COREKARAキャンペーン
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ゲーム累計ダウンロード数1000万越えの株式会社F社が行うEC事業。エンタメグッズ特有の物流の波動に対応したサポートで、事業拡大を実現

ゲームでユーザーを幸せにする会社でありたい

貴社についてご紹介をお願いします

弊社は、「ゲームでユーザーを幸せにする」という理念を掲げ、2012年、鹿児島に設立しました。オリジナルタイトルのスマホアプリ・ゲームを開発しております。また2018年から2023年にかけて、ゲームのイベントやコラボショップなども展開しています。弊社のゲームのユーザー層は日本だけではなく海外にも広がっていて、世界中でプレイされています。

現在は、ゲーム制作運営と自社タイトルのキャラクターグッズの販売を行っております。

ECサイトの運営・企画進行チームは何名くらいで行ってらっしゃるのでしょうか?

現在、グッズ販売チームは3人で、専属で担当しているのは私のみとなっております。ECサイトの運営だけではなく、商品の企画や、販促業務としてX(旧:Twitter)の運用も少数精鋭で行っております。

貴社が行われている販促施策をお聞かせください

主にXで告知を行っています。Xのフォロワー数は、ゲームのアカウントが約23万人、グッズアカウントが約5.8万人にまで成長している状態です。Xのフォロワー様はゲームのファンがメインで、ゲームを好きなった流れでグッズにも興味を持っていただく方が多いという印象です。一番反響が大きいのはXなので、定期的に投稿をしてフォロワー様の興味が薄れないよう工夫しながらアカウント運営を行っております。

また、LINEや公式ホームページ、アプリ内でも告知を行うことがございます。

倉庫のキャパシティ問題と人的リソース不足を解消して、販路を拡大したい

オープンロジ導入前は、物流をするにあたってどのような課題がありましたか?

オープンロジ導入前は、モールを使ってグッズ販売を行い、物流も同じモール直下の倉庫を利用していました。そのような状況下で、弊社には以下3つの課題がありました。

1つ目は「販売機会の損失」です。事業が成長し、物量や出庫件数が増加してくると、事前の物量の見込みに対して実際の注文件数が常に上回っている状況が続くようになりました。ただ、モール倉庫ではキャパシティが限られており、保管点数の上限の制限があったため、希望する数量を保管できないことがありました。

当時の倉庫を利用していくとなると、倉庫側で定められたルールに従うしかありません。しかし、このままだと販売機会の損失につながると強く感じたため、モールから切り替えて自社サイトを立ち上げることにしました。

2つ目は、人的リソースについてです。上記の状況から、エンドユーザー様への配送に時間がかかってしまい、それに伴ったカスタマー対応に追われることになりました。少数精鋭で事業を回していることもあり、コア業務との両立を考えると人的リソースが不足している状況でした。

3つ目は、販路拡大、売上向上のための施策についてです。モール直下の倉庫は制限が多かったため、越境販売へのチャレンジや取り扱う商材のレパートリーを増やすことへのハードルが高いという状況にありました。事業を成長させていくという観点で考えると、制限の少ない倉庫を利用して新しいことに挑戦しやすい環境を整えたいと思いました。

数あるサービスのなかから、オープンロジを選んでくださった理由をお聞かせください

物流業務の課題について相談した際、倉庫と事前に相談したうえで柔軟に対応していただけるオープンロジのビジネスモデルに魅力を感じました。

例えば、1プロジェクトの出庫上限がないため、プロジェクトの展開を増やすうえでの支障がなく、事業拡大における物流面での不安を解消できるところが嬉しいポイントです。また、全国73拠点の倉庫と連携しているため、1拠点で耐えられないほどの数量まで成長した際に、拠点分散や更に大きな倉庫へ移管できる点も、急激な成長による大量入出庫の頻度が高い弊社にとっては、とてもありがたいです。

そして、他社倉庫と比較してエンタメ系の事例が豊富で、専門性の高い知識があることも安心感につながりました。オープンロジは物流や倉庫面だけでなく、どのような販売カートを利用すればよいかといったところまで踏み込んでアドバイスをしてくださるので、ありがたい存在です。

※オープンロジ提案書(イメージ)

オープンロジ導入で物流の課題が解決され、商品のラインナップも増やせるように

移転に際して、お困りごとはございませんでしたか?

初めての移管だったので少し不安な気持ちもありましたが、オンボーディング担当の方に調整していただいたことで、思った以上にスムーズに移転できました。

商品の数量が多かったので少しずつ移管したり、新商品からオープンロジの倉庫を利用していくオペレーションを組んだりと、工夫しながら進めていけたため、大きな問題なく切り替えができたと思います。

移管時に弊社のミスで在庫連携ができておらず、在庫が足りなくなってしまって販売できなくなるといった事態になったことがありました。どうしたらいいか分からず困っていたのですが、オンボーディング担当の方に素早く対応していただき、大事に至らずに済みました。その時、原因追及から対策までアドバイスをいただけたので、とてもありがたかったです。

何か問題が起きた時や分からないことがあって悩んでいる時に、相談にのってくださったり、いち早く対応してくださる担当者の方についていただけるのは、大きな安心感につながります。

実際にオープンロジを導入・利用されて感じたメリットをお聞かせください

メリットは3つあります。

1つ目は、少数精鋭でも事業を回せる体制になったことです。専属で物流業務を担当しているのは私1人なのですが、配送件数が数千件あっても問題なくこなせています。現在は在庫の管理や配送先の不備対応、カスタマー対応のすべてを4時間ほどで行っています。基本的に午前中のうちにこれらの業務を完了できるので、以前よりもゆとりができた分、コア業務に注力できるようになりました。

何かイレギュラーなことがあった場合はアラートでお知らせしてくれるので、そのタイミングで対応しています。アラートが鳴った時に管理画面を確認すればいいので、負担が軽減されています。

2つ目は、配送が早くなったことです。以前利用していた倉庫と比べてリードタイムが短いうえ、検品作業や梱包が丁寧でとても助かっています。

ファングッズはコレクション性の高い商材のため、少しの傷や汚れがあるだけでもクレームにつながり問い合わせ対応に追われることがあります。その点、オープンロジは検品の時にかなり細かい部分まで見てくださるのでありがたいです。
また、万が一クレームが起きた場合でもオープンロジに相談することで、今後同じようなことが起こらないようにするための施策を考えられます。例えば、ブロマイドは折れてしまうことを考慮し厚紙と梱包を合わせたり、アクリルスタンドは傷がつきやすいため、直接バーコードシールを貼らないようにして通常よりも多めに梱包材を入れたりといった対策を提案してくださります。こういったファングッズ特有の不安を解決してくれるところも、エンタメ系の事例を多く扱っているオープンロジならではのよさだと感じています。

3つ目は、付帯作業に柔軟に対応していただけるところです。特に、商品のランダム化※1に対応していただけた点が嬉しかったです。
※1 商品のランダム化:グッズや特典など、どのキャラクターが入っているかが分からない状態で販売する施策。グッズECにおいてはよく行われる販売手法の一つ。

弊社は以前からランダム商品を販売したいと思っていたのですが、ランダム化に対応していないOEM先がほとんどだったため、商品化できずにいました。オープンロジはランダム化にも対応していただけるため、導入によってランダム商品を販売できるようになりました。

販売を始めたばかりの頃はユーザー様から「商品が混ざっていない」「レアカードの排出率が合っていない」「推しが出てこない」といったご意見をいただくことがよくありました。担当者の方とも話し合いをさせていただき改善を重ねたので、現在は問い合わせ件数が大幅に減少しました。

また、弊社はセット商品の販売もしているのですが、オープンロジは複数の製造所から納品された商品を出庫時にまとめてパッケージングしてくださるので助かっています。セット販売も、導入前は行っていませんでした。オープンロジは付帯作業の幅が広いので、さまざまな商品の形態に対応してくださります。オープンロジを導入したことで、以前までは難しかったランダム商品やセット販売ができるようになり、商品のラインナップを増やすことができました。

オープンロジを利用されるなかで特に印象に残っているエピソードはありますか?

受注生産の商品を販売していた時のエピソードが印象に残っています。納品完了後、その商品の発送時期を弊社の方で予想して発表したのですが、実際には出庫件数などがネックとなって難しいことが判明しました。このままではお知らせした期間内に商品をお届けできなくなってしまうと思い、オープンロジの担当者の方に相談させていただきました。担当者の方がすぐに諸々の調整をしてくださり、当初のスケジュール通りに出庫ができました。

結果として、クレームもなく出庫が完了したので、とても助かりました。

オープンロジのサポートで越境EC進出を目指す

今後、挑戦していきたいことはありますか?

より多くの方に商品を手に取ってほしいので、越境ECにも挑戦していきたいです。実際、海外のユーザー様からご注文いただいたり、「もう少し、海外からでも購入しやすくしてほしい」というご意見をいただいたりしているので、越境ECのニーズが高まっていると感じています。

現在はまだ越境ECをやっておらず、海外の方には個人的に転送サービスを利用していただくという形です。オープンロジを利用すれば、すぐに海外配送が可能になるとのことなので、EC側も海外の方が購入できるように準備を進めていきたいと思っています。

最後に、オープンロジの検討をされているお客様へメッセージをお願いします

発送が早く、検品作業が丁寧であること、そして担当者がついて柔軟に対応していただけることに、とてもメリットを感じております。疑問点などをすぐに解決してくれるので、ECサイトを初めて作るという方にもお勧めできるサービスだと思います。

さらに、オープンロジは多言語・海外通貨の決済に対応したShopifyを取り扱っているため、越境ECを検討している事業者の良きパートナーになると感じます。弊社のように倉庫の拡大や移動を検討しているEC事業者にとっても、柔軟に対応いただけるオープンロジの導入は間違いのない選択になると思います。

※記事内の画像はイメージです。

【おすすめ資料】
アニメ、キャラクター、VTuber、YouTuber、アーティストなどグッズのEC販売の物流施策について解説しています。合わせてご覧くださいませ。

 

EC事業を展開する大きな決め手になったのは「ぱずりべ!」の大ヒット

貴社のEC事業についてご紹介をお願いします

弊社は、アニメ化や映画化を果たした人気作品「東京リベンジャーズ」のスマホゲーム「東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道」を運営するほか、モバイル・インターネットを利用した各種情報提供サービスの企画・制作等を行っています。「おもしろいヒトと、おもしろいコトを仕掛ける」といった考え方を軸に、枠にとらわれない事業展開を目指して邁進しています。

その中でも、弊社はIPコンテンツのゲーム開発が得意で、出版社さんとの取引も多く、これまで集英社様の「約束のネバーランド」や「PUI PUI PUIモルカー」「すみっコぐらし」などのゲームを開発してきました。

そして今回は、講談社様と共同で世界累計発行部数7000万部突破の大人気マンガ「東京リベンジャーズ」のゲームを開発する流れになり、ぱずりべ!が生まれました。

ゲームの開発に伴い、ぱずりべ!のイラストをグッズ化してオンラインで販売したことが、EC事業の始まりです。元々、社内では事業の一つにグッズ販売の展開を検討していました。ぱずりべ!のイラストを使用したグッズの制作は弊社でしか行えません。大きな武器を手に入れたこの機会に、東京リベンジャーズ以外のアニメや漫画、ゲームなどさまざまな作品のグッズを取り扱うECサイト「GOODROIDStore(グッドロイドストア)」を立ち上げました。

 

現在、EC事業はどれくらいの規模なのでしょうか?

現在、ぱずりべ!のXのフォロワー数は19万人を超え、スマホゲームのなかでは多くのフォロワーを獲得できております。

ECサイトの利用者数は大体Xのフォロワー数と比例しており、多くの方にグッズを購入していただいています。東京リベンジャーズを扱っているためファン層が強いこともあり、事業は右肩上がりに成長中です。

事業運営や商品の企画などは何名くらいで行ってらっしゃるのでしょうか?

現在、グッズ販売を行っているチームは3人で、事業責任者・プランナー・デザイナーに分かれてECサイトを運営しています。ゲームの開発は数十人単位で行っていますが、グッズ事業部はかなりの少数精鋭で業務を回している状態です。

GOODROID様が行われている販促施策や、購入者様の特徴をお聞かせください

ゲーム内やSNSでの告知をメインに行っています。また、ストアを開設したばかりの頃は認知拡大のために、東京リベンジャーズの公式TikTokでグッズの紹介をしてもらっていました。

購買者層は20代〜30代の女性が中心で、ゲームのユーザーやSNSのフォロワーがほとんどです。新規とリピーターで比べると、最近はリピーターの比率が高くなっています。

グッズ販売を始めて分かったことですが、キャラクターの誕生日を記念したバースデーグッズが販売されるタイミングは、新規購入者様が増える傾向にあります。社内でも印象的な出来事で、バースデーグッズを制作しなければ得られなかった経験だと感じています。

オープンロジの導入前は、EC販売にあたりどのような課題がありましたか?

2点課題を感じておりました。

1点目は人的リソースについてです。グッズ販売をする上で、版元様へ企画提出や監修依頼を行ったりグッズの制作会社様へデザインの依頼やサンプルの作成依頼などのやり取りが多く発生します。少数精鋭ながら5案件ほど同時に進めていているため、あまり物流にかけられるリソースがない状態でした。

2点目はシステム連携についてです。
以前別のECサイトを運営していた際にECと倉庫の連携機能がなく、受注データをCSVとメールを使って倉庫へ共有したり、在庫をExcelで管理したりとアナログな運用が大変でした。
手動での作業が発生することで倉庫側とミスコミュニケーションの原因になっていたり対応工数もおのずと増える状況になってしまいます。そのためECサイト受注連携や在庫連携ができるAPI連携の利用はマスト条件でした。

数あるサービスのなかから、オープンロジを選んでくださった理由をお聞かせください

理由は2点あります。

1点目は安心感です。
オープンロジさんはエンタメ系の事例を豊富に扱っているため、グッズ事業を始める立場からすると、安心感がありました。
物流やグッズ販売の知識が少ないなかでEC事業を始めたため、最初不安がありました。しかし、打ち合わせを進めている段階で、弊社以外にも同じようなグッズ販売の物流を豊富に扱っていることを教えていただきました。商品の保管方法や、商品にあわせた梱包方法などにも熟知しており、これからグッズ事業をはじめる立場からすると、安心して任せられるなと強く感じました。

2つ目は導入までのスピード感です。
グッズ販売をしようと企画が始まってから実施に至るまで約2ヶ月とかなりタイトなスケジュールで進めておりました。そんな中でも、他社さんの事例を含めて運用構築のアドバイスをいただけたので、最適なオペレーションを組んでEC事業をスタートできました。

※オープンロジ提案書(イメージ)

導入から運用まで丁寧なサポートで安心してお任せできる

導入時に感じたことをお聞かせください

初回商談から契約、そして利用開始までの流れがとてもスムーズだったことが印象に残っています。

EC事業を始めるうえで、取り扱うグッズの種類や、販売件数、毎月の入出庫数でどの規模の倉庫を利用するかなど考えなければならないことがたくさんありました。しかし、当時の営業担当者さんが導入まで手厚くサポートしてくれたので、とても順調に導入が進みました。

加えて、弊社がアニメ・コミック・ゲーム関連商品の販売チェーン店さんと取引をする際も、納品方法をどうしたらよいのか的確なアドバイスをいただけたのも心強かったです。

また、利用開始時には導入をサポートするオンボーディング担当者の支援があり、不明点があればすぐに解決できる体制になっていました。利用機能の変更や、Shopify連携などのシステム操作に関する動画マニュアルが豊富にあり、またFAQも充実しているので、かなりスムーズに導入から運用まで行えています。Shopifyとの連携がうまくできるか不安でしたが、トラブルなくできたので本当に助かりました。

実際にオープンロジを導入・利用されて感じたメリットをお聞かせください

まず、管理画面がとても使いやすく便利です。物流の知識がなくても、UIなどが非常に分かりやすくまとまっているので、現状困ったことはありません。

そして、状況に応じて選べる様々な付帯作業のオプションがある点も大きなメリットに感じています。例えば、初めは商品単位でプチプチ巻きをしていましたが、コストの観点から注文単位でのプチプチ巻きに変更しました。その際、ボタン1つで変更ができたので、とても切り替えがスムーズでした。日々の運用やバランスを見ながら簡単に倉庫へ委託したい作業を変更できるので、カスタマイズしやすい柔軟性のあるシステムだと思います。

ファングッズの購入者様は、一般商品と比べて1度に大量にご購入いただく方の割合が高いといった特徴があるので、梱包方法には細心の注意が必要です。1度に数十点の商品を購入された場合、梱包して配送する際に商品が擦れて傷ついてしまう可能性があり、クレームや信用問題につながってしまうケースがあります。そのため、商品と会社両方のイメージを守るためにも梱包方法は重要と考え、常に試行錯誤していく予定です。

そういった意味で、梱包方法をすぐに変えられるのは弊社にとって嬉しいポイントです。丁寧な梱包により安全な状態で商品が届くことは、お客様の満足度につながります。このようにお客様の気持ちに寄り添ったサービスを提供できる点もオープンロジを導入するメリットだと感じています。

越境ECの充実や、高単価商品でさらに成長していきたい

今後、挑戦していきたいことはありますか?

