Xフォロワー数19万人越え「東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道」の公式グッズを販売。エンタメグッズ販売の物流アウトソーシング成功事例

2024.09.20

株式会社GOODROID

 

「東京リベンジャーズ」のスマホゲーム「東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道」を始めとするIPコンテンツのゲーム開発や、グッズ販売を手がけている株式会社GOODROID様。「おもしろくあれ!」を企業理念とし、世の中をもっと面白く、便利にしていくことを目指されています。今回は、株式会社GOODROIDの廣田優様に、ECサイトでグッズ販売を始めた背景やオープンロジを導入して感じたメリット、今後の展望などを詳しくお聞かせいただきました。

課題
少数精鋭でグッズ販売を行うため、人的リソースに余裕がない状況。ECサイトとのAPI連携で物流業務を自動化しコア業務に注力できる運営体制を作りたい。
効果
物流業務に割くリソースを削減し、コア業務との両立を実現。ファングッズ特有の注意点にも対応することで、お客様の気持ちに寄り添ったサービスを構築できた。

EC事業を展開する大きな決め手になったのは「ぱずりべ!」の大ヒット

貴社のEC事業についてご紹介をお願いします

弊社は、アニメ化や映画化を果たした人気作品「東京リベンジャーズ」のスマホゲーム「東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道」を運営するほか、モバイル・インターネットを利用した各種情報提供サービスの企画・制作等を行っています。「おもしろいヒトと、おもしろいコトを仕掛ける」といった考え方を軸に、枠にとらわれない事業展開を目指して邁進しています。

その中でも、弊社はIPコンテンツのゲーム開発が得意で、出版社さんとの取引も多く、これまで集英社様の「約束のネバーランド」や「PUI PUI PUIモルカー」「すみっコぐらし」などのゲームを開発してきました。

そして今回は、講談社様と共同で世界累計発行部数7000万部突破の大人気マンガ「東京リベンジャーズ」のゲームを開発する流れになり、ぱずりべ!が生まれました。

ゲームの開発に伴い、ぱずりべ!のイラストをグッズ化してオンラインで販売したことが、EC事業の始まりです。元々、社内では事業の一つにグッズ販売の展開を検討していました。ぱずりべ!のイラストを使用したグッズの制作は弊社でしか行えません。大きな武器を手に入れたこの機会に、東京リベンジャーズ以外のアニメや漫画、ゲームなどさまざまな作品のグッズを取り扱うECサイト「GOODROIDStore(グッドロイドストア)」を立ち上げました。

 

現在、EC事業はどれくらいの規模なのでしょうか?

現在、ぱずりべ!のXのフォロワー数は19万人を超え、スマホゲームのなかでは多くのフォロワーを獲得できております。

ECサイトの利用者数は大体Xのフォロワー数と比例しており、多くの方にグッズを購入していただいています。東京リベンジャーズを扱っているためファン層が強いこともあり、事業は右肩上がりに成長中です。

事業運営や商品の企画などは何名くらいで行ってらっしゃるのでしょうか?

現在、グッズ販売を行っているチームは3人で、事業責任者・プランナー・デザイナーに分かれてECサイトを運営しています。ゲームの開発は数十人単位で行っていますが、グッズ事業部はかなりの少数精鋭で業務を回している状態です。

GOODROID様が行われている販促施策や、購入者様の特徴をお聞かせください

ゲーム内やSNSでの告知をメインに行っています。また、ストアを開設したばかりの頃は認知拡大のために、東京リベンジャーズの公式TikTokでグッズの紹介をしてもらっていました。

購買者層は20代〜30代の女性が中心で、ゲームのユーザーやSNSのフォロワーがほとんどです。新規とリピーターで比べると、最近はリピーターの比率が高くなっています。

グッズ販売を始めて分かったことですが、キャラクターの誕生日を記念したバースデーグッズが販売されるタイミングは、新規購入者様が増える傾向にあります。社内でも印象的な出来事で、バースデーグッズを制作しなければ得られなかった経験だと感じています。

オープンロジの導入前は、EC販売にあたりどのような課題がありましたか?

2点課題を感じておりました。

1点目は人的リソースについてです。グッズ販売をする上で、版元様へ企画提出や監修依頼を行ったりグッズの制作会社様へデザインの依頼やサンプルの作成依頼などのやり取りが多く発生します。少数精鋭ながら5案件ほど同時に進めていているため、あまり物流にかけられるリソースがない状態でした。

2点目はシステム連携についてです。
以前別のECサイトを運営していた際にECと倉庫の連携機能がなく、受注データをCSVとメールを使って倉庫へ共有したり、在庫をExcelで管理したりとアナログな運用が大変でした。
手動での作業が発生することで倉庫側とミスコミュニケーションの原因になっていたり対応工数もおのずと増える状況になってしまいます。そのためECサイト受注連携や在庫連携ができるAPI連携の利用はマスト条件でした。

数あるサービスのなかから、オープンロジを選んでくださった理由をお聞かせください

理由は2点あります。

1点目は安心感です。
オープンロジさんはエンタメ系の事例を豊富に扱っているため、グッズ事業を始める立場からすると、安心感がありました。
物流やグッズ販売の知識が少ないなかでEC事業を始めたため、最初不安がありました。しかし、打ち合わせを進めている段階で、弊社以外にも同じようなグッズ販売の物流を豊富に扱っていることを教えていただきました。商品の保管方法や、商品にあわせた梱包方法などにも熟知しており、これからグッズ事業をはじめる立場からすると、安心して任せられるなと強く感じました。

