため、双方のメリットも大きく、近年では多くの事業者が導入している手法です。

一度限りの販売を目的とした販売方法とは必要な機能が異なる

定期通販を適切に管理するためには、ECカートも定期通販に特化したものを選ぶ必要があります。「リピート通販カート」とも呼ばれ、一度限りの販売を目的とするのではなく、繰り返し商品を販売するための機能が充実しているのが特徴です。

一般的なECカートとの大きな違いは、定期配送機能が備わっていたり、複数の決済方法に対応したりしている点にあります。一回ごとに顧客が選んだ商品を決済して購入するのであれば、購入商品はその時々によって異なるケースもよくあるため、リピート機能は基本的に不要です。しかし、定期通販は「毎回同じ商品を購入する」仕組みなので、継続して商品を購入するための処理が必要です。

また、定期通販のマーケティングには「ステップメール」が有効なので、作成機能が搭載されているECカートを選ぶと効果的に顧客に訴求できるでしょう。ステップメールは「顧客が特定のアクションをとると段階的に送られるメール」のことです。

例えば商品Aを購入したときに「当日に購入のお礼→2日後に発送通知→4日後に到着確認→7日後にサポート案内」のメールを送信するなど、フォローアップに適しています。

さらに、顧客ごとの行動分析機能や、継続率・離脱率などの指標を測定できる機能などが用意されていると、スムーズに改善施策を打ち出しやすくなります。

定期通販のメリット・ハードル

定期通販にはメリットとハードルのどちらもあるため、両方の視点から導入を検討する必要があります。どちらの知識も身に付けることで、より効果的な運用につながります。

メリット:価格競争の影響を受けにくい

定期購入は自社のECサイトで契約者を募るため、価格競争の影響を受けにくいという特徴があります

価格の安さが求められる市場においては、粗利を限界まで削って薄利多売のビジネスモデルを採用せざるを得ないシチュエーションも少なくありません。国内でも有名な巨大ECモールなどを利用した商品販売は、大抵の場合において類似商品が並ぶために差別化が難しく、「価格の安さ」を押し出した訴求に頼らざるを得ない面も多いでしょう。

しかし、競合他社の存在を気にせずに商品を展開できる環境下であれば、自社のブランドコンセプトに基づいてターゲットにリーチできます。そのため、単に価格だけで商品を選ぶのではなく、提供する価値に対して購入を検討してもらえるようになります。

「企業やブランドのファン」になった顧客は「その企業の商品を利用すること」に価値を感じるため、何度も同じ商品をリピートする可能性が上がります。結果的に安さを追い求める必要がなくなり適正価格に設定できるため、利益率の増加が期待できるでしょう。

毎月固定の売上を確保しながら新たな顧客の獲得を目指せるため安定性も高く、マーケティングへの投資がしやすくなるというメリットもあります。

ハードル:顧客減少時の売上影響が大きい

定期通販には「リピートによって売上のベースを作る」というメリットがあるからこそ、顧客が減少したときに売上に及ぼす影響が大きいというハードルがあります。

例えば1,000人の顧客が2,000円の商品を1年に1回だけ購入した場合、翌年に1人も同じ商品を購入してもらえなくても、売上の減少額は200万円にとどまります。しかし、1,000人の顧客が毎月2,000円の商品を定期通販で購入していた場合、顧客が100人(10%)減少しただけでも100人×2,000円×12ヶ月=240万円もの売上の減少につながります。

定期通販は何もしなくても毎月の売上を見込める収入源であると同時に、失ったときに大幅な減収が発生するというリスクも背負っています。

一度きりの購入に比べると、リピートしてくれる顧客は自社に対する信頼が高まっている場合が多いといえるでしょう。そのため、離れていった顧客と同じ人数の新規リピート顧客を育てるためには、多大な手間や時間が発生する傾向にあります。

失った売上を取り戻すまでに長い時間がかかることを考えれば、新たなリピーターを獲得するのと同じくらい、一度獲得したリピーターをつなぎ止めるための「関係維持の施策」が重要であるといえます。