今後は越境ECにも力を入れていきたいです。

東京リベンジャーズのファンは日本にとどまらず、海外にも多くいます。その影響から、ぱずりべ!も海外にまでファン層が広がっています。特に、ヨーロッパやアメリカなど、漫画やアニメなどの文化が浸透している地域での人気が高いです。そのような背景から、グッズ販売を海外に展開することで売上につながるのではないかと考えました。

国内と違い、海外のお客様ならではのニーズの把握をする必要があります。また、送料が高かったり関税の手続きが煩雑だったりと大変な面もありますが、配送キャリアを使い分けて日々試行錯誤しています。

越境ECは弊社でも初の試みですが、海外の方が市場が大きいので「まずはやってみる」の精神で色々挑戦し、知見を貯めていければと思っています。そして、ほかのライセンスをもらい海外への事業展開を広げていきたいです。

今後のオープンロジへの期待はありますか?

EC側の機能は現状の機能で十分に使いこなせています。予約注文や在庫売りなどはShopify内で完結できているので、とても快適に利用しています。物流側の機能は、現状完璧です。このままShopify×オープンロジで運用を継続していきます。

最後に、オープンロジの検討をされているお客様へメッセージをお願いします

オープンロジさんはグッズ販売事業者の取り扱い実績が豊富で、多くのノウハウを持っているため、さまざまな面で手厚いサポートを提供してくれます。マニュアルやFAQも充実している点も、初めて物流サービスを利用してグッズ販売を行う方でも安心して運用できます。困ったことがあってメールで問い合わせた際にも、丁寧な回答をいただき、そのホスピタリティ溢れる対応にいつも感謝しています。

また、Shopifyとの連携にも非常に満足しています。サポートの充実度やホスピタリティの観点から、グッズ販売を始める際は「Shopify×オープンロジ」を基準に考えれば失敗することはないと思います。

 

株式会社GOODROID:https://goodroid.co.jp/
運営サービス GOODROIDストア:https://store.goodroid.co.jp/

 

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アニメ、キャラクター、VTuber、YouTuber、アーティストなどグッズのEC販売の物流施策について解説しています。合わせてご覧くださいませ。

 

ファンに動画以外の場所でも接点を持ってもらいたい

貴社のEC事業についてご紹介をお願いします

弊社は、クイズ王伊沢拓司が率いる知識集団「QuizKnock(クイズノック)」を運営し、「楽しいから始まる学び」をコンセプトとしてWebメディアの運営や動画コンテンツの制作・配信を行っております。

QuizKnockのYouTubeチャンネル登録者数は219万人ですが、以前より動画以外でもファンの方々と接点を持ちたいと考えていました。メディア事業とは異なるEC販売といった新たな事業に挑戦することで、会社として更なる成長をしていきたいという想いもありました。そこで、2023年2月にアパレルや雑貨を販売する「QurioStore(キュリオストア)」の展開を決めました。

QurioStoreで販売しているQurioSブランドの商品は、QuizKnockのスーパープレーに憧れや関心を持っているファンをはじめ、学びに関心が高いお客様に、QuizKnockメンバーと同じように、新たな知識やアカデミックなモチーフを楽しんでもらえるようなデザインになっています。
現在取り扱っている商品はアパレルや雑貨、クイズの問題集など40種類ほどです。グッズのバリエーションを増やして、遊びと学びを繋げるbatonの活動を広げていきたいと考えています。

現在、EC事業はどれくらいの規模なのでしょうか?

現在、ECサイトのユニーク利用者数は1万人を超えました。普段使いしやすいデザインのQurioSブランドの商品や、QuizKnockのイベントグッズが特に購入されています。

ECサイトのSNSフォロワー数はインスタグラムが2.5万人、X(旧:Twitter)が1.2万人の計3.7万人以上にまで成長しております。

ECサイトの運営・企画進行チームは何名体制ですか?

現在、ECサイト運営・企画進行チームは、社員・準社員合わせて3人です。注文確認などの運用担当者・マネジメント及び商品企画担当者・管理者に分かれて、ECサイトの運営をしています。3人でEC事業を回す必要があるため、リソースが限られています。グッズを購入したファンの方々に喜んでいただくために、少数精鋭かつ限られたリソースで受注から出荷までの工数を効率化する工夫も重要だと考えています。

商品企画についてはアイデア出し担当や監修担当をその都度社内でアサインしています。QuizKnockメンバーもbatonの一社員として企画に参画し、商品開発を行っております。QuizKnockに対して憧れや関心を持っているファンの方々と、QurioSのアイテムを通して、一緒に学びを面白がれる状態を目指して商品開発を行っています。そして商品ページにはQuizKnockメンバーからの遊び心に富んだ商品説明や企画の意図などを掲載して訴求を図っています。

さまざまな商品を販売されているなかで、特に人気の商品はありますか?

人気なのは2023年6月に販売を開始した「“Same?” Tシャツ」という商品です。こちらのTシャツは騙し絵で有名な「アヒルウサギ」を用いて、1種類の図形でアヒルとウサギが挨拶をしているように見えるデザインにしました。アヒルウサギは、哲学や心理学の分野でよく取り上げられる多義図形で、見る人や見る角度によって異なった見え方をします。つい人に見せたくなるデザインで、新規の方にも受け入れてもらいやすい商品です。

他に好評だった商品の一つに「“深淵” ポーチ」があります。こちらはニーチェの著書『善悪の彼岸』に登場する「深淵」をモチーフにしています。ポーチの中に目の刺繍を施し、有名な一節である、「おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ」をドイツ語でプリントしています。ポーチ自体を深淵に見立て、「覗き返してくるポーチ」とし、お客様に楽しんでいただいております。こちらの商品は、六本木にある本屋「文喫」様でポップアップをさせていただいた時に一番人気の商品でした。

QurioS商品やQuizKnockグッズを作るにあたり、さまざまな企業とやり取りをすると思います。OEM先の選定はどのように行っているのでしょうか?

OEM先の選定する際は「商品を手に取るお客様のことを第一に考えて、一緒に動ける企業様か」という点にこだわっています。
現在、OEM先の企業は1社に絞っておらず、アパレル系や雑貨系などの商品ジャンルや販売方法によってお取引を分けています。

baton様が行われている販促施策をお聞かせください

Xでの告知をメインに行っております。商品を購入されるお客様は、Xからの流入が一番多い状態です。
あとは、流入目的ではなく拡散目的で、YouTubeのサブチャンネルに商品開発に関する動画を投稿しております。

また、QuizKnockの公式LINEも活用しています。こちらはQuizKnockのファンに向けて、動画やウェブ記事、イベントやメディア出演情報などをお知らせする媒体で、新商品の情報をお送りすると商品ページをチェックしてくださる方が多いです。

(引用元:QuizKnock会議中【サブチャンネル】: https://youtu.be/R0jd50iSYIo?feature=shared

人的リソース不足と保管キャパシティの問題を解決して、事業を広げたい

オープンロジ導入前は、物流をするにあたってどのような課題がありましたか?

2点課題を感じておりました。

1点目は人的リソースについてです。ECサイト運営・企画進行チームは3人のみで運営しているため、自社のリソースでは発注や発送の対応に時間を割くことができない状況でした。

2点目は保管キャパシティについてです。自社のオフィスで在庫を保管・管理するための場所を取るのは難しく、また自社での運用になると商品の保管数が限られてしまうため販売機会の損失を避けたいと思ってました。

事業拡大や売上向上に向けてEC事業に注力していきたい一方で、QurioStoreの商品の到着を楽しみにしているファンの方々に対して、速いスピードで商品をお届けしたいと思っております。しかし、自社で物流作業を行うことは、作業工数がかかる上に、対応難易度が高い領域であるため、物流はアウトソーシングでプロにお任せしようと決めていました。

数あるサービスのなかから、オープンロジを選んでくださった理由をお聞かせください

ECサイトの運営にかかるコストが少なく済むことが、1つ目の理由です。弊社の場合、新規でECを立ち上げたため、注文件数が読めず、売上の予想がつきませんでした。そのため、初期費用を払い、倉庫スペースを固定費用として借りるなど、いきなりコストをかけるのは避けたいと考えていました。
オープンロジのサービスは、初期費用や固定費がかからず、使った分だけ費用が発生する従量課金制のため、物流コストを安く抑えられています。

2つ目の理由は、システムのUI・UXがとても分かりやすかったことです。直感的なデザインで操作性が高く、快適に利用できています。FAQも分かりやすく、知見がなくても利用しやすい点も魅力に感じています。

そして3つ目の理由は、ECカートとのシステム連携が可能で、かつ連携費用無しで利用できることです。ECカートは、「手軽に始められる」「コストパフォーマンスが良い」「拡張性がある」といった点に魅力を感じ、Shopifyを利用しようと決めておりました。
オープンロジのサービスはShopifyとシステムのAPI連携が簡単にできるため、立ち上げのストレスがありませんでした。少ない人数でEC事業を回さなければならない状況で、受注から出荷までの作業が自動化できるのも、ありがたく感じています。

物流業務に割く労力が減ることで、コア業務に注力できるように

実際にオープンロジを導入・利用されて感じたメリットをお聞かせください

物流に関する部分をほとんどお任せできているので、導入して本当に良かったと思っています。
少人数でもECサイトを運営でき、商品開発や販促業務などのコア業務に注力できる点が助かっています。

物流関連の業務を担当しているのは1人です。基本的に出庫依頼前までの作業と、不在や返品のチェックなどのイレギュラー対応をするだけで済んでいます。
配送業者との基本的なやり取りを引き受けてくださっているのも大幅なリソース削減につながっています。

オープンロジでは、在庫数や配送状況が一つのシステム上に反映され安心ですし、何かトラブルが発生した場合は通知されるため、すぐに対応できる点にメリットを感じております。

グッズ販売にあたり、物流面で便利に感じていることを教えて下さい

弊社の場合、EC販売用の在庫と別のSKUで予備在庫を管理できており、とても助かっています。この機能のおかげで、万が一過剰注文が発生した場合でも予備在庫から商品を補充することで、販売の機会損失を避けることができております。
エンタメグッズの豊富な実績があるオープンロジならではの機能だと思います。

また、将来的にDtoCならではのギフトラッピングやメッセージカードなどの同梱物にも挑戦していきたいと思っており、付帯作業にも対応していただける柔軟さも心強いです。

baton様の事業拡大を物流面からオープンロジがサポート

今後、挑戦していきたいことはありますか?

QuizKnockのメディア事業をさらに大きく成長させたり、QuizKnock以外のメディア事業やイベント・小売事業も展開したりしていきたいです。QuizKnockのファンの方々とは異なる年齢層や地域のお客様にも、色々な手法で、遊びと学びをつなげられるようなコンテンツをお届けしたいと考えております。

最後に、オープンロジの検討をされているお客様へメッセージをお願いします

エンタメ事業者からの視点でお話しさせていただきます。

EC構築から商品の在庫管理、配送まですべてをパッケージ化しサービス提供している企業もあると思いますが、私としてはオープンロジへの委託をおすすめします。

オープンロジに委託すると初期費用が抑えられ、機能的にも自由度が高くて使い勝手が良いです。また、リソースや物流のノウハウの不足を心配している方は物流業務を丸っとお任せすることができます。カートシステムとの連携機能も無料で利用できるのも魅力的です。

オープンロジのサービスを活用することで、持続可能なビジネスの形をスムーズに構築できると思います。発注管理や発送の手間、在庫の保管場所にお悩みの方は一度、オープンロジへ相談してみることをお勧めします。

株式会社baton:https://baton8.com/
運営サービス QurioStore:https://quriostore.com/

 

【おすすめ資料】
アニメ、キャラクター、VTuber、YouTuber、アーティストなどグッズのEC販売の物流施策について解説しています。合わせてご覧くださいませ。

 

レストラン運営を母体として、スイーツのEC販売も手がけている株式会社OHARA様。コロナ禍をきっかけにスタートした新事業の「FIVE STAR CHEESECAKE」のEC販売は、クラウドファンディングをきっかけに多くの人の目に留まりました。

今回は株式会社OHARAの大原様に、オープンロジ導入のきっかけや当初抱いていた冷凍配送の懸念点、実際の使用感、今後の事業展開についてなどを詳しくお聞かせいただきました

コロナ禍だからこそ生まれた
「美食」を提供するサービスとは

貴社についてご紹介をお願いします

株式会社OHARAは、レストラン運営から始まった会社ですが、コロナ禍を経て、今はスイーツ部門の「FIVE STAR CHEESECAKE」と、レストラン「ロランジュ」の2つの事業を行っております。

「FIVE STAR CHEESECAKE」が、EC事業でチーズケーキを販売し、オープンロジに物流業務を委託している事業です。

EC事業を始めたきっかけは、コロナ禍の影響です。お客様にレストランに来店して頂くことが難しくなってしまったので、私たちの方からお客様に何か提供できないか考え、からあげ販売やテイクアウトなどいろんなことにチャレンジしました。テイクアウトを始めることも考えましたが、近隣のお客様の利用に限られてしまうのが一番のネックでした。

元々経営していた母体のレストランが高級価格帯だったため、日本だけでなく世界からお客様がいらしてくださっていました。そういったお客様に私たちができるサービスというのは、「何かを配送すること」との考えに至りました。当時からうちのデザートがすごく評判がよかったこともあり、レストランで出すチーズケーキのクオリティを、お客様のご自宅でお楽しみいただけるようにと考えたのが、「FIVE STAR CHEESECAKE」を始めたきっかけです。

コロナ禍で気づいたのは、美味しいものを食べる習慣がなくなっていくのが、一番の悲しみだということ。売上的にも打撃を受けましたが、美食を改めて提供したいと思いました。

FIVE STAR CHEESECAKEの現在の事業規模を教えてください

配送だけでなく、店舗での売上も含めると、レストランの売上の30~40%を占めています。売上が高い月では月間50万円以上、年間1,000万円近い売上となっています。

ECだけでなく店舗の運営も含めて、会社は2人体制です。運営に集中できるように、マーケティングやカスタマーサポートは、外部委託を行っています。

EC事業を伸ばすための施策はありましたか?

