魅力的な海外商品を届けるEC事業を展開
―― はじめにSOLXIA様の事業について教えていただけますか?
株式会社SOLXIAは、大きく分けて2つの軸でEC事業を展開しています。
1つ目は、海外の魅力的な商品を発掘し、独占販売権を取得して日本市場への参入と販路拡大を支援する事業です。日本で当社だけが取り扱える強みを最大限に活かし、自社EC等で展開しています。商品は多岐にわたりますが、現在はApple Watch専用のバングルなどが主力商材となっています。
2つ目の軸は、EC事業のノウハウを新規事業のパッケージとして体系化し、新たな柱を求める中小企業様へ導入支援を行うコンサルティング事業です。自社で育てた事業を譲渡するケースもあります。
ブランド価値を守りたい!限界を迎えた自社物流とアウトソーシングへの決意
――コンサルティング事業にノウハウを横展開するためにも自社ECを積極的に運営されているのですね。
はい。社内の人員体制をコンパクトに設計していたため、最初のうちは外注に頼らず商品の発注から在庫管理、梱包・発送作業まで全て私が担っていました。しかし、EC事業が成長すればするほど物流業務が重荷になっていきました。
オープンロジ導入前の月間注文件数は70~80件程度。数字だけ見るとそこまで膨大な数ではありませんが、時には半日以上を費やすこともあり、梱包作業をしながら「いつまでこの作業をやり続けるのだろうか」と途方に暮れることも多々ありました。
少なくとも、私ひとりで他業務も兼任しながら対応するには非常に重い負担でした。
さらに、商材が増えるにつれ自社で在庫を保管するスペースが足りなくなり、物流業務をひとりで行っていたためにダブルチェックをする余裕がなく、Aさんに送るべき商品をBさんに送ってしまうような人的ミスまで発生していました。
また、比較的高単価の商品が多いため高クオリティの梱包でお客様の体験も大切にしたいという強い思いがあり、事業のブランド価値を守るためにも、プロフェッショナルな物流環境への移行は待ったなしの状態でした。
――それで物流業務をアウトソーシングしようと決意なされたのですね。それでは、数ある物流代行サービスの中からなぜオープンロジを検討するに至ったのでしょうか。
もう何年も前の話ですが、私が別のEC事業で起業した頃からオープンロジの名前はよく耳にしていました。
周りにいるEC経営者仲間と話していると、「物流の委託先はどこを使ってるの?」という話題が必ず出ます。その時にすでにオープンロジを利用している知人が何人もいたんです。
そのため、私がアウトソーシング先を探し始めたときも最初から「お願いするならオープンロジさんがいいな」と思い描いていました(笑)。
私が抱えている在庫や発送の課題を確実に解決してくれる姿が、オープンロジを利用している知人たちの事例を通してすでに見えていたからです。
実績とShopify連携、そして直感的なUIが最大の決め手
――当初から検討いただいていたのですね。ありがとうございます。最終的な決め手は何でしたか?
大きく3つの決め手がありまして、1つ目は業界内での評判が良かったことです。先ほど述べたように、同じEC業界の事業主からよく名前が挙がるほどの信頼感は、大切な商品を預ける上で安心材料になりました。
2つ目は、私たちが利用しているECプラットフォーム『Shopify』とのAPI連携の実績が豊富だったことです。今のEC運営においてシステム間のシームレスな連携は絶対に外せない条件ですからね。
3つ目は、システムのUI/UXの分かりやすさです。商談の際に実際の操作画面を見せていただく機会があり、その時「あ、これはすごく分かりやすいな」と直感的に感じました。
複雑なマニュアルを読み込まなくても、どこを操作すれば出荷依頼できるのか視覚的にすぐ理解できました。直感的に作業しても全く問題なさそうだと感じられたことが非常に大きかったです。
――ありがとうございます。実際に使われてみていかがでしたか?導入時や利用時の困ったことや不安に感じたことなどあれば教えてください。
はい。正直なところ、困っていることや不満点は今のところありません。困ったことがなさすぎて逆に改善要望を絞り出すのが難しいくらい満足しています(笑)。
導入前の商談で感じた通りオープンロジのUIが分かりやすく、画面を見るだけで「出荷はここから依頼すればいいんだな」「ここからラベルの出力ができるんだ」と、マニュアルなしでも簡単かつ直感的に操作でき、すぐに使いこなすことができました。
個人的には入荷時や発送完了時に通知が届くのがいいですね。倉庫状況がブラックボックス化せず安心して運用できています。相談事にもサポートの方が手厚く対応してくれるので安心です。
業務時間が日単位で激減!人的ミスが消滅し高品質な梱包でお届け
――本当に良いご評価をいただき申し訳ないくらいです…!オープンロジ導入によって変わったことなどはありますか?
はい。一番大きく変わったのは在庫管理から検品、梱包、発送に至るまで、物流に関する業務をほとんど手放せたことです。
以前は注文が増えるとうれしい反面「ああ、明日はまたあの梱包作業をやらなきゃ…」と、どうしても作業の負担が気になっていました。しかしオープンロジ導入後はその重圧から解放され、注文の増加を純粋に喜べるようになりました。
さらに、体感として1日〜2日単位で新たな業務時間を確保できました。以前は通常業務の合間に10配送分の物流業務に取りかかり、終了後に通常業務に戻るといったルーチンを組んでいましたが、通常業務に全集中できるようになった結果、例えばデジタルマーケティングだけでなく、ポップアップストアなどオフラインの施策を企画・実行する時間も生まれました。
また、誤配送などの人的ミスが解消され、高単価商材に見合うプロの梱包品質が担保されたことも大きなメリットです。
国内シェア拡大から海外展開へ。物流を武器に次なるステージへ挑む
――ありがとうございます。今後の事業展開やビジョンについてお聞かせください。
まずは現在取り扱っている商品の日本国内シェアを拡大し、物量をしっかり増やすことが最優先の目標です。将来的には中国、韓国、台湾といった近隣アジア諸国、さらには米国やヨーロッパなど、世界を舞台にした輸出展開も見据えています。
海外展開となると複雑な越境物流の構築が必須なので、オープンロジにワンストップでお願いできたらこんなに心強いことはありません。共に歩むパートナーとして期待しています。
――最後に、オープンロジを導入するか悩まれている皆様に一言メッセージをお願いします。
もし今導入を迷われている方がいるなら「迷わず今すぐ導入したほうがいいですよ」と率直にお伝えしたいです。それくらいメリットが大きいです。よく「もう少し物量が増えてから委託しよう」と考える方が多いですが、私は逆だと思います。
自社作業に慣れないうちに物量が増えると現場はパンクします。だからこそ、物量が少ないスタート段階からプロにお願いしておくべきです。そうすることで経営者のリソースを最初からコア業務に集中でき、結果的に事業成長のスピードを加速できます。ぜひ早めの検討をおすすめします。
洗練された独自デザインのスマホケースやワイヤレス充電器といったオリジナル製品を取り扱っているJUST MATCH株式会社様。同社は中国から日本国内向けの販売者に対して商品を受注生産し、エンドユーザーまでの配送を請け負っていらっしゃいます。
国境を跨いだ越境EC事業を軌道に乗せるにあたり、課題となったのが物流でした。
今回はJUST MATCH株式会社の周様に、越境ECを始めたきっかけやオープンロジの利用で得られたメリット、今後の事業展開についてなどを詳しくお聞かせいただきました。
日本をメインターゲットに据え、越境ECを開始
貴社についてご紹介をお願いします
JUST MATCH株式会社と申します。弊社は2013年1月に日本で設立した会社であり、当初は中国で作ったtoB向けの商品を日本国内の企業であるソフトバンクやauに卸しておりました。しかし中国国内の工場に投資したことをきっかけに、私は生まれ故郷である中国へ戻り、日本をターゲットとして新たに越境EC事業を開始したのです。
弊社ではオリジナルデザインのスマホケースを主に取り扱っており、現在は自社ECサイトの他にAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングといった集客力の高い大手ECモールでも主に日本国内向けの販売者に商品を卸すという形で商品を展開しています。ありがたいことに利用ユーザー数はは2500、企業数は300社を達成いたしました。
本事業におきましては日本がメインターゲットの国ではありますが、中国や欧州にも僅かながら商品を販売しています。今後、2021年後半にかけて東南アジアや韓国にも販路を拡大していく予定です。
日本をターゲットに越境ECを始めた理由を教えてください
私自身が事業を立ち上げる以前に日本へ留学していたことが大きな理由です。実は学生時代の頃から既に、日本をターゲットにした越境EC事業の立ち上げを検討していました。
卒業後、そのまま日本に留まり国内の企業に勤めたことも、今となっては事業立ち上げのきっかけのひとつであったと思います。当時、私は卸を生業とする会社に入社したため、幸いにも物販のノウハウを多少身につけることができたのですが、ここで得ることのできた知識は事業を立ち上げる際に役立ちましたね。
日本への進出で一番大変だったことは何ですか?
「越境EC事業を運営していく上でかかるコストが予想以上に高かったこと」です。実際に事業を開始してみると、中国からの輸送も含めて、物流費はトータルで35%、販売費用は約10%がコストとしてかかることが分かりました。私にとってこのパーセンテージは結構高く感じるものだったのです。
一方、越境ECにおいて言語の壁は課題のひとつと言われておりますが、弊社は日本国内にも法人があるだけでなく日本語に堪能なスタッフがいるため、その部分においては課題感を感じることはありませんでした。もちろん中国のスタッフもいるので、多言語においてフォローできる体制が整っています。
オープンロジの導入は
業務効率向上とコスト削減に繋がる
物流アウトソーシングを利用しようと思った理由は何ですか?
理由は2つあります。
1つめは「システムの連携性を高め、業務効率を上げたかったから」です。
弊社では自社で開発したシステムで在庫管理を行っているのですが、そのシステムとAPI連携することで業務を自動化するのが狙いでした。もちろん他の物流アウトソーシング先も比較・検討しましたが導入までに工数がかかってしまうため、すぐに利用開始できるオープンロジを選択いたしました。
2つめは「人件費を削減したかったから」です。
当たり前ですが費やすことのできるコストは無限ではありません。ですので適材適所にコストをかけていくためには、削れる部分はとことん削っていく必要があると考えました。前述したように弊社はシステムの連携性を高めることで業務効率を挙げることができ、必然的に人件費も削減され、結果的にコストダウンを図ることが叶いました。
オープンロジ導入で得られたメリットは何ですか?
物流業務の自動化が叶いコストの削減ができただけでなく、業務負担も大幅に改善されました。オープンロジを導入する前は夜中の注文は翌朝の対応になってしまい、対応までにややタイムラグが生じるのは避けられないものでした。
しかしオープンロジのシステムを導入し、自社の在庫連携サービスとAPI連携することで、物流業務を全て自動化することが叶いました。そのおかげで、24時間いつでもお客様の注文に対応する体制を整えることができたのは大きなメリットです。
また物流業務に関して対応の遅れや見逃しなどの心配をかかえることが無くなったことで、ストア運営や業務拡大といった基幹業務にしっかりと注力できるようになったのもメリットのひとつであると言えるでしょう。
今後オープンロジに期待されることはありますか?
3つあります。
1つめは「システムの更なる改善」です。
オープンロジの提供しているシステムには概ね満足しています。強いて要望を挙げるとするならば、システム上で「WeChat」が使えるようになると良いですね。基本的にオープンロジとのやりとりはこちらのツールを利用しているため、オープンロジのシステムでこのツールが使え、さらに通知もWeChatから受け取ることが可能になれば、メールが不要になるだけでなく機能を一ヶ所に集約できるため、一段と業務効率を高めることができるはずです。
2つめは「大型商品の対応」です。
弊社では現在アメリカを対象として大型商品の販売も行っており、そこでの売上は目を見張るものがあります。今後、さらに事業を展開していくためにも日本国内で大型商品の販売に挑戦していきたいのですが、現状、弊社の該当商品を取り扱える倉庫を見つけられておりません。もし、オープンロジで大型商品の取り扱いが可能になればとても助かります。
現在は、大型商品の取り扱いについては、詳細をお聞きの上柔軟に対応させていただきます。
3つめは「コスト感」です。
物流にかけるコストはなるべく減らしたいのが正直なところですので、全体的にコストがもっとリーズナブルになれば嬉しく思います。
越境EC事業は
成功よりも失敗しないことが重要
貴社として挑戦していきたいことはありますか?
冒頭にも申し上げたように、東南アジアと韓国へさらに販路を拡げていきたいと考えています。しかし、事業拡大において大きなリスクを抱えてしまうのは好ましくありません。
一昔前まで越境ECでは、どのようなものでも合法的な商品であれば、たとえ競合が多くても売れる時代でした。しかし現在は、集客対策やマーケティングは必須であり、商品のオリジナル性やブランド体験が重視される傾向にあります。
事業失敗という最悪のリスクを避けるためにも、あくまで弊社は現状のビジネス環境を維持した上で、慎重に事業拡大に着手していくことを検討しています。
最後に、オープンロジの導入を検討されている方へメッセージをお願いします
越境ECでは関税や言語といった通常のECには無い課題がたくさんあるため、一般的にハードルが高い事業だと言えるでしょう。ですが前もって課題に対して策を立てたり、リスクに備えることができれば、決して怖いものではありません。
どんな事業でもつい、成功することばかりを考えてしまいがちです。しかし「失敗するかもしれない」ということを想定した上でリスク回避の術を用意していなければ、万が一つまづいた時に立ち上がることが難しくなるでしょう。
越境EC事業においては「成功よりも失敗しないことが重要」であると私は考えています。新たに越境EC事業へ参入する際には、ECストアの運営だけでなく物流の面も含め、しっかりとリスクを想定して対策を立てることをおすすめします。
JUST MATCH株式会社:https://www.just-match.com/
2012年7月に設立されたMAMORIO株式会社様。「なくすを、なくす」をミッションとして掲げ、紛失防止デバイスである「MAMORIO」を筆頭にさまざまな商品やサービスを開発・販売されております。
複数のEC販路にて事業を展開される同社ですが、課題となったのが物流でした。
今回はMAMORIO株式会社の桶本様に、ECという販路を選択された理由やネクストエンジン挿入のきっかけ、物流外注のメリットなどを詳しくお聞かせいただきました。
公式ストア以外にも
複数のモールで事業を展開
貴社とブランドについてお聞かせください
MAMORIO株式会社は世界最小クラスの紛失防止タグ「MAMORIO」を販売している会社です。2016年にクラウドファンディングからスタートした弊社ですが、現在は数十万単位のユーザー様を抱える規模へと成長いたしました。
実は会社が設立した当初は「落とし物ドットコム」といった、落とし物を拾った方と落とし物をされた方をマッチングさせるサービスをメインに展開していました。しかし、サービスの提供を進めていった際「そもそも落とし物自体を防止すれば良いのでは?」というところに考えが行きつき、今メインで取り扱っている商品である「MAMORIO」が開発されたという経緯があります。
現在は公式ストアを含め、Amazon と wowma 、楽天、Yahoo!ショッピングの5チャンネルで事業を展開しております。
なぜECという販路を選択されたのですか?
「ECならば直接商品をお客様に届けられる」という部分に魅力を感じ、この販路を選択いたしました。また、商品の特性として「商品を購入された後でもお客様と弊社は繋がりを継続していく」といった部分があるため、他の業者を介さずに直接商品を購入していただいた方がアフターフォローがしやすいといったところも理由のひとつです。
はじめは公式ストアでの販売のみで展開しておりました。ですが商品をもっと色んな方に知ってもらい、かつ事業を加速していくための手段としてモールへの出店を開始し、販売チャネルを拡げていった次第です。
オープンロジとネクストエンジンの連携で
作業負担が実質ゼロに
ネクストエンジンの導入を検討されたきっかけは何ですか?
とにかく作業を効率化したいという思いがありました。オープンロジを導入することで既に物流の自動化は導入済みだったのですが、それでもネクストエンジンを導入する前は、出庫作業に多くの時間がかかってしまっていたのです。
具体的には自社サイトを含め複数のモールから毎朝CSVをダウンロードして、それをオープンロジ用のCSVへを書き換えるといったものでした。この作業を少しでも効率化するためにGASをわざわざ作って活用する、といったこともしていましたね。
しかしネクストエンジンならば、複数モールの在庫を一元管理できるだけでなくオープンロジとAPI連携が完備されているので、導入することでその一連の作業が不要になることをある日知りました。ぜひ弊社にもその機能を実装したい思い、検討を始めたのが導入のきっかけです。
ネクストエンジンを利用して感じたメリットを教えてください
やはり出庫作業が大幅に楽になりました。また、備考やラッピング・住所の確認作業は自動的に確認待ちのステータスでストップがかかるので助かっています。
例えば、CSVをそのまま流し込むだけの場合は、確認箇所がその時々に発生してしまうため作業がなかなかスムーズに進みません。しかしネクストエンジンを利用していれば、確認不要なものはそのまま出庫依頼を完了できるため、効率よく作業を進めることができるのです。
物流にかける作業時間は多い時で2時間以上かかっていたこともありましたが、今は確認作業などの物流に関わる業務は殆ど外注しているため、イレギュラーなことが無い限り実質0分に近いです。
オープンロジはカスタマイズ性が高い
物流の外注を検討されたきっかけは何ですか?
社内のコストやリソースの負担が大きかったことが大きなきっかけです。
物流はもちろん大切な業務のひとつですが、売上を伸ばしていくことやユーザー体験を向上させるといったコア業務にも力を入れていかなければなりません。物流の作業に時間がかかるからといってこれらの業務を疎かにしてしまうのは本末転倒といえます。
物流の業務は実際に行ったことが無い人からすれば、ただ梱包し、ラベルを貼り、集荷を待つだけといった単純な作業を思われがちです。しかし実際はもっと複雑な業務であるといえます。それに加えて、商品がお客様の元へ無事に届かないといったアクシデントが発生したり、配送状況の確認を求められたりなど、イレギュラーな事象への迅速な対応も物流業務には含まれています。
これらの対応には多くの時間やコストを消費するだけでなく、想像以上に厳密な情報管理や専門的なノウハウを必要とします。お客様への対応が悪ければブランド体験が損なわれ、心象が悪くなってしまう恐れがあるでしょう。
そのようなリスクを避けるためにも物流の外注を導入いたしました。
オープンロジの導入はスムーズに進みましたか?
大変スムーズに進みました。正直、導入しはじめたばかりの頃は「検品タイプ」といったオープンロジならではの単語に戸惑うこともありました。しかし、物販に関わっている人ならばすぐに理解できる内容でしたので、すぐに慣れることができました。
またシステムのUIがシンプルで使いやすく、無駄が無いところが好印象でした。通常このような物流外注といったSaaSのシステムは、かゆいところに手を届かせようとしすぎて却って複雑で使いにくいものになっていることが多い印象を持っていました。ですがオープンロジのシステムに関してはどれも分かりやすく、誰でも使える仕様であると感じています。
オープンロジ導入のメリットを教えてください
在庫管理や出庫の業務を全てお任せできることや出庫の状況を追えることがメインのメリットとして挙げられますが、カスタマイズ性が高いところも大きなメリットだといえます。
弊社がオープンロジを利用する上でカスタマイズしていただいた部分は「モールの仕様に合わせたギフトフラグの伝票への反映」や「同梱物の仕様」がありますが、その他に「保管料節約や入庫反映のスピードアップ」があります。
通常、1SKUごとに商品が管理されると思うのですが、弊社の商品の場合1SKUごとの管理ですと商品量が嵩張り保管料が多くかかってしまいます。ここをどうにか節約できないかと考え、工場から商品をオープンロジに入庫する際には一箱に60個といった決まった数量の商品を入れ、そのまま1SKU=60個の商品として登録させて頂いたのです。そうすることで、ひとつあたりの保管料は箱のサイズが多きいため以前よりも割高にはなりますが、商品数が格段に減るので、実質かかる保管料は全体で見ると安く押さえることができるのです。
例えば、Aという商品の一個売りに関しては発注から納品までのリードタイムと在庫の回転期間を把握しておき、在庫数のしきい値が一定の在庫回転期間を下回る在庫数になったら小口の商品をバラシて頂き、該当のSKUに追加していただくといったことをしているのです。
上記の対応を採用していただけることで、弊社は保管料の節約と入庫反映のスピードアップが図れています。オープンロジの作業としてもピッキングの手間が少なくなるはずなので、さらに効率が向上しているのではないでしょうか。
弊社は物販メーカーなのでアクシデントはどうしても付きものです。そういったトラブルがある中でオープンロジは親身にサポートし寄り添ってくださるだけでなく、こちらが要望を伝えたり課題を相談した際にも適切な対応をしていただけるので、とても助かっています。
今後、オープンロジに期待されることはありますか?
かなり具体的になるのですが、3つあります。
1つめは「商品の在庫一覧の引き当て中のところをクリックしたら出庫依頼中のリストが見られるようになること」です。現在何個の商品の引き当てがかかっているのかは見られるのですが出庫依頼中のリストは見られないので、この機能が付加されると嬉しいですね。
2つめは「自動でしきい値を設定できる機能の追加」ですね。今も補充のしきい値を設定することができるのですが、こちらでわざわざしきい値を算出しなければいけません。もしこれがオープンロジのシステム上でボタン一つで自動に行う事ができるようになればとても助かります。
3つめは「在庫分析」です。ECを運営していく上で在庫分析は必要不可欠のため、アドオンでも構わないので実現すればいいなと思っています。
オープンロジを導入することで
売上と作業量が比例しない
貴社として今後挑戦されていきたいことはありますか?
挑戦していきたいことは3つあります。
1つめは「商品点数を増やしていくこと」です。
今まではタグ型の「MAMORIO」という商品をメインに販売してきましたが、最近、電池交換型の「MAMORIO RE」という商品の販売を開始したところ、お客様から非常に好評をいただいております。ですので、さらに人気を高めるためにも利便性を向上すべく、商品をより使いやすくする外側のケースを開発したりなど、周辺商品にも力を入れていきたいと思っています。
2つめは「リピーターへのアプローチを強化していくこと」です。
弊社では商品・アプリを180日以上使うと「OTAKIAGE (お焚き上げ) 」といって古い製品と引き換えに新品を割安で購入できるサービスがあるのですが、これも好評でリピーターの割合が新規の購入数に追いついてきています。そのため、この部分の売上をもっと伸ばしていけたら良いなと考えています。
3つめは「海外進出」です。現在は国内販売のみで展開しておりますが、ゆくゆくは海外展開も視野にいれてチャレンジできればと個人的には思っています。
最後に、オープンロジのご利用を検討されている方にメッセージをお願いします
オープンロジの利用を検討されているということは、手作業で自社内から発送されているということだと思いますが、今後さらに売上を上げて行くためには、新商品の開発やストア運営といったコア業務に専念することが必須です。物流といったリソースやコスト負担が大きい業務を手放すことで、重要な業務に割くことのできる時間や予算を確保することにも繋がります。
タイミングとしては出荷数や規模などは関係なく、状況が切迫することが予想できるのならすぐにでもオープンロジの導入を検討することをおすすめしたいです。商品の数量が増えていくにつれ、在庫管理を含めた物流業務は大変になってきます。オープンロジを導入することによって売上と作業量が比例しないのは、EC事業を発展していくにあたって大きく貢献するポイントだと思います。
MAMORIO株式会社:https://company.mamorio.jp/
MAMORIO:https://mamorio.jp/
フィルムカメラ専門店「Totte Me Camera」を運営するM様。全ての商品が一点モノであり、現在10~20代のカメラ好きな女性に高い人気を誇っています。
事業開始当初はフリマアプリなどで事業を展開されていたM様ですが、ECを立ち上げるにあたり課題となったのが物流でした。
今回は「Totte Me Camera」のM様にECを立ち上げた理由や物流の外注を検討したタイミング、BASEを選択した決め手などを詳しくお聞かせいただきました。
商売の基本である「早い・安い・便利」
ECであればすぐに実現することが可能だった
貴社やブランドについてお聞かせください
私は主に年代物の古物・中古品のフィルムカメラ販売をしています。中古カメラの販売自体は4~5年間ぐらい続けています。
今まではカメラの知識に長けた方をターゲットにして、フリマアプリやオークションサイトにて販売をしておりましたが、本格的にEC事業へと参入するため、昨年10月を境に販売ターゲット層を一新いたしました。
メインターゲット層を10~20代のカメラが好きな女性にし、取り扱うカメラの種類もデザイン性の高いフィルムカメラへ変更しました。今年7月にはInstagramの利用を開始すると共に、ECストア「Totte Me Camera」を開設し、現在に至ります。
EC事業を立ち上げた理由は何ですか?
主な理由は3つあります。
1つめは、ネットの利点を自社に取り入れたかったからです。
カメラ屋はニッチな場所にあることがほとんどで、実際東京や大阪・京都など都市圏にしかほぼ存在していません。古いカメラが売っているところは尚更で、さらに数が限られているのです。
実店舗に行けばすぐに商品が手に入り、対応もその場でして貰えます。しかし直接店舗に行かないと買えないという利便性の悪さは、私にとって大きな課題でした。また実店舗で商品を販売するとなると、店舗の土地代や人件費などの諸経費がかかるため、商品もさらに高額になってしまうことも懸念点でした。しかしECならば実店舗販売よりも商品を安く提供でき、配送方法の工夫次第で早く提供することも可能だったのです。
いざという時はすぐにお客様と連絡を取って話を聞くこともできるので、商売の基本である「早い・安い・便利」という部分をECであればすぐにクリアすることができるのは、私にとってEC事業参入の意思を固めるきっかけとなりました。
2つめは、私の取り扱う商品ジャンルでまだECに参入している企業がいなかったからです。
普通のカメラをECで販売している事業者はたくさんいます。しかし私が取り扱っている商品ジャンルであるフィルムカメラでは、まだECに参入している事業者が当時はいませんでした。
また、扱っている商品が写ルンですのようなインスタントカメラからステップアップしたような簡単に操作できる商品が多いのも、EC販売に踏み切れた要因です。一般的にカメラは難しいと思われがちなんですが、私が取り扱っている商品のように誰でも簡単に扱えるものもあります。マニアックなカメラの場合はその性質上、直接マンツーマンで販売する必要があります。しかし私が取り扱っているようなフィルムカメラならば、ECでの販売が可能だと考えました。
3つめは私が地方在住だからです。
現在私は四国に住んでいます。今の時期ですと都会にわざわざ赴いて商品を販売するのは現実的ではありません。ですので、どんなご時世でもインターネットを通して欲しい商品がきちんと手に入る事業にしたいという思いがありました。
もともと海外でも販売していたので、引き続きインターネットで販売して北海道でも沖縄でもどこでも届けられるようにしたいなと思っていたというのもあります。
BASEはCSV画面がシンプルで使いやすい
BASEを選択した理由を教えてください
ECを立ち上げる際、他のECプラットフォームも一応検討させていただいたのですが、そこは後払い決済が無く、コンビニ払いも利用開始までの手続きに制限があったり手数料が嵩んだりなど、少々ややこしかったため断念しました。
一方BASEは、すぐに後払い決済やコンビニ払いなどの支払方法を導入することができるので、この部分がBASEを選択した大きな理由のひとつです。
あとはCSVですね。BASEでは CSV管理ができるんですけれども、その画面が非常に見やすかったのです。選べる項目がシンプルなので、できることは限られますが、私が必要な項目は揃っていたのでむしろ扱いやすく感じました。これが他社の場合、表記が全部英語だったり、決められる項目が多かったりなどして非常に難しい印象を受けたのです。
このようなCSVのシンプルさと後払いやコンビニ決済がすぐに使えるという点が、BASEを選択した理由です。以前までフリマアプリでも販売していたので、そちらの利用ユーザーから見た使いやすさに近いところで考えると、後払い決済やコンビニ支払は外すことができない条件でした。
決済方法は重要なポイントでしたか?
そうですね。まだ正確にはデータを取っていないのですが、私のストアを利用しているお客様の半分以上は後払い決済を利用しています。年代層が若く、10代後半から20代中頃ぐらいまでの方が大半を占めているのが理由かもしれません。決済方法の多さは、後払い、コンビニ払い、キャリア決済という順です。クレジットカードはあまり利用されていません。
なお、この決済利用の傾向はフリマアプリで販売していた時から把握しておりました。ポイントで支払いたいとか、コンビニで払いますとか、後で払いたいという要望が多く頂いていたのです。ですので、ECでもきっとそういうニーズが強いと考え、同じ支払方法を取り入れたところ、想定通りの結果が得られたという印象です。
オープンロジは固定費用がかからない
物流の外注を検討されたタイミングはいつですか?
海外に販売をしていた時はEMSを個人的に使っていました。物流の手間は出来る限り省きたかったので、郵便局に個人で契約をして倉庫に商品を預けさせてもらっていたのです。
そのときの物流業務は、郵便局と提携している倉庫に商品を預けて管理をしてもらい、ラベル等の貼り付けは倉庫業者にお願いし、荷物自体は郵便局の人が回収してくれるといった流れでした。
今回、ECで商品を販売するにあたってBASEと連携できる配送方法や倉庫を検討する必要がありました。
カメラは商品自体は小さいのでそこまでかさばらず、60~80サイズぐらいにしかなりません。ですので在庫管理する上では出来る限りフィットする倉庫を探していました。商品スペースを確保するために倉庫を広くしてしまえば逆にスペースが余り、維持費も上がってしまう。余計なコストがかかることはは避けたかったのです。
他社比較はされましたか?
信頼している知人の紹介でオープンロジを知ったため、他社比較はほぼしていません。実際物流の外注業者はどこが安いというわけではなく、一定のコストはかかると言うことは知識としてあったので、比較検討はそこまで重要視していませんでした。
私は一度郵便局に物流を外注したことがありますが、物流の外注は実際に使ってみないと分からない部分が多いと学びました。ですので、なるべく導入時のリスクは下げる必要があると考えたのです。
大手事業者でしたら売上が安定しているので、倉庫を長いスパンで見ることができると思いますが私のような小さなショップではそうはいきません。まず使ってみて売り上げが立つかどうか、実際にアクションを起こしてみる必要があるのです。その際に初期費用や導入費用がかかると大きなストレスになります。
大抵の代行業者ではこれらの固定費用がかかってきます。ですがオープンロジでは導入初期費用や月額費用などの固定コストがかかりません。そのため導入時のリスクを限りなく低く抑えることができます。この点は私にとって非常に魅力的でした。
選定の際、一番重視していたポイントは何ですか?
固定コストがかからない点に加え、何よりオープンロジという会社の今後の伸び代に期待して選定させていただきました。
コストももちろん大事に考えています。しかし郵便局と提携していたときの物流業務のように、荷物を預けて終わりというだけのサービスだったら、オープンロジは選ばなかったと思います。
郵便局は誰もが知っているネームバリューのある大手企業です。一方オープンロジは認知度は高まってきているものの、まだスタートアップ企業だと思います。しかし、私はスタートアップ企業だからこその良さがあると考えました。
例えば、オープンロジは提携されている企業さんを着実に増やし、常にバージョンアップしていらっしゃいます。その点からも良い方向へ改良を積み重ねているという印象を受けました。
またヘルプページが充実している点も好印象でした。隅から隅まで書かれているのです。導入事例も豊富にあり、問い合わせがあった際にどのように対応していただけるのか、リアルに見えたのは大きな決め手となりました。
私はどんなに利用料が安くても、ただ業務を受けて行っているというだけだったら、きっとサービスの価値は上がっていかないのではないかと思っています。そういう部分は絶対内部の仕事に響いてくるはずですから。
常にサービスやシステムを改善したり新サービスを開始したりなど、より良い物流代行サービスを提供していこうというオープンロジのポジティブな姿勢はとても好感が持てます。オープンロジでは安い料金でサービスを提供するということも事業成長の一つとして取り組まれていらっしゃるので、その姿勢が私にとっては業者選定の重要なポイントになりました。
オープンロジの利用を開始して
月40時間のリソースが新たに確保できた
オープンロジを導入されて感じたメリットは何ですか?
一番のメリットはリソースが大幅に軽減されたことです。
前までは郵便局と提携は組んでいたものの、毎日1時間ぐらいは発送作業をしていました。他業務の合間に少しずつやっていたのですが、それが丸っきり無くなりましたので月30時間から40時間ぐらい軽減されたことになりますね。
また実際に使ってみて知ったのですが、発送連絡追跡番号の連絡まで自動で行なってくれているのは正直驚きました。そこまでしてもらえるとは想定していなかったのです。ただ送ってもらって、商品を送りましたという情報だけこちらに来るという流れだと思っていました。この作業も自動化されたことで業務負担がかなり軽くなりました。
あとは細かい内容ですが、ギフトラッピングの対応やプチプチ梱包を増していただいたりなど、細かいところも思った以上に項目が充実しているのも印象的でした。これらもオープンロジ利用のメリットのひとつですね。
物流の外注によって浮いたリソースの使い道をお聞かせください