カートシステムの選定方法

スムーズな定期通販の運営には、カートシステムの選び方も重要です。ここでは、カートシステムの選定方法について解説します。

提供されている定期通販機能が自社に適しているか要確認

どれだけ充実した機能が用意されていたとしても、自社の目的に見合った機能が提供されていなければ、十分な成果を挙げることは難しくなってしまいます。取り扱う予定の商品を販売するために扱いやすいカートシステムかどうか、導入前に十分検討しましょう。

定期通販の運営に適したカートシステムを選ぶためには、どのような機能が自社にとって必要なのかを把握しておかなければなりません。まずは必要な機能をリストアップしたうえで、検討中のカートシステムと照らし合わせて条件を満たしているかどうか確認しましょう。

また「ターゲット」や「販売サイクル」なども、カートシステムを選定するにあたって重要な要素のひとつです。例えば「20代で未婚の美容に興味がある女性」がターゲットであれば、顧客分析によってその属性を持ったターゲットを割り出し、継続的に行動を分析できるかどうかは大切です。

販売サイクルは1週間に1回や1ヶ月に1回など商品によって異なるため、任意のサイクルを設定できるかどうかも確認する必要があるでしょう。機能が多すぎても使わないメニューが増えて、使いにくさを感じる可能性もあるため、シンプルなシステムが適している場合も大いにあります。

決済方法や集客対策などのオプション機能が充実しているか見極める

ECサイトの決済方法は、クレジットカード払いやスマホ決済アプリ・銀行振込・代金引換など多種多様です。カートシステムを選定する際は、一般的な決済方法に対応しているかどうかしっかりと確認しましょう

商品を購入しようと思っても、顧客にとって扱いやすい決済方法が用意されていなければ、それだけで購入意欲が削がれてCVR(訪問者が成果につながる行動を起こす割合)を低下させる要因になり得ます。また定期通販の場合は、一定周期で自動的に決済される「継続課金機能」が用意されているものを選ぶことが望ましいでしょう。

決済方法のほかにも、集客対策が充実しているかどうかは重要なポイントです。顧客がサイト内において取った行動を分析したり、興味を持ちやすい商品の傾向を導き出したりする機能があれば、今後のマーケティング施策に役立ちます。

カートシステムによっては、内容に変化を付けたメールを段階ごとに送る「ステップメール」の機能が備わっているものもあります。配送予定や購入後の到着確認、商品の使用感の確認など、顧客に対するアフターフォローを自動で完了してくれる機能を活用できると、顧客満足度の向上にもつながるのでおすすめです。

サポート体制が整っているか事前にチェック

公開されているソースをもとに自社でカートシステムを開発するオープンソースを除けば、ECカートはサービスを提供している企業がサポートを担当する場合がほとんどです。

カートシステムにはさまざまな機能があり、設定項目も多いため、使い方が分からなくなったり、思わぬトラブルが起こったりする場合もあるでしょう。カートシステムは定期通販の要となるからこそ、すぐにトラブルや疑問を解決して運用を継続できる状態を保つことが大切です

サポート窓口が準備されており、スムーズにコミュニケーションを取りやすい企業のカートシステムを選ぶことが、安定的な運営を継続するためのポイントといえます。中には問い合わせ窓口がメールのみの場合や、サポート対応時間が短い場合など、必要なときにすぐに連絡がつきにくいサポート体制を敷いている企業もあるので、導入前に必ずチェックしておきましょう。

利用者によるレビューなどがあれば参考にしたり、事前に担当者と顔合わせができるようなら、サポート体制について率直に訪ねてみるのもおすすめです。

定期通販に特化したおすすめカートをご紹介

定期通販を考えているなら、カートも特化したものを選ぶことをおすすめします。ここでは、おすすめのカートを4種類紹介します。

分析機能を重視するなら「EC FORCE」

https://ec-force.com/

分析機能を重視するなら、株式会社SUPER STUDIOが提供する「EC FORCE」がおすすめです。ユーザーが登録や購入などのアクションを起こす割合を表した「コンバージョン率(CVR)は業界トップを誇り、EC FORCEで制作したショップは業界でも最高水準の平均年商1.5億を記録するなど、スタートアップから大企業まで高い成果を挙げています。