売上が大きく伸びたのはクラウドファンディングがきっかけです。

当初は、そのクラウドファンディングを運営している会社のマーケティングに沿って、いろいろな施策を共同で行っていました。クラウドファンディングは一度火がつき始めると急速に伸びるので、私達の「FIVE STAR CHEESECAKE」も目新しい商品だったためか、多くの方々に応援購入して頂きました。人数はおよそ800人を超え、期待を超える売上を出すことができました。

SNSでは、LINEは2000人、Instagramは4500人ほどのフォロワー数です。現在も、日々の運用で徐々にフォロワーを増やして認知を広めているところです。

Shopifyはオープンロジとの相性がいい

EC事業を始めたときに、なぜShopifyをECカートに選んだのかを教えてください

知人から運用しやすいと聞いていたので、最初からShopifyを選びました。他サービスとの連携も容易なので、Shopifyが一番導入しやすいのではないかという話を聞いていたためです。

フォロー体制もしっかりしており、後々を考えてもShopifyが一番拡張性があることは今でも実感してます。

オープンロジとの連携機能も充実しており、Shopifyとオープンロジを導入することで商品の売上後、自動で出荷してくれる体制を整えることが出来ました。

Shopifyを使ってみて、便利だと感じた点はありますか?

オープンロジがShopifyの情報を取り込んでくれることです。オープンロジはShopifyとの互換性も高く、外部連携のしやすさを感じています。マーケティングに関しても、専用のアプリを入れておくと最適化ができ、とても助かっています。

他にも、アラートをかけてくれる点が便利です。例えば、管理画面のトップにはカゴ落ちが何点生じているかなど、教えてくれます。そのようなアラートのおかげで、対策の施策を講じることができます。

また、Instagramとの互換性も良く、直接Shopifyのサイトに飛ばせることも便利です。今のソフトはこうした細かなところまで配慮が行き届いているのだと感心しています。

Shopifyはデザイン性もいいですね。Shopifyを利用している知人も、ホームページを作りやすいと言っていました。自社のブランドをちゃんと売ることができるデザインになっていると思います。

運用前の丁寧なヒアリングにより
不安が払拭されたことで安心して任せられた

最初から物流はアウトソーシングしようと思っていましたか?

ECサイトの運営を始めた当初、物流は自分たちで行おうと思っていました。ECサイトを運営することが初めてだったので、仕事量は想像するしかありませんでしたが、店舗での業務が落ち着いた後に送り状作成などの業務を行えば、外注せずに済むのではないかと甘く見積もっていました。

クラウドファンディングで応援購入していただいた商品を発送する際は、期限を2週間と決めて、1日約100件の送り状を作り、チーズケーキを作ってすぐパッケージングして梱包し、送り状を貼り付けて配送まで。約800件の作業を1人で全部やってみて、正直死ぬかと思いました。

結果としてミスもなく終わったのですが、そのときに、自分の生活に支障が出るほどの負担がかかったので、自社で物流業務はやるべきではないと感じました。一度経験し無理だと感じたことで、コストをかけてでも物流をアウトソーシングをすべきだと判断できました。

そんなときに、オープンロジのことを知人から聞き、1度話を聞いてみようということで紹介していただきました。

いろいろな選択肢があったと思いますが、他社サービスなども検討されたのでしょうか

オープンロジ一択でした。比較検討する必要もないぐらい困っていたというのもあります。オープンロジと最初にお話させていただいたときに、箱や緩衝材はこういうのを使いたい、お客様は届いたダンボールを開ける瞬間から体験は始まっているから、こういう向きで入れてほしいなど、こちらの要望を徹底してヒアリングしてくださったので、それが一番の導入の決め手になりました。

事業者に向き合う姿勢を感じられなければ他社も探したと思いますが、徹底してケアすると言ってくださったので、オープンロジに決めました。

Amzonや楽天市場など、大手のECモールの利用は、私達D2C事業者にとっては売上手数料が高くコスト面において課題を感じてしまいます。

コスト面やブランディング面を考慮すると、D2Cをやりたいという人たちに最も適しているのは、事業者と徹底的に向き合う姿勢を持っている、パートナーとしての付き合いができる、オープンロジではないかと思います。

冷凍での配送に懸念点はありましたか?

冷凍配送を外注することにより、品質が下がってしまうのではという懸念点はありました。冷凍を人に頼むのは不安が大きかったので自分で配送したいという思いがありましたが、今ではその不安も解消されています。現に、オープンロジを実際に利用した後、お客様からのクレームは1件も届いていません。

レストランのシェフとして、ゼロ距離でお客様に提供することが常だったため、配送を始めて、自分が最後まで見届けられないことに慣れるまでには時間がかかりました。オープンロジと仕事をしていく中で、「品質を落とすことなく物流を外注できるのか」といった不安が消えていったので、今では一任できると信頼を置いています。

オープンロジの利用で
商品開発の領域に工数を割けるようになった

オープンロジのシステム面やカスタマーサポートはいかがですか?

営業担当の方に何かあればすぐに相談できるのですが、サイトが使いやすいので、困ることはほとんどありません。作業の合間に発送を行っているのですが、2クリックぐらいで発送できる単純明快さが、ミスが起こらない理由だと思います。オープンロジのシステム画面も、インターフェースのデザインがわかりやすく使いやすいので気に入ってます。

ただ、導入当初は「アプリ化しないのかな」とも思っていました。オープンロジはSafariで運用していますが、起動してすぐ最初のインターフェースが出てきて、ログイン時間も長いし、いちいちログアウトせずに済むので、今ではアプリが必要とは思わなくなりました。ブックマークしておくだけで、スマートフォンの画面でとんで行けるので便利です。他の予約システムは、アプリ化してないとブラウザですぐログアウトしてしまうので面倒なのですが、そのストレスがないのはすごいと思います。

物流にかかる1日の作業時間はどのくらいでしょうか

オープンロジを導入するまで月15時間ほどかかっていた作業時間が、今では月1時間ほどになりました。

私は基本シェフとして、まな板の前に立っていることが多いので、デスクに座って作業してプリントアウトして、というこの作業に入る準備だけでも10分かかります。オープンロジの導入により物流作業が大幅に削減され、時間だけでなく、思考を切り替えるストレスが軽減され、私は本来のやるべき仕事に集中できています。

EC販売と店舗販売の相乗効果で
売上規模の拡大を図りたい

貴社の今後の展開についてお聞かせください

私は料理人なので、本職の料理でコンテストに出ることにチャレンジしています。他にも、「FIVE STAR CHEESECAKE」に関しては、試験的に1ヶ月だけオフラインのショップを作ってみました。そこでも実績を挙げられたので、今後の展望としてはオフラインのショップを、東京の駅構内などに期間限定で出すことも考えています。

お客様に認知してもらう最初のきっかけがオフラインショップであっても、買いに行く手間を感じたときに、オンラインを利用してもらえるようになればと思っております。今後はオフラインのショップに進出していくことによって、オフラインオンラインどちらの売上も、相乗効果が期待できるのではと思っています。

最後に、オープンロジの導入を検討されている方へメッセージをお願いします

配送の仕事量は、1日100件を超えると皆さんが想像しているよりも莫大な仕事になり、神経もかなり使います。ECでの販売をやりたいけれど、今までやったことがないから踏み出せないでいる方に関しては、オープンロジのサービスを利用して、ぜひチャレンジしていただきたいです。

料理やお菓子を作ってみたものの、どうやって配送したらいいのか困っている方は多いと思います。より美味しいものを届けることに集中したいと考えている事業者の皆さんは、ぜひご利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

株式会社OHARA:https://fivestarcheesecake.com/

宮崎大学発のベンチャー企業として2019年に創業した株式会社Smolt様。魚の生き方をリスペクトした育て方と変わりゆく地球環境の中でも日本のおいしい食文化を未来につなげていくことをコンセプトに、「サクラマスの養殖」、「いくらの生産」そして「養殖技術の研究開発」という事業をされています。

純日本産で超希少なサーモンから取れる「つきみいくら」の商品を始めとし、生産した製品を「ギフト」として、贈り届けるまでのブランディングに力を注いでおられます。

当初自社で発送業務をされていたSmolt様ですが、自社での物流作業では1日の作業件数に限界を感じ、物流アウトソーシングの検討に至りました。「食品」を扱っている特性上、冷凍冷蔵対応している倉庫の確保はもちろんのこと、お届けまでの日数も考慮しなくてはならないので、それらの要望を満たしてくれる倉庫会社を探しておられました。

今回はサクラマスの研究者としての顔もお持ちである株式会社Smoltの上野様に、オープンロジの選定理由や運用後のフォロー体制や対応、今後の事業成長の構想など、詳しくお聞かせいただきました。

サクラマスの研究から大学発のベンチャーへ

貴社の事業内容とECを立ち上げたきっかけをお聞かせください

当社は宮崎大学発のベンチャー企業で、事業内容は「サクラマスの養殖」+「いくらの生産」、そして「養殖技術の研究開発」です。

起業のきっかけは、宮崎大学では2012年からサクラマスの完全養殖、循環型の養殖といった研究はあったものの、事業化するまでには至っていませんでした。当時の僕は研究していた一学生でしたが、誰も挑戦しないためチャンスだと思い、2019年に起業しました。

2020年に「つきみいくら」という商品を販売しましたが、「金色で綺麗」だけでなく、ブランドのコンセプトやブランディングに力を入れた上で、サステナブルに作った水産物としてお客様に価値を伝えていきたいと考えております。

今後の拡大を考えると温度管理された、物流アウトソーシングは急務だった

アウトソーシングのきっかけを教えてください。

2020年に商品をリリース後、11月に120件ほどがすぐに完売した時点で、自社発送で賄える件数ではないと発送対応への焦りが生じました。今後、販売数の桁を徐々に増やしていくにあたり、梱包から発送までの作業一つひとつをすべて自社で担うことは到底無理であると気づき、そこから個配送できる物流業者の選定が急務となりました。

弊社の製品は、瓶詰めされた食品に加え「ギフト」という特性もあるため、まずは化粧箱を梱包して折るところから始めます。次に瓶を入れ化粧箱に包みます。さらに、お届けした際、破損などがないよう化粧箱ごと緩衝材を撒きます。そこまでしてからダンボールを組んで梱包は完成です。そこから送付伝票を間違えないように個数・宛名チェックして作成して貼ります。

このように、梱包に工数がかかることも理由で1日で30件の発送が限界で、個人情報の取り扱いはもちろんのこと、発送工程でミスをなくすことが非常に困難でした。そこで、このままのオペレーションで1日100件いくのは厳しいことから、物流を外部へ委託することの必要性を再認識したのがきっかけです。

選定理由は、丁寧なサポート体制と迅速な対応スピード

他社比較したと思いますが、オープンロジの選定理由はどのような点でしょうか

多くの物流会社を探していく中で他社ももちろん検討しましたが、株主からの紹介でオープンロジについて話しを聞いたところ、僕たちのニーズをすべて満たしていました。

倉庫を選定する軸としてもっていたのは、食品という特性上、「冷凍冷蔵の保管が可能なこと」さらに購入者が受け取った瞬間まで大切にしたいので、「チラシやポストカードの同梱が可能」な倉庫でと考えておりました。オープンロジは、それら冷凍冷蔵の保管も同梱依頼も対応可能なことに加え、さらにブランドロゴを入れたダンボールなど独自資材での対応も承っていたこともあり、今後への期待感も非常に高く持てました。

このようなニーズを満たしていることはもちろんですが、さらに個人的に特にポジティブに感じた点が2つあります。

1点目は「問い合わせの際のレスポンスが丁寧で早い点」です。

並行して他の物流会社ともコンタクトしてましたが、連絡が取れないこともあり、スムーズなやりとりとはなりませんでした。弊社はギフトに加え生鮮食品という特性もあるため、例えば、商品が届いていないなどの問い合わせに対しても、オープンロジなら迅速に確認・対応していただけると思ったのが、安心感につながりました。

オープンロジは見積もりもすぐ出ましたし、素早いレスポンス・丁寧な説明は、導入後の迅速なコミュニケーションイメージを考慮すると、非常に重要でした。冷蔵冷凍や個配送対応の受け入れが万全であることは当然ですが、僕としてはイレギュラーなことが生じた場合に備えての対応スピードをより重要視していました。

2点目は「シンプルで分かりやすい画面」です。

運用が複雑では元も子もありません。オープンロジのホームページにある導入事例や導入後のUIを拝見して、画面がシンプルで非常に分かりやすかった点も選定理由の一つです。

D2Cの物流や個別配送の記事を読み進めていく中で、「D2Cやるならこういう会社と物流組んだ方がいい」といったWeb上の記事コンテンツを拝見したところオープンロジの名前を目にしており、安心してお願いできました。

コストの安価さ・リードタイム短縮に価値を感じている

オープンロジにアウトソーシングされていかがでしたか?

オープンロジは、入庫さえすればあとはおまかせできるので非常に助かっています。

自社で発送作業をしていた時は、失敗したら再印刷ですしプリンターの調子が悪いと印刷できず、運悪くインク切れということもありました。具体的に苦労するポイント・注意すべき点を自社物流で分かったからこそ、オープンロジで発送業務をしてもらえることに価値を感じていています。今では発送にかける時間が格段に短縮しました。

運用後に気づいた点とすると、システムが想像以上に見やすい点です。

選定理由の1つとして上述でも触れているシステム画面の見やすさですが、自社で全てシステム管理をして発送作業となると、完了・未完了のものが混在してとても見辛かったですが、オープンロジの場合、システムの中でクリックすればいつ発送したのかすぐに確認できるためとても楽です。

また、通常九州から関東へのお届けは基本的に中1日を要します。「大至急送ってほしい」と依頼を受けても翌日には届けられません。オープンロジにお客さまへのお届けを翌日にしたいと要望を出したところ、静岡県にある倉庫を選定していただきました。静岡から出荷すると、基本的に全国どこへでもほぼ1日で到着まで完了するなど、物流のリードタイムが短くできるのも魅力の一つで、価格と時間のいずれも解決しました。

料金体系については、梱包・発送にかける時間や人件費を考慮すると、オープンロジを利用した方がトータルでは安価に抑えられた印象があります。

素早い問題解決に安心・信頼を寄せている

オープンロジのサポートはいかがでしたか?