私の場合は新商品の開発や、修理をしたカメラの販売に取り組んだりしています。あとは販売に関する公告関係ですね。他業務に回せるリソースができたことで新商品の開発や広告のメンテナンスなど、より販促活動に重きを置けるようになりました。
物流を外注することによってただ単にリソースが浮いたのではなく、これからもずっと物流に割いていたこの時間が確保されることが保証されています。どれだけ事業規模が大きくなってもそれは変わらないので積極的に販促活動を行えます。この部分は売上に直結する重要なポイントだと思います。
今後オープンロジに期待されることはありますか?
すでにオープンロジに預けてある商品をBASEの商品情報と紐付ける際のフローが改善すると嬉しいです。
一点モノであるという商品の特性上、BASEに掲載してからオープンロジへの商品の入庫を行うと、お客様に対して充分なスピードで配送ができない可能性があります。倉庫に到着する前に商品が売れてしまい、出荷までに時間がかかってしまう場合があるからです。
よって、いつもオープンロジに預けてからBASEに掲載しているのですが、その際に専用のフォームなどがあるとより楽になって良いなと思いますね。
国内から海外へと販路を拡げていきたい
今後の貴社の展開についてお聞かせください
現在はコロナウィルスの影響で海外販売を一時ストップしているのですが、収束し落ち着いたらまた再開させたいと考えています。以前はフリマやオークションサイトを使って海外への販売を行っていましたが、次に行うときは新たにストアを立ち上げたいですね。
あとはオリジナル商品を展開していく予定です。
とは言いましても、カメラは精密機械なので全くのゼロから作るというのは難しいので、私は「昔人気のあったレトロなカメラの外観を全て生まれ変わらせる」ということをしたいですね。オリジナルというよりかは、カスタム・着せ替えを・リメイクした物をオリジナル規格として新たに展開していこうと考え、計画を進めている最中です。
今まで「Totte Me Camera」は中古カメラを扱う古物屋という感じだったのですが、これからはカメラを修理してオーバーホール(※)し、新たに加工して販売するというフェーズへ移行しようと思っています。そこから国内、ゆくゆくは海外へと販路を拡げていきたいですね。
※分解点検修理
最後に、オープンロジの利用を検討されている方にメッセージをお願いします
オープンロジは月額使用料や初期の契約導入費用といったものがかからず、使った分だけの従量課金制なので非常に明朗会計であることが魅力です。
特に、少し販売実績があり2ヶ月ぐらいで商品が回転する事業者は、すぐに使ってみたほうが良いのではないでしょうか。長くは預ければその分保管料がかかってしまいますが、逆に言えば入庫してすぐ出て行ってしまうのなら、保管料はそんなにかからないはずです。
またオープンロジの送料は一律ですし、梱包資材の手間もかかりません。でしたらまとめて商品を入れて倉庫送ってしまえば、一件あたりのコストは下がるはずです。物流を外注することで、月40時間もの時間を他の業務に回すこともできるようになります。
1~2ヶ月で在庫が回転するような商材を扱っていて、梱包を任せられるようなものであれば、オープンロジを利用することで大きなメリットを感じられるはずです。
フリマやオークションで販売をしていたり副業でちょっとEC事業をやってみたい方は、ぜひ一度オープンロジに問い合わせをしてみることをオススメします。
Totte Me Camera:https://totteme.base.shop/
2015年に創業された株式会社Gloture様。当初はEC・オンラインストア運営ではなく、別事業を軸に運営をされておりました。
海外で開発した商品を日本で販売すべく、2018年からオンラインストア事業の運営を開始したGloture様ですが、課題となったのは物流でした。
今回は株式会社Glotureの駒ヶ嶺様に、販路としてECを新たに立ち上げた理由、Shopify・オープンロジの利用を決断した決め手、今後の事業展開の詳細などをお聞かせいただきました。
ECは自分たち独自の色が出せる
貴社についてご紹介をお願いします
株式会社Glotureは2015年に創業しました。弊社は最初オンラインストアの業態ではなく、EC事業を始めたのは2018年頃からのことでした。創業者の陳君一は、テック系のスタートアップ企業の経営者との交友関係が深く、経営者視点から、彼らが海外で開発したものを日本市場に導入したいという気持ちがあったそうです。
創業当初、弊社はテック系スタートアップ企業のプロモーションや、日本版のクラウドファンディングの各プラットフォーム立ち上げを支援するビジネスを中心に行っていました。
このような事業に携わる中、自分たちの独自路線が出せるオンラインストアを立ち上げ、日本で海外の画期的な製品を販売することにより、さらに彼らのビジネスを手伝うことができるのではないかと考えた陳は、2018年からEC事業をスタートさせたのです。
現在の事業の柱はオンラインストア(GLOTURE.JP)の運営と、各クラウドファンディング・プラットフォーム上でのキャンペーン運営の2つです。弊社は海外企業の接点が多いことから、多国籍(中国、アメリカ、ロシア、マレーシア)の混成チームとなっている点も特徴です。
販路にECを選んだ理由をお聞かせください
ECを選んだ理由は創業当初の話と一部被るところがあるのですが、代表の陳の交友関係であった海外のスタートアップ企業や、テック系企業の画期的な商品を、日本市場でいかにアピールするかということを重要視していたことが大きな理由です。
EC・オンラインストアは、自分たちの独自色を全面に出すことができます。創業初期はクラウドファンディング上のキャンペーン運営・コンテンツの翻訳などを行う代理店を事業としていましたが、新たにECという販路を中心に据えることで、プレスリリースの面でも色々なメリットがあると考えました。
Shopifyはどのチャネルよりも
全体の統一感があった
数あるECプラットフォームの中でなぜShopifyを選びましたか?
独自路線を打ち出すにためには、やはり自社でコンテンツ・システムを整備していく必要があります。そういった理由から弊社では初め、WordPressやBASE、Shopifyといったチャネルの利用を検討していました。
複数のチャネルを試用・比較してみましたが、その中でもShopifyはシステム全体の統一感がありました。また、サイトデザインを柔軟に構成することができ、比較的UXが整っている印象でしたね。こうした要素から、サイトの立ち上げがしやすい印象であったため、Shopifyの利用を決断しました。
いつ頃から物流の委託を検討されましたか?
最初のころはオーダーや注文が非常に少数でしたので、自分たちでその都度、注文対応をしておりました。
弊社は小さな規模から始めたため、当時はシェアオフィスを使用していました。正直シェアオフィスで配送業務をやっていくのは、なかなか環境的に難しかったですね。なんとか発送などの物流業務をまわしていくなかで、次第に弊社のオンラインストアが成長し、注文数が増えていき、比例して物流関係の業務負担が大きくなっていきました。
ごく一部の商品は自分たちで配送を続けつつも、一方で大量の商品については業務委託したほうがいいという声が挙がり、物流の外注を検討し始めたのです。
オープンロジの利用を決めた理由をお聞かせください
オープンロジとShopifyが連携していたということもひとつの決め手でしたが、なにより実際に使っている知人から良い口コミを聞いたことが大きな理由です。
弊社の代表である陳の知人が既にオープンロジに登録をしておりまして、実際に使ってみて非常に使いやすいサービスだったと聞いたのです。その口コミから非常に安心感を得ましたね。
弊社はスタートアップということもあり、物流に関しても詳しい知見があるわけではありません。物流に関するプロセス、受注から発送に関するところ、その中でも納品書を作成して同梱したり、あるいは物流業者の手配など、そういった複雑なプロセスがある中、オープンロジを利用することで物流の面をフォロー・サポートしていただけるようなシステムはありがたいのです。
やはりビジネスを伸ばしていくと、色々なトラブルが付きものです。小規模な事業者というのは、トラブルがあっても迅速に動けないところがあります。そもそも人手やリソースが少ないので……。
オープンロジは専業でプラットフォームを動かしているため、物流に対してのサポート体制が手厚く、迅速に対応していただけるというのが心強かったですね。
オープンロジを利用されて感じたメリットを教えてください
人手や作業時間ですね。発送処理は数件〜数千件で変動があり、指標化が難しい状況ではありますが、自社で賄うよりも大幅に軽減されています。
物流の工程は非常に複雑ですし、その作業を全部自社でやるとすると、スタッフのトレーニングなども必要になってきます。熟練のスタッフであれば作業はすぐに効率化されると思ういますが、我々のような小規模のスタートアップ企業は人的なリソースも限られています。
ビジネスの環境もどんどん変化し、一人一人のスタッフが複数の業務を並行して行う中で、ロジスティクスだけに集中して時間を割くことが難しいという現実があるのです。
しかし、物流を専業で行っているオープンロジに物流業務を任せれば、熟練のスタッフの方が代わりに作業をしてくれます。自社でそのクオリティを保つには、人的なコストだけではなく、時間も含めて莫大なコストがかかります。そのため、自社で賄うよりかは、委託した方がいいのではないかと考えたのです。
また納品書をシステムで自動的に発行してくれるのも助かりますね。
人の手でひとつひとつ納品書を作ったりすれば、効率の向上は難しいです。オープンロジでは、そこのフローがしっかりとシステム化されているので、非常に効率の良いシステムになっていると思います。
利用前と利用後のギャップはありましたか?
情報の伝達の速さと、入庫時の検品から発送までの作業の丁寧さが、予想以上にクオリティが高かったです。
トラブルがあってもアラートが出て、こちらにすぐ伝わるので助かりますね。
また弊社がトラブルに対して対応しなければいけない時、オープンロジのカスタマーサポートに問い合わせすることがあるのですが、レスポンスも非常に早いというところが丁寧で非常にきめ細かいサービスだと感じています。
また、入庫の時の検品もされているところが非常に大きなポイントだと思っています。
例えば検品の結果、それが許容できる破損なのか、わずかに破損しているだけなのか、その中に破損が無いものも入ってしまっているのか、というところが弊社側でも事前に確認できるので、何かあった時すぐに対応することができます。
検品によって、お客様の手元に届く前にトラブルを未然に防ぐことができるのは、非常に大きい利点だと思っています。実際、梱包状態に対してお客様から高評価をいただくこともあるので、作業の丁寧さを実感しております。
オープンロジのサービスは
非常に良いソリューション
今後オープンロジに期待されることはありますか?
最近ではコロナウイルスの影響もあるかと思われますが、入庫から発送までの時間が長くなっている印象があり、解消されれば良いなという意見が社内で挙がっております。
オープンロジ側でも非常にオーダー数が増えているのではないかと思うのですが、そこの部分を強化されて、入庫のスピードが早くなると、弊社といたしましては非常に助かります。
また、弊社が外国人スタッフを多く擁している事が要因ではありますが、英語版のサポートページやUIの翻訳の品質が改善されればという要望や、動画での操作説明を導入して欲しいとの意見がありました。
貴社の今後の展開についてお聞かせください
弊社のような小規模のスタートアップ企業ですと、人海戦術で一気にやっていくのはビジネスの仕方としては難しいところがあります。その手段が取れない分、オープンロジの利用を含め、弊社はITを軸にして事業・サービスを展開しています。これからさらに事業に限らず、社内の業務フローも含めてITの力を活用して自動化を進めていくというのが、ひとつ課題になっていくと考えています。
あとは、創業当時から代表の陳の知り合いにスタートアップ企業が多いこともあり、日本市場だけではなく、海外の市場に関しても注視しております。現状日本のみでビジネス展開をしておりますが、海外でもECを立ち上げ、事業のスケールアップを目指していく予定です。
海外市場への進出は、日本国外での倉庫展開やロジスティクスもひとつのポイントとなってくるので、対象国はまだ絞ってはいませんが、海外の倉庫確保も検討を始めています。
最後に、オープンロジの利用を検討されている方にメッセージをお願いします
中小企業やスタートアップ企業が、何かしらのオンラインビジネスを展開するにあたって、オープンロジは非常に良いソリューションです。
例えば倉庫の運営ですが、実際その倉庫で発送するにあたっての人件費・利用料など全て考慮すると、自社で賄うより委託した方がはるかに効率が良く、価格設定も適切です。
このようにオープンロジの提供しているサービスは、注文から発送に向けてのフローがパッケージとして、しっかりとシステム化されています。ECサイトを運営されている・またはスタートしたい事業者様には、早期に導入することをオススメしたいですね。
大手ECモールを利用し、SIMフリー端末の販売を行っている鈴木様。小規模から事業を始めた同社ですが、現在4つのECサイトを運営し、WEBデザイナーの経験を生かして各ショップのカスタマイズも自らされています。
事業が拡大していくに従って負担となったのは、物流でした。
今回は、現在オープンロジに物流業務を委託されている鈴木様に、ECという販売手段を選んだ理由や物流の外注を決断したタイミング、今後の事業展開の詳細などをお聞かせいただきました。
スモールスタートできることが
ECを選んだ決め手
貴社のご紹介をお願いします
Grapeseed Storeという屋号で4つのショッピングサイトを利用し、SIMフリーのスマートフォンを販売しています。
事業を初めて3年くらい経つのですが、当時SIMフリーの端末は購入するのに敷居が高かったのです。主に海外旅行などに行かれる方が購入されますが、商品自体の値段が高額で、販売しているショップが少ないため、中々購入しずらいという面がありました。
しかしリサーチしたところ、これまで他のショップさんが販売していた値段より低く設定し販売できそうな見通しがついたため、少しずつ始めて見ようと思い、事業を開始しました。
なぜECという手段を選ばれましたか?
固定費が多くかからずに、クラウドサービスを利用してスモールスタートできるのが決め手でした。
私が元WEBデザイナーというのもあり、各ショップのカスタマイズも自分でできたということもECを選んだ理由のひとつです。業務を回すのにGoogleのサービスを駆使して行っているのですが、ECはそれらが利用できるのも魅力でした。
また、事業を始めるときに最初はできるだけ規模を小さくと考えていたので、固定費や初期費用の負担が少なくスモールスタートできるECは、他の手段よりも条件に合った手段でしたね。
ECの中でも大手ECモールを利用されていますが、他の手段は検討されましたか?
実店舗の検討もしたのですが、扱っている商品が高額商品なので、在庫管理や設備投資、スタッフの教育など色々な要素のハードルが高かったので断念しました。効率やバランスを考えてできるだけ最少人数で回したいという考えもあったため、大手ECモールを選びました。
今コロナで実店舗は影響受けているところが多いですが、今後コロナが収束したとしても、私はECという手段が自分にとっては合うのかなと思っているので、この方法で続けていきたいですね。
また、ECプラットフォームの利用も検討はしました。
色々分析していくうちに今の消費者の購入に繋がる行動やモチベーションは、大手ECモールのキャンペーンやクーポンなどの施策の影響が大きいことが分かりました。例えば、楽天さんですと、お買い物マラソンやポイント還元などの施策を出されています。
私の今の主力販売先はYahooショッピングなのですが、こちらも同じようにポイント還元や期間限定のクーポンの配布などをやっており、その施策に合わせて消費も動いています。
私がECプラットフォームを利用しECを独自に自分で立ち上げ、それに見合った売上が出せるのか分析したところ、現時点では難しいと判断したため、ECプラットフォームの利用は見送った次第です。
2時間かかっていた作業が10分に
物流の外注はいつ頃から検討されましたか?
事業が軌道に乗り、売上が伸びてきた頃ですね。
もともと副業で始めた事業なので最初は自分で発送梱包を行っていました。起業してから約1年経ち出荷量が増え、入庫量も増えてきたこともあり、保管スペースが足りなくなり作業量も増えてしまったためどうしようか考えていたところ、オープンロジのサービスを見つけました。
オープンロジを選択する前に他社比較はされましたか?
はい。大体5社くらい見積もりを取ったのですが、総合的なサービスの面など全てにおいてオープンロジが良かったですね。
特にUIの画面が使いやすいというのは大きなポイントでした。
他社はスマホで操作できないというところが多かったです。他社で見積もりを取る際に「オープンロジはスマホに対応してますよ」と言うと「凄いですね」と反応が返ってくることもありました。
元々は他社のフルフィルメントサービスの利用を考えていました。しかし入庫作業の手間が多かったので、利用に踏み切ることができなかったのです。悩んでいたところオープンロジのサービスを見つけ、導入してみたところ、入庫は商品個別のIDではなく、商品が10個入った袋にラベルを1枚ペタッと貼ればOKだったのです。この入庫作業のシンプルさに惹かれて、オープンロジの利用を決断しましたね。これが一番の決め手だったと思います。
オープンロジご利用前に不安はありましたか?
導入前の懸念点としては、出荷や入庫検品の作業の精度は実際のところどうなのか、というところでした。しかし今までその部分で不満に思うことは起きていないですし、梱包についてもお客様からご指摘いただいた事もありません。
あとは倉庫でどのような状態で保管されているのか不安がありましたが、きちんとお客様に届いていますし、何かクレームを頂いたり問題が起きたりしたこともないので、そういった不安は一切解消されてますね。
物流の作業時間はどのように変化しましたか?
オープンロジを利用する前は平均一日2時間くらいかかっていました。しかし今では約10分程度で済んでいます。
ショッピングサイト上の管理画面で注文一覧画面が出るのですが、そこからCSV画面を出して、自分で作ったGoogleのスプレッドシートに流し込み、それをエクスポートするとオープンロジのCSV形式にそのまま読み込める状態になるので、それをOPLのサイトに流し込んで終了です。
入庫時の検品もかなり時間がかかっていたので、出荷と入庫をおまかせできたというのは、かなり自分にとっては大きい利点だったと思っています。
また、システム改善がこまめにされているので、そういったところも日々の私の業務時間の短縮に繋がっていると思います。
オープンロジを利用されている中で印象に残っているエピソードはありますか?
商品入庫時に実際の商品と入庫データに相違があることが度々あり、その際にこの商品はどういったIDにしてくださいとか、そういった依頼をこちらからさせていただくのですが、対応がいつも迅速で助かっています。きっとオープンロジ側で事態を想定して質問回答を作っているのだろうな、ということが日々の対応から伝わってきますね。
私は基本、細かい指示や要望をお願いすることが多いので、オープンロジの的確で早い対応にはいつも感謝しています。
オープンロジは固定費ゼロ
だから忙しくなる前に試せる
今後の事業展開について、お聞かせください
小規模ながら他の商材の販売を開始しているのですが、現在は外注するほどではなく自分だけの作業で間に合っている状態です。今後、軌道に乗ってきたときには物流はオープンロジに任せたいと考えています。
オープンロジに今後期待することはありますか?
商品のマスター一覧を表示させるときに、私は大体商品名でソートをするようにしているのですが、ソートの表示順をアカウント個別でできるようになればいいですね。
また、アカウント別で画面の表示をカスタマイズできるようになれば、利便性が向上すると思います。
最後にオープンロジの利用を考えている方にメッセージをお願いします
使いやすいUI、入庫方法のシンプルさ、開発力、検品などの精度の高さ。他に競合他社がいないんじゃないかと思うくらいに私は評価しております。固定費かからないのもメリットだと思うので、ちょっとでも梱包出庫作業が大変だと思っている方にはオススメしたいですね。
特に出荷件数が多い方で、体積の少ない商品を扱っていらっしゃる方、あとはオープンロジは大抵のECサイトのファイル形式に対応しているのでECサイトを利用されている方、できるだけ人件費を押さえたい方には本当にオススメだと思います。
また、オープンロジは物流業務が大変になる前に導入した方が良いですね。
私の場合、物流が大変になることはある程度予測はできていました。オープンロジは固定費もないですし、忙しくなる前に試してみても良いと思います。
私はオープンロジに物流を任せることで、元々梱包していた時間をECサイトの改善に充てたり、出先から出荷指示を出す事が出来るので、出張や旅行へ行くこともできるようになりました。
オープンロジはスマホやタブレットがあれば、外出先からも出庫依頼が可能です。どんな場面でも出庫依頼ができることで、すぐにお客様に商品を発送できるため、お客様の満足度も保てますし、自分にとっても大きなメリットになっていると思います。
画面が光らず目に優しい、Einkパネルを使用したパソコンモニターやタブレットを販売しているSKT株式会社様。2017年12月に法人化し、2020年3月にはテレワークにおける需要の高まりを受け月間売上が前年度比1.5倍を突破。eコマース事業者としてますます成長されています。
元々他社のフルフィルメントサービスを利用していた同社ですが、法人化を機に物流業務の見直しを図られました。
現在、ネクストエンジンやShopifyとのAPI連携も使用されているSKT株式会社様に、改めて物流を見直した理由や今後の事業展開など、ご自身のeコマース事業について、詳しくお話を聞かせていただきました。
Eink製品の特性に魅力を感じ、
日本に広げたいと思ったのがECのきっかけ
貴社や製品についてご紹介をお願いします
SKT株式会社と申します。社名にあるSKTには、『S世界の、K買い物、T楽しもう』という意味が込められています。
私たちはEinkパネルを用いたパソコンモニターやタブレットを販売しています。このパネルは通常のモニターのように、バックライトを用いなくても文字や画像を表示できるため、長時間使用しても目が疲れにくいというのが特長です。
商品力のある製品ではありますので、お客様がご使用になりたいアプリをインストールして検証したり、公費払いへの対応など、サポートを重視した運営を行っております。
なぜEinkの製品を取り扱おうと思ったのですか?
当社がEink製品を取り扱うに至った理由は2つあります。
1つめは「Einkのアンドロイド端末に出会ったこと」です。
Eink製品の特性については、他社の読書端末を通して知っており興味はありました。しかし、その端末は自社ストアに限定されたものでした。
「読書だけでなくもっと幅広い機能があればいいのに」と思っていたところ、AndroidOSが入ったEinkの端末に触れる機会があり、とても使い心地が良く感動しました。この体験が原体験となり、Eink製品の販売を本格的に考え始めたのです。
2つめは「製品の品質に課題を感じたから」です。
当時は2013年頃でしたが、その頃はとりあえず製品を販売して不具合が起きたらその都度アップデート等にて修正するという発想で製品開発がなされておりました。
そのため発売時においては、検証不足により操作が急にできなくなったり、画面に筋が入っている初期不良があったりなど、不良品や不具合が数多くありました。
しかし、その当時においては一般のお客様にとって、返品や交換の手続きはとても大変なものでした。そこで、私たちのような業者が間に入ることで、お客様の負担が減らせるのではないかと考えたのです。
販売手段にECを選んだ理由を教えてください
ECは日本全国のお客様に商品を届けられるところが魅力でした。
AndroidOSの入ったEink製品を知っている人や、求めている人は限られます。そのため、全国のお客様に向けて宣伝し販売する手段を考えたとき、ECという手段が一番適していると考えたのです。
また実店舗を構えるよりもローコストであることもECを選んだ理由のひとつですね。固定費を抑えることで、お客様のサポートにコストやリソースを割けるため、手厚いサポートサービスを提供することができます。
当社の取り扱っている商品は、商品自体のサポートはもちろんのこと、お客様の使用されるAndroidアプリに関しても検証や説明が必要です。そのため、詳細を詳しく伝えることのできる手段としてメールを採用し、多くのリソースをお客様のサポートに割いています。
購入されるお客様はどのような方が多いですか?
第一には、光源のある画面を見つめると目が辛いと感じられる方です。お客様の中には、目の手術の結果、光に対する感度が上がり、目まいや頭痛を引き起こされる方がいました。そういった方から、発売していること自体に対して、感謝のメールをいただいたりします。
第二には、大学や研究所、翻訳業や文筆家の方ですね。タブレットなので本やPDFを読む人、紙ベースの仕事をしている人から良く購入されています。最近では電池保ちが良く、太陽光が反射しないという特性を生かして、建築業界や工事現場で図面を表示するのにも使われてるようですね。
Shopifyはどの項目を取っても
メリットが大きかった
Shopifyを選んだ理由はなんですか?
元々他のプラットフォームで自社サイトを持ち商品を販売していたのですが、手数料が上がってしまって……。結構薄利で販売している部分もありますので、手数料が上がるのは正直きつかったのです。そのため比較的手数料の安いShopifyに移行しました。
またShopifyを選ぶまでに、色んなプラットフォームやカートシステムを試用しました。しかし、どこも倉庫連携が上手くいかなかったり、ちょっとしたカスタマイズにいちいち料金が発生したりなど、見逃せないデメリットがありました。
一方Shopifyはサイトを作るのも簡単で料金形態も明確な上、決済手数料も安かったのです。他社と比較したときにShopifyは、どの項目を取ってもメリットが大きかったですね。
法人化するタイミングで
ネクストエンジンの利用を決断
なぜネクストエンジンを利用することにしたのですか?
以前は販売サイトの受注情報をCSVで落として、フルフィルメント サービスの方にアップロードするという方法を取っていました。ただ、その作業に時間を取られてしまっていたので、自動的に受注情報とフルフィルメント サービスが繋がるシステムを構築したかったのです。
そのことから受注一元化システムの導入と、フルフィルメント サービスの切り替えを同時に検討していました。これがネクストエンジン利用に至ったきっかけですね。
ネクストエンジンを選択した一番の決め手は価格です。他社と比較もしたのですが、当時においては最も安価でした。また、API連携しており、手間がかからないシンプルな受注システムも決め手のひとつとなりました。
オープンロジ導入を決めたポイントは何ですか?
ネクストエンジンとAPI連携していることはもちろんですが、何よりオープンロジを導入することで、作業が格段に楽になることが決め手でした。Shopifyのような販売システムとネクストエンジンの受注システム、オープンロジにおける倉庫システムと全てがつながることによって、作業効率を格段に向上させることができました。
私が認識する限り、その全てが繋がっているサービスを提供しているのは、当時はオープンロジしかありませんでした。EC・物流業界で一番早くこのサービスを提供していたということも、当社がオープンロジの導入を決めた大きなポイントですね。
また当社はオープンロジのセット組という機能を利用しているのですが、この機能では自由にセットを組めて、SKUを変えることもできます。
私たちの扱っている商品は、販売するECサイトによってケースを外したり、キャンペーンに合わせて付属品を追加するなど、細かな部分が異なる場合があるのです。販売サイトによってはSKUが被ってしまうと勝手に統合されてしまうことがあり、そういった場合はセット組みの見直しやSKUの変更が必要です。そのため、セット組のSKUを変更できる柔軟な対応ができる点はありがたいですね。
オープンロジの導入はスムーズでしたか?
はい。とてもスムーズに進みました。導入してから実際に稼働するまでに一日かからなかったと思います。オープンロジの仕組みは必須入力の項目も少なくシンプルだったので、手間取ることなく導入することができました。
物流にかける一日の作業時間はどのくらいですか?
現状使用してみて出庫に使う時間は15分程度ですね。たまに郵便番号が独自のものであったり、住所が間違っているなどしてエラーで引っかかってしまうときがありますが、それを調べて直す手作業を含めて15分程度しかかかっていないため、ものすごく短い時間で済んでいる印象です。
とにかく出庫に関してはエネルギーを使いたくないと考えているので、こうやってオープンロジに任せる方が手間が減り、ShopifyやネクストエンジンとAPI連携しているおかげで、一件一件CSVで送る必要がないのは本当に助かります。
きちんと仕事をしてくれることは
当たり前だけど大切なこと
オープンロジを使用して感じたメリットは何ですか?
一番大きなメリットは仕事をきちんとしてくれるところです。2020年4月における緊急事態宣言後、出荷業務が滞るのではないかと考えましたが、平常時と同じ品質での出荷作業を行っていただけたので本当に助かりました。もしも自社出荷のままでしたら、従業員を輪番で休ませながら、増加した出荷作業を継続するというのは、本当に難しかったのではないかと思います。
土曜日に出庫していただけるのもメリットですね。当社の製品は高額であるため、お客様は金曜日のような週末に検討を重ねた上で注文されることが多いのです。土曜日の午前中までに受けた注文をその日の夕方に出荷できるのは、お客様からの心象もよいため、とてもありがたいですね。
私たちは2~3年ずっとオープンロジを使っていますが、本当に仕事をきちんとやっていただけるので助かっています。
他社のサービスを利用していた時は倉庫内におけるロストが2件はあったのですが、オープンロジを利用してからはありません。また入庫のデータの反映が早いのも助かっています。ロストがないことやデータの即時反映は当たり前のことではありますが、こういったところをきちんとやってくれるのはとてもありがたいことです。
またシステム画面が見やすいのもメリットです。導線がシンプルでとても分かりやすいのです。また、出庫の情報などは全て残っているのでキャンセルが出たときに、出庫情報が一元化されているため、どのECサイトの誰からキャンセルされたのか、すぐに調べることができます。顧客管理にも非常に有効です。
システムの使いやすさという面でオープンロジは群を抜いているので、よく考えられているなと関心しています。
今後オープンロジに期待することはありますか?
2つ要望があります。
1つめは「保管料金設定の細分化」です。現在オープンロジはSSサイズと60サイズの間に細かな料金設定がなく、一辺でもサイズオーバーしてしまえば60サイズの料金が発生します。細かな部分ではありますが、数が多くなるほど負担は大きくなるため、事業規模が大きくなってくると他社のプランが魅力的に感じてしまうことがあります。
2つめは「保証の拡充」です。
当社の製品は仕入れ値の段階でオープンロジによる保証金額を大きく超えてしまうものがありますが、もしも倉庫が火災や地震等で倒壊した場合、現在のオープンロジの保証金額ですと補いきれず、商売自体が止まってしまうため、リスクが高いと考えております。そのため、今後はオプションで保険がかけられるようになると、嬉しいですね。
また、商品を一か所の倉庫だけでなく、複数の倉庫を選べるようにして、地震などの天災に対するリスク回避ができるようになると、もっと安心して利用することができると思います。
貴社として今後挑戦していきたいことはありますか?
私たちは今後も変わわらずEinkパネルを使用した製品を取り扱い、お客様ひとりひとりに対応した手厚いサポート体制を維持していきたいと考えています。
現在、当社の製品は大学や研究所への出荷が多いのですが、その多くは公費払いと呼ばれる手続きを通して購入されております。この手続きは複雑で、大学によって異なり、発注している担当者様の負担は大きいものであると把握しております。
その手間を省くべく、大学生協などに展示していただき、直接当社の製品を購入できるようにしたいと考えておりますが、現在テレワークが中心となっているため、再考する必要があると思っています。
他には、オンライン授業の進展に伴い、タブレットを学習等で長時間使用される中学生や高校生向けのアプリを開発されております事業者とも協力してお仕事ができたらと考えております。
仕事の高度化に伴い、人間がタブレットやパソコンに向かって仕事をする時間は今後も増加し続けるはずです。このような時代に、閲覧・インプット用としてのBOOXのタブレットシリーズや、文章作成やオンライン学習などのアウトプット用としてDASUNGのEinkPCモニターの良さを知る人を一人でも増やしたいと考えています。
最後にオープンロジの利用を考えている人に向けてメッセージをお願いします
オープンロジは特に商品が高単価のもので、お客様に手厚いサポートがしたい事業者の役に立つと思いますね。発送の手間が省けることによって、メールの応対などに時間を多く割くことができます。
当社の商品の場合、問い合わせがきたら、まずはアプリがおかしいのか、商品がおかしいのかという原因を切り分けます。そしてアプリがおかしければ、実際に端末にインストールししてみて、どういうところがおかしいのか使い方の詳細をメールで送り、サポートしております。その作業にかなりの時間を要しますので、それ以外の点で時間を使いたくないのです。
したがって問い合わせにリソースを割くためには、物流業務を委託する手段が必須でした。オープンロジの提供しているフルフィルメントサービスは、当社にとってありがたいものです。
コストを抑えたい事業者様にもオープンロジはオススメできます。運賃は年々上昇傾向にあります。オープンロジを使って送れば、個人で送るよりも運賃が安いですし、外部に委託することで得られる発送費やリソースの削減というのもメリットだと思います。商品件数が少ないeコマース事業者にとっても、オープンロジのサービスは役立つと思います。
「世界の買い物消費高を上げる」というミッションをもとに、モバイルアプリケーション「Payke(ペイク)」、およびインバウンド向けマーケティング支援のクラウドサービスを開発・提供している株式会社Payke様。
物流アウトソーシングといえばEC事業での利用イメージが強いですが、同社ではEC事業ではなく契約店舗に提供するタブレットの在庫管理・発送業務にオープンロジを利用しています。過去には在庫管理が徹底されず100個以上もの在庫違算が発生していたという同社。事業拡大のフェーズにあたり経営・事業の両面で問題に直面したことをきっかけに、オープンロジを導入しました。
今回のインタビューでは導入を統括された同社の杉山様に、在庫管理の重要性や、EC以外の事業を行う企業における物流アウトソーシングサービスの活用法についてお聞きしました。