「マーケティングの費用対効果を最大化する」「顧客ひとりあたりの売上を最大化する」など、徹底的に利益を追求する姿勢がとられており、そのためのさまざまな分析機能が搭載されているのが特徴です

例えば単純に顧客の購入データを蓄積するだけでなく、特性を記録した「パーソナルデータ」の一元管理機能が備わっており、一人ひとりに合わせたマーケティングを展開できます。また、広告管理機能が充実しており、メディア別に専用の広告用URLを発行できるため、各メディアごとの効果測定が可能です。

ひとつの商品を売り込むためのランディングページの制作や世界観を作り込んだブランディングサイト、さまざまなジャンルの商品を展開するショッピングモールでの販売など、用途に合わせて手軽にショップを開設できる点も魅力といえます。

プランはスタンダードプラン・エキスパートプラン・他社カートからの移行専用の移行プランの3つがあり、スタンダードプランは初期費用148,000円、月額費用49,8000円~契約できます。

サブスクを強化したい方におすすめ「サブスクストア」

https://subscription-store.com/

サブスクの強化を図りたい方は、テモナ株式会社が提供する単品リピートに強い「サブスクストア」が便利です。単品リピート率は通販市場でトップのシェアを持つサービスで、2019年までは「たまごリピートNext」という名前で提供されていました。

これまでのシステムに比べて管理機能やマーケティング機能が強化されており、「サブスクリプションビジネスで成功する」という目的を達成するためのツールが揃っています。BtoB、イーコマース(通信販売事業)、各種デジタルコンテンツなど、あらゆる販売形態に対応しているため、サブスクでビジネスを展開するならおすすめのECカートといえるでしょう。

温度帯や配送方法を設定できる商品管理や、カルテ機能を搭載した顧客管理、サブスクには欠かせない定期注文管理など、豊富なツールを利用できます。サブスクの効果測定に必須の「継続率」や「離脱率」も分析できるため、PDCAサイクルを回しやすい点も魅力です。

料金プランは「スタンダード」「プレミアム」「エキスパート」の3種類で、基本機能がオールインワンになっているスタンダードは初期費用が69,800円、月額費用が49,800円から利用できます。

細かな設定が可能「たまごリピート」

http://tamago.temonalab.com/content/about

こちらもサブスクストアを提供しているテモナ株式会社のECカートで、前身である「たまごリピート」の後継となるサービスです。定期購入に特化したリピート通販システムで、細かな設定が可能な点が魅力です

定期購入専門のメニューでは定期通販のお届け日や支払い方法、商品内容の変更などを簡単に行えるうえ、離脱率を下げるための「回数別プレゼントメニュー」「回数別価格割引」などのキャンペーンの設定項目も用意されています。クーポン発行や発送前後の自動フォローにも対応しているため、文面を変更するだけでフォローメールを送信できる手軽さも魅力といえるでしょう。

ECサイトや電話、モールを通じた注文など、さまざまな媒体による受注を一括で管理する機能や、まとめ買い割引なども設定できる商品管理機能も充実しています。決済システムの対応範囲も幅広く、分析・販促機能も数多く利用できるなど、マーケティング支援も細かいサービスが行き届いています。

料金プランは「ASP」と「GOLD」の2種類用意されており、基本機能が一通り使えるASPは初期費用69,800円、月額費用49,800円(税抜)から契約可能です。GOLDプランは大規模事業者向けで、ASPプランの機能を専用サーバーで利用できます。

スモールスタートできる「リピスト」

https://rpst.jp/

リピストは株式会社PRECSによる定期通販特化型ECカートです。これまでECカートを利用したことがなく、初めて通販事業を始める企業でもスタートしやすい「充実の基本機能+安価な料金プラン」が魅力で、アカウント継続率は98%と企業からの信頼も厚いサービスといえます。

ランディングページの下部に購入申し込みフォームを設置する「LP一体型購入フォーム」や、バナーなどを駆使してメイン商品を優先的におすすめする「アップセル機能」など、新規顧客の獲得に便利な機能が揃っています。