導入後、最初の3ヶ月間は1ヶ月単位でフォローして頂き、何か起きても細かく連絡があり安心できました。

オープンロジでは個配送の商品の他に原料を保管していますが、当初、こちらから発送した原料について煩雑な梱包で送ってしまい、到着した時点でダンボールが破損していたことがありました。その際、オープンロジ側の対応が非常にスムーズで、実際に破損した状態の写真を即座に送って頂き、以後どのように対応するか話し合いの場を設けていただきました。そして原料を倉庫から加工所へ送る時には、オープンロジで一度ダンボールにつめ直し整えてから送ることになりました。

トラブル発生時の迅速な連絡により、オープンロジの担当スタッフと今後の対応策協議・すり合わせなどを丁寧に実施し情報共有したことで、再発防止の体制を構築することができました。

オープンロジを利用されて、トラブルの対応など具体例を聞かせてください。

エンドユーザーから問い合わせをもらった形で判明したトラブルエピソードがあります。同じ化粧箱の中に100gと50gをそれぞれ2つ入れる商品を用意しました。しかし、化粧箱内部にゆとりが生じたために50gの瓶が割れていたり、割れていなくても箱の中で偏っていたことが数件ありました。それについてもオープンロジの倉庫で状況確認し、対策として、中で瓶が遊ぶことがないよう緩衝材を入れました。その後は割れずに納品できるなど、即座にトラブルについて柔軟な対応をして頂きました。

お客さまへ荷物をお届けして何か問題が発生しても、オープンロジと話すことで解決に導けると信頼でき、常に最善策をとっていただいています。

物流を通じたブランディング構築で差別化を図り、事業成長に貢献

貴社の今後の挑戦について教えてください。

探っている最中ではありますが、単に「ご飯にいくらを乗せて食べる」だけではなく、それ以外の食べ方を新たにご提案することに加えて、箱を開けたときの感動体験をSNSにあげてもらえるような設計を、より練らねばと考えております。

短期的には、国内で自社のD2Cブランドを浸透させていくことが重要な要素と考えているので、顧客体験を含めて満足度が高く確実に喜んで頂ける環境を整えたく、物流も含めトータルでより洗練されたものをめざし注力しています。

中長期的な事業目標は中華圏やアジアへ進出することを目標としています。華僑の方々・中国・香港・シンガポールなどに向け輸出することを視野に入れ展開していきます。

いくらの市場を考えた時に、国内より先に海外でマーケットを作り、大きく事業を伸ばしていければと考えております。

オープンロジ自身、事業者様と共に、成長のお手伝いをさせて頂きたいと考えています

ぜひお願いしたいです。お客さまが受け取った時の体験や印象を高める上で、メッセージや梱包資材にSmoltのロゴを入れるなどすると、弊社の思いがより伝わる仕組みを共に作っていきたいと考えております。

オープンロジでは各企業様毎に独自の梱包資材導入などの対応が可能です。

最後に、オープンロジの利用を検討されている方へメッセージをお願いします

何よりも使いやすいです。オープンロジに物流をお任せすることで、より事業に集中できるようになりましたし、こちらの要望へ誠実に対応していただき助かっています。物流に課題を感じている方、導入検討される方は、ぜひ試しに導入してみてはいかがでしょうか。

兵庫県で化粧品メーカー業を営んでいる株式会社Global Style Japan様。2012年設立後、6年ほど前に今の化粧品事業に特化したD2Cを開拓し、社員数わずか7名ながら昨対比200%成長を続けている関西の会社です。

今回は株式会社 Global Style Japanの三浦様に、自社物流からオープンロジ利用への切り替え背景や、導入前後のきめ細かいサポート体制、危険物倉庫の利用について詳しくお話いただきました。

市場創出し、拡大のフェーズへ

 

貴社についてご紹介をお願いします

兵庫県で化粧品メーカー業を運営している「株式会社Global Style Japan」と申します。

販売業を主として創業から10年経ち、2016年ごろから化粧品を主としたメーカー業をスタート致しました。現在では4ブランド、30商品以上の企画開発を行っており、お客様に商品を直接届けるECも運営しているということで、単品通販、今で言うところのD2Cの業態になります。

弊社の主力製品である「TESARAN」は、代表が自身の悩みから生まれたブランドで、手汗に悩む人々向けの制汗クリームを販売しております。この「TESARAN」が「手汗制汗剤市場」の先駆けとなり、今では大手企業も進出してくるようなカテゴリーにまで成長しています。

現在はヘアケアブランド「LUFT」の成長もあり、SNS(インスタグラム)のフォロワーは1万2000人で着実に増加しております。販売店舗数も拡大し、成長を続けております。

物流波動への対応や運用前後のサポート支援が突出

導入前の物流課題と委託検討の経緯はどのような点でしたか?

オープンロジへの導入前は、社内で発送業務を担っていました。弊社の主力取扱商品が「手汗」でしたので、主な売れ行きは春夏シーズンで、冬シーズンになると落ち着くといった売上に顕著な差がありました。そのため、バイトの人数確保も繁忙期には数人必要な一方で、冬場は1人以下でも十分に事足りるような状況でした。そうした物流波動により、シーズンごとで人的リソースの確保に顕著な差が出てしまう点には頭を悩ませていました。

そんな物流波動に加え、「TESARAN」の販売チャネルが増え、成長拡大スケールが見込めた時に、将来の出荷対応を鑑みて、EC販売に強くて小規模でも取り扱いしてくれる倉庫会社を探し始めました。

オープンロジの選定理由、導入の決め手を教えてください

「TESARAN」については、当初、自社出荷で進めていました。しかしながら、徐々に出荷数が増加し、東南アジアと台湾と販売の方が少しずつ広がるなど「TESARAN」の成長拡大が見込めた時に、物流委託を考え始めました。

自社出荷が手一杯になって来たところで物流委託の検討をスタートし、EC販売に強くて私たちのような、小規模でも取り扱いしてくれる会社という軸を持って倉庫を探しました。

そんな中でも、オープンロジはECとの連携に強いだけでなく、初期費用・固定費ゼロと月額の手数料負担がない点、さらに今後キャパシティが増えたとしても、大量に物流を入庫しても問題なく対応できる点など全てに置いて条件を満たしておりました。

最終的な決め手としては、弊社がチャレンジしたいことができた時に、「開発の取り組み姿勢をとってもらえるのでは」という期待を持てたことでしょうか。オープンロジは、導入当初からシステムに強い印象があり、連携はもちろんユーザーの課題を解決するためのシステム開発に力を入れていました。今後の弊社の成長に合わせて開発含め一緒に取り組みをしていく点で大きく信頼をおけそうと感じました。

御社は「TESARAN」の倉庫とは別に危険物倉庫もご利用かと思いますが、ご利用の背景をお聞かせ頂けますか

弊社のヘアケアブランド「LUFT」のアイテムは、商品特性上、危険物倉庫に入れている商品もあります。同商品をリリースするにあたり、危険物倉庫の確保は必須でした。

危険物倉庫については、他社を探してみたところ、分かったのは配送連携もできる危険物倉庫は「皆無」だったという事です。製品化前の状態で保管している様な危険物倉庫はあっても、危険物倉庫の有無を尋ねると回答が得られないことがザラで、「危険物倉庫ってそもそもそんなに多くないんだな」と知りました。そんな時でもオープンロジは2つ返事で快諾していただけました。

弊社からすると「LUFT」も大切な商品ブランドの1つのため、通常の倉庫で保管している「TESARAN」とともに、在庫をオープンロジで一元管理できるのはすごく感謝しています。

導入前に課題感を共有して解決することが運用後のノーストレスへ繋がる

オープンロジの利用メリットについて教えて下さい

利用メリットは2つあります。

1つ目は「Shopify連携による、物流自動化」です。

Shopifyの連携については「秒」で完結し、何もいうことがありません。注文を受けても弊社は何もすることがなくオープンロジから出庫という流れができております。今では日々、エラー確認や各モールごとに不備がないかの確認作業のみで、購入品が自動で出荷されていくので、ノーストレスです。僕らとしてはありがたい限りです。

2つ目は「実現したいことへの、物流企画・カスタマイズ対応」です。

弊社専用のオリジナル企画だと認識していますが、弊社は販促企画キャンペーンにも力をいれています。カスタマイズ前は、弊社の中で出荷依頼前に調整をかけていたので、1つ1つチェックし、キャンペーン依頼をかけ、というのが毎日で非常に工数がかかっていました。

当初は「TESARAN」だけの1SKUや2SKUといった小規模での配送対応でしたが、「LUFT」や「MSkin(スキンケアブランド)」等ブランドの増加に伴い、調整の工数や手動作業のためのミスが懸念されることから、オープンロジの担当者さんにご相談させていただきました。

今ではキャンペーンの対象だった場合、自動的にキャンペーン特典付きで出荷していただけるルールを実装していただきました。現在では、全くノータッチで自動出荷をしていただき、いまに至るまで問題なく稼働できているので、システム開発の賜物だなと思っています。

この点については、選定の決め手にもある「ユーザーの課題を解決するための開発」について体現していただいた点でもあるので、改めてオープンロジさんにお願いしてよかったと思いました。

導入後の手厚い支援体制には、システムと同じくらい大きく価値を感じています

オープンロジを利用される中で、特に印象に残っているエピソードがあればお聞かせください

「坪単価料金に切り替えすることで費用が抑えられる」とオープンロジ側からの提案いただいたことで、非常に信頼度が上がりました

元々商品の保管料金はピース単位で運用しておりましたのが、「TESARAN」は商品的にサイズが小さく、60サイズ以下なので、ピース単位での保管料金は保管面積に対して高めの請求となってしまっていました。そこで困っていたところ、保管料金をピース単位から坪単価に切り替えのご提案をいただきました。そしてぜひにと、お願いしたところ即座に対応していただき結果的に保管料金がグッと低くなりました。

こちらの困りごとに対して、オープンロジからしたら売り上げは下がるけれど、最適な答えを出していただけるので、非常に信頼を寄せています。

他に日々ご利用いただいている中で感じたポイントなどあれば、お教えください

システムに強いのはもちろん、なんと言っても「システム+人間味がある」の一言に尽きるのではないでしょうか。サポートについては柔軟かつスピーディに対応していただいて、その丁寧できめ細かい点においては信頼しかありませんでした。

物流委託を導入する前は、導入後の「手厚いサポート」など目に見えない部分はなかなか比較し辛い部分ではありますが、オープンロジはそこが込みの魅力と強みだと思います。

例えば、ケースの大量出荷がある時や、イレギュラーな案件に対して、臨機応変な手配をしていただきスムーズに出荷作業が進んだ時などは、導入して本当によかったと思った点の一つです。導入後は、営業の担当さんがスムーズに対応してくださる一方で、日々の細かい運用は担当者さんの方で手厚くサポートしていただいているので、安心して利用しています。

普段の運用面での利便性の良さと、ポイントで出てくる困りごとに対しては即座に連携を図れる体制についてはとても助かっています。

規模を問わずに物流の伴走者としてサポート

貴社として今後どの様なところに挑戦していくのでしょうか?

弊社は、今後さらにヘアケア製品をはじめとした化粧品事業におけるオリジナルアイテムを作り、それを日本全国、世界中に届けていきたいです。そこに注力するために、オープンロジが物流の支えとなってくれるのが本望です。

オープンロジへに期待することはありますか?

今回、導入事例のインタビューを受けるにあたり、オープンロジのホームページを拝見したところ、知らない間にサービスが拡充していました。時間が許すならばリリース情報をアナウンスベースでお話しさせていただく機会を設けていただければ、ありがたいです。弊社としても、オープンロジで実装できることを認知した上で、今後の事業戦略の展開視野を広げられるのではと思います。

リリースが出れば弊社としても課題感が言語化できると思うので、共有できたらいいですね。

最後に、オープンロジの利用を検討されている方へメッセージをお願いします

オープンロジを利用するタイミングはいつでもだと思います。事業のフェーズに関わらず導入検討ができるのが魅力です。初期・固定費無料とスモールスタートしやすいシステムが構築されているし、中規模・大規模の物流に対しての対応の柔軟性も唯一無二の価値になってきているのかなと思っております。

今の物流会社に不満を持ってなくても、比較検討のために一度、話を聞いてみるのも物流への気持ちが大きく変わる一つのきっかけになるのではと思います。

株式会社Global Style Japan:http://www.gs-jpn.com/

創業3年にも満たないスタートアップながらも、急成長を遂げている冷凍幼児食D2Cブランド「homeal(ホーミール)」。社会課題の解決に向けた強い想いをもって、国内で唯一無二といえるサービスを展開している、注目のD2Cブランドです。

今回はhomeal株式会社の代表取締役 鬼海翔様に、homealの事業立ち上げまでのストーリーや、Shopifyで実装したCRM施策、オープンロジで実現できた冷凍EC物流環境の構築など詳しくお聞きしました。

自身の体験から生まれた、幼児食“特化型”サービス

homealの会社概要やサービスについて教えてください。

 homeal株式会社は2019年に創業しました。「幼児食の悩みをゼロに」をミッションとして掲げ、幼児食の宅配サービスを中心に、幼児食のことを学べるマガジンや、お子さんに適した幼児食を提案する診断サービス、チャットで専門家に相談できるサービスなどをWEBサイト・アプリにて提供しています。2021年12月時点での累計で会員数は3.5万人、オリジナルの幼児食は25万食を販売しています。

「幼児食」という言葉を聞き慣れない方もいるかもしれませんが、1歳過ぎくらいまでを対象とした離乳食よりも、1歳半前後から6歳くらいまでが対象の幼児食の方が、長期に渡り必要なものになります。子どもの年齢によって移行期・前期・後期に分けられ、具材のやわらかさや大きさ、量など細かなルールがあります。

幼児食を製造・販売する事業者は少なくないですが、当社のように幼児食だけに特化して、インタラクティブなコミュニケーション機能を備えているサービスは他にないでしょう。ニッチかもしれませんが、この領域においての、あらゆるお悩みを解決できるサービスだという自負があります。

幼児食の事業を立ち上げたきっかけを教えてください。

サービスを立ち上げたのは、私自身の体験がきっかけです。私の子どもが1歳の頃に、乳児湿疹、アトピー、アレルギーなどを併発したことがありました。私の妻と義母が看護師と保育士という専門家だったおかげで、今では元気になりましたが、その時に私は一人の親として、何もできない無力感を味わいました。

“戦力外”の自分でも何かできることはないか? と考えたところ、「食事をベースに、子どもの健康を突き詰めたい」と思い立ち、まったくのゼロベースから幼児食を研究し始めました。6歳までに子どもの脳は90%が完成するといわれています。きちんと噛むこと、おいしいと思うこと、喜怒哀楽すべての要素が詰まっている「食」のシーンの影響は大きいと考えています。

ですが、ワンオペ育児が社会課題になるなど、この大事な時期に手をかけられない親も多いのが現実です。料理が苦手だったり、忙しくて時間がない親にとって、安心安全な素材でプロが作ってくれたおいしい食事が、自宅に届いてくれたらどんなに便利だろうと。何よりも自分が「こういうサービスが欲しい」と思って作りました。

Shopify+多彩な機能で、お客様の悩みに応える

ゼロからのスタートということで、事業を軌道に乗せるまでは大変だったのではないですか?