消費における情報格差を埋めるサービスで、 世界の買い物消費高を上げる
まず、貴社について教えてください
我々は「買い手(消費者)・作り手(メーカー)・売り手(ベンダー)の三方良しで世界の買い物消費高を上げる」というミッションをもとに、インバウンドの領域で事業を行っています。
具体的には商品バーコードをキーに多言語で商品情報の発信・入手ができるサービスを提供しているのですが、この背景には流通の過程における情報格差という課題があるのです。我々は消費者の購買意思決定において商品の口コミやストーリーといった付加情報が重要だと考えていますが、サプライチェーンの過程でそれらの情報はどんどん削がれていき、消費者が店頭で触れる商品パッケージには最小限の情報が載っているだけ。そこでこうした情報格差・情報不足を改善することが買い物消費高の向上に重要だと考え、現在のソリューションを提供しております。
まず買い手(消費者)向けには、訪日外国人をメインターゲットに商品情報を多言語で表示するモバイルアプリケーションを提供しています。買い物客が商品のバーコードをアプリで読み取ると、事前にメーカー側が登録しておいた商品情報が利用者の使用言語に合わせて表示されるというものです。これまでに日英中国語含む7言語に対応して外国人観光客の約80%をカバーしており、連携アプリも含め400万ダウンロードをいただいております。
次に作り手(メーカー様)向けには、クラウドで管理画面をご提供しています。管理画面からはアプリで表示させる商品情報を自由にカスタマイズできるほか、アプリユーザーの消費行動データを得ることができます。活用することでより効果的に商品の魅力発信やマーケティングを行うことができ、現在消費財や食品等のメーカー様を中心に約1,200社に導入いただいています。
最後に売り手(小売店様)向けには、店頭設置用のタブレットをご提供しています。店頭に弊社のタブレットを設置していただくことで、アプリを持っていない訪日外国人の方でもタブレットにバーコードを読み込ませ多言語で商品情報を確認することができます。オープンロジは、現在こちらのタブレットの物流において利用しています。