リピストは一般的なECカートの「スタンダードプラン」よりもさらに機能をカットした「ライトプラン(初期費用29,800円~、月額費用14,800円~」が用意されており、導入企業の約9割が選択しています。

基本的な販売機能や分析機能など、定期通販を始めるために必要な機能を絞ることで、低コストでの提供が可能となっています。規模が拡大した際には上位のプランへ変更できるため、「まずは始めてみたい」という企業にとって使いやすいサービスです。

定期通販に向いている商品とは|継続利用が想定される商品

定期通販を立ち上げる際は、商材選びも大切なポイントのひとつです。継続利用が想定される商品の中で、特に向いている商品をご紹介しましょう。

日用品など普段使いされる商品

日用品などの普段使いされる商品は切らすことができないものなので、一定の周期で確実な購入が期待できます。特に愛用している商品が身近な場所では手に入りにくい環境にある場合は、使いきるたびに取り扱っている遠くの店舗へ足を運ぶのは非常に手間がかかるため、顧客にとっても定期通販は有力な選択肢のひとつとなります。

また、自分の足で持ち帰るのに苦労するサイズの大きい商品や、重量のある商品なども定期購入に向いています。例えばペットボトルの水を多用する家庭も多くあるため、1ヶ月に1回、6本の2Lペットボトルを定期通販するなどの方法も考えられるでしょう。

逆に、家電製品や家具などの「頻繁に購入しない商品」は定期通販には向いていません。一度購入すると次に買い替えるのは数年後という場合もあるため、定期的に商品を提供するというビジネスモデルが成り立たず、販売側と顧客側のどちらにもメリットがないからです。

また日用品であっても、高級品の定期通販は契約を増やしにくいといえます。品質にこだわりのある顧客層をメインターゲットに据えたマーケティング戦略もありますが、基本的には「一定周期で消費する、手に取りやすい価格帯の商品」が定期通販に利用しやすいでしょう

美容品など消費スパンの早い商品

美容品や健康食品などの比較的消費スパンの速い商品も、安定的な売上を見込めるためおすすめです。例えば基礎化粧品である化粧水や乳液は毎日継続的に使用することが前提とされているうえに、一回当たりの使用量の目安も決まっています。そのため、どのくらいのサイクルで使いきるかを想定しやすく、定期通販で取り扱いやすいといえるでしょう。

また、健康食品ではサプリメントなどが代表的です。「1日1錠、7日分」「1日3錠、30日分」など、使用日数の目安が明記されているものも多いため、1週間ごとや1ヶ月ごとなど、周期的なリピート購入が期待できます。「購入周期が一定しているもの」は、在庫管理もしやすいため定期通販に向いています

出荷サイクルが安定すると、過剰在庫に陥る可能性を軽減できるのもメリットのひとつです。顧客にとっても、必ずなくなると分かっている商品を一回ごとに購入するのは手間がかかるため、定期的に自宅に届けてくれる定期通販は利便性が高く、ストレスの軽減につながります。

定期通販について見識を深め自社に合ったカートを選定しよう

定期通販は独自性を押し出しやすく、上手く軌道に載せることができれば売上を安定して伸ばせる可能性のあるビジネスモデルです。定期通販に向いている商品を取り扱っているのであれば、導入を成功させられる可能性は十分にあります。

効率的に定期通販を運用するためには、自社に適したECカートを選ぶことが大切です。リピート購入に必要な機能が揃っており、オプションやサポートが充実しているかなど、一つひとつの要素をしっかりと見極めたうえで利用するシステムを決定しましょう。

オープンロジでは、入出庫指示や配送状況の確認までWEB上で完結できる物流アウトソーシングを提供しています。商品1点から使えて固定料金がかからない従量課金を採用しているため、定期通販をスタートしたばかりの企業にもおすすめです。

固定費ゼロ・従量課金
登録だけで使い始められます

サービスについてのお問い合わせ、資料のご請求、物流の課題についてのご相談など、
どのようなことでもお気軽にご相談ください。

お問い合わせ