 そうですね。私自身はもともと畑違いの会社員だったので、専門家の力をお借りしました。その過程で「冷凍王子」としておなじみの西川剛史さんと出会い、ニーズを満たす工場や管理栄養士、品質管理の専門家をご紹介いただき、チームができあがっていきました。

最初の1年間は、クラウドファンディングや無料ASPカートでテストマーケティング的に展開していました。2020年9月にWEBサイトをShopifyにリプレイスして、本格的にサービスをローンチしました。

プラットフォームはなぜShopifyを選んだのですか?

2020年2月にコロナ禍で学校が一斉休校になった際、300世帯にhomealを無償提供したことがありました。経済的な合理性は二の次で、「この状況で何か動かないと」という思いからのアクションでした。

このことがきっかけで、当時homealの知名度は皆無だったにも関わらず、「ご飯を食べてくれない」「料理を作れない」といったご相談が一気に増えました。しかし人的リソースが十分でない中で、一人ひとりへのメールベースでの対応はすぐに限界を迎えました。

そこで、不安に応える診断や相談の機能を導入しようと考えたのですが、無料ASPカートではカスタマイズができないし、スクラッチしたらコストも期間もかかる。それらの要件を満たしてくれたのがShopifyでした。

WEBサイト構築はStoreHero様にお願いしました。UI・UXのためにさまざまなご提案をいただいて仕様を固めていき、3ヵ月という短期間でリリース。費用も想定以下に抑えられました。当社サイトのCRM機能は、Shopifyだから実装できたと思います。自社開発しなくても多彩なアプリケーションと連携できるのはShopifyの大きなメリットですね。

デザイン面も機能面も、3ヵ月で作ったとは思えないクオリティです。どのようなことを意識してサイトを構築されたのですか?

例えば、ブラウザ上の無料診断の結果に応じてパーソナライズされたコンテンツをお届けしたり、メニューの選び方についてLINEで気軽に相談できるUIを実装したり。CRMの機能を充実させることで、お客様がお悩みの答えに最短でたどり着けるように意識しました。

最も肝心なのは「子どもがパクパク食べてくれる」こと。この一点に尽きます。好き嫌いや偏食の激しい幼児期に、全てのニーズに応える「完璧な幼児食」という食品は存在しません。ただ「おいしさ」を突き詰めるだけでは不十分で、子どもの食事に悩んでいるお客様にしっかり寄り添うために、きめ細かなコミュニケーションが必要でした。そのためのテクノロジーへの投資は惜しみません。

顧客体験を高めるオープンロジの物流

homealは短期間で大きく成長しているように見えますが、物流については、どのようにされていますか?

最初のうちは件数が多くなかったので自分たちで発送していましたが、次第にリソースが足りなくなってきました。そこで物流業務をアウトソースすることにしました。当時はまだ創業期でオペレーションも固まっていなかったので、いろいろご相談しながら進めていける3PLの企業様にお願いしました。

しばらくはそれで運用していたのですが、その企業様の提携物流倉庫が事業撤退することになり、新たにお声がけしたのがオープンロジ様です。Shopifyとの連携はもちろんですが、この時にはすでにデイリー100件以上のご注文があったので、事業に合わせて柔軟に倉庫を拡張させることができ、運用の安定性に優れている点が決め手になりました。

オープンロジを利用してみて、優れていると思う点を教えてください。

いくつかありますが、まず挙げたいのは、しっかりとした商品管理の体制です。例えば、冷凍食品に一定の確率で発生してしまうピンホール(摩擦でパッケージに小さな穴が開いてしまう現象)を、ピッキングの段階で見つけてくれるなど、検品の質はとても高いと思います。

不具合のある商品をお客様に届けてしまうと、カスタマーエクスペリエンス(CX)の観点からもコストの観点からも大きくマイナスになってしまうので、これは重要です。食品を扱う事業者にとって絶対に避けて通れない賞味期限も、厳格に管理してもらえています。

あと土曜日の出荷に対応しているのもありがたいです。金曜日にキャンペーンの告知をして、土曜日の午前中に注文が入ったら当日に発送。このスケジュールだと翌週の献立の一品として間に合います。これが週明けの発送となると、お客様の満足度は大きく違うでしょう。

システム面ではいかがですか?

管理ツールは直感的に操作できて使いやすいです。住所不備などのエラーも的確に拾えて効率的です。

スマホのUIも優れているため、外出先でもよくスマホからデータを操作しています。時間・場所を問わずアクセスできるのは便利ですね。

システムの改修も迅速に実施してくれるので、助かっています。昨年11月には温度帯管理と賞味期限管理がシステム上でできるようになりましたし、直近ではギフト用途の配送伝票の記載方式についてリクエストを出したら、スピーディーに対応いただきました。

サービス面やサポートの体制についてはいかがですか?

オープンロジのご担当者様とはチャットツールを使ってやり取りしています。何か分からないことやトラブルがあっても、ユーザーファーストでレスが素早く、疑問をすぐに解消できます。最初は不明点も多かったですが、おかげで正しく理解できました。

また、こちらから出したリクエストについても、どうやったら実現できるかの提案もして頂けるので、今後、システム処理上の受注取り込みタイミングや、出荷後の注文キャンセルのフローなど、課題と感じている点を一緒に連携して改善していきたいと考えています。

オープンロジはビジネスの成長にも貢献していますか?

スタートアップが安心して成長できる土台を構築して、事業に集中できる環境をご用意いただいたと思います。2022年の夏には、これまでの3倍の物量になる計画を立てています。冷凍だと特にそうですが、急な拡大に耐えられる物流倉庫やシステムはそう多くはありません。

また、オープンロジ様はCXの向上にも関わっています。以前と比べて配送スピードが体感で1.5倍くらいにアップしました。「午前中までの注文で当日発送」、これはhomealの大きな武器になっています。当社ではお客様に定期的にアンケートを実施していますが、配送・受け取りの項目のスコアは非常に高いです。

幼児食というサービスの性質上、緊急のニーズが生じるケースが多いです。実際にあった事例ですと、妊娠中のお母さまが急遽出産準備で入院となり、上のお子さまのために一週間分の食事を用意しなければならないという状況で「今注文したら、homealはどのくらいで届きますか?」と問い合わせてくださいました。

それに対してすぐに、「明日届きます」と答えることができ、「そんなに早く届けてくれるのですね!」と感謝の言葉をいただきながらの注文となりました。

冷凍の商品を早く・正確に届けられるのは大きなメリットですし、その体制を冷凍EC物流で実現できるのは、簡単なことではないと思います。

幼児食を日本の文化にするために

今後homealが取り組んでいきたいこと、目指していることを教えてください。

いろいろな仕掛けをしていきますが、直近では幼児食のレシピ本を出版予定です。料理の作り方が載っているだけでなく、子どもの成長に合わせた幼児食に関する正しい知識などを含めて、1冊にまとめた決定版です。

本の出版は、サービスの拡充というよりは、幼児食を当たり前の文化にすることを目的としています。それが子どもの健やかな成長にも繋がるうえ、ワンオペ育児などの社会課題の解決にもつながると思っています。

離乳食についての情報は多く出回っていますが、幼児食はまだ世の中に浸透していません。「幼児食の悩みをゼロに」というブランドミッションの実現を目指して、これからもブレずに、さまざまな施策を展開していきたいと考えています。

最後にhomealのような食品D2C事業者に向けてメッセージをお願いします。

食品D2Cは原価の壁が大きい業界です。冷凍だと配送コストも高いので、特に顕著でしょう。IT系のサービスなどと比べてしまうと、それはもう信じられないほど原価率が高いと思います。

ですがその一方で、何かを社会実装していくという点においては、有形のモノがあること、ブレないテーマがあることは有利なのも事実です。

原材料が高騰している中で苦しいかもしれないですが、D2C事業者の皆様には、原価やコストという視点だけで商品やサービスの質を落としてほしくないと、一人の消費者として思います。

それは配送についても同様です。単純な送料だけで比較せずに、オープンロジ様のような高品質で頼れるサービスを選んで、優れたプロダクトを社会にしっかりと届けてほしいです。

株式会社homeal:https://homeal.co.jp/collections/online-shop

※こちらの記事はECのミカタより引用致しました。https://ecnomikata.com/original_news/33274/

※CRM PLUS on LINEについてのインタビューはこちら:
Shopify Plus × LINEでつくる感動体験!homealに学ぶコミュニケーション設計

 

 

日本進出時から売上は8倍に成長

貴社についてご紹介をお願いします

【山本様】私たちは2017年に「Koala Sleep Japan 株式会社」を創立し、日本へ進出しました。弊社は2015年に創立されたKoala Sleep Pty Ltd Australiaに属しており、寝具や家具、インテリア用品の輸入・流通といった販売事業を行っております。

現在のSNSフォロワー数はありがたいことにTwitterで約3万人、Instagramで約14万人、Facebookで約16万人いらっしゃいます。

売上は日本で事業を立ち上げたばかりの2017年時点から2018年までの間に2倍、2018年から2019年にかけては3~4倍の成長を遂げることができました。2022年現在では当初と比較すると8倍以上の売上を達成しており、順調に事業を成長させることができていると実感しています。

2017年に日本進出を果たした後、事業はどのように成長されましたか?

【山本様】先述したように2015年にオーストラリアにて事業を開始した弊社ですが、スタートアップ時にはマットレスやピローくらいしか商品がなく、SKU数は片手で数えられるほどの小さな規模でした。しかし現在では寝具だけでなく、ベッドベースやダイニングテーブル・チェアといった家具も販売するようになり、SKU数は資材を含めて200を超えています。

また昨年6月には韓国で新たに事業をスタートさせ、今ではオーストラリア・日本・韓国の3カ国に事業を展開する規模に成長しております。このことからも、事業が著しく成長しているのをお分かりいただけるでしょう。

急成長のきっかけを教えてください

【花房様】実は2年半前くらいに有名なYouTuberの方がご厚意で弊社を取り上げてくださり、これが私たちの会社の知名度を一気に上昇させるきっかけとなりました。

その他にも成長を促進した要因として「InstagramやTwitterといったSNSのインフルエンサーとのコラボSNS施策」「短期的に実施したテレビCM」「昨今のコロナ禍における巣ごもり需要」なども挙げられます。これら全てが相乗効果となり、一気に事業が成長しました。

また日本では3~4月、9月の引っ越しシーズンに需要が伸びています。これは他国では見られない独特の特徴であり、日本進出した際に発見した成長ポイントといえます。

日本の物流品質は他国と比較してもナンバーワンと思っている

事業成長に伴い、物流面での変化はありましたか?

【山本様】SKU数が増加したこともあり、現在では利用している倉庫が3拠点になっているのは大きな変化ではないでしょうか。事業スタート時は埼玉の倉庫を、後に西日本の配送を強化するために大阪の倉庫を、次に神奈川の倉庫をと新たに在庫拠点を設けて頂きました。

昨年の5~6月には、規模拡大により手狭になった神奈川の倉庫をクローズし、千葉の倉庫を移転する作業を行って頂きました。スタートの段階では3拠点合わせて1000坪ほどのスペースだったところ今では倍の2000坪を利用しております。事業成長に合わせたタイミングで十分な倉庫スペースを迅速に確保できているため、物流がボトルネックにならずに事業を運営できています。

また倉庫移転と同タイミングで物流オペレーションの改善をしていただいたのも大きな変化のひとつです。物量が増えることで現場のオペレーションも複雑になりやすいため、既存のオペレーションでは作業が追いつかず商品がスタックしてしまう可能性もありました。

オープンロジには物流の現場事情に精通している方もいらっしゃるので、私たちと物流会社の間に立ち、双方の状況・要望を擦り合わせながら適切にハンドリングして頂けるので、その点は私たちにとってとてもありがたいことでした。

在庫を分散するに至った背景を教えてください

【山本様】これは私たちが事業を開始した当初から言えることですが、EC業界においての主要マーケットでの売上比率は目算で関東50%、関西25%、東海10%、九州3%、その他といったように意外と固定されている印象があります。

ですので「一番売上比率の高い関東圏へのサービスをどのように手厚くしていくか」「関西や東海といった他の地域へ2日以内に配送するためには倉庫はどこに配置するのが適切か」などを十分に考える必要があるといえるでしょう。

現在私たちは倉庫を3拠点利用しておりますが、ただ在庫を闇雲に分散しているのではなく、各倉庫に適した担当県を割り振り、そこから効率よく商品を配送して頂くといった手段を採用しています。

本来、物流を分散させると倉庫のオペレーションを常に把握する必要があり、各倉庫のハンドリングは必須であるため、以前よりも在庫管理の手間が増えることで却ってリソースが逼迫してしまう可能性があります。しかしオープンロジではその点をしっかりとサポートする体制が整っているため、私たちは安心してお任せすることができました。

正直日本での配送コストはオーストラリアや韓国と比べると商慣習の違いから割高です。とはいえ日本の物流品質は他国と比較して劣っていないですし、むしろ個人的には一番クオリティの高いサービスを提供していただいていると感じてますので、コストに見合った価値があると思います。

オープンロジの熱量は私たちに勇気を与えてくれる

改めて、オープンロジ利用のメリットを教えてください

【山本様】メリットは2つあります。

1つめは「オープンロジのサービスは従量課金制であるため、コスト負担が効率的であること」です。

私はこの会社で物流を担当するまで、従量課金制の物流サービスに触れたことがなかったので、この料金体系は本当に目からウロコでした。

個人的にではありますが、以前勤めていた会社では倉庫の立ち上げや運営において、私はかなり厳しい経験をしてきました。ですので、オープンロジには物流オペレーションや在庫管理といった「現場でのコミュニケーションが発生する諸々の作業を一定の固定費をかけることなく、使った分だけのコストでお任せできる」という点は、大きなメリットのひとつであると実感しています。

2つめは「なんでも相談できる環境が整っていること」です。

私たちは定期的にオープンロジの皆さんと定例会議を行っているのですが、その会議に参加されているメンバーへ相談した時に「できません、やれません」といった否定的な回答を今までいただいたことがありません。むしろ要望や質問をすると、嬉しそうな顔をされるくらいです。

以前、配送コストを削減するための施策を相談したことがありました。通常、マットレスやソファーといった大型商品はまとめて注文しても、それぞれ個別に梱包するために各商品ごとに送料が発生してしまいます。ですが私たちが独自にトラックを設えて荷物をなるべくまとめて配送することにより、通常配送よりも配送コストを下げることが叶いました。

上記の対応は現在「東京23区にお住まいのお客様のみに提供しているサービス」となっておりますが、ゆくゆくは他地域でも適用していきたいと考えております。

しかし現状、私たちのチームの一存では決断することが難しく、まずは社内で認めてもらう必要があります。これは私たちがこれからチャレンジしていかなければならない部分ですが、簡単なことではありません。そのようなハードルを抱えている私たちにとって、定例会議にてオープンロジの皆さんへ相談をした際に感じられる熱量は、多くの勇気を与えてくれるものとなっています。

オープンロジを利用される中で、特に印象に残っているエピソードがあればお聞かせください

【山本様】先ほどもお話しましたが倉庫移転作業はとても感動したことを憶えています。

本来、倉庫移転は在庫を移動するためのトラックを手配したり、作業を行う人員を確保したりなど、リソースやコストといったさまざまな面でとても負担が大きい作業です。しかし今回の倉庫移転で私たちが行った作業といえば「移転作業にかかるコストの見積もりを事前に確認するだけ」といったシンプルなものでした。