2つ目は導入までのスピード感です。
グッズ販売をしようと企画が始まってから実施に至るまで約2ヶ月とかなりタイトなスケジュールで進めておりました。そんな中でも、他社さんの事例を含めて運用構築のアドバイスをいただけたので、最適なオペレーションを組んでEC事業をスタートできました。

※オープンロジ提案書(イメージ)

導入から運用まで丁寧なサポートで安心してお任せできる

導入時に感じたことをお聞かせください

初回商談から契約、そして利用開始までの流れがとてもスムーズだったことが印象に残っています。

EC事業を始めるうえで、取り扱うグッズの種類や、販売件数、毎月の入出庫数でどの規模の倉庫を利用するかなど考えなければならないことがたくさんありました。しかし、当時の営業担当者さんが導入まで手厚くサポートしてくれたので、とても順調に導入が進みました。

加えて、弊社がアニメ・コミック・ゲーム関連商品の販売チェーン店さんと取引をする際も、納品方法をどうしたらよいのか的確なアドバイスをいただけたのも心強かったです。

また、利用開始時には導入をサポートするオンボーディング担当者の支援があり、不明点があればすぐに解決できる体制になっていました。利用機能の変更や、Shopify連携などのシステム操作に関する動画マニュアルが豊富にあり、またFAQも充実しているので、かなりスムーズに導入から運用まで行えています。Shopifyとの連携がうまくできるか不安でしたが、トラブルなくできたので本当に助かりました。

実際にオープンロジを導入・利用されて感じたメリットをお聞かせください

まず、管理画面がとても使いやすく便利です。物流の知識がなくても、UIなどが非常に分かりやすくまとまっているので、現状困ったことはありません。

そして、状況に応じて選べる様々な付帯作業のオプションがある点も大きなメリットに感じています。例えば、初めは商品単位でプチプチ巻きをしていましたが、コストの観点から注文単位でのプチプチ巻きに変更しました。その際、ボタン1つで変更ができたので、とても切り替えがスムーズでした。日々の運用やバランスを見ながら簡単に倉庫へ委託したい作業を変更できるので、カスタマイズしやすい柔軟性のあるシステムだと思います。

ファングッズの購入者様は、一般商品と比べて1度に大量にご購入いただく方の割合が高いといった特徴があるので、梱包方法には細心の注意が必要です。1度に数十点の商品を購入された場合、梱包して配送する際に商品が擦れて傷ついてしまう可能性があり、クレームや信用問題につながってしまうケースがあります。そのため、商品と会社両方のイメージを守るためにも梱包方法は重要と考え、常に試行錯誤していく予定です。

そういった意味で、梱包方法をすぐに変えられるのは弊社にとって嬉しいポイントです。丁寧な梱包により安全な状態で商品が届くことは、お客様の満足度につながります。このようにお客様の気持ちに寄り添ったサービスを提供できる点もオープンロジを導入するメリットだと感じています。

越境ECの充実や、高単価商品でさらに成長していきたい

今後、挑戦していきたいことはありますか?

今後は越境ECにも力を入れていきたいです。

東京リベンジャーズのファンは日本にとどまらず、海外にも多くいます。その影響から、ぱずりべ!も海外にまでファン層が広がっています。特に、ヨーロッパやアメリカなど、漫画やアニメなどの文化が浸透している地域での人気が高いです。そのような背景から、グッズ販売を海外に展開することで売上につながるのではないかと考えました。

国内と違い、海外のお客様ならではのニーズの把握をする必要があります。また、送料が高かったり関税の手続きが煩雑だったりと大変な面もありますが、配送キャリアを使い分けて日々試行錯誤しています。

越境ECは弊社でも初の試みですが、海外の方が市場が大きいので「まずはやってみる」の精神で色々挑戦し、知見を貯めていければと思っています。そして、ほかのライセンスをもらい海外への事業展開を広げていきたいです。

今後のオープンロジへの期待はありますか?

EC側の機能は現状の機能で十分に使いこなせています。予約注文や在庫売りなどはShopify内で完結できているので、とても快適に利用しています。物流側の機能は、現状完璧です。このままShopify×オープンロジで運用を継続していきます。

最後に、オープンロジの検討をされているお客様へメッセージをお願いします

オープンロジさんはグッズ販売事業者の取り扱い実績が豊富で、多くのノウハウを持っているため、さまざまな面で手厚いサポートを提供してくれます。マニュアルやFAQも充実している点も、初めて物流サービスを利用してグッズ販売を行う方でも安心して運用できます。困ったことがあってメールで問い合わせた際にも、丁寧な回答をいただき、そのホスピタリティ溢れる対応にいつも感謝しています。

また、Shopifyとの連携にも非常に満足しています。サポートの充実度やホスピタリティの観点から、グッズ販売を始める際は「Shopify×オープンロジ」を基準に考えれば失敗することはないと思います。

 

株式会社GOODROID:https://goodroid.co.jp/
運営サービス GOODROIDストア:https://store.goodroid.co.jp/

 

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