利用を検討し始めたのは、どのようなタイミングだったのでしょうか?
導入したのは、2018年の秋でした。当社はその夏に3回目の資金調達を終え、会社としては管理体制を整えながら事業を更に伸ばしていくという、まさに一層の拡大フェーズに入り始めたタイミングでしたね。
私はその年の6月に当社に出戻り、インターン含む全スタッフへの組織・事業課題ヒアリングを行ったのち、まず営業体制並びに管理体制の整備を主導していたのですが、当時は商品であるタブレットの管理・発送の状況があまりに酷くて…。日々の業務でも問題が発生していましたし、株主であるベンチャーキャピタルからも指摘を受けるような状況に、問題意識を強く感じていました。そこで規模やコストメリット、社内のリソースをふまえて解決策を検討した結果、在庫管理と発送をアウトソースするという結論に至ったのです。
在庫管理が徹底されず、 100台もの在庫が行方不明に 事業・経営にも悪影響が生じた

具体的には、当時の在庫管理・物流はどのような状況だったのでしょうか?
バックオフィス業務を担当する社員が兼任する形で、オフィス内の約1,000台のタブレットの在庫を管理していました。一応スプレッドシートを使用して管理してはいたのですが、管理できているようで全くできていなかったんですよ。
当時の運用フローは、
①中国のメーカーから在庫をオフィスに送ってもらいオフィスにて保管
②契約が決まれば各営業担当が必要数のタブレットを取り出して客先に持参
③持ち出したタブレットの情報をシートに記入する
というものでした。
しかし運用が徹底できておらず、営業がシートに申告した台数と違う台数を持って行ったり、デモ用に持参した分をシートに記入し忘れていたりといったことが頻発していました。また店舗から返却されたタブレットの管理もできておらず、シートに記入されないままの在庫がオフィスに積み上げられていたりもしましたね。
担当者も営業が持ち出すたびに毎回確認はできないので、最終的には100台以上のタブレットが行方不明の状態になってしまいました。
100台も!それだけの規模になると、会社としてかなり大きな問題ですね。
はい。事業の面でも経営管理の面でも、大きな問題となっていました。 まず事業面では、数が合わないので取引先に持っていく際に困る。せっかく契約が取れたのに、いざタブレットを持って行こうとするとスプレッドシート上はあるはずの在庫が足りないということがしょっちゅうでした。
またどの契約先にどのタブレットが設置されているのかもきちんと管理されていなかったので、設置後のフォローもできていませんでした。その結果知らないうちに利用されなくなっていたり、タブレットが故障して修理や交換がされずにお店の裏に捨てられていたことも。他にも契約期間が終わったのにそのまま機材が置きっぱなしにされていたりと、本当に酷い状態でした。どれもきちんと管理とフォローができていれば、防げたはずなのに。
また社員にも在庫管理の意識が浸透しておらず、在庫管理の担当者は強く危機感を持っていた一方で、現場の営業スタッフにはそこまで危機感がなかったということも問題でした。
せっかく契約が取れたのに、それはもったいない…!経営面ではどんなことが課題でしたか?
在庫は資産なので、会社のコスト管理・資産管理が全くできていないという意味で非常にまずい状態でした。当時は株主からもお叱りの言葉をいただきましたね。会社の数字を提出したら、「でもこの数字は間違ってるってことだよね?100個分の在庫違算はどうなっているの?」と…。当然ですよね。
しかも在庫管理ができていないとデータに基づいた需給予測もできないので、商品の発注も完全に感覚値で行っていました。なんとなく「たしか今在庫が200台くらいだったな、じゃあそろそろ次のロットの発注かな」といった状態です。当然発注のペースはぐちゃぐちゃになり、その結果在庫の過不足で更に手間が増えていく…という悪循環でした。
導入以前は、恥ずかしながらこういった状況で。ここから解決に向けてアウトソーシング先を探すなかでオープンロジを見つけ、株主経由で紹介してもらい、導入に至ります。
導入の決め手は、 デバイス管理に必須のシリアルナンバー管理と 自社システムとの連携