短期間でこちらの負担がほとんどなく「オープンロジに一切を任せることで移転完了から稼働開始できる状況になった」のは本当に驚きました。

【花房様】私は普段から臨機応変に対応して頂いていることが印象に残っています。こちらの質問にも毎回すぐにレスポンスを返して頂けておりまして、毎度毎度頼りがいがあると感じています。

私たちロジスティクスチームはカスタマーサービスの社員とも密に連携しており、時折カスタマーサービスの社員からもオープンロジの皆さんに連絡をとらせていただくことがあるのですが、その際にも真摯にご対応頂いていると聞いています。

オープンロジにはスペシャリストが揃っている

貴社の今後の展開についてお聞かせください

【山本様】私たちは日本の中でも先駆けてD2Cのビジネスモデルを採用して事業を成長させて参りました。昨今、ECやBtoCにおいて競合他社が増えていくなかではありますが、これからも私たちは止まることなく成長していきたいと考えています。そのためには「お客様が求めている要望に対してどのように答えていくか」ということが重要であり、そこに注力するには多くのリソースが必要不可欠です。

リソースを確保するにあたって物流の外注化は必須といえます。オープンロジを利用することで作業量の軽減に繋がるだけでなく、ECや物流において気軽に相談・サポートして頂ける環境が整うので、これからも一緒に伴走していきたいです。

最後に、オープンロジの導入を検討されている方へメッセージをお願いします

【山本様】サービスを利用する中で、私たちはオープンロジが「物流だけでなくECにおいて頼れるスペシャリストがいる心強いチーム」だと感じています。ECを始める際には不安や悩みは付きものですが、いつでも頼れる環境がオープンロジには整っているので、まずは相談してみることをおすすめします。

Koala Sleep Japan 株式会社:https://koala.com/ja-jp

子供服のセレクトショップELMO for Family(エルモ フォー ファミリー)を運営する株式会社Get It様。Instagramのフォロワー数は約10万人に達し、その数からも人気ぶりが伺えます。

EC事業の他にもECサイトの開発や運営、マーケティングサポートなどの分野でも活躍している同社ですが、国内にてEC事業を拡大していくにあたり課題となったのが物流でした。

今回は、株式会社Get Itの軸屋様と菅原様に、物流をオープンロジに外注したきっかけや利用で感じられたメリット、オープンロジ社員の具体的な対応や、その時に感じた印象などを詳しくお聞かせいただきました。

オープンロジの決め手は
「コミュニケーションの取りやすさ」
「スピード感」

貴社についてご紹介をお願いします

【軸屋様】株式会社Get Itは2015年に起業した会社です。現在、弊社では「ELMO for Family(エルモ フォー ファミリー)」という子供服のセレクトショップを運営しておりますが、こちらは弊社のメンバーが子育て世代が多かったことがきっかけとなりスタートした事業です。

試験的に始めたD2C・ECストアでしたが、そこで手応えを感じられたため本格的に事業を展開していくこととなりました。現在はShopifyで構築したストアの他に、BASE、楽天市場、Yahoo!、Amazonの5箇所で販売を行っています。

物流に関しては当初、商品仕入れ先の海外から直接発送をしていたのですが、事業を拡大していくにあたって物流の効率をより高めるべく、日本から商品を発送しようと考えました。

そこで導入したのがオープンロジのサービスです。

物流を外注しようと思ったきっかけは何ですか?

【菅原様】もともと最初から物流は外部に委託していたのですが、そこは海外の業者であり海外からの物流しか対応していませんでした。今回事業を拡大していくにあたり、「今まで海外から直輸送だったものを今後は日本から輸送を行うようにする」ということが決まっていたため、倉庫管理と輸送を一気に請け負っていただける業者様を探していたのです。

オープンロジを選んだ決め手を教えてください

【菅原様】外注業者の選定の際、実際に商談したのは8社ほどです。その中でオープンロジを選ぶ決め手となったのは「コミュニケーションの取りやすさ」と「スピード感」でした。

商談をした時、私たちは料金面のご相談をかなりさせていただいたのですが、当時担当してくださった方は具体的な数字をすぐに提示してくださいました。また、私が質問した内容についても全てお答え頂き、その時点で「いつまでにやらなければいけない」「始めなければいけない」といったことに対しても、あらかじめ「ここまでに契約していただいたらできます」と具体的に提示していただけたので、安心感があったのを覚えています。

他社様ももちろん良い提案をしてくださったのですが、オープンロジはそれを大きく上回っており、私たちの求めていたスピード感を持って行動し、前向きに提案してくださっただけでなく、こちらの要望もしっかりと受け止めていただけたので、好感を持ったのです。

オープンロジの管理画面は分かりやすい

オープンロジ導入はスムーズに進みましたか?

【菅原様】オープンロジ導入を決めて契約後から実際に運用するまでには約1カ月くらいかかりましたが、特に仕様に関して難しいところはありませんでした。

具体的な確認方法なども、その都度相談しながら疑問点を解決して進めることができたので問題は無かったです。

オープンロジ導入のメリットを教えてください

【菅原様】私たちは国内での物流アウトソーシングサービスを使うのはオープンロジが初めてですので他社のサービスとの比較はできませんが、管理画面が非常に分かりやすいところがメリットであると感じています。

弊社は少人数で事業を運営しているため、管理画面をパッとみればすぐに入庫や出庫の状況を把握できる点はとても助かっています。また、運用していく中で何か問題が発生してもすぐに担当者の方と連絡が取れ、迅速に解決できるため、安心して利用することができています。

日々の物流業務にかかっている時間は受注量にもよりますが概ね30分程度であり、内容はデータの取り込みやチェック程度ですので負担としては重くありません。

オープンロジはサービス改善に
前向きな姿勢で取り組んでいる

オープンロジ利用で印象に残っているエピソードがあればお聞かせください

【菅原様】2ヶ月くらい前のことですが、商品を生産している工場から「今日中に入庫データを作ってくれ」と突如言われたことがありました。私たちは月に1回大量入庫をさせていただいてるのですが、その際ケース数が300~400程度になっており、入庫データの作成にすぐ対応することは当時難しかったのです。

ですので、当日中の対応は正直無理だと思ってました。しかしオープンロジに相談したところ、担当の方がすぐに解決策を提案してくださったため、不可能と思っていたことが30分程度で解決できたのです。この出来事が私にとって印象に残っていることです。

【軸屋様】私にはその方以外にもオープンロジの社員で一人、とても印象に残っている方がいらっしゃいます。その方にも、物流サービスを導入するにあたって大変尽力していただきました。

具体的には、オープンロジからの説明は特に無かったので私たちは「できる」と認識していたことが、実は「できない」内容だった、ということが実際にオープンロジを利用していく中で発覚した際、どうにかならないかと問い合わせたのですが、「できません」と断られてしまったといったことがあったのです。

しかし私たちは諦めきれず、その方に再度相談させていただいたところ、責任者の方に掛け合ってくださり、その後、一緒にサービス改善に向けて取り組んで頂いたという出来事がありました。

このように私たちがオープンロジに対して、スタートアップならではの柔軟性やチャレンジ精神を求めるような強めの要望を正直に伝えさせていただたときでも、その方は「できません」と跳ねのけるのではなく、しっかりと受けとめ、サービス改善に繋げるといった姿勢を見せてくださったことは私の中で強く印象に残っています。

今後、オープンロジに期待されることはありますか?

【軸屋様】Webサービス業界では細かくPDCAを回していくので、何か問題が発生したり新たな施策が決まれば気軽に試したり挑戦したりする企業様が多くいらっしゃいます。先述したように、私たちはオープンロジにはそのスピード感があると実感しています。

加えてオープンロジは、業務内容的に国内外のBtoC業界に携わるEC事業者やECプラットフォームからECに関連した情報をどこよりも早く・多く入手しているはずです。もしそこで得た情報を積極的に共有・提供していただくことができれば、私たちはとてもありがたいですし、私たち以外にもそれを期待している事業者はきっと多いでしょう。

このように私たちはオープンロジをただの配送業者といった位置づけではなく、SaaSとしての価値を提供していける企業だと思っています。ですので配送品質だけを改善していくのではなく、サービスを提供するというところに対して付加価値を付けることができれば、さらに良いサービスへと発展していくのではないでしょうか。

【菅原様】私が今後期待していることは「返品対応」です。返品についてはオープンロジだけでなく他企業にとっても課題点ではあると思っており、私たちも解決をしなければいけないポイントであると考えています。

大手アパレル企業では返品を無料で受け付けているところも存在します。仮に返品が無料であれば、色やサイズの異なる商品を敢えて購入し、試着してみて気に入らない・サイズの合わない商品は気軽に返品することができます。これはお客様にとって大きなメリットとなり、事業者側としても大きな強みになるでしょう。

しかし現状のコスト感ですと、まだ弊社では導入することが難しいのが実情です。この先、オープンロジのサービスで返品にかかるコスト感が現実的なラインになってくれば、返品無料のサービスをお客様に提供することができますので、これからの取り組みに期待しています。

EC事業の運用に手間をかけたくない人に薦めたい

貴社の今後の展開についてお聞かせください

【軸屋様】現在よりもさらに自社ブランドとしてより良い商品をたくさん作っていき、認知をもっと拡げていきたいと考えています。

最近では世界進出の足がかりとして、中国をターゲットに越境ECにも挑戦しようと計画中です。中国ECの市場規模はとても大きく、期待ができる市場です。加えて、そもそも私たちの商品の生産は中国で行っているので、現地で販売するのが一番効率的であることも中国をターゲットに定めた理由のひとつとなっています。

今後の事業目標としては「子供服といえばELMOだよね」と言っていただけるようなブランドをしっかり作っていくことです。日本国内だけでなく、ゆくゆくは世界でも多くの人に認知されるような大きなブランドへと成長させていきたいですね。

最後に、オープンロジの導入を検討されている方へメッセージをお願いします

【軸屋様】スタートアップ企業は躍動感といいますか、スピード感を持ってPDCAを回して改善していき、より良いサービスに成長し、そして規模も大きくなっていくものだと思っています。それはもちろんオープンロジにも言えることであり、利用者と共により良いサービスへと成長していけるのはSaaSならではの利点でもあります。

ですので「これから自社の規模を大きくしていきたい」「何か新しいことに挑戦したい」という事業者様にとってオープンロジを利用することは、物流の面だけでなく企業の成長という面においても利点があるのではないでしょうか。

そして何よりShopifyでECを始めようと考えられている方にとっては、物流外注サービスを手軽に導入できます。できるだけEC事業の運用に手間をかけずに始めたいという方は、オープンロジの利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

株式会社Get It:https://getit.co.jp/
ELMO for Family:https://elmo-shop.jp/

靴下用毛糸であるソックヤーンや、日本では入手することが難しい稀少な毛糸・編み針などを取り扱うオンラインショップ「なないろ毛糸」を運営するDOITSUYA GmbH様。新商品情報などを配信しているメルマガの読者数は1万人を超え、その人気ぶりが伺えます。

営業拠点をドイツに置いている同社ですが、日本の顧客へ商品を販売するために課題となったのは物流でした。

今回はDOITSUYA GmbHの細野様と北林様に、ECを販路に選んだ理由や物流外注を検討したきっかけ、これからの事業展開についてなどを詳しくお聞かせいただきました。

日本とドイツの懸け橋になりたい

貴社についてご紹介をお願いします

【細野様】弊社DOITSUYA GmbHは、ドイツに拠点を構えて事業を展開している会社です。沿革としては、2008年にドイツの雑貨などを取り扱うオンラインショップ「独逸屋」を開店したのが始まりとなります。2012年にはオンラインショップ「けいとや」を開店したのですが、この頃から靴下用毛糸の取扱いをメインに行うようになりました。

2018年にはお取り寄せ毛糸ショップ「けいとやプラス」を開店し、ここでは在庫を持たずにお客様から受注を受けた商品をメーカーに発注して直接日本のお客様にお届けする、という事業を行っていました。2020年にはECストア・世界の毛糸の総合デパート「なないろ毛糸」をオープンさせまして、靴下用毛糸であるソックヤーンを主力商品とし、その他にもさまざまな毛糸や編み針などの手芸用品を取扱い、現在日本のお客様をメインターゲットに販売をしております。

なぜECという販路を選ばれましたか?

【細野様】私たちが拠点としているドイツと日本がそもそも地理的に離れているため、ECという手段を選ばざるを得なかったという部分が強いです。しかし、そのことが逆に強みになるとも思っています。

ドイツ製の靴下用毛糸は現在日本のお客様からの需要が高い商品であり、今では大手手芸メーカー様でも取り扱われるほどにメジャーな商品となっています。ですが事業を開始した当時はまだ人気が出ておらず日本での取扱いは少なかったため、商品の入手経路は限られていたのです。そのため、当時はお客様ご自身で直接ヨーロッパ・ドイツのサイトから取り寄せるとなれば、言語や送料・関税など中々ハードルが高く手が出しにくい状況だったといえます。

そんな中、私たちがドイツを含めた海外の質の良い商品を手軽に購入できるECストアを展開することで「日本とドイツの懸け橋になることができるのではないか」と思ったことも、この販路を選び事業を開始したひとつの理由となっています。

ECプラットフォームにShopifyを選んだ理由をお聞かせください

【細野様】ドイツから日本へ商品を販売する際に課題となったのが決済でした。実は「マーチャントがドイツにあり顧客が日本にいる」という条件下で使える決済方法というのは非常に限られます。この条件の下で販売がスムーズにできるのは、Shopify以外に選択肢が無かったというのが正直なところです。

私たちは過去にもECに携わり、さまざまなECプラットフォームを使ってきましたが、Shopifyは決済方法を含めたバックエンドがとにかくしっかりしている印象を受けています。また、オープンロジとの連携によって発送関係もスムーズに行う事ができる部分も素晴らしいと思っています。

コロナを言い訳にはしたくなかった

物流の外注を検討しはじめたきっかけを教えてください

【細野様】きっかけはコロナウィルスの流行でした。2020年の3月末にドイツではロックダウンがあったのですが、その際、日本の郵便や貨物の動きが全てストップしたことがありました。タイミングが悪いことに当時大規模のセールをした後だったため、在庫を数百個くらい抱えてしまっており、相当な受注発送残を抱えていたのです。

「コロナが原因で……」とお客様に事情を説明すれば、このアクシデントは問題無く乗り越えられたのかもしれません。しかし、私たちはそれを言い訳にはしたくなかったのです。ですので、どれだけコストをかけてもとにかくお客様に商品を届けようと必死でした。

結果的にはクーリエサービスを利用して事なきを経たのですが、現状このままの物流形態を取っていたらコロナ禍なこともあり、事業を続けていくのは難しいだろうと感じたのです。

最初は「日本を発送拠点にして商品を送る」という考えは持っていませんでした。とにかくドイツからお客様の元に商品を届ける手段というのは一体どのようなものがあるのか、その手段をネットを使って色々調べていたのです。その中で物流アウトソースというサービスがあることを知りました。

自社で物流業務を行っていた時はどのくらいの時間を割いていましたか?