アウトソース先を選ぶにあたって、重視されていたポイントは何でしたか?
まず必須の条件が2つありました。1つは発送にあたりタブレット端末ごとのシリアルナンバーの管理ができること、もう1つは自社システムと連携できることです。
なぜこの2つが重要かというと、各タブレットの稼動状況を自社システムで管理しているから。何番のシリアルナンバーの端末をどこに発送したかという情報と自社システムを連携させることで、管理画面上で各端末の設置先やリアルタイムの稼働状況が全て分かるようになるんですね。こうすることで、発送したのに使われていなかったり故障が疑われたりといった端末の状況が全て把握でき、営業が適切なフォローを行えるんです。
あとはスタッフの工数削減という点から、在庫管理だけでなく発送までお任せできることや、システムがなるべく使いやすいものであることも重視していました。それまでは営業がタブレットをスーツケースいっぱいに詰めて店舗に持参したり持ち帰ったりしていましたが、それらを営業が行うと手間もかかりミスも起きやすい。ですから工数をかけずにプロにお任せしたいと思っていました。
他社とも比較検討いただいたそうですが、最終的にオープンロジをお選びいただいた決め手は何でしょう?
1番の決め手は機能面でしたね。他にもう1社お話を聞きましたが、シリアル管理やシステム連携などのクリティカルな部分が機能的にカバーできていなかったので、最終的にオープンロジに決めました。
また価格面でもオープンロジは想像以上にお手頃だったので驚きましたね。僕らが素人なりに予想していた額の半分程度で済んだので、当時見積もりを見て良い意味で驚いた記憶があります。
導入決定から実際の導入まではスムーズに進みましたか?
かなりスムーズでしたね。問題が頻発したり、僕が対応に追われるといったこともありませんでした。
導入にあたり社内で工夫した点としては、導入を機に社内の運用フローやルールを設計し直して社員にトレーニングを実施したことです。
以前もスプレッドシートやルールは一応あったんですが、明文化されているわけでもトレーニングがあるわけでもなかったので、この時は僕から社員へトレーニングを行い在庫管理の手順と意識を浸透させていきました。営業からは今まで緩い運用が許されてきたぶん面倒が増えたという声も正直ありましたが、操作や使い勝手などに関しては大きな問題はなかったですね。
現在は、契約が決まったら営業から在庫管理の担当者へチャットツールで手配依頼を送り、担当者がまとめてオープンロジのシステム上から出庫依頼をする、という運用が徹底されています。
導入のメリット

実際にオープンロジを導入して感じたメリットを教えてください。
メリット1 正確な在庫・発送先管理を実現。事業活動も円滑に
在庫管理が徹底されたことで、今まで大量に発生していた在庫違算が解消され、正確な在庫数がいつでも把握できるようになりました。また発送先情報と自社システムとの連携によりタブレットの設置先や稼動状況なども正確に把握できるようになったので、消費データの収集や営業の顧客フォローにも役立っています。
メリット2 社員の工数を大幅カット
導入により物流業務にかかる工数をカットできました。
具体的には、営業担当の場合は運用ルール自体は従来より厳しくしたにも関わらず以前の2~3割ほど工数が削減されています。
管理担当者もタブレットを数えたり数字を集計したりという作業が無くなったので、工数は半分程度になっています。以前は毎日1時間以上かけて手作業でタブレットの数を数えていたのですが、現在はオープンロジのシステム上で実績の確認をしたり、各営業社員から届く出庫依頼をシステムに反映するだけでいいので楽ですね。担当者も導入後『今まではおかしかった。これがあるべき在庫管理ですよね。』と言っていました。
メリット3 直感的に操作ができる、非常に使いやすいシステム
実際に使ってみて魅力に感じたのが、システムの操作画面が分かりやすく、非常に使いやすいこと。僕らのような在庫管理や物流の素人が使っても、直感的にどこを押せばどういう操作ができるということが分かるので、いちいち資料を見ないと使い方が分からないといったことがないんです。
個人的にあまりに気に入ったので、当社のプロダクト開発のチームに見本として紹介したこともあるくらいです。我々もシステムを開発してお客様に管理画面を提供しているので、オープンロジの画面を見せながら「うちもこれだけ直感的に分かりやすい画面設計にしないと!」なんて話をした記憶があります。
その他に導入してみて感じたことはありますか?
便利だと思ったのは、契約の決まったタブレットを一時的に取り置きたいという場合に、システム上で取り置き状態にしておけることですね。以前は同様の場合、オフィスにある在庫の山から必要分を取り分け名前を書いた紙を貼っておく、という非常にアナログな管理だったんです。それによって取り置き分をシートに記入し忘れたり、キープしたのを忘れたまま半年オフィスの隅に置きっぱなしたりと在庫違算が発生していました。当社の場合は契約し導入台数が決まってから店舗ごとの設置台数を振り分けていく、というケースがよくあるので、取り置きがシステム上でできるのは非常に便利です。
そして何より嬉しく感じたのは、導入を経て在庫管理が重要なんだという意識が社員に浸透してきたことです。導入前は本当にその意識が薄くて…社内向けのトレーニングでは、在庫管理の目的とは?といった初歩からスタートして、「在庫は資産=お金!誰でも自分のお金は大事に管理しますよね?それと同じです!」という話を、1か月間くらい毎日話した気がします。
でもこうしたトレーニングや導入があって、皆少しづつ意識が変わっていった。今のようにきちんとした運用が当たり前になるなんて、導入以前ではちょっと考えられなかったです。
「スタートアップも早期から 在庫管理に取り組むべき」 基盤をもとに、更なる事業拡大へ