【細野様】オープンロジに物流を任せる前までは、自社スタッフで全ての物流業務を行っておりました。大量に出庫する際も自分たちで梱包し郵便局に持ち込むなどアナログに作業をしていたので、その時は休みなんて無かったですね。

【北林様】受注数で言えば大体月500件はあったと思います。1日あたり20~30個はあった印象です。朝から発送作業をして郵便局に持っていくのが夕方、というのがルーティンでした。ピーク時には発送作業に丸一日費やしてしまい他の業務に手を付けられないこともあり、パソコンに向かって他の必要な業務をするのは夜ということもザラでした。

オープンロジはスタッフのフォロー体制が手厚い

オープンロジを選ばれた理由を教えてください

【細野様】私たちが物流外注先に求める条件は2つありました。

1つめはコストです。

ドイツから日本の倉庫に商品を送り、さらにそこからお客様宛に商品を発送するとなれば、単純に送料が倍になります。そう考えますと、物流サービスや配送料など物流にかかるコストを全て加味したトータルコストは必然的に高くなるため、慎重に外注先を選定する必要があったのです。

2つめに重視したのは物流のシステム部分です。

コストを抑えたいからといって物流品質を妥協することはできません。また、ドイツという離れた場所から倉庫に指示を出すといった状況では、システムが相当しっかりしていないと安心してお任せできないと思ったのです。

仮に万が一トラブルが発生した場合、日本国内でしたら電話などですぐに連絡を頂き対処することができるでしょう。しかし私たちはドイツにいるため時差があるため、簡単に電話で連絡をいただくことも難しいのです。ですので、システムがしっかりと構築されており、トラブルの発生が起こりにくいというのは必須条件でした。

オープンロジの導入はスムーズに進みましたか?

【細野様】システムや基本的な部分やShopifyの連携も含め、全てスムーズに進んだ印象です。物流のアウトソースは初めてだったので分からないことが多かったのですが、その都度オープンロジの弊社担当の方が親切に対応していただけたため、とても助かりました。

オープンロジのスタッフの皆さんは礼儀正しくしっかりされているのですが、時折込み入った話になると正直、話がすれ違ってしまうこともあったのです。しかし、そのような時にオープンロジの弊社の担当者が間に入りフォローしてくださったので、安心してシステムを導入することができました。

オープンロジはサイトで会社概要や経営陣を見ると、かなり若い企業である印象を受けていました。スタートアップ企業ということもあり物流をお任せするのにやや不安があったのですが、弊社を担当してくださっている方のような知識を持った方が在籍していらっしゃるのは非常に心強いですし、今後、何かトラブルがあってもきっと大丈夫だろうという安心感を感じることができました。

オープンロジの導入のメリットを教えてください

【北林様】1つめは「リソースが大幅に軽減されること」です。

現在は週3回くらい半日ほどかけて入庫作業をしておりますが、以前は発送など物流に関連した業務を毎日行っていました。その状況を比べると大幅にリソースが軽減され、他の作業ができるようになったのはメリットといえます。

2つめは「作業が正確でありミスが無いこと」です。

私たちがオープンロジに物流を任せてからは誤発送はひとつも無く、お客様からの苦情は一切いただいておりません。ピッキングや梱包は自分たちでやっていた時はどれだけ気を付けても誤発送は出てしまうものでした。オープンロジのサービスを導入してからは誤発送が発生していないだけでなく、お客様からは梱包が丁寧だとお褒めの言葉を頂くこともあり、業務のクオリティが高いことを実感しました。

正直、物流をアウトソースするときは誤配送を含め、何かトラブルが起きないか不安でした。今まで自分たちで作業をしていたからこそ、他社に任せることに大きな不安を感じたのかもしれません。しかし実際に任せてみればミスが無いだけでなく、何百個という大量出庫のときも、私たちはきちんと休日を取って過ごすことができました。

リソースの軽減や正確さももちろんですが、物流をアウトソースすることで自分たちだけでは行うことが難しい大量出庫も簡単にできることは大きなメリットだと思います。

今後オープンロジに期待されていることはありますか?

【北林様】細かなことで恐縮ですが、Shopifyでの代引き発送が標準化されると嬉しいです。現在も代引き発送が使えないことはありませんが、オープンロジにデータを取り込む際には、出庫依頼をかけた後に代引き手数料を入力するための修正作業が発生しています。

ですので、代引きがデフォルトで設定できるようになれば作業がさらに自動化でき、作業時間の短縮に繋がりますのでぜひご検討頂ければ思います。

ECを始めるなら
物流のアウトソースは必須事項

貴社の今後の展開についてお聞かせください

【細野様】今までは物流の比重があまりにも大きすぎて、結果的に新しい事業に着手することができていませんでした。しかし、オープンロジで物流を自動化したことで大幅にリソースを確保することが叶いつつあります。私たちは今「物流業務をアウトソースすることで色んなことにチャレンジできる」という可能性が分かった段階にあると言えるでしょう。

正直、つい最近物流業務をアウトソースしたばかりなので、まだ運用状況が整備しきれておりません。ですのでまずは、物流業務でアウトソースできる部分はしっかりと効率的に回せるよう仕組みを整えていこうと考えています。

そして確保できたリソースを使い、事業拡大をどんどん進めていきたいです。この先、恐らく新商品も出てきますし、新たなサービスの展開にも挑戦していくでしょう。販路も現在は自社サイトのみですが、これからはAmazonや楽天市場といったECモールも視野に入れていくことも検討しています。

最後に、オープンロジの導入を検討されている方へメッセージをお願いします

【細野様】現在発送作業を自分たちで行っていらっしゃる方も、これからECを始めるという方も、物流に関しては絶対にアウトソースすべきだと私たちは思います。物流外注を検討する際、私たちだけでなく事業者ならば、やはりコストという部分をシビアに考えると思います。

しかし、一日は24時間しかありません。その限られた時間の中で事業をやっていくには、多少のコストをかけてでもリソースを確保するべきです。もちろんお金で買えないものはこの世の中たくさんありますが、オープンロジを導入することで多くの時間を手に入れることができます。これはEC事業を行っていく上で大きなメリットであると言えるでしょう。

新たにECを立ち上げられる方には夢を持って始められる方が多いと思いますが、その夢を実現するためだからといって無駄に自分の時間をたくさん削ってしまうのは、些か勿体ないように感じます。経営にかける有意義な時間帯を確保する手段をコストをかけて手に入れることも、ECの運営では必要なことではないでしょうか。

なないろ毛糸:https://www.nanairokeito.com/

二輪車、マリン製品を主に製造・販売しているヤマハ発動機株式会社様。1955年に設立した同社は現在、世界各国に製品を展開されています。これまで販売会社・販売店を介しての商品販売を主に行っていた同社ですが、昨年より、直接顧客と繋がるDtoC領域にてECに取り組まれています。

に事業を長年グローバルに展開されている同社ですが新規取り組みの際に課題となったのは物流でした。

今回はヤマハ発動機株式会社の井筒様と尾崎様に、EC取り組みのきっかけやShopify選択の理由、オープンロジ利用のメリットや今後の展開についてなど、詳しくお聞かせいただきました。

ECは顧客接点として重要な手段

 

貴社についてご紹介をお願いします

【井筒様】私たちヤマハ発動機株式会社は、モビリティ事業(オートバイ、電動アシスト自転車等)、マリン事業(ボート、船外機等)、ロボティクス事業(産業用ロボット、ドローン等)をはじめ、自動車用エンジン、ゴルフカー、発電機、除雪機、電動車いす等、幅広い製品の開発・生産・販売を行っています。

弊社は1955年に設立いたしました。日本楽器製造株式会社(現・ヤマハ株式会社)のオートバイ製造部門を分離独立させてできた会社であり、その歴史は長きに渡ります。ヤマハ株式会社とヤマハ発動機株式会社は別々の会社ではあるものの、同じヤマハブランドを共用しながら事業展開しています。

EC・DtoCへ本格的に取り組むことを決めたきっかけを教えてください

【井筒様】私達は多岐にわたる商品群を束ねるヤマハブランドをグローバルに発信し、幅広い層にブランド認知・想起してもらうことに取り組んでいます。昨年新設された部門に所属しているのですが、そこでは潜在顧客・既存顧客と直接つながる手段としてのECは新規取り組み案として度々上がっていました。

弊社製品は主に耐久消費財であり免許制度なども関係してくるため、購入までのハードルが高く、購入頻度は低いのが特徴です。また、これまで弊社は「物を作って国内外の販売会社やその先の販売店に届ける」までが主な仕事であり、顧客との直接的な繋がりはリアルイベント時など限られたものでした。

そうした中でブランドの世界観を日常使いできるアイテムに落とし込み、ECで直接お届けできれば、タッチポイントが増えることになります。将来的に製品購入検討する際にブランド想起を強める一助になるのでは、といったことを議論していました。

そうこうしているうちに昨年から新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、モーターサイクルショー、ボートショーなどの主要イベントは国内外でほぼ全て中止になり、顧客と直接関わる場所が無くなってしまったのです。

内部的に議論していたものが外部的要因で待ったなしの状況になり、ECを早急に立ち上げようということになりました。

ECプラットフォームとしてShopifyを選んだ理由は何ですか?

【井筒様】理由は大きく2つあります。

1つめは他プロジェクト・特定市場向けにShopifyをすでに活用しており、Shopifyのノウハウを持つものが社内にいたことです。

そのプロジェクトではお客様に手付金を支払うという形でオンラインストアより車両予約をして頂き、極力店舗に来店する機会を減らして商品を手に入れて貰う、という形でShopifyを活用しておりました。

弊社にはIT部門があるため、自社でストアを構築するという案もありました。しかし、小さくかつスピーディーにECストアを立ち上げたいと考えた場合、現在リモートワークということもあり、自社での構築は難しかったのです。これもShopifyを選択した理由のひとつとなっています。

私たちにとって、ストアをスピーディーに立ち上げることができ、かつクオリティーもしっかりと確保できることは必須条件でした。その条件を満たせるのならば外部のプラットフォームを活用するのも、手段のひとつとして有効だったのです。さまざまなECモールやプラットフォームを比較・検討しましたが、やはり既に社内でノウハウがあるShopifyが最適であるという結論に至りました。

2つめは、越境ECに強いことと拡張性が高いところです。

Shopifyはカナダ発のECプラットフォームということもあり、越境ECに強いといわれています。これから国内外へブランド発信やリーチをかけていくといったところを本格的に実行していきたい私たちにとって、この点は重要なポイントでした。

またShopifyはアプリが豊富に用意されています。必要な機能を後から拡充していくことができる点はストアを構築する上で必要な要素であるため、プラットフォームを選定する際のプラス要素となりました。

スピーディーに事業を立ち上げるには
物流外注は必須だった

物流を外注するにあたり不安はありましたか?

【尾崎様】アウトソーシングしたとしても第三者に任せることで社内工程やシステムとの繋ぎの面で却ってややこしい工程が増え、実際にかかる手間は減らず負担が増えてしまうのではないか、という不安がありました。外部サービスを利用する以上は「いかに効率化を図れるか」というのは大きなポイントだったのです。

あとはコストです。大変な作業を委託することになるので、商品の数量に対して発送費や利用費などのコストがどれくらいかかるのか、といったところは不安に感じていた点でした。

このような不安点をクリアできることはもちろんですが、その他に物流外注の必須条件として「Shopify連携」「物流業務の完全委託」「海外配送」「固定費がかからない」という4つの項目がありました。

この4点を踏まえてさまざまな物流会社を比較・検討させていただいたところ、条件を満たすのがオープンロジだけだったのです。

自社での物流オペレーション構築は検討されませんでしたか?

【井筒様】確かに弊社は自社物流機能を保有しており、そこから車両用部品などを発送しています。しかし、自社のリソース・システムを使い新たに物流オペレーションを構築していくには、物流部門だけでなく先述のIT部門も巻き込んで多くの時間・開発工数を必要とします。今回、私たちは小さくスピーディーにECを立ち上げたかったため、その手段を活用するのはなかなか難しいと判断しました。

一方、外部委託であれば既に物流オペレーションは確固たるものが構築されています。こちらの手間がほとんどかからないだけでなく、社内のリソースを大幅にかける必要もありません。スピードと効率、どちらも満たすことができるのは外注という選択肢でした。

オープンロジはシステムだけでなく
サポート体制も充実している

オープンロジを導入して感じたメリットを教えてください

【井筒様】メリットは主に3つあります。

1つめは「管理画面の使いやすさ」です。

オープンロジの管理画面は直感的でとても分かりやすく作られています。管理画面が使いやすいことで、日々のオペレーション負荷が軽減されていると感じています。実際に行っている作業は主に前日までに頂いた受注に関して出庫依頼をかけるといったものですが、住所不備などを修正する程度のため、受注数に関係なく実質トータル数分程度の作業時間で済んでいます。

2つめは「発送完了メールが自動的に送信される」ことです。

オープンロジとShopifyと連携することで、発送が完了した時に追跡番号が記されたメールが顧客に自動的に送信されます。物流業務を外注し、ここまで自動化できるのはありがたいですね。

3つめは「オープンロジのサービス導入・利用は全てオンラインで完結することができる」ことです。

実際に物を扱う業務であるにも関わらず、全ての手続きや作業がオンライン上でできるのは凄いことだと思います。実際、わたしたちはコロナ禍もありサービス導入をしてからオープンロジには一度も訪問せず、オンラインでやり取りが完結しています。アナログな作業と言えば商品サンプル確認、入庫予定品の発送前検品等だけで済んでいます。

新型コロナウイルス感染症が流行しており外出が難しいこの状況下において、ほぼ全ての作業をオンラインで行えるのはとてもありがたいことでした。

オープンロジを利用している中で印象に残っているエピソードはありますか?

【 尾崎様】先日、バリエーションを追加した時に商品の連携が外れてしまったことがあったのですが、カスタマーサポートの方に連絡したところ当日中に対応していただけたことが印象に残っています。

対応にはある程度の時間がかかってしまうだろうと予想していました。そのため連携が外れている状態が続くことで、お客様から頂いた配達指定日以内に商品をお届けすることができない事態も起こり得るだろうと覚悟していたのです。しかし、予想外にもその日のうちに対応していただけたのです。おかげさまで次の日には出庫ができる体制を整えられ、最悪の事態を免れることができたので、非常に助かりました。

ECを運用していると、トラブルなどのイレギュラーな事態は残念ながら必ず起きてしまうものです。しかしこのようなことで販売機会を損失してしまうのは極力避けるべきであり、問題点は早急に解決することが求められます。

オープンロジではカスタマーサポートに問い合わせをすれば解決してもらえることはもちろんですが、マニュアルも大変充実しているため、自分たちで情報を検索して問題解決できる環境も整っています。実際に使用するシステムなどの機能も重要ですが、こういったマニュアルやサポート体制も同じくらい大切なものであると思います。

今後オープンロジに期待されることはありますか?

【尾崎様】これからもさらに利便性を高めていって欲しいです。最近ですとSaaSのシステムなどはユーザーからの要望を受けて実際にその要望を採用して開発をし、標準機能として提供する、といったことをされている企業が増えてきている印象があります。

オープンロジにもぜひ私たちを含めた利用ユーザーからの要望を取り入れて、これからさまざまな機能を標準化していって貰えることを期待しています。

オープンロジは全ての手続きが
オンラインで可能

貴社の今後の展開についてお聞かせください

【井筒様】海外展開につきましては商品によって既に実施していますが、まだ本格的には展開できておりません。海外顧客向けのサイト構築や配送方法・翻訳など、越境ECを一層本格化させていくためにはクリアしていかなければいけない部分がたくさんあるため、これから力を入れていきたいと考えています。

また先述のようにDtoCストアというタッチポイントを通して顧客との距離感を縮めていくことができたらと考えています。現在ファンでいてくださっている方はもちろんのこと、ヤマハブランドをまだ深く認知されていない方や、今は使用していないけれど以前ヤマハブランドの製品などを使用していた方など多くの方に、今までの商品よりも手に取りやすいDtoCストアにあるグッズを通して、ヤマハブランドの世界観・ライフスタイルをお届けできたら嬉しく思います。

最後に、オープンロジの導入を検討されている方へメッセージをお願いします

【井筒様】Shopifyと連携できることはもちろんですが、全てがオンラインで管理可能でありコストも従量課金で使った分だけというポイントは、オープンロジの大きな強みであると思います。

オープンロジの物流サービスはスモールスタートで導入しやすいだけでなく、規模が拡大しても拡張していくことができるため、サービス導入に躊躇する理由が見当たりません。

たとえ自社物流機能を持っていたとしても、それを利用するとなれば社内システムとECストアのシステム連携はどうしても時間がかかってしまうと思います。しかし私たちのような比較的規模があって自前でシステム構築しがちな会社であっても、物流サービスのオープンロジとECプラットフォームであるShopifyへ思い切ってアウトソースすることで手軽に物流システムを導入し、予定通りにECをスタートすることができました。このスピード感は自社物流活用とシステム連携では得ることが難しいと感じます。

【尾崎様】先ほども申し上げましたが、オープンロジはすべての手続きや作業がオンラインででき、短期間で導入が可能です。短い期間で手間なく物流の自動化を実現できることは、ECを検討する事業者にとって心強いサービスであると思います。

ヤマハ発動機株式会社企業サイト:https://global.yamaha-motor.com/jp/

 

日本発の吸水ショーツブランド「Period.」を運営する株式会社Period.様。新しい形のサニタリーショーツを提供する同社は、2018年に創業したばかりですが注目度は高く「VOGUE」「美的」「MORE」など、数々の有名雑誌に取り上げられており、その知名度は現在も更に高まりをみせています。

Shopifyを利用しECを運営しているPeriod.様ですが、課題となったのが物流業務でした。

今回は株式会社Period.のFounder / President and Directorである寺尾様に、ブランドの詳細やECプラットフォームとしてShopifyを販路に選んだ理由、オープンロジ導入のきっかけ、今後の事業展開についてなどを詳しくお聞かせいただきました。

「この商品を多くの人に知ってほしい」
その思いで事業を立ち上げた

貴社とブランドについてお聞かせください

株式会社Period.は2019年に設立した会社です。事業自体は2017年くらいから構想を始め2018年からスタートいたしました。

商材は吸水ショーツを取り扱っており、日本国内では私たちが初めて市場展開しているD2Cブランドとなります。吸水ショーツとは生理のときも快適に過ごせるショーツとして、近年注目を集めているフェムテックにカテゴライズしている商品です。

この商品を知ったきっかけは、たまたまインターネットで色んな情報を見ているときにニューヨークにあるTHINX(シンクス)というフェムテックを牽引しているブランドのインタビュー記事を見つけたことです。その記事を読んだことで吸水ショーツの存在を知り「すごく面白い商品がある」「誰もが考えつきそうだけど、まだ多くの人には知られていないものがあったんだ」と感銘を受けました。

実際にTHINXの商品を購入し自分で使用してみたところ、大変使い心地が良いものでした。そこで、日本で販売されているのか気になり調べてみたところ、THINXだけでなく似たような商品の取扱さえも見つからない現状を目の当たりにしたのです。このことが起源となり、私は「この素晴らしい商品を日本にもっと広めたい」と強く思い、事業を立ち上げることを決断いたしました。

始めはTHINXの代理店を立ち上げようと考えました。しかし条件やコストなどの条件が厳しく、得られる利益が薄いことが予想できたため、長期的に続けるのは難しかったのです。しかし吸水ショーツを日本に広めるということを諦めることはできなかったため、心機一転、プロダクトを新たに作るという方向に発想を転換させて立ち上げたのが、株式会社Period.になります。

ECのメリットは
スキマ時間を利用して買い物ができること

販路にECを選んだ理由は何ですか?

2つ理由があります。

1つめの理由は私自身もオンラインで買い物をすることが多く、ECに抵抗がないということです。

実店舗に直接赴いて商品を購入するのは、店舗が遠かったり人で混み合っていたりなどして、意外と時間や手間がかかります。しかしECならば通勤の時や寝る前など、日常のスキマ時間で思い立った時にすぐ商品を購入することができます。このことは商品を購入するにあたって大きなメリットであると考えました。

2つめの理由は、運営にかけるコストを抑えたかったからです。

仮に実店舗で商品を販売するとなると、光熱費や人件費・スペース代など多くのコストが発生します。しかしECならば、実店舗よりも運営に関わる諸経費を低く抑えることが可能です。私たちの扱っている商品は原価が高いため、より良い製品を作っていくためには他コストを削る必要があります。少しでも多くのコストを商品に還元したいという気持ちもあったため、私たちはECという販路を選択いたしました。

数あるECプラットフォームの中でShopifyを選択したのはなぜですか?

ECに対しての知識が当時ゼロに等しかったため、片っ端から使えそうなプラットフォームを調べ上げました。それだけでなく、既にEC事業の経験がある友人に聞いたりしながら候補のプラットフォームを4つにまで絞り込み、実際に使用し比較してみるといったことも行いました。

最終的に選んだShopifyはどのプラットフォームよりの実質かかる固定費が安く、連携できるアプリも豊富にあり、カスタマイズ性が非常に高いことが決定打となりました。

他プラットフォームは月額費用などの固定費が安くとも売上時に発生する決済手数料が高くついてしまったり、ストア機能の拡張性が物足りないと感じました。今後、ブランドの規模を大きくしていくことを念頭に置いたとき、課題となる可能性が予測できる箇所が多かったのです。

私たちは個人事業という枠内で事業をやっていく考えは最初から持っていませんでした。ですので事業を長期的な目線で捉えた際「拡張性の高いShopifyを使っていった方が、実質かかる総コストは安くなる」と判断したのです。

また、Shopifyはカスタマイズ前のデフォルトの状態でもマーケティングに役立つ情報が期間を絞って見ることができたり入金が1週間でされるなど、機能が充実している点も決め手となったポイントでした。

丸一日費やしていた業務が負担ゼロに

物流の外注を検討したのはいつですか?

事業を立ち上げたはじめのうちは、自分たちで物流業務を行っていました。当時、取り扱っている商品は1サイズの2タイプのみであり、注文数もさほど多くなかったため、外部に任せるよりも自分たちでやってしまった方が安く済んでいたのです。

しかし昨年の11月から商品の種類が4商品増え、サイズ展開も4サイズになったことで、一気に商品数が増えただけでなく比例して注文数も増加することが予想できました。状況が変化する中で以前と同じく物流を社内で行うのは、ミスやリソースのひっ迫といったリスクが高くなることが目に見えていたので、注文数の増加を見込んで倉庫や物流代行業者を探し始めました。

実際に業者を探し始めたのは上記のタイミングでしたが、実は以前から物流業務のリソースは手放したいなとは思っていました。

私たちの取り扱う商品はサニタリーグッズのため、月経の時期を過ぎると次に使用できるのは1カ月後になってしまいます。ですので、なるべく早くお客様に商品を届ける必要があり、ゆえに物流業務は最優先で行わなければいけません。

当時から注文は常に入ってくる状況でしたが、どのくらい来るのかは予測ができるものではありませんでした。先ほど配送作業を終えたと思いきやまた作業が溜まっている、なんて状況も日常茶飯事です。特にキャンペーンの時には注文が殺到するため、丸一日発送業務に時間を費やしてしまい、他の業務に手が回らないこともありました。

多い時で一日に100件以上の作業を一人で行うこともあったのですが、その時は本当に自分がロボットにでもなったかのように作業をしていましたね。室内も在庫で埋もれていました。

ですが、約1年間この経験をしたおかげで配送時の懸念点やコツを理解することができました。梱包資材や物流業務を外注する際には迷うことなく自分の要望を具体的に伝えられたので。その点においては、自分で物流業務を経験しておいて良かったなと思っています。

外注先にオープンロジを選んだ理由は何ですか?

Shopifyと連携としていたことと、独自資材を扱うサービスを開始予定だったことが大きな理由です。

最近のD2Cブランドはお客様に商品が届いた時の体験をかなり重視しているので、ただの段ボールで送付したりなど、明らかにワクワク感の無い状態で送ってしまうのは避けなければいけません。そのためには独自資材を導入して他社との差別化を図ることは必須でした。

オープンロジで独自資材を取り扱うことができなかったらどうしよう、という不安はありましたが、無理矢理交渉してでも導入してもらう必要はあるだろうとも考えていました。独自資材を使うことはもちろん、物流代行も外すことのできない要素のひとつでしたから。それほどに自社で物流業務を行うのは負担となっていたのです。

当時オープンロジではまだ独自資材サービス(※)が運用開始前でしたが、仮にこのサービスが開始予定でなければ他社への外注を検討せざるを得ませんでした。弊社の物流外注とオープンロジの独自資材サービスのスタートのタイミングが合って本当に良かったです。

※梱包にブランドオリジナルの箱を利用することができるなど、独自資材を商品発送時に利用できるサービス

物流外注先は他社との比較はされましたか?

他社比較はもちろんしました。物流外注にあたりShopify連携が必須条件だったのですが、外注先を探したところ、連携ができるという企業でも一個アプリをかませないとできないところがほとんどでした。

比較検討した中でShopifyとシームレスに連携することができ、かつ独自資材を利用できるところはオープンロジしか無かったというのが正直なところです。

ですが、それ以外の理由として見積り価格がはじめから明確だったことも、オープンロジ利用を決断するに至った重要なポイントでした。

他社に見積もりを取った際、一応見積もりは出してくれるのですが明らかに金額が大きく、その後交渉で下げてくる、というパターンが多かったのです。EC事業を既に行っている友人からは「昔からの倉庫事業者や物流外注業者はそういうもの」だと聞いてはいたので「こういう世界なんだな」と理解はしていたのですが、明朗会計ではない言い値である文化に疑問を感じていました。

一方、オープンロジの見積もりは明確な金額で、コスト感も適切な印象を受けました。その時点で信頼することができると感じましたし、心象が良かったです。

私たちは「顧客に対して誠実でいる」ということをとても大切にしているので、このシンパシーが合う企業としか仕事をご一緒したくないと考えています。物流外注を検討し始めた割と最初の段階でオープンロジには問い合わせをしていたのですが、この時点で圧倒的に他企業よりも良い印象を持ちました。

独自資材サービスのこれからに期待

オープンロジ導入のメリットを教えてください

自分の手から物流業務が離れ、ストアの運営や新商品開発など他のするべきことに時間を創出できるようになったことが最大のメリットです。

一日に2回、自動的に注文情報の取り込みを行ってくれるので、昼までに商品を購入してくださったお客様に当日のうちに発送することが出来ます。私たちにとって発送スピードの維持は重要でしたので、これが継続できることは重要なポイントでした。また、操作も難しい手順が無く、簡単に管理ができるところも便利です。

以前は連携までが自動で行われ出庫はこちらでボタンを押していたので、10分程時間を割いていたのですが、先日、出庫依頼も自動連携を有効することができたため、実質物流にかけている時間はゼロになりました。

今後オープンロジに期待されることはありますか?

独自資材サービスのカスタマイズ性を、もっと高めていってくださると嬉しいです。

例えば、実現可能な話であると思うのですが、限られたシーズンのみ限定の梱包資材で対応していただくといったサービスをリーズナブルに利用できたら良いですね。D2Cですと季節ごとの荷姿にもこだわっていきたい事業者が多いはずですので、荷姿含め、ノベルティの同梱など、その時々で柔軟に対応していただけたら助かります。

後はサスティナブルな資材など、まだ日本に浸透していない資材も導入していただけると嬉しいです。このような国内ではまだ取扱が珍しい資材は、ロット数が大きくないと導入できない外注業者がほとんどなのです。

また日本の資材業者は昔ながらの企業が多く、海外での流行りや最近のトレンドなどはあまり取り入れていない事業者が多い傾向にあります。国内で浸透していない資材を取り扱う事業者も増えつつはありますが、規模が小さい故にコストは割高で、負担が大きくお願いすることが難しいため、独自資材の導入を妥協または断念してしまう企業も多くいるのが実情です。

小ロットからでも独自資材サービスを利用できるオープンロジだからこそ、手頃な価格で最新の資材を製造・利用することができれば、かなり需要があると思います。

これからD2Cを立ち上げていく方は
オープンロジの利用はマスト

これからの事業展開についてお聞かせください

今年中に新商品を2~3つほど発売するために現在計画を進めております。もちろん新しい商品を増やしていくことは今年に限った話でなく、今後も続々と新商品を展開して行く予定です。

あとは海外展開を拡大させていきたいですね。今現在、弊社は商品をシンガポールの企業に卸しているのですが、ゆくゆくは東南アジア諸国に販路を拡げていきたいと思っています。

現時点では商品に対して諸外国での認知度が低く、残念ながら越境EC参入には至っておりません。私たちの取り扱う吸水ショーツという商品は、日本国内だけでなく世界的にもまだまだ認知度が低いものです。

将来、海外のお客様に直接商品をお届けできるようになるためには、まず私たちの扱っている商品を知ってもらう必要があります。ですので現段階では海外のセレクトショップといった販路を通して商品を販売し、商品の認知度を高めることに注力していこうと考えています。

最後に、オープンロジのご利用を検討されている方にメッセージをお願いします

D2Cをこれから立ち上げようと思っている方やECプラットフォームにShopifyを利用しようと検討している方は、マストでオープンロジを導入した方が良いと思います。実際、私はオープンロジを導入したことで物流業務を手放す事ができており、物流に関する悩みはほぼゼロになったと言っても過言ではありません。

そして、オープンロジの新たな試みである独自資材サービスを利用することで、私たちは商品のブランドイメージを崩すことなく、お客様に商品を届けることができています。

物流業務は規模が大きくなると負担も倍増します。事業を始めたばかりの頃は、自分で作業を行うのもひとつの経験です。しかし、出荷件数が一日に100件を越えて業務を圧迫するようになり、他の基幹業務に手を付ける余裕が無くなってきたのなら、ミスやトラブルを防ぐためにも早めの段階で物流外注を検討し始めた方が良いのではないでしょうか。

 

物流のお悩み、お気軽に
ご相談ください

オープンロジについて疑問や不安がある方は、お気軽にご相談ください。自社で導入できるかどうかのご相談も可能です。
各種お役立ち資料もご用意していますので、物流の構築を検討中の方はぜひお役立てください。