今後の展望と、オープンロジに期待することを教えてください。
これまではオフラインにおける消費行動のデータと多言語化された商品データを収集してきました。今後は将来的なオンラインとの統合も見据え、より様々な消費行動のデータを収集・分析していきたいです。そして、そこから生まれる最適な情報の流通を通じて、消費者の購買意思決定に影響を与え、世界の買い物消費高を上げるという当社のミッションを達成したいと考えています。
物流の面では、データを生かした需給予測や発注管理に取り組んでいきたいですね。オープンロジの導入で正確に在庫データが取れるようになったものの、まだそのデータを活用しきれていない部分があるので、次の一歩として今後取り組みたいと考えています。
また期待する点としては、契約期間が終わった際の機材回収のフローがもうひと手間減らせると有難いです。契約期間終了後の機材は初期化や箱入れ・シリアル確認などの作業があるため一度当社を経由してオープンロジの倉庫に戻しているんですが、将来的にここまで完全にお任せできたら、さらに便利だなと思います。
弊社もより良いサービスを提供できるよう努めてまいります。では最後に記事をご覧の方へメッセージをお願いします。
事業拡大のタイミングにおいては、どうしても営業などプロフィットの部分に目が行ってしまい在庫管理は後回しになりがちです。けれど経営の観点から、在庫は管理すべきコストであり非常に大事な資産であることを忘れてはいけないと思います。
スタートアップは人的・資金的リソースに限りがありますが、経営の観点でも、また社内に仕組みが定着するまでには一定の期間が必要という点からも、在庫管理の仕組みは早いうちに構築するべきだと思います。
オープンロジは在庫管理から発送までワンストップで任せられるので、本当に助かっています。画面の使いやすさもAPI連携等のシステムの柔軟性も非常に高いので、ぜひ一度検討されてみてはと思います。
インタビュー後記
今回初めてEC以外の事業でオープンロジを利用するお客様にインタビューをさせていただきました。そのなかで特に印象的だったのは「どうしても営業などプロフィットの部分に目が行ってしまい在庫管理は後回しになりがち」という言葉です。
EC事業や物販を中心とした事業者様は在庫管理が販売・口コミなどのプロフィットに直結しやすいため、良くも悪くも比較的早期に問題が顕在化するケースが多いように感じます。一方そうでない場合は在庫管理が致命傷になりづらいからこそ後回しにしがちで、問題が顕在化した時にはかなり深刻な事態になっていた…というパターンに陥りやすいのではないでしょうか。
そして在庫管理ができていないことはじわじわとプロフィットの部分にも悪影響を与えます。ビジネスチャンスを最大限活かせない・無駄な手間をとられてしまう・会社として経営の信用に関わる…。成長のアクセルを踏むタイミングで、こういった事態は極力避けたいところです。
今回インタビューさせていただいたPayke様も、こうした経験を乗り越えたからこそ「スタートアップも早期から在庫管理の仕組みを構築するべき」と力強いアドバイスをくださいました。そんな同社からはオープンロジについて下記3点をご評価いただきました。
1. 正確な在庫管理・発送先管理を実現。顧客フォローなど事業活動も円滑に
2. 社員の工数を大幅カット。在庫管理に関する社内の意識も変わった
3. システムは直感的に操作ができ、非常に使いやすい
オープンロジの導入と共に社内の意識改革を行い、在庫管理という成長基盤を整えることに成功したPayke様。「世界の買い物消費高を上げる」という大きなミッションの実現に向けさらなる拡大を目指す同社を、オープンロジは今後も物流面からサポートしてまいります。
「世界をWi-Fiで覆い尽くす」という目標のもと世界最大のWi-Fiコミュニティサービスを 運営するFON(フォン)の日本法人、フォン・ジャパン株式会社様。 同社では、FONルーターを持つコミュニティメンバー同士で自宅や 店舗のアクセスポイントをシェアしあうことで、メンバーは世界中のアクセスポイントで 無料のWi-Fiを利用できるというユニークなサービスを提供しています。
物流業務の作業負担がネックとなり、一度は個人向け販売を中断した同社。 再開を決意できたのは、オープンロジとYahoo!ショッピングのシステム連携があったからでした。これにより、社内業務の負担削減に加えスピーディーな顧客対応を実現。今回のインタビューでは、どのように負担が削減できたのか、 また、物流アウトソーシングを検討している方へのアドバイスも伺いました。
一度は中断した個人向け販売。
ネックになったのは物流だった
まず、貴社について教えてください
私たちは、世界150カ国で2000万箇所以上・日本でも約50万箇所のアクセスポイントを持つ世界最大のWi-Fiコミュニティサービスを運営しています。 「コミュニティーサービス」というのは、2005年に創業者が考えたアイディアです。 当時はまだスマートフォンが普及しておらず、インターネットといえばPCがメインの時代。 公衆Wi-Fiも非常に高価で、家ではネットを使えるけれど、外に出ると使えないのが普通でした。 そこで「どこでもインターネットを使えるようにしたい」という想いで作ったのがこのサービスです。
各家庭にはインターネットがあるのであればそれを皆でシェアしよう、という発想で、コミュニティメンバー同士で自宅や店舗のアクセスポイントをシェアし、どこでも無料でWi-Fiを利用できるというサービスをスタートしました。 現在ご利用のユーザー様は、全世界で約3億人です。
また個人向けだけでなく、塚田農場やリンガーハット、カフェのセガフレード・ザネッティなど、チェーンの飲食店様への導入も進めているところです。
オープンロジは、2017年からWi-Fiルーターの個人向けネット販売の物流で、利用しています。
オープンロジ導入以前の販売・物流はどのようにされていたんですか?
2006年に日本法人ができた当時は、量販店やAmazonなど様々なところで販売していました。 当初はAmazonで個人向け販売をしていたのですが、自分たちがオフィスで在庫の保管や梱包、出荷作業を行っていたため、とにかく大変でしたね。 また戦略として業務提携などにも力を入れる必要があったため、手間のかかる個人向けの販売は一旦中止し、BtoBtoCの形で携帯キャリア等を通じた販売に注力することにしました。 物流の手間が、個人向け販売を一度断念せざるを得ない大きな原因になりました。
物流を外部委託するという方法もあったかと思いますが、断念せざるを得なかったのはどのようなご状況だったのでしょうか。
倉庫への外部委託も試してみましたが、ECサイトとのデータ連携ができないため結局自分達で行う作業が発生したり、倉庫とのやりとりに手間がかかったので、最終的に断念してしまいました。
たとえば倉庫の実在庫データやその日の出荷データなどをすぐに把握できなかったので、お客様からのお問い合わせにすぐ答えられなかったり、こちらでの確認作業が発生したりと、委託したのに結局手間がかかってしまう状況だったのです。
頼めない作業や倉庫とのやりとりが、負担になってしまったんですね
社員からも負担の声が上がっていましたね。みんな「大変だ。」と口に出しては言わないのですが、物流関連の業務にかなりの時間がかかっているのは事実でした。 多い時で、社員2人で半日ほどの時間を出荷関連の作業に費やしていました。 他にビジネス関連の業務も山ほどある中、外部委託しても自社での出荷作業でもどちらも時間がかかる。 残業も発生してしまっていました。
個人向け販売中止の背景には、物流面のご苦労があったんですね。では、どのようにして再開する運びになったのでしょうか? 再開の1番大きな理由は、ユーザーのレスポンスを直接聞きたかったからです。 コミュニティサービスとして、もう一度きちんとお客さまと向き合って商品づくりをしたいと考えました。
一度個人向けを中止し、BtoBtoCの販売や飲食店などへの設置を推進していましたが、やはり店舗様を挟むと、お客様がどういった感想を持っていらっしゃるかが見えづらい。 そういったレスポンスを直接受けたいという思いがあり、2017年からECで再度個人向け販売に取り組むことにしました。
オープンロジ導入で、EC再開!
手間なく・誰でも導入できる

EC再開にあたり、販路や物流についてはどのように選定されたんですか?
販路に関しては、Amazonに加えて、Yahoo!ショッピングさんでも販売したいと考えていました。 昔はECといえばほぼAmazon一択で、それはAmazonがフルフィルメントサービスを提供していたからだと思います。 あれから時間が経過し、物流に不安を抱えていた私はYahoo!ショッピングでも物流サービスの紹介サイトを発見しました。 そこから受注管理システムのネクストエンジンさんを知り、彼らからオープンロジを紹介してもらったんです。
そうやってYahoo!ショッピングさん経由でたどり着いたオープンロジでしたが、仕組みが非常に面白いなと思ったので、素直に興味を持ちました。 我々もベンチャー企業でWi-Fiコミュニティサービスという独自のサービスを提供しているので、相性が良さそうだと。 これで物流面の問題を解消できると思い、さっそくオープンロジを使ってYahoo!ショッピングでの販売を開始しました。 実際に商品を入庫して出荷依頼してみても、「これはいける!」という手応えを感じました。 その後、楽天での販売も始めることができ、ECの販売チャネルを広げられたのは、オープンロジのおかげなんです。
導入の一番の決め手は、具体的にはどこでしたか?
やはり、手間が削減できるというところが大きかったですね。
それも単に作業を委託できるだけではなく、Yahoo!ショッピングなど、販売に利用しているモールと連携できるのが大きかったです。 それまで2人で半日がかりで行っていた出荷作業が、モールと倉庫のシステム連携で1クリックで完了するようになりました。
それから、オープンロジのカスタマー対応が非常に良かったのも印象に残っています。 説明も分かりやすく、具体的な作業はどう進めればいいのかなど、すぐに分かりました。 問い合わせフォームからの質問への回答スピードも良いですし、問題や不明点を伝えると迅速に対応していただけるので、非常に助かってます。 対応の早さは、他社サービスと比べても満足のいくものでした。
また導入当時、Yahoo!ショッピング連携の機能はまだ開発中の段階だったので、テストユーザーとして利用を開始しました。 その際も、こちらのフィードバックに素早く対応していただきました。 正式サービスとしても、我々の想定より早く提供開始されたので、信頼感も高まりましたね。
導入のメリット
実際にオープンロジを導入して感じたメリットを教えてください
メリット1:作業時間を大幅に削減!半日が15分に、15分がボタン1つに、続々と改善
導入後、まずはCSVファイルを使って出庫依頼をしたところ、昔は半日かかっていた作業が、一気に15分に短縮されました。 CSVデータを抽出したら、オープンロジのシステムに取り込んで終了なので、大幅に楽になりましたね。
その後、Yahoo!ショッピングとの連携が使えるようになったことで、作業時間が更に短縮されました。 今は、本当に1クリックで、5分もかからず作業が済みます。かなり有難いですね。 社内の担当者からも、使い勝手がよくてすぐ作業が済むという声を聞け、助かっています。
メリット2:スピーディーな顧客対応が可能に
オープンロジの導入により、出庫履歴や在庫状況をすぐに把握できるようになり、スピーディーな顧客対応ができるようになりました。 お客様のお電話番号やご注文番号など様々な情報から検索ができるので、問い合わせがあったらすぐ検索して、配送状況を一覧で確認できます。 管理画面も見やすいので、確認するのは簡単です。
以前使用した他社サービスには、配送会社の送り状番号を追跡する機能がなかったり、そもそもオープンロジのような管理画面もなかったので、私たちは「まあ送ってくれているんだろうな」 くらいしか分からない。そのうえ、販売量が増えれば増えるほど倉庫さんとの電話やメールのやりとりが手間になりました…。 お客様からの問い合わせが来たら、都度エクセルの資料を確認したり、倉庫に電話して状況を確認することもありました。本当に送ったのか、不安になってしまいますよね。
こういった手間によってお客様へのご連絡が遅れてしまったり、とにかく管理が煩雑でした。 オープンロジの導入で、そこが整理できたことは非常に良かったです。 その倉庫に、オープンロジのシステムを導入してほしかったと思っちゃうくらいです(笑)。
メリット3:社員全員が使える使いやすいシステムで、導入も簡単。
アカウントさえ持っていれば、誰でもすぐに管理画面にログインして対応ができるので、とても便利です。また、ダッシュボードの設計も非常に使いやすくて満足しています。
導入の際もトラブルなくスムーズに導入できました。 CSVで出荷依頼する際はフォーマット合わせをする必要はありますが、一度プログラムを書いてしまえば問題ありませんでした。 ただ出荷量がそこまで多くない方であれば、CSVを使わなくても大丈夫ですし、もうYahoo!ショッピングとの連携も完成してますしね。 ITや物流に関する専門知識に自信がなくても、誰でも簡単に使えるサービスだと思います。
意外と多い物流関係のレビュー。
スピーディーな対応が重要

個人向け販売の再開や販売数の拡大に伴い、変化はありましたか?
販売数の伸びに伴って、お客様からお問い合わせは増えましたね。 個人向け販売に限って言うと、創業当初と比べて販売個数は4倍、問い合わせ数は3倍くらいになっています。
加えてECは、直接お客様からお問い合わせが来るので対応が煩雑です。 やはり、個人向け販売は、求められるものが全く違ってきますね。 スピードや、出荷IDによる個別管理、宅配会社の配送番号のトラッキングなど、きちんとお客様をサポートをしなくてはならないです。
販路によって、物流に求められるものは変わってきますね
そうですね。それに、お客様からのレビュー評価にも思った以上に影響しています。 商品のことだけではなく、「すぐ届きました。ありがとうございました。」など、物流のことをレビューに書いてくださる方も結構多いんです。 我々としても、中身の製品はもちろんですが、物流がきっかけで良いレビューを頂けるのなら有難いです。
現在はYahoo!と楽天の配送でオープンロジを利用しているんですが、配送に関しての口コミは良いと思いますよ。早く届いたっていうレスポンスが増えてると感じます。
プラスのレビューが増えたのと、マイナスのレビュー削減にもつながっていると思います。 例えば、不在で返送になっている商品に対して、「全然届かない!」とお問い合わせくださったお客様にも、オープンロジを使えばすぐに出荷状況をお伝えでき、お客様の理解度も高いです。 クレームになることが減りましたね。 以前はお客様からは見えないバックエンドの確認作業に手間取っていて、クレームにつながりかねないという問題意識がありました。
更なる連携先拡大を期待。
少量でもいい、1度使ってみれば便利さが分かる
御社の展望と、今後オープンロジに期待することを教えてください。
今後については、ECに手応えを感じているので、お客様のお声をもとに製品やパッケージなどをより充実させていきたいと思っています。 オープンロジに期待することとしては、もっと連携先を広げてほしいなと思っています。 ECの販売チャネルを増やしていきたいので、Yahoo!ショッピングのシステム連携のような事例を増やしていってくれることを期待しています。
最後に、現在物流のアウトソーシングを検討されていらっしゃる方へのメッセージをお願いします。
特にご自身で出荷作業をしていらっしゃる方は、まずアウトソーシングサービスを一度使ってみたほうがいいと思います。 実際どういうものなのか、使ってみると分かるので。少しでも手間を省いて、その分、本来のビジネスを充実できるようにしたほうがいいと思います。 すごく簡単に使えちゃうので、ぜひ一度試してみるといいのではないでしょうか。
インタビュー後記
ECで販路を広げるにあたり、物流がネックになるケースは意外と多いもの。 また、物流業務をアウトソーシングした場合でも、一部業務が手離れせず残ってしまったり、倉庫とのコミュニケーションに手間がかかったりすると、課題の根本解決には至りません。
個人向け販売の再開にあたり物流業務の手間がネックとなっていたフォン・ジャパン様には、下記3点をご評価いただきました。
1. Yahoo!連携で作業時間を大幅削減
2. スピーディーな顧客対応が可能になり、レビューにも好影響
3. 導入しやすく、誰でも使いやすいシステム
「世界をWi-Fiで覆い尽くす」という目標のもと、多くのユーザー様に便利なネット環境を提供している同社。 同社のコミュニティの広がりに物流を通じて貢献できるよう、今後も連携先の拡大など、利便性の向上に努めてまいります。
リングノートのように持ち運べるホワイトボード「バタフライボード」。今回はたった一人で副業から始め、日米でのクラウドファンディングを成功させ、現在も開発から販売までを一人で手がける創業者の福島様にお話をお伺いしました。今後、販路拡大を進める同社の物流に迫ります。

物流はクラウドファンディングの KPIになると感じた
起業のきっかけを教えてください。
私はもともとエンジニアで、オーディオメーカーで15年以上スピーカーの開発をしていましたが、開発部門が無くなったことをきっかけに、マーケティングや事業開発の仕事をしていました。その際にコミュニケーションの質と仕事の質の繋がりが増し、言葉を可視化するホワイトボードの重要性に気づきました。しかしコミュニケーションは会議室だけではなく、どこでも行うものなのに、満足のいくどこでも使えるホワイトボードが世界中探しても見当たらないという事で、最初は副業として、週末を利用して自ら製作を開始したのがバタフライボード開発のきっかけでした。
副業で始めた商品開発からクラウドファンディングの成功まで、どのような道のりを経たのでしょうか。
納得した商品ができるまで、頭がちぎれるくらい試行錯誤しました。バタフライボードのメイン機能であるボード同士が繋がる部分だけでも半年かかりましたね。また、工場探しにも心が折れそうになりましたが、最終的に300万円近くお金が集まり、ようやく第1回目の量産を果たしました。
しかし当時は配送の事を深く考えておらず、700件ほど支援が集まって初めて、ことの重大さに気づきました。場所を借りて、送り状の印刷から貼り付けまで全部手作業で行いました。
700件の出荷作業を手作業で行うのは、大変でしたよね。
手作業による出荷ではミスを防ぎきれず、収益面で若干の赤字になってしまいました。顧客の単純な住所入力ミスを検知することができず、5%近くが返送されてくる状況で、物流費用が予算の倍かかってしまったのです。クラウドファンディングの際は、物流周りまで重要なKPIとして管理することが重要だと学びました。本当にこの2〜3ヶ月は大変でしたが、ユーザーからのコメントを支えに、なんとか乗り切りました。
導入のきっかけは料金体系とCSV連携
オープンロジを導入した理由を教えてください。

オープンロジ導入の決め手は、1個から利用できる分かりやすい料金体系と、MakuakeとCSV連携ができる点でした。
他の物流会社も候補にはあったのですが、当時は商品がどれくらい売れるか分からない状況で、必要な倉庫面積も分からなかったので、物流会社が提示する規模感と乖離していると感じました。
また、MakuakeとCSVでデータを一括でつなぐことができるのも魅力的でしたね。前回のクラウドファンディングで手作業による物流管理で苦労しましたからね。CSV連携ができていれば、予想以上に商品が沢山売れた場合でも手間がかかりません。
アメリカでも販売開始後、トラブルが相次ぐ
2回目のクラウドファンディングもされたそうですね?
はい。1回目のクラウドファンディング成功後にアマゾンで販売していると、リピーターや口コミから新たな要望が出てきたため、米国のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」で資金調達することにしました。米国市場を選んだ理由は、日本より圧倒的にホワイトボードでコミュニケーションを行う文化が根付いているからです。
この時、一気に100万円ほど1日の売り上げが伸びる出来事もありました。「教育に良いプロダクト」という反響でトップ3にランクインし、それがIndiegogoのユーザーにメール配信されたのです。この反響を受けてクラウドファンディング期間を延長し、さらに注文が入る大きな成果を残せました。
海外配送のトラブルはありませんでしたか?
国内配送とは全然違いました。海外は荷扱いが荒くてクレームが来たり、ヨーロッパでは関税が面倒でした。インドの僻地や官有地など、配送自体できない地域があるというのも知りませんでした。商品の特性上、急激な温度差や湿気で商品が反ってしまうというクレームも初めて経験しました。
こうしたトラブルが相次ぎましたが、都度対応しながら学んでいきました。
現在は米国のアマゾンでも販売されているとお伺いしました。
はい。米国のアマゾンにも出品しています。オープンロジの米国アマゾンFBA納品サービスを利用しています。こちらの業務負担が減るので助かっています。以前は、オープンロジではこのサービスの提供はなかったのですが、こうしてサービスが追加されていくことは魅力の一つですね。我々ユーザーと共に成長していっている印象です。
導入後のメリット
オープンロジ導入のメリットを教えてください。
空いた時間を開発や他の作業に回せて、助かっています。
メリット1: 返送率の改善
オープンロジ導入により、商品の返送率を5%から1%まで下げる事ができました。(表1参照)
これは、配送前にユーザーの入力ミスを把握し対応できるようになったためです。CSV連携をしてオープンロジのシステムを通すことにより、入力ミスがある場合でもアラートで気づくことができます。
表1: Makuakeにおけるオープンロジ導入前後の変化
メリット2: 空いた時間の有効活用
オープンロジを導入したことにより空いた時間を、新製品の開発や直接ユーザーさんと会う機会に充てています。1人なので、開発以外にもカスタマーサポート、マーケティング、財務等やることは沢山あり、できる限り自動化するようにしています。オープンロジのおかげでうまく回るようになってきました。
メリット3: FBA納品代行など各種サービスの追加
米国Amazon納品代行サービスなど、各種サービスが追加されていくことに魅力を感じます。不便なことを伝えると素早く改善してくれるので、こちらの業務負荷が減り、助かっています。先日は、月極めで請求書が欲しいと頼んだらボタンを作ってもらえました。
国内外で販売チャネルが増えると物流が大変そうです。
全てオープンロジで管理できます。受注一元化システム等も使っていなくて、オープンロジの在庫管理画面と各チャネルの販売数を見ながら、配分をコントロールしています。
在庫管理については、弊社の場合、メーカーのリードタイムが長く商品の発注を、在庫や手元資金、売上見込み、広告と効果、お客さんの反応などを複合的に考えて先読みする必要があり、最も神経を使い難しい判断を日々の活動から見出しています。
今後の展開
新商品を追加するそうですね!
はい。お客さまの「ケースが欲しい」「ペンと一緒に持ち歩きたい」という要望にバタフライボードなりのアイデアをプラスして全6色のバタフライボード専用ジャケットを作りました。
さらに、ペンのカラーも2色追加しました。実はこれは3年かけてようやくできた物で難易度の高いカラー化を日本のインクテクノロジーで実現できた世界に無い極細のホワイトボードカラーペンシルです。そしてこれら2つの進化で「バタフライボード ver2.2」としてクラウドファンディングにチャレンジしていますので、ぜひご覧ください。
クラウドファンディングページはこちら(期間: 2018年6月14日 – 2018年8月31日)
すごい勢いですね。今後の展望を聞かせてください。
新商品は、完全防水で衝撃にも強く進化。また持ち歩き用ジャケットや青赤のマーカーが登場し、カラーバリエーションも豊富に。 バタフライボードのモノづくりの理念は、大手メーカー流の「時間をかけ完全に仕様を固めて大量生産し単価を下げる」方法とは真逆の手法で、世界各国のユーザーフィードバックを高速で反映すべく、小ロット生産を繰り返すハードウェア版リーン開発を行っています。ユーザーが商品を育て、商品がユーザーを育てるソフトウェア的な感覚でバタフライボードを進化させています。
バタフライボードの目指すところの本質は、コミュニケーションから生まれる次のレベルのアイデアで世界のイノベーションを加速し、世の中をよくすることです。ソフトウェア、ハードウェアなどの手段は問いません。今はハードウェアかつアナログですが、ソフトウェアやデジタルを取り入れて、コミュニケーションが改善され、世界のイノベーションが加速していくのであれば、それを推進していきます。私の経験したコミュニケーションロスが、アナログのもの一つで変わった実感があるので、それが全世界に広がればすごいことになると思うんです。
今は遠隔でのコミュニケーションを改善するソリューションがどんどん進化していますが、リアルでのコミュニケーションを改善するソリューションって意外とないんですよね。
Face to Face で話しても、意外と違うもの見ていることがあるじゃないですか。これは、ビジネスの現場だけじゃなく家庭や親子・夫婦間でもありうることだと思うのです。リアルでのコミュニケーションは、もっと変わる余地があると思うので、そういうものをユーザーと一緒に生み出していきたいですね。
編集後記
近年ますます盛んになるクラウドファンディングと副業。しかしバタフライボード様のように、物流でご苦労をされるお客様は決して少なくありません。「商品のピッキング」「送り状発行」「梱包作業」など、つい見落としがちですが、サプライチェーンを繋ぐために決して欠かせないのが物流です。
また、1人で何役もこなす必要がある中小や個人の事業者様は、物流を効率化することで、事業の成長に集中することができます。バタフライボード様には、下記3点をご評価いただきました。
1. 1個単位で利用できる分かりやすい料金体系
2. CSV連携で手間を削減。将来的に注文数が増えた時も安心
3. FBA納品など便利な機能が増えていくので、今後のサービス充実にも期待が持てる
思いの詰まった商品で次なるステージへ羽ばたくお客様と共に、オープンロジも更に成長してまいります。
エキストリームコミュニケーションギア「BONX Grip」の企画・開発・販売を手がける株式会社BONX様。2015年に日本のIoT史上最高額でクラウドファンディングを成功させ、日本を代表するIoTスタートアップとして高く評価される同社の強みは、独自開発の新技術です。精密な電子製品の徹底的なクオリティ・コントロールを具現化するまでの道のりを、技術開発・物流オペレーション責任者であるCTOの楢崎様にお伺いしました。

クラウドファンディング成功後に
待ち受けていた、2,000件の自社出荷
オープンロジ導入前の状況を教えて下さい。
2015年9月にクラウドファンディングが終了し、量産を経て12月から出荷開始したのですが、アルバイト数名を雇って協力会社の倉庫を使い発送していました。想定以上の量だったので、どういったオペレーションで進めるのかを考えるのも大変で、約2,000件の出荷に2週間ほどかかりました。業務の流れとしては、弊社で当日作業できるだけの送り状を発行し、それをアルバイトに託して倉庫で出荷作業を行ってもらっていました。
急に2,000件の出荷となると、ミスも発生しそうですが?
肌感ですが、出荷件数の1.5割くらいはスムーズな出荷ができませんでした。素人が行う梱包や出荷作業のミスは防ぎきれず、違う色が届いたり1個足りない…といったクレームが多かったです。また、商品パッケージの破損や汚れなどのクレームもあったのですが、それらは梱包の段階できちんと検品できていれば未然に防げたと思います。
また、お客様から届け先の住所変更の問い合わせも多かったです。弊社のコアターゲットはウインタースポーツが好きな人なので、シーズン中である年末は山にいます。発送タイミングが年末だったこともありお客様は自宅にいないことが多く、対応が大変でした。
自社での出荷作業はかなり負担が大きそうですね。
そうですね。金銭面、メンタル面共にダメージが大きかったです。金銭面では、クレーム対応のための再発送が発生したので無駄なコストが発生してしまいました。当時、配送会社さんとそれほど良い契約条件で契約を結べていなかったこともあり、1つひとつのミスがコストに繋がっていきました。
また、2,000件の出荷作業の終わりが見えず、社員からは「いつ終わるの?」という声が聞こえてきました。正直、学生のアルバイトに任せきりなのは不安だったので、オペレーションの責任者(ものを作ってからきちんと届けるまでの管理)の私が本当に全員に送れているのかどうかの確認も行っていました。社長とデザイナーと三人で大晦日に伝票を数えたことは今でも忘れられません……。
コスト、倉庫の拡張性に納得がいかない
外注先を探すようになったきっかけは?
外注先を本格的に探し始めたのは、大変な出荷作業を経験したからです。もともと物流業務の大変さは聞いていたので、いつかは探さなくてはいけないとは思っていたのですが、ここまで泥臭く大変な作業だとは思いもしませんでした。どんなに良いものを作っても、きちんとした商品を正確にお届けできなければブランドイメージの毀損に繋がるので、危機感を持ちましたね。それもあって3ヶ月間で6〜7社は見積もりを取って、全社と打ち合わせをし、その内の3〜4社は倉庫見学までしました。
オープンロジは、資金調達のニュースを見て知りましたね。物流会社って、大手や中小企業のイメージがあったので、スタートアップで物流会社があるとは意外でした。
複数の物流会社と打ち合わせをした所感はどうでしたか?

大手物流会社のほぼ全社に見積もりとってもらいましたが、いくつかきになるところがあり決定に至っていませんでした。
一つ目は、費用面で高く、課金体系にあまり納得がいかなかったことです。例えば事務手数料やシステム管理料金が、契約した瞬間から発生するんですよね。私たちのようなスタートアップとしては、まだ物が動いていないのに、数ヶ月間、数万円単位でコストが発生してしまうのは正直きついです。
二つ目は、倉庫確保の柔軟性です。当時は、発送件数のボリュームが状況によっては一気に変わりうる状況だったので、見積もりの際に概算を伝えられないまま、倉庫を借りるのはリスクがありました。スタートアップは非常に不確実性の高い状況下にあると思うので、柔軟性のある倉庫が必要でした。
三つ目は、クラウドサービスではない点です。大半の物流会社は、ソフトウェアをWindowsパソコンにインストールしなくてはならず、Macでは動かないと言われました。かつリアルタイムで出荷状況の確認もできなくて、「だったら私に開発させてください」と言いたくなったのを覚えています。
それらに比較するとオープンロジはクラウドサービスで、課金体系もシンプルという印象でした。見積もりも比較検討しましたが、私の中ではオープンロジ一択だと思いました。
オープンロジ導入の決め手はなんだったのでしょうか?
費用的にも従量課金制で、安かったというのもありますが、オープンロジを選んだ一番の決め手は、ECサイト運用サービスの「BASE(※)」とオープンロジがAPI連携するという話を聞いたからです。私たちは、2016年12月にECでの正式販売をスタートすると決めていたので、そこまでにきちんとオペレーションを作らなくてはないといけないという課題意識がありました。
そのためには、受注から発送までの業務自動化が必要不可欠でした。アウトソーシングに求めるポイントとして拡張性のある倉庫であるということは先ほども話しましたが、業務フローの観点でも、最初から拡大することを想定してオペレーションを組まなければいけないと思っています。受注データを手作業で処理して倉庫にアウトソーシングするというのは、いずれ規模が拡大した時には追いつかなくなります。なので、ある程度システムとして組み込めるか、もしくはカスタマイズできるというのが非常に重要な判断軸でした。
BASEとは、オンライン販売を手軽に始められるサービスです。
そこでタイミングよく、オープンロジとBASEのAPI連携の話を聞き、当時はまだ、連携は完成していない段階だったのですが、スタートアップ同士、一緒に並走しながら作っていきたいと思いオープンロジを選びました。
細かな物流業務に高い品質で応えるオープンロジ
導入決めた後はどの様に進めていったのですか?
正式販売に向けて半年ほど、オープンロジと製品の仕様について打ち合わせを重ね、正式販売の1ヶ月前には、BASE連携の動作確認も行うなど準備を進めていきました。弊社は、電子製品という特性上、製品の外装検品に加えて、製品自体の検品、製品の動作確認を生産ロットから一定数抜いて検品する必要があります。その要件定義をして、倉庫側のオペレーションと、独自のシステムの連携の2点を中心に準備を行いました。
実際にオープンロジを導入して感じたメリットを教えてください。

メリット1: 重要な製品検品へ柔軟な対応
製品のクオリティ・コントロールについて理解し、倉庫で対応してくれることがありがたいです。どうしても中国で生産したものを香港経由で輸送してくるので、完成した製品が倉庫に届いて初めて分かることって結構多いんです。例えば、輸送中のトラブルや、生産側の問題で梱包物の糊の貼り合わせがうまくいっていなかったり、製品に汚れがついていることがあります。そういった不良品を倉庫で受け入れた際に、スピーディに課題を発見することがクオリティ・コントロールの観点で不可欠です。弊社は倉庫から報告された問題をベースに判断をしたいと思い、オープンロジには受け入れ時の詳細な検品をお願いしています。一次判断まではワンストップでやってもらえるのでとても助かっていますね。
メリット2: 高い検品レベル
オープンロジは、すごく厳しい基準で製品を見てくれていて、倉庫からいただいた報告を見ると「これホントに傷ついてる?」と思うくらいかなり細かい汚れや傷まで検知してくれています。以前、全件検品に至るほどの梱包上の問題が出てしまったことがあったのですが、それはオープンロジからアラートが上がって気づくことができました。
また、現在倉庫では外装検品、動作確認もお願いしているのですが、オープンロジの営業担当さんと基準を擦り合わせてマニュアルと検品用のアプリを作成しました。製品がどういう順番で入っているかなどですね。オープンロジは、全面的に協力してくれ、助かっています。
メリット3: オペレーションの精度向上
生産を重ねるほど、クオリティ・コントロールの精度が上がっているのを感じます。先日、5回目に生産した製品を入庫したのですが、入庫処理のスピードがとても早くて驚きました。通常1週間ほど見ているのですが、3日で完了したんです。
弊社の需要の読みが甘くて、想定以上に売れてしまうこともあり、オープンロジには無理なお願いをすることもあるんですが、毎回かなりフレキシブルにご対応いただき助かっています。
メリット4: BtoB物流にも代行して対応
弊社はEC以外に、流通大手企業と組んで全国約250店舗で製品を販売しています。ムラサキスポーツ様、ビクトリア様、ゼビオ様、その他小規模なプロショップ様など様々ですが、そういったリアル店舗への納品もオープンロジに代行していただいています。先方指定の納品関連の要件など、煩雑なルールにも柔軟に対応してくれます。製品に限らず、店頭販売に必要な販売用機材の保管・発送もお願いしているので、オープンロジへの納品SKU数でいうと結構な数になっているはずです(笑)。
メリット5: BASE連携による自動出荷
BASE連携による受注から発送までの自動化は、思った以上に便利です。外部の人からも、このサービスを利用していることについては特に評価していただいています。製造会社として、お客様に製品をきちんと届けるまでの管理が信頼に関わってくるので、オペレーションの自動化はとても重要視しています。システム連携によって、作業も効率化し、ミスも削減でき、オープンロジには感謝しています。
物流と決済サービスの連携で、
もっと多くのお客様へ
オープンロジに期待していることはありますか?
ハードウェアスタートアップにとって物流や倉庫の管理はクリティカルな課題です。例えば、棚卸や在庫管理。今後はもう少し厳密にやっていきたいので、オープンロジのシステムをベースに自分たちで在庫管理よりも踏み込んだ、ERPに近いような開発をしたいと思っています。弊社にとっては、物流と在庫管理って会計とも直結してくるんですがそれを管理できる会計システムってあまりないんです。
在庫システムだけではなく、決済サービスとオープンロジが連携してくれることを期待しています。
今後の展望
弊社は、2017年末からビジネスユースを立ち上げ、2018年5月から本格始動していきます。コミュニケーションは必ずどこでも発生しているので、各業界に踏み込んでニーズや課題を解決したいと思っています。
あとは、海外展開ですね。今はアメリカ・カナダなどの北米、ヨーロッパで主に販売していますが、今後拡大を目指しています。良いものを作って、世の中に広めていくことを戦略的に行っていきたいです。本格的な販売開始から1年に満たない状況なので、まだまだ高い精度で需給予測ができないのですが、ボラティリティがある前提でどこまで対応できるかが肝心だと思っています。物を作ってからお客様にきちんと届くまでの管理オペレーションを徹底し、常に意識していきたいです。
インタビュー後記
BONX様は、これからECを始めようとする方の多くが直面する自社出荷による限界や、物流を外注しようとしても費用の高さ、一定以上の物量の必要性という面でのハードルの高さを感じていました。しかし、製品を高い品質で顧客に届けるために外注を選択し、事業の拡大を見据えてオペレーションの自動化を重要視した点が現在の同社の活躍を支えています。IoT製品を手がける同社がオープンロジを評価する点をまとめると、
1. BASEとのAPI連携により自動出荷が可能となり、低コストで業務効率化を実現できたこと
2. 検品精度の高さと倉庫作業の速度向上率
3. 商品から店舗販売用の機材まで、保管・発送をオープンロジで一元管理できること
スタートアップが抱える物流のハードルを解決するソリューションとして、オープンロジを評価していただけることを光栄に思います。
株式会社ログバー様は、ネット接続なしで翻訳を可能とする世界初のオフライン音声翻訳機「ili」の製造、販売をしています。2017年に先行販売された2018台は販売開始後1時間で完売となり、翌2018年には代官山 蔦屋書店、郵便局など実店舗でも販売。この記事では、様々な販路を展開する同社がどのようにオープンロジを活用しているのかをお伝えします。

典型的な物流フローの限界
オープンロジを導入する前は、どのような状況だったのかお聞かせください。
私たちは、2017年6月から世界初のオフライン翻訳機「ili」を国内法人向けに販売開始しました。当時の委託先の倉庫会社さんとは、エクセルやメールを用いた典型的なやりとりが中心で、両社間の連携は主に人の手で行われていました。
具体的には、弊社の営業担当が顧客から発注を受け、倉庫会社指定フォーマットのエクセルにその情報を入力します。そこから倉庫会社への指示書を作成し、メールで依頼し出荷。出荷後は、出荷報告のメールをもとに弊社の管理表に書き写す、といった流れでした。
在庫管理もエクセルやメールをもとにしていたのでしょうか?
はい。在庫数を、倉庫会社の方にメールで毎週報告してもらい、互いに管理していました。在庫数と入庫タイミングを照らし合わせて「これなら間に合うな」とか「もうちょっと早めないといけないな」という判断をし、メーカーと日程調整をするという具合でした。
それでも問題なく運用できていたようですが、物流管理に課題を感じたのはいつだったのでしょうか?
従来の物流管理に課題を感じたのは、個人向け販売をスタートするタイミングです。法人向けの販売は、前もって内示を頂けたり、納期を調整したり出来たので、エクセルやメールを用いた人手の運用でも問題なく対応できていました。しかし、個人向け販売となると、瞬間的にスピーディーな物流が求められます。
よってシステム連携が不可欠という結論に至り、2017年12月の個人向け販売開始に向け、当時委託していた倉庫会社さんに相談しましたが、すぐには対応が難しいという話になりました。ちょうど2017年の9月頃で、当時は物流業界全体がバタバタしていた時期ということもあり、倉庫会社さんも結構手いっぱいだったようです。
決め手はShopifyとのAPI連携と柔軟性

個人向け販売を前に課題が出てきたのですね。そこで、オープンロジを導入した理由を教えてください。
第一の理由は、管理システムの連携が不可欠だという点でした。そこで、インターネットで「物流 連携 API」と検索して出てきたのがオープンロジでした。色々と探しましたが、システムを強化していて、さらにAPI連携などのオープンな連携サービスを提供しているところは少なかったですね。
また、弊社の場合は、「ili」を海外でも販売していたため、グローバルで自社ECサイトを構築できるECサイト運用サービスのShopify(※)とのAPI連携が必要でした。当初、オープンロジはShopifyとAPI連携していなかったのですが、相談したところ2018年の2月までにはできそうですという回答をいただいたので、最初は様子を見ながら、利用開始することにしました。
Shopifyとは国内外問わずオンライン販売を手軽に始められる、クラウド基盤のEコマースプラットフォームです。
数ヶ月とはいえ、API連携完成前は大変だったのでは?
API連携完成前は大変でしたね。この人力作業は、語るも涙です。(笑)まず、出荷依頼用CSVファイルのアップロード作業がとても大変でした。Shopifyから受注データをエクスポートして、それをオープンロジにアップロードするのですが、単純に右から左にというわけにはいきませんでした。Shopifyが海外のプラットフォームサービスということもあり、住所表記の並びが逆であったり、◯◯郡◯◯町の”郡”が抜けたりしているなど、微妙な修正項目が紛れており、それらを日々の受注データの中から見つけ出しては、潰していく必要がありました。
しかも、発送の締め切り時間との関係で僅か30分でその作業を完了させなくてはならず、毎日その作業が終わると、心身ともに疲れていましたね。
それに、こういった時間に追われる作業ではミスが発生し易いんですね。絶え間ない受注データを区切ってエクスポートすることで漏れやダブリが生じ、未発送や二重発送といった発送ミスが何度かありました。なので、複数の人で作業するのも難しく、ほぼ一人で作業していました。API連携が対応されるまでの暫定的な期間でしたが、しんどかったです。
語るも涙の理由がよく分かりました。では、ShopifyとのAPI連携後はどうなりましたか?
基本的にはノータッチで、寝ているときも起きているときも出荷依頼ができるので助かっています。たまにエラー注文があるのですが、せいぜい1日に数件程度。毎日9時と12時にチェックをして修正していますが、API連携前と比べると雲泥の差の工数です。
オープンロジ導入のメリット
オープンロジを導入した後に感じたメリットを教えてください。

メリット1: 瞬間的な大量発送にも柔軟に対応してくれる
弊社は、Youtube、SNSなどの活用や、タレントを起用したプロモーションをするので、短期間で大量の発送をしなければならないケースがよく発生するんですが、毎回柔軟に対応していただいています。
例えば、2018台の限定販売(※)が1時間で完売し、平均的な流動数を遥かに上回る量を速やかに出荷いただけた際には本当に助かりました。これまで、物流会社は過去実績に基づく「できる・できない」がハッキリしているものだと思っていたので、オープンロジの柔軟な対応には助かっています。
今まで法人向け販売のみだったiliを、2017年12月に2018台限定で先行販売するという企画。Youtubeでタレントを起用して番組を作成し、販売受付を開始。僅か1時間で完売となった。
メリット2: クイックな管理体制で長期的なトラブルやクレームがない
オープンロジを導入してからは、長期に渡って解決できないトラブルやクレームが一切ありません。オープンロジは、前例のない依頼に柔軟ですし、配送会社の許容量を超える物量に対しても速やかに挽回してくれます。
弊社は、瞬間的な大量発送などイレギュラーな依頼をする頻度が多いため、いかに短い時間で課題を解決できるのかという物流会社のソリューション能力を重要視しています。海外の倉庫会社とも契約しているのですが、その窓口担当者にオープンロジの管理体制などを話すと、「どうやって実現しているのか?」と、よく聞かれるんですよ。
メリット3: 安心の秘訣は密なコミュニケーション
オープンロジの担当者は密にコミュニケーションを取ってくれるので安心です。やりとりもスピーディーで信頼感が持てます。
また、相談すると、単に「できません」ではなく代替案も含めて検討してくださるので、なんでも相談してみようと思いますね。ShopifyとのAPI連携も、相談して実現したことの一つです。オープンロジとは社内と同じくらいコミュニケーションしています。かなりフレキシブルに対応いただいてるので助かっています。
メリット4: オープン価格とシンプルな課金体系
通常、物流サービスを利用する際は、見積書をもらって細かく料金の話をするんですが、オープンロジは「ホームページに書いてあります。」と言われて驚きました。つまりオープン価格の物流サービスということですが、課金体系もシンプルで分かりやすくて良いなと思いました。
しかし当初は、1個送っても1000個送っても同じ単価というのは小規模向けの物流サービスで、数千個単位で利用する弊社には割高で不向きなのかと思いました。そこも柔軟に検討していただき、不安は薄れましたね。
メリット5: 多様なオプションサービス
1. 領収書対応
ECサイトでは、代引きやコンビニ決済、クレジットカードなど様々な決済を受け付けているため、それぞれの決済方式に基づいた領収書を発行してほしいというニーズがお客様にあるのですが、オープンロジではそれが自動でできるので助かっています。
2. 各販売モールに応じた納品対応
FBA(Amazon)はOPP袋に入れる、楽天スーパーロジはそのままなど、細かい納品ルールに対応してくれます。
メリット6: 物流に関する知見を生かしたアドバイス
オープンロジは、自分たちでは思いつかない解決策を提示してくれます。例えば、私たちはShopify、Amazon、ヤフー、楽天など様々な販路で販売しており、受注管理システムの導入を検討していました。しかし、オープンロジの営業担当に相談した結果、Amazonと楽天はそれぞれのフルフィルメントサービスを利用することにし、Shopifyとヤフー用にオープンロジを利用することで、受注管理システムを導入せずに済み、コストを抑えることができました。
信頼関係でトラブルを未然に防ぐ
良いことばかりですか、何か心配ごとはありますか?
システムで手軽に操作できてしまう反面の不安はあります。作業の現場である倉庫では、梱包や出荷など物理的な作業が発生しているので、オープンロジに大量の注文が入った際に手作業が追いつかなくなるのではないかと心配になりますね。
弊社としてもそれに対する工夫をしています。イベントやプロモーションなどの予定を事前に共有して、大量発送に備えてもらっています。3月にテレビCMを始めた際は、1月に企画が決まり、2月には出荷見込み件数を共有しました。荷主としてなるべく早く・なるべく正確な情報を心がけています。
世界中のお客様のニーズに応え続けたい
今後の取り組みや挑戦について教えてください。
物流に求められるのは「すぐに届く」ということだと思います。実際にお客様から当日配送サービスのニーズを聞くので、物理的に限界はありますが、スピード面はこれからもチャレンジしていかなければいけません。
また、越境ECにも取り組んでいるのですが、注文を受けたすべての国に在庫を置くことはできないので、API連携を活用して早く、安く、正確に、そしてより広範囲に、商品を届けられる物流網を構築していきたいですね。永遠のテーマだと思います。
今後は、商品のバリエーションも増やす予定なので、自ら複雑化させてハードルを高くしていきます。ですが、時代が進むにつれてどんどんニーズは上がっていきますから、私たちもそのニーズに応えていかなくてはなりません。つまり、早く、安く、正確に、広範囲にという4条件に加えて、さらに管理品目を増やすこととなります。オープンロジにはそれを力強く支えてくれることを期待しています。
インタビュー後記
個人向け販売の開始にあたり、物流管理の転機を迎えたログバー様。ECと実店舗の多様な販路をもつ同社は、オープンロジを主に3つの点で評価していただきました。
1. イレギュラーなケースへの柔軟で迅速な対応
2. リアルタイムコミュニケーションによる信頼感
3. 共に高いサービスの追求をしていく姿勢への期待
今回の取材で、CMOの伊藤様は、「イレギュラーなケースに対する迅速で柔軟な対応を高く評価している。」と語られました。今後は、越境ECや多品目展開で商流をより複雑化させ、それを実現する物流をオープンロジに期待しているといいます。これまでの利用実績や、チャットツールを用いた弊社とのコミュニケーションに信頼を抱いていただけていることを嬉しく思います